2021年版 ワイヤレス給電市場の現状と将来展望

2021年のワイヤレス給電市場は、小型電子機器や産業機器、家電を中心に採用が増加している。また、近年では、ウェアラブル機器やヒアラブル機器での採用も本格化している。EV市場においては世界的に自動車がEV化していくに従い、ワイヤレス給電システムも普及していくことは間違いないと思うが、現状ではまだ一部に留まっている状況である。
本レポートではこれらの注目されるワイヤレス給電のマーケット、各国の政策、各社の動向について分析・考察を加えることで、最新の市場動向に即したレポートを作成した。

発刊日
2021/08/27
体裁
A4 / 125頁
資料コード
C63103900
PDFサイズ
3.7MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:ワイヤレス給電に関する日本及び海外の関連企業・機関・大学などの研究開発及び事業化動向を調査・分析し、更に周辺情報を加えることでワイヤレス給電市場における現状と将来展望を把握することを目的とする。
調査対象:ワイヤレス給電部品メーカー、ワイヤレス給電機器メーカー、ワイヤレス給電アプリケーション企業、業界団体など
調査方法:専門調査員による直接面談取材をベースに、文献調査を併用
調査期間:2021年4月~2021年8月

調査結果サマリー
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ワイヤレス給電世界市場に関する調査を実施(2021年)
2021年のワイヤレス給電世界市場は前年比111.5%の4,301億円と予測
~小型電子機器用のワイヤレス給電システムは高価格中心から中低価格帯モデルまで標準搭載へ~

資料ポイント
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  • ワイヤレス給電市場の現状を調査
    ワイヤレス給電の採用により期待されるメリット及び現状の課題について、グローバル市場の規模(2019年~2031年予測)。
  • ワイヤレス給電市場の動向と今後を展望
    ワイヤレス給電の種類、及び各種別特徴、規格動向などを分析。
  • 各国のワイヤレス給電に関する政策と標準化動向を明らかに
    各国におけるワイヤレス給電と関わる政策と標準化動向を調査。
  • アプリケーション別動向を分析
    各アプリケーションにおける現状の状況と市場規模及び今後の見込みを予測。
  • 前回版との違い
    ・各アプリケーション別 2020年市場規模と、2031年の予測数値を更新
    (送受電のWW市場規模(数量、金額ベース)
    ・グローバル主要企業の動向を取録
    ・ワイヤレス給電における主要国の政策と標準化動向掲載

リサーチ内容

調査結果のポイント

第Ⅰ章 ワイヤレス給電市場の現状と将来展望

1.ワイヤレス給電市場の将来展望
  (図・表)アプリケーション別ワイヤレス給電
  (送電・受電モジュール)の市場規模推移と予測
  (WW金額ベース、2019年~2031年予測)
  (図・表)アプリケーション別ワイヤレス給電
  (送電・受電モジュール)の市場規模推移と予測
  (WW数量ベース、2019年~2031年予測)
  2031年の市場規模は1兆5,496億円規模へ
  今後は、世の中の動きに敏感なイノベーターに刺さる製品を作ることが大切
  (表)ワイヤレス給電を取り組む日本企業の給電方式及びターゲット分野一覧

2.ワイヤレス給電の種類
  (図)主要ワイヤレス給電方式の原理比較と特徴

第Ⅱ章 主要国のワイヤレス給電関連政策と標準化動向

1.国際標準化の動向
  (表)ワイヤレス給電における主な国際標準機関
  (表)EVの標準化状況
  (表)ITU-SG1 WP1Aの勧告周波数
  (表)電子機器の標準化状況
  (表)空間・電磁波ワイヤレス給電の標準化状況

2.日本
  空間電送型ワイヤレス給電システムの技術的条件の一部答申を公表
  (図)国内のワイヤレス給電送システムの法的位置づけ
  (図)空間電送型ワイヤレス給電システムの利用シナリオ
  (表)ワイヤレス給電に関する日本の主要政策

3.米国
  国土安保部を中心としてドローンへの対応方案を作成
  (表)ワイヤレス給電に関する米国の主要政策

4.ヨーロッパ
  ヨーロッパ各国では、走行中ワイヤレス給電ができるテスト運用を実施

5.中国
  2020年、EV向けワイヤレス給電に関する中国標準を制定
  2022年開通を目標に、EV用充電所及び高速道路を設置
  (表)中国におけるEV向けワイヤレス給電に関する標準化の状況
  (表)2010年11月より施行されている4つの中国のEV向け
  ワイヤレス給電に関する標準化の概要
  (表)中国のEV以外のワイヤレス給電に関する標準化概要
  (表)2022年1月より施行される中国の改定電波法の概要
  (表)ワイヤレス給電に関する中国の主要政策

6.韓国
  50kW以上の高出力ワイヤレス充電技術の国際標準化を図る
  ワイヤレス給電を搭載した製品増を受け、2021年電波法を改定
  (表)韓国の2021年のワイヤレス給電の重点標準化項目
  (表)韓国の国際標準化ロードマップ(2016年~2030年)
  (表)ワイヤレス給電に関する韓国の主要政策

第Ⅲ章 アプリケーション別動向

1.小型電子機器
  2021年は前年比111.7%の3,565億円へ
  (図・表)小型電子機器におけるワイヤレス給電
  (送電・受電モジュール)の市場規模推移と予測
  (WW金額ベース、2019年~2031年予測)
  2031年、小型電子機器向けは29億個規模へ
  (図・表)小型電子機器におけるワイヤレス給電
  (送電・受電モジュール)の市場規模推移と予測
  (WW数量ベース、2019年~2031年予測) 
  高価格中心から中低価格帯モデルまでワイヤレス給電が標準搭載へ
  スマートフォンの他にウェアラブル機器までに市場はさらに拡大
  アップルの双方向給電や長距離ワイヤレス給電への期待度増
  シャオミは、5Wのビームフォーミング伝送技術を用いた技術を公開
  (図)アップルのワイヤレス給電特許イメージ

2.EV
  2031年は2027年比263.6%の217億円へ成長
  (図・表)EVにおけるワイヤレス給電
  (送電・受電モジュール)の市場規模推移と予測
  (WW金額ベース、2019年~2031年予測)
  2021年の3,442個から2031年は46,294個規模へ
  (図・表) EVにおけるワイヤレス給電
  (送電・受電モジュール)の市場規模推移と予測
  (WW数量ベース、2019年~2031年予測)
  ワイヤレス給電システムを搭載したEVの販売は始まっているものの
  本格的な実用化は2030年以降から
  停車中から、商用車用走行中ワイヤレス給電システムへ普及は段階的に

3.産業機器
  2021年、グローバル産業機器市場は前年比109.5%の144億円へ
  (図・表)産業機械におけるワイヤレス給電
  (送電・受電モジュール)の市場規模推移と予測
  (WW金額ベース、2019年~2031年予測)
  (図・表)産業機械におけるワイヤレス給電
  (送電・受電モジュール)の市場規模推移と予測
  (WW数量ベース、2019年~2031年予測)
  2031年、国内産業機器市場は2027年比107.8%の27億円へ
  (図・表)産業機械におけるワイヤレス給電
  (送電・受電モジュール)の市場規模推移と予測
  (国内金額ベース、2019年~2031年予測)
  (図・表)産業機械におけるワイヤレス給電
  (送電・受電モジュール)の市場規模推移と予測
  (国内数量ベース、2019年~2031年予測)
  新規設備を導入する企業ではワイヤレス給電システムの導入が増加
  物流や食品製造現場での需要が増加
  (表)国内の主なAGVメーカーとワイヤレス給電システムの納入状況
  ダイヘンの採用実績は間もなく2000台を超える

4.その他
  2031年、グローバルにおけるその他市場は1,280億円へ
  (図・表)ワイヤレス給電(送電・受電モジュール)における
  その他の市場規模推移と予測
  (WW金額ベース、2019年~2031年予測)
  2021年、グローバルにおけるその他市場は前年比110.1%の5,624万個へ
  (図・表)ワイヤレス給電(送電・受電モジュール)における
  その他の市場規模推移と予測
  (WW数量ベース、2019年~2031年予測)
  家電は、ケーブルレスを如何に魅力的に見せるかが成長のカギ
  医療機器市場は補聴器が市場をけん引
  LG電子やSKCが電動キックボードシェアリングサービスへの参入を図る
  飛行中のドローンへの給電システムが実用化へ

第Ⅳ章 ワイヤレス給電関連メーカーの動向と戦略

1.株式会社ダイヘン
  2021年組織変更に伴いEV充電インフラソリューションの提供を更に強化
  AGV向けに世界初の磁界共鳴方式を取り入れ、
  安定的に充電できるシステムを供給
  (図)ダイヘンのAGV向けワイヤレス充電システムの特徴
  2020年は海外からの引合いや食品関係の導入増で前年を上回る実績へ
  (図)ダイヘンのEV関連実証実験搭載事例
  EV市場を視野に入れつつ、電動化が進む他アプリケーション市場にも注目

2.株式会社ビー・アンド・プラス
  2021年6月、2kWワイヤレス給電システムをリリース
  国内の主なAGVメーカーと共同でワイヤレス給電システムをPRし拡販を図る
  (表)1kWと600Wワイヤレス充電との比較
  (図)1kWワイヤレス給電システム
  豊富なラインアップを活かしカスタマイズ対応力に強み
  国際規格やコスト実現を通じて一層成長へ

3.古河電気工業株式会社
  電界共振結合方式で高効率大電力伝送に成功
  将来的にはEV、目先では小型パーソナルモビリティ市場がターゲット
  電界共振結合方式を活用すると送電1台で複数の受電が可能
  さらにシステムのコスト削減にも

4.新電元工業株式会社
  本業の強みを活かし地上機と車載機をセットで提供
  将来的には小型・軽量化を実現し、低コストへ

5.株式会社ベルニクス
  電動自転車向けの搭載実績は送信側だけで約1万個へ
  ベルデザインを通じてワイヤレス給電の普及や需要を直接創出
  (図)ベルデザインの製品イメージ
  世界に先駆けてワイヤレス給電を取り入れたライフスタイルを提案していく

6.ローム株式会社  
  小型・軽量化が可能な13.56MHz給電を用いて市場拡大を図る
  2021年秋からアンテナ付一体型の小型モジュールの販売を開始
  Qiでは実現が難しいアプリケーションをターゲットとしていく
  (図)ロームのワイヤレス充電モジュール

7.TDKラムダ株式会社
  1kWクラス製品を使い、産業機器市場で販売拡大を図る
  (表)TDKラムダのWPX1000製品仕様

8.株式会社ダイフク
  最大100Aでの急速充電を実現する新型モデルの発売で稼働効率を向上
  (図)ダイフクのロボットアーム付きAGVシステムの構成例

9.WiTricity Corporation
  ワイヤレス給電におけるパイオニアとしてロイヤリティービジネスを行う
  2021年にニュージーランドに研究所を開設し、研究シナジーを拡大させる

10.Powermat Technologies
  自動車、モバイル、医療機器などの様々なアプリケーション向けに提供
  今後、中国深セン支店を通じてアジア地域へと販売を拡大していく

11.中興通信股分有限公司(ZTE Corporation)
  中国国内のバス向けにワイヤレス給電システムを供給
  今後は自動車メーカーとの協業を通じて、乗用車向けにも注力
  (図)ZTEにおけるワイヤレス給電関連の主な製品一覧

12.深圳市信維通信股分有限公司(Shenzhen Sunway Communication Co., Ltd.)
  グローバルトップクラスのスマートフォンメーカー向けに
  ワイヤレス給電を供給
  今後は車載向け充電システム市場を狙う
  2020年の売上は約236億円、2022年は前年比131.8%規模へ
  (表)信維通信のワイヤレス給電の売上推移(2018年~2022年)
  (図)信維通信におけるワイヤレス給電関連の主な製品一覧

13.四川易沖科技有限公司(Sichuang Convenient Power Systems  Co., Ltd.)
  ワイヤレス給電専業メーカーとして設計から販売まで
  足元ではスマーフォンや家具市場での採用、
  将来的には自動車市場へ
  (図)易沖科技におけるワイヤレス給電関連の主な製品一覧

14.深圳順絡電子股分有限公司(Shenzhen Sunlord Electronics Co.,Ltd.)
  顧客のニーズに合致したワイヤレス給電向けのコイルを提供
  新販売先開拓より従来の顧客に高性能の製品を安定的に供給
  (図)順絡電子におけるワイヤレス給電関連の主な製品一覧

15.恵州碩貝德無線科技股分有限公司(Huizhou SPEED Wireless Technology Co., Ltd.)
  ワイヤレス給電事業における中国のパイオニア
  アンテナ部分での強みを活かし、グローバル展開を強化
  (表)SPEED-HZにおける生産拠点と品目
  (図)SPEED-HZにおけるワイヤレス給電関連の主な製品一覧

16.主要大学
  ①国立大学法人豊橋技術科学大学
  ②国立大学法人東北大学
  ③国立大学法人東京大学

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