2020年版 期待高まる代替肉ビジネス(植物由来肉・培養肉)の将来展望 ~フードテックが解決する持続可能な食の未来~

農業生産から世帯消費に至るまで、食品廃棄・ロスの削減が急務とされている一方、2050年には世界人口が90億人に達することが予測され、食料不足が懸念されている。
FAO(国際連合食糧農業機関)によれば、1961年から2011年までの50年間で世界人口が約2.3倍になった一方、動物性食品の消費は約5倍に増加した。FAOは、世界の食肉消費はこの先2050年までにさらに73%増えるだろうと予測している。飼料用・食用の穀物需要の増大が予想されるが、気候変動の影響、ひっ迫する水需給、土壌劣化が不安材料となっている。このような中、クリーンミートといった細胞培養から作られる肉、プラントベースミートといった植物由来肉の研究が進んでいる。広がりをみせる代用たんぱく質市場の需要を明らかにし、「代替肉」(「植物由来肉」、「培養肉」)市場を展望することを目的として、企画した。

発刊日
2020/03/25
体裁
A4 / 283頁
資料コード
C61124400
PDFサイズ
28.9MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:当調査は代替肉(植物由来肉・培養肉)の取り扱い実態、販売状況、参入各社の市場戦略を調査・分析することにより、代替肉(植物由来肉・培養肉)市場を展望することを目的として実施した。
調査対象商品:代替肉(植物由来肉・培養肉)
調査対象先:植物由来肉参入企業等14社、培養肉参入企業等3社、その他大学、業界団体、等
調査方法:直接面接取材及び電話、アンケートによる間接調査
調査期間:2019年12月~2020年3月

調査結果サマリー
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代替肉(植物由来肉・培養肉)世界市場に関する調査を実施(2020年)
2020年の代替肉(植物由来肉・培養肉計)世界市場規模は2,572億6,300万円
~2020年は代替肉普及元年、大手食肉企業・大手食品企業の参入が活発化、市場をけん引~

資料ポイント
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  • 新規市場である代替肉(植物由来肉、培養肉)市場の、日本国内有力企業の現状の取り組みを紹介
  • 海外情報として、アメリカでの代替肉(植物由来肉、培養肉)の動向、EU・中国などの状況を紹介
  • 代替肉(植物由来肉、培養肉)市場の2020年から2030年の中期展望を明らかに

資料概要
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第Ⅰ章 日本・海外における代替肉(植物由来肉・培養肉)市場の概況
第Ⅱ章 日本における代替肉(植物由来肉・培養肉)市場の動向
第Ⅲ章 海外における代替肉(植物由来肉・培養肉)市場の動向
第Ⅳ章 代替肉(植物由来肉・培養肉)ビジネスの市場動向
第Ⅴ章 参入企業等の個別実態調査

リサーチ内容

第Ⅰ章 日本・海外における代替肉(植物由来肉・培養肉)市場の概況

1.代替肉を取り巻く環境
 (1)世界人口の増加に伴うタンパク質需要の増加
 (2)食肉生産量・消費量の推移
 (3)畜産の環境への影響
 (4)イギリスにおける環境配慮活動 ~ミートフリーの取り組み~
 (5)代替肉に関連するSDGs(Sustainable Development Goals)ターゲット
 (6)エシカル消費意識の高まり ~2020年東京オリンピックが追い風~
2.日本を取り巻く環境の変化
 (1)ベジタリアン・ビーガンの潜在人口
 (2)厚生労働省が1日に摂取するタンパク質の目標量を引き上げ
 (3)在留外国人・訪日外国人需要の可能性
3.代替肉(植物由来肉・培養肉)など新規タンパク質食品の登場
 (1)植物由来肉とは
 (2)培養肉とは
 (3)その他の新規タンパク質
  ①昆虫由来タンパク質
  ②藻類
  ③空気
 (4)代替肉(植物由来肉・培養肉)ビジネスにおける認証制度
  ①「ベジタリアン・ビーガン認証」の取り組み
   ~注目団体 ベジプロジェクトジャパン~
  ②宗教食への対応 ~ハラール認証・コーシャ認証~

第Ⅱ章 日本における代替肉(植物由来肉・培養肉)市場の動向

1.国内における取組(植物由来肉・培養肉)、他(昆虫由来タンパク質、等)
 (1)植物由来肉
  ①植物由来食品への参入が加速 ~大手の参入が相次ぎ、認知度拡大へ。新商品続々~
  ②日本でも週に一度はベジタリアン ~ミートフリーマンデーの取り組み推進~
  ③コンビニエンスストアの取り組み ~健康に焦点、今後の商品展開に注目~
  ④商社の取り組み~2020年はプラントベース元年となるか~
 (2)培養肉 ~世界初、大型立体筋組織の作製に成功~
  ①培養肉における現状の取り組み
  ②培養肉 注目企業・団体 <特定非営利活動法人 日本細胞農業協会>
 (3)昆虫由来タンパク質
  ①昆虫由来タンパク質の取り組み
  ②-1注目スタートアップ企業 株式会社グリラス
   ~世界の食糧問題を昆虫科学で解決~
  ②-2注目スタートアップ企業 エリー株式会社
   ~表参道でカイコバーガー販売~
  ②-3注目スタートアップ企業 テルミナ
   ~シロアリを加工、タンパク質危機へ対応~
  ③昆虫食の現状の課題・問題点
2.代替肉(植物由来肉・培養肉)ビジネスの課題
 (1)植物由来肉  ~脱フェイクミート、認知度向上へ期待~
  ①普及の起爆剤が模索される植物由来肉
  ②技術面での向上・注目企業 DAIZ株式会社
   ~独自技術・落合式ハイプレッシャー法で、従来の植物由来肉が抱える課題を解決~
 (2)培養肉 ~技術面、コスト、消費者の受容度向上~
3.日本における代替肉(植物由来肉・培養肉)ビジネスの今後の方向性
 (1)植物由来肉
 (2)培養肉

第Ⅲ章 海外における代替肉(植物由来肉・培養肉)市場の動向

1.アメリカ合衆国
 (1)アメリカの代替肉市場概要
  ①アメリカの食肉消費概況
  ②植物由来肉は急拡大
  ③代替肉ブームの背景
  ④どのような消費者が代替肉を購入しているか?
  ⑤代替肉のカテゴリーと製品
  ⑥大手食肉企業や大手食品企業における代替肉の動向
  ⑦培養肉 ~クリーンミート~
 (2)植物由来肉における主要企業とその製品
  ①The Better Meat Co. (ベターミート)
  ②Impossible Foods(インポッシブルフーズ)
  ②-1 Impossible Foodsの「血の滴るバーガー」の秘密
  ②-2 Impossible Burgerとその他の製品
  ②-3 Impossible Foodsの資金と歩み
  ③Beyond Meat Inc(ビヨンドミート)
  ④Lightlife® Foods, Inc.(ライトライフフーズ)
  ⑤Gardein(ガーデイン)
  ⑥Morningstar Farms(モーニングスター・ファームス)
  ⑦The Field Roast Grain Meat Co.(フィールドローストグレインミート)
  ⑧Dr. Praeger’s Sensible Foods®(ドクタープレーガーズセンシブルフーズ)
  ⑨その他の代替肉製造会社
 (3)培養肉における主要企業とその製品
  ①Mosa Meat (モサミート)
  ②Memphis Meats Inc.(メンフィスミーツ)
  ③JUST(ジャスト)
  ④その他の培養肉製造会社
 (4)主要企業の主要製品リスト
 (5)小売店舗の現状
  ①ファーストフード&レストラン
  ②スーパーマーケット
 (6)将来の展望と課題
  ①食肉消費の予測
  ②代替肉(植物由来肉、培養肉)の成長要因とハードル
  ③次なる展開 ~シーフード代替および培養製品~
2.EU
 (1)市場の現状
  ①EUの食肉消費概況(2001~2019年)
  ②環境配慮・動物福祉の意識 ~強まるエシカル消費意識が追い風でビーガン急増~
  ③精肉店が植物由来肉の取り扱い ~サーストンブッチャーズがイギリス初の試み~
  ④Protein Challenge 2040の取り組み ~世界的なコンソーシアムとして課題解決へ~
  ⑤ベーカリー大手Greggs、消費者需要からビーガンソーセージロールを発売
  ⑥オーツ麦、ソラマメを原料とした植物由来肉 ~新しい原材料の模索~
  ⑦昆虫食 ~環境問題解決や栄養素の豊富さから需要拡大~
  ⑧法整備の状況
 (2)主要参入企業、主要製品
  ①主な参入企業と取り組み
  ②注目企業 Quorn社
   ~代替肉の老舗、英ベーカリー大手Greggsにも販売~
  ③注目企業 THIS社
   ~環境への寄与をアピール、飲食店への導入が進む~
 (3)将来展望
3.中国
 (1)市場の現状
  ①中国の肉需要と代替肉および培養肉
  ②中華圏の素食文化と食の安全 ~トレーサビリティの担保が切望される~
  ③人工肉の「鮮肉月餅」 ~2019年の中秋節は植物由来肉の月餅が人気~
  ④培養肉 ~南京農業大学で大きな進展、培養豚肉の作出に成功~
  ⑤法規制の状況
 (2)中国における主要参入企業、主要製品
 (3)将来展望

第Ⅳ章 代替肉(植物由来肉・培養肉)ビジネスの市場動向

1.日本における代替肉(植物由来肉・培養肉)市場規模
 (1)市場概況
 (2)主要企業の販売・開発動向
 (3)今後の市場の見通し
  ①植物由来肉市場規模予測(2020~2030年)
  ②植物由来肉原料別 市場規模予測(2020年)
  ③培養肉市場規模予測(2020~2030年)
  ④代替肉(植物由来肉・培養肉)合計市場規模予測(2020~2030年)
2.海外市場(アメリカ、他)における代替肉(植物由来肉・培養肉)市場規模
 (1)市場概況
 (2)主要企業の販売・開発動向
 (3)今後の市場の見通し
  ①植物由来肉市場規模予測(2020~2030年)
  ②植物由来肉原料別 市場規模予測(2020年)
  ③培養肉市場規模予測(2020~2030年)
  ④代替肉合計市場規模(2020~2030年)
3.代替肉(植物由来肉・培養肉)における今後の方向性
 (1)ロードマップ(植物由来肉・培養肉)
 (2)ターゲット層

第Ⅴ章 参入企業等の個別実態調査

<植物由来肉>

オイシックス・ラ・大地(株)
~“食に関する社会課題をビジネスの手法で解決”する事業を推進~

大塚食品(株)
~“大豆は世界の危機を解消するソリューション“と捉え、「ゼロミート」の展開に注力~

グリーンカルチャー(株)
~植物性食品で人々の生活を豊かに。ノウハウを活かした商品開発で反響増加~

ケンコーマヨネーズ(株)
~野菜にもこだわった「やさいと大豆ミート」を展開し、業態ごとのメニュー提案にも注力。今後は大豆ミートなどの代替肉に合う調味料の開発・提案なども検討する方向~

(株)SEE THE SUN
~ストレスフリーな食の追究を行い、多様な食のニーズに対応~

(株)日清商会
~大手台湾メーカーのビーガン対応商品を取り扱い~

(株)日本アクセス
~外食産業向けにすぐに使えるハンバーグやソーセージを展開~

日本ハム(株)
~多様化する食のニーズに対応するため、業務用で培ってきた実績や技術を活かし、「NatuMeat(ナチュミート)」ブランドを立ち上げ、2020年3月に家庭用での販売を開始~

ひかり味噌(株)
~フィンランドの健康的な食生活に根付くべジミート「HÄRKIS」シリーズを展開。さらにオーツ麦を使用した「オーツミートと野菜のスープ」シリーズの展開も開始~

不二製油グループ本社(株)
~大豆ミートのパイオニアから、Plant-Basedで社会貢献へ~

マルコメ(株)
~ヘルスコンシャスを理念とし、「ギルトフリー」な食でユーザーの健康に寄与~

ヤマダイ(株)
~東京・自由が丘の「T'sレストラン」監修で「ヴィーガンヌードル」を発売。
その他に、大豆ミートを使用したカップ麺も数種類ほど展開~

(株)ヤヨイサンフーズ
~健康志向の高まりに向けて「野菜を中心とした植物性食材を食べよう」をコンセプトに野菜や大豆ミートなどの植物由来食材を使用した「イートベジ」シリーズを展開~

(株)ロッテリア
~コンセプトワークの徹底が奏功、「ソイ野菜ハンバーガー」が好調~

<培養肉>

インテグリカルチャー(株)
~低価格培養液の開発に注力。細胞培養技術を用いた、持続可能な食料生産に期待~

大阪大学
~再生医療の細胞培養技術を食肉の自動生産へ応用~

大阪大学
~ハラール・サイエンスの見地から、ムスリム需要の可能性~

日清食品ホールディングス(株)
~世界初、大型立体筋組織の作製に成功。食料生産の課題解決へ~

関連セミナー

2021年5月19日 開催セミナー『コロナ禍を受け、SDGsに寄与し期待高まる代替肉(植物由来肉・培養肉)ビジネス』のアーカイブを視聴できます。(有料)

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