2018 生命保険会社におけるInsurTech市場の実態と展望

米国や欧州を中心にInsurTech(Insurance Technology)が盛り上がりをみせる中、日本でも政府を中心に『保健医療2035』やデータヘルス計画の立上げなど積極的な動きが目立っている。
そうした中、健康増進型保険に留まらず、2018年7月に住友生命が発売した話題の“住友生命「Vitality」”をはじめ、幾つかの生命保険会社が保険を軸としたエコシステムの構築に加え、アクサ生命などをはじめとした疾病管理プログラムの提供にも進展がみられるなど、前回調査と比べて取組みが活発化し始めている。
また、スタートアップについても、2018年7月にjustInCaseが少額短期保険の免許を取得するなど、変革の兆しがみられるほか、名古屋大学発ベンチャーのPREVENT社が提供する「重症化予防プログラム」をアクサ生命が採用するなど、InsurTechスタートアップの動きも目立ってきている。
本調査レポートでは、前回レポートと同様にInsurTechを取り巻くプレーヤーである、生命保険会社や少額短期保険会社の取組み状況、スタートアップを含むITベンダー各社の動向に加え、今回は新たに自治体(神奈川県、長野県松本市)や周辺事業者も取材。同市場を網羅的に把握、今後の方向性を展望することを目的とした。

発刊日
2018/07/31
体裁
A4 / 321頁
資料コード
C60109400
PDFサイズ
10.4MB
カテゴリ

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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:本レポートでは、国内の生命保険業界におけるInsurTech の現状について、「生命保険会社」「SIer・専業ベンダー」「InsurTechベンチャー企業」という3つの視点から調査し、動向や課題などの実態を把握するとともに、今後の市場動向を展望する。また、今回周辺事業者としてヘルスケア関連事業者や健康増進に積極的に取り組む自治体も取り上げ、InsurTechとの関係についても調べている。次に各々の視点の詳細について説明する。まず「生命保険会社」および「SIer(システムインテグレーター)」については、InsurTech戦略や取組み、ベンチャー企業との協業や提携・出資の可能性などについて調査した。一方、「InsurTechベンチャー企業」は、戦略や取組みのほか、生命保険会社などとの協業可能性などを調査した。
調査対象:生命保険会社8社、少額短期保険事業者2社、SIer3社、InsurTechベンチャー企業6社、周辺事業者2社、自治体2団体、合計23社・団体
調査方法:直接面談取材、電話調査および文献調査など
調査期間:2018年5月~2018年7月

調査結果サマリー
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生命保険領域における国内InsurTech市場に関する調査を実施(2018年)
2018年度の国内InsurTech市場規模は前年度比115%、690億円の見込
~健康増進型保険や疾病管理プログラムの開発が活発化、エコシステムの動きにも注目​~

資料ポイント
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  • 生命保険会社におけるInsurTech市場規模(2016年度~2021年度)を掲載
  • 生命保険業界におけるInsurTechを取り巻くプレーヤー各社(生命保険会社/大手ITベンダー/InsurTech系スタートアップ/自治体など)の動向を調査
  • 生命保険各社、大手ITベンダーによる協業や出資などの見解や可能性有無
  • AIやブロックチェーン、APIに関する見解や取組みについても掲載

資料概要
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第1章 総論
第2章 生命保険会社の実態と取組み
第3章 SIer(システムインテグレータ)/専業ベンダーの実態と取組み
第4章 海外のInsurTech動向
第5章 領域別での実態と取組み
第6章 個別企業の実態

リサーチ内容

調査結果のポイント

第1章 総論

1.生命保険会社におけるInsurTechとは
2.InsurTech市場概況 ――FinTechとの比較
  2.1.外部環境
    (1)法整備:InsurTechの発展に立ちふさがる大きな障壁
    (2)支援環境:InsurTechの発展に向けた支援体制は構築真っ最中
    (3)技術面
  2.2.内部環境
3.健康増進型保険の開発が活発化、将来的には疾病管理プログラムやエコシステム構築へと競争軸が移行
    (1)健康増進型保険
    (2)疾病管理プログラム(Disease Management Program)
    (3)将来的に疾病管理プログラムやエコシステム構築へ競争軸がシフトと予測
4.InsurTechにおけるAI/RPAの活用状況
    (1)生命保険会社におけるAI活用状況
    (2)SIer/専業ベンダーにおけるAI活用状況
    (3)InsurTechベンチャー企業各社のAI活用状況
5.ブロックチェーンに関する動向
    (1)ブロックチェーンの概要
    (2)主たるブロックチェーン技術に関する国際団体の動向
    (3)主たるブロックチェーン技術に関する国内団体の動向
    (4)ブロックチェーンに関する生命保険会社の見解・活用状況
    (5)生命保険会社におけるブロックチェーン活用に関するベンダー側の見解
    (6)iChain社が手掛ける保険分野におけるブロックチェーン活用
    (7)中国平安(Ping An)保険が取組む5つのコア・テクノロジー
6.金融APIの公開に関する動向と生命保険会社の見解
    (1)APIの概要
    (2)スクリーンスクレイピングとAPIのメリット/デメリット
    (3)APIの公開に関する生命保険会社の動向
    (4)justInCaseが手掛けるAPI経由での保険商品の提供
7.国内InsurTech市場規模予測(2016年度~2021年度)
  7.1.生命保険会社のIT市場規模推移予測
  7.2.国内InsurTech市場規模推移予測
    (1)国内InsurTech市場規模予測
    (2)注目される動向
  7.3.健康増進型保険および疾病管理プログラム関連市場規模推移予測
    (1)健康増進型保険および疾病管理プログラム関連市場規模推移予測
    (2)注目される動向

第2章 生命保険会社の実態と取組み

1.生命保険会社の実態と取組み
  1.1.国内生命保険会社の取組み状況
    (1)国内生命保険会社における経営概況
    (2)InsurTechに関する事業戦略
    (3)取組み概要
    (4)ベンチャー企業との協業および出資の可能性
    (5)AI/RPAおよびブロックチェーンの活用状況
    (6)今後の取組み
    (7)課題
  1.2.外資系生命保険会社の取組み状況
    (1)InsurTechに関する事業戦略――payer to partner
    (2)取組み概要
    (3)ベンチャー企業との協業および出資の可能性
    (4)今後の取組み
  1.3.ネット生命保険会社の取組み状況
    (1)InsurTechに関する概況
    (2)取組み概要
    (3)ベンチャー企業との協業および出資の可能性
2.少額短期保険の実態と取組み
    (1)概要
    (2)生命保険会社との違い
    (3)少額短期保険の強み・特徴
    (4)健康増進型保険に関する取組み
    (5)保険会社やベンチャー企業などとの協業可能性
    (6)InsurTechに関する今後の取組み、課題

第3章 SIer(システムインテグレータ)/専業ベンダーの実態と取組み

1.SIerの取組み状況
    (1)InsurTechに関するスタンス/事業戦略
    (2)取組み概要
      ・自社ソリューションを活用し生命保険会社を総合的にサポート
      ・共同研究+自社ソリューションの提供
      ・イベントの開催+自社ソリューションの提供
      ・イベントや共同研究を通じて自社ソリューションを提供
    (3)協業や提携、出資に対するスタンス
      ・自社ソリューションを活用し生命保険会社を総合的にサポート
      ・イベントの開催+自社ソリューションの提供
      ・イベントや共同研究を通じて自社ソリューションを提供
    (4)今後の取組みと課題
2.専業ベンダーの取組み状況
    (1)事業戦略
      ①営業効率化
      ②データ収集・分析(健保組合側/病院・診療所側)
      ③査定データベース
      ④支払業務の自動化
    (2)取組み概要
      ①営業効率化
      ②データ収集・分析(健保組合側/病院・診療所側)
      ③査定データベース
      ④支払業務の自動化
    (3)生命保険会社などとの協業可能性
      ①営業効率化
      ②データ収集・分析(健保組合側/病院・診療所側)
      ③査定データベース
    (4)今後の取組みと課題
      ①データ収集・分析(健保組合側/病院・診療所側)
      ②査定データベース

第4章 海外のInsurTech動向

1.主要InsurTechベンチャー企業の動向
    (1)ポピュレーション・アプローチ
    (2)ハイリスクカテゴリー向けアプローチ――Noom社
    (3)その他――P2P保険

第5章 領域別での実態と取組み

1.パーソナライズ化された(健康増進型)保険商品の開発
    (1)保険商品のパーソナライズ化
    (2)主要参入事業者の強み
    (3)ビジネスモデル
    (4)取組み状況
    (5)生命保険会社などとの協業可能性
    (6)今後の取組み
2.疾病管理プログラム
    (1)概要
    (2)主要参入事業者の強み
    (3)ビジネスモデル
    (4)取組み状況
    (5)生命保険会社などとの協業可能性
    (6)今後の取組み
    (7)課題
3.AIやチャットボットなどを活用した保険見直しコンサルティングや保険相談サービス、保険営業支援サービス
    (1)概要
    (2)主たる活用事業者
    (3)取組み状況
4.AIを活用したアンダーライティング(引受査定)の自動化
    (1)概要
    (2)主たる活用事業者
    (3)取組み状況
    (4)導入メリット
5.受診勧奨から受診、異常告知を受けた場合における診療までのトラッキング
    (1)概要
    (2)主たる事業者
    (3)ビジネスモデル
    (4)取組み状況
    (5)生命保険会社などとの協業可能性
6.契約者および契約者の家族向けアフターサービス
    (1)概要
    (2)主たる事業者
    (3)取組み状況
    (4)導入メリット
7.AIやBRMSなどを活用した支払査定の自動化
    (1)概要
    (2)主たる事業者
    (3)取組み状況
    (4)導入メリット
    (5)AIと併せて査定データベースの導入進む
8.インフラとしてのブロックチェーンの活用
    (1)概要
    (2)主たる事業者
    (3)ビジネスモデル
    (4)取組み状況

第6章 個別企業の実態

<生命保険会社>
1.アクサ生命保険
2.アフラック生命保険
3.エヌエヌ生命保険
4.住友生命保険(“住友生命「Vitality」”)
5.第一生命保険
6.明治安田生命保険
7.楽天生命保険
8.中国平安(Ping An)保険
<少額短期保険会社>
9.アイアル少額短期保険
10.健康年齢少額短期保険
<ITベンダー>
11.日本マイクロソフト
12.明治安田システム・テクノロジー(医療査定なび®)
13.メディカル・データ・ビジョン
<その他事業者>
14.ドコモ・ヘルスケア
15.RIZAP
<InsurTechベンチャー企業>
16.iChain
17.justInCase
18.DeSCヘルスケア
19.Noom Japan
20.ヘルスビット
21.ユカシカド
<自治体>
22.神奈川県庁
23.松本市役所

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