2022 脱炭素化が変える自動車産業

2050年に向けて環境が市場競争の軸となることは大筋で間違いなく、その渦中で各国の思惑と複数の技術の中心にBEVは存在している。程度の差はあれBEVは拡大普及していくだろうが、その道のりは平坦ではない。ウクライナ紛争によるエネルギー危機や再エネ賦課金の増大による消費者の反発、米中デカップリングなどの問題が立ちはだかる。これに対し、自動車産業はBEVラインアップの強化、サプライチェーンの見直し、LCA対応などを急速に進めている。脱炭素化が自動車産業に与えるインパクトは甚大であり、商品構成はおろか競争軸すら変容させる可能性を秘めている。
本調査では、様々な要素を考慮してBEVに留まらない脱炭素化技術の現状と将来展望について調査している。

発刊日
2022/06/29
体裁
A4 / 209頁
資料コード
C64105000
PDFサイズ
36.7MB
PDFの基本仕様
Adobe Reader 7.0以上/印刷不可・編集・加工不可/検索・テキスト・図(グラフ)の抽出等可/しおり機能無し 詳細はこちら
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
カテゴリ

購入商品の価格を選択し「購入のお申込み」をクリックしてください。

商品形態
商品種類
ご利用範囲
価格(税込)
下段:本体価格
書 籍
A4 / 209頁
セット
PDF書籍
PDFプレミアム(法人グループ内共同利用版)
         お問い合わせください

※セット価格は、同一購入者の方が書籍とPDFの両方を同時にご購入いただく場合の特別価格です。

  • マーケットレポートの販売規約はこちら
  • マーケットレポート購入についてのFAQはこちら
書籍のみをご注文される方は、FAXまたはメールにてご注文頂けます。
申込書はこちら
購入商品の提供・発送のタイミングについてはこちら

(準備中)の「内容見本をダウンロード」は、資料発刊後のご提供になります。
オンライン試読サービスとは 詳細はこちら

調査資料詳細データ

調査概要
Close

調査目的:自動車産業に影響する脱炭素化の潮流を明らかにするとともに、今後の市場展望を俯瞰する
調査対象:自動車産業に関連する脱炭素化技術・市場動向
調査対象先:自動車メーカー、サプライヤー、関連企業 等
調査方法:弊社研究員による面談取材、電話取材、文献調査 等
調査期間:2022年4月~2022年6月

調査結果サマリー
Close

脱炭素化が変える自動車産業に関する調査を実施(2022年)
2030年のBEV市場は世界自動車販売台数構成比で最大約25%を予測
~脱炭素化は環境問題から経済問題へ BEV(電気自動車)はキャズムをいつ超えるか~

資料ポイント
Close

  • 脱炭素化はBEVへの一本道ではない!?脱炭素化に揺れる自動車産業を大予測
  • 欧米中で加速する脱炭素化戦略の全容と思惑を徹底解説
  • 脱炭素化のカギはDX。BEVがもたらす真の価値を分析
  • 脱炭素化技術(BEV、急速充電器、バイオ燃料、E-fuel、リサイクルバッテリー)の概要と市場動向分析
  • 大手自動車メーカー10社の脱炭素化戦略と電動化戦略の整理
  • 2つのシナリオで描く2035年までの自動車市場、BEVはキャズムをいつ超える?

リサーチ内容

調査結果のポイント

第1章 カーボンニュートラルが与えるインパクト

1-1.脱炭素化への胎動
1-2.脱炭素化を実現するカーボンプライシング
1-3.交錯する各国の思惑と利害
  1-3-1.ルールメイクを目論む欧州
  1-3-2.急転換するアメリカ
  1-3-3.覇権を掌握したい中国
  1-3-4.出遅れる日本
  1-3-5.その他の主要国・地域
    ・英国
    ・インド
    ・東南アジア
  1-3-6.脱炭素化は雇用争奪戦に
1-4.変化を余儀なくされるクルマと自動車産業
  1-4-1.クルマの価値が変わる
  1-4-2.脱炭素化はDXがカギ
1-5.脱炭素時代の自動車産業の姿
  1-5-1.世界的に進む再エネの導入
  1-5-2.脱炭素化に向けての自動車産業の動き
  1-5-3.グリーンウォッシュという陥穽

第2章 関連技術の市場動向

2-1.BEV
  2-1-1.市場概要
  2-1-2.注目トピック、最新技術
  2-1-3.課題点、開発方向性
2-2.EV充電インフラ
  2-2-1.市場概要
  2-2-2.注目トピック、最新技術
  2-2-3.課題点、開発方向性
2-3.カーボンニュートラル燃料
  2-3-1.市場概要
  2-3-2.注目トピック、最新技術
    ・バイオ燃料
    ・E-fuel
  2-3-3.課題点、開発方向性
2-4.リサイクルバッテリー
  2-4-1.市場概要
  2-4-2.注目トピック、最新技術
  2-4-3.課題点、開発方向性

第3章 関連企業の脱炭素化戦略の動向

3-1.脱炭素化に立ち向かう自動車関連企業
3-2.自動車メーカー各社の脱炭素化戦略の状況
  ・トヨタ自動車株式会社
  ・日産自動車株式会社
  ・本田技研工業株式会社
  ・VolkswagenAG
  ・BMW AG
  ・Mercedes-Benz Group AG
  ・General Motors Company
  ・Ford Motor Company
  ・Tesla,Inc.
  ・現代自動車グループ

第4章 市場規模予測

4-1.市場予測にあたっての変動要因
4-2.BEV市場予測
4-3.充電インフラ市場予測

図表目次

第1章 カーボンニュートラルが与えるインパクト
  図表1 世界のESG投資総額の推移
  図表2 脱炭素化への変遷
  図表3  GHG総排出量に占めるガス別排出量と世界の年平均気温偏差の変化
  図表4 温室効果ガスの種類
  図表5 世界のエネルギー起源のCO2排出量
  図表6 国境炭素調整
  図表7 GHGプロトコルのスコープの考え方とスコープ3の分類結果
  図表8  CDP・SBT・RE100について
  図表9 欧米中の脱炭素化に向けた動き
  図表10 コロナ禍における行動様式と移動の変化
  図表11 Fit for 55の概要
  図表12 欧州電池規則の13措置案
  図表13 欧州のパワートレイン別新車販売構成(2020年2021年比較)
  図表14 米国雇用計画の概要
  図表15 米国の電動車購入インセンティブ
  図表16 米国のパワートレイン別新車販売構成(2020年2021年比較)
  図表17 太陽光、風力発電の国別導入実績(2020)
  図表18 乗用車の純電動航続距離に対する中央政府の補助金支給額(1台当たり)
  図表19 中国の新エネ車産業発展計画(2021~2035)草案
  図表20 省エネ・NEV技術ロードマップ2.0における乗用車普及目標
  図表21 政治協商会議でのキーパーソンの提言内容
  図表22 中国自動車輸出台数の内訳(2021年)
  図表23 グリーン成長戦略「実行計画」の14分野
  図表24 2050年カーボンニュートラルロードマップとグリーン成長戦略
  図表25 主要国の発電電力量に占める再エネ比率の比較(2019年)
  図表26  2030年度におけるエネルギーミックス
  図表27 日本の電動車導入補助について
  図表28 インドのカーボンニュートラルに向けての目標
  図表29 自然エネルギー発電の設備入札容量と価格推移(2010~2019年)
  図表30 インドのBEVインセンティブ
  図表31 PLIの概要
  図表32  ASEAN諸国の再生可能エネルギー資源ポテンシャル及び導入コスト
  図表33 主要国・地域のカーボンニュートラル戦略
  図表34 再エネの世界雇用統計と資本投資100万ドルあたりの雇用創出数
  図表35 脱炭素化で進展するクルマと自動車産業の変化
  図表36  BEVがもたらす真の価値
  図表37 欧州と中国の循環型電池産業のスキーム
  図表38 ネットゼロ達成に向けた2050年までのロードマップ
  図表39 世界全体の発電電源構成(2019年)
  図表40 再エネ電力総容量(左)と電源別(右)の予測
  図表41 世界の電源別発電電力量の見通し
  図表42 電源別発電コストの試算
  図表43 電源別のCO2排出量
  図表44 クルマのライフサイクルアセスメント
  図表45 ライフサイクルCO2排出量 簡易算出手法
  図表46 カーボンリサイクルのコンセプト
  図表47 Teslaのクレジット収入と最終損益
  図表48 自動車メーカーの生産分野における脱炭素化の動向
  図表49 電源別の設備利用率と稼働年数
  図表50 COP26のゼロエミッション宣言に署名した団体
  図表51 欧州28ブランドのBEVシフト状況
  図表52 欧米中3地域の脱炭素化における強みと戦略
  図表53 内燃機関車とxEV の分類
第2章 関連技術の市場動向
  図表54 直近の主要市場におけるEV新車販売台数
  図表55 イノベーター理論におけるBEV
  図表56 2021年BEVモデル別とEVメーカー別のTOP10
  図表57 欧米中3市場のBEV上位10モデルの特徴
  図表58 全世界 BEV上位10モデルの特徴
  図表59 質量エネルギー密度の比較
  図表60 ICEの平均残価率との比較
  図表61 中国のBEV人気モデルにおける残価率
  図表62 BEV充電器の定義
  図表63 2020年充電インフラ国別シェア(上)と4地域の整備状況比較(下)
  図表64 充電インフラ設置数と充電インフラ整備関連政策(日本)
  図表65 充電インフラ設置数と充電インフラ整備関連政策(欧州)
  図表66 充電インフラ設置数と充電インフラ整備関連政策(米国)
  図表67 充電インフラ設置数と充電インフラ整備関連政策(中国)
  図表68 主要国における充電インフラ計画と整備状況のまとめ
  図表69 エリア別の公共充電インフラの比較
  図表70 CHAdeMOの普及状況
  図表71 交換式バッテリーChoco-SEBとEVOGOの外観
  図表72 日本における充電器の普及課題
  図表73 ニチコン、東京電力HDが共同開発した新型急速充電器
  図表74 主要BEVと最大充電レート(kW)
  図表75 バイオエタノールの製造過程
  図表76 次世代バイオ燃料の定義と位置づけ
  図表77 世界のバイオエタノール生産量とアメリカのガソリンスタンド
  図表78 米国のトウモロコシの単収の推移
  図表79 バイオディーゼル燃料の製造過程
  図表80 国産バイオエタノール実証事業の概要
  図表81 E-fuelの種類
  図表82 日本のE-fuelに関するロードマップ
  図表83 欧州におけるカーボンニュートラル燃料
  図表84 Haruoniプロジェクト
  図表85 バイオエタノール、E-fuelの課題と特徴
  図表86 日本におけるE-fuel価格のケーススタディ
  図表87 世界車載用LiB市場メーカーシェア(2020年MWhベース)
  図表88 LiBリユース市場規模予測(容量ベース、2021年)
  図表89 LiBリユース、リサイクルに関する企業間連携事例
  図表90 BEVで使用される素材のCO2排出原単位
第3章 関連企業の脱炭素化戦略の動向
  図表91 自動車部品サプライヤーにおける脱炭素化の動向
  図表92 主要OEMにおける電動車の販売比率目標
第4章 市場規模予測
  図表93 国別のICE廃止時期とティッピングポイントの予測
  図表94 地域の発電電力における再エネ率(2020年→2030年見込み)
  図表95 日欧米中の脱炭素化の状況
  図表96 BEV予測シナリオのロジック
  図表97 エリア別のBEV市場予測
  図表98 自動車販売台数全体におけるBEV比率予測
  図表99 世界パワートレイン別予測(数量ベース)
  図表100 急速充電規格別の充電器普及台数(2021年)
  図表101 急速充電器市場規模推移(数量ベース)

購入商品の価格を選択し「購入のお申込み」をクリックしてください。

商品形態
商品種類
ご利用範囲
価格(税込)
下段:本体価格
書 籍
A4 / 209頁
セット
PDF書籍
PDFプレミアム(法人グループ内共同利用版)
         お問い合わせください

※セット価格は、同一購入者の方が書籍とPDFの両方を同時にご購入いただく場合の特別価格です。

  • マーケットレポートの販売規約はこちら
  • マーケットレポート購入についてのFAQはこちら
書籍のみをご注文される方は、FAXまたはメールにてご注文頂けます。
申込書はこちら
購入商品の提供・発送のタイミングについてはこちら

このレポートの関連情報やさらに詳しい情報についての調査を検討したい

矢野経済研究所では、
個別のクライアント様からの調査も承っております

マーケティングや経営課題の抽出、リサーチの企画設計・実施、調査結果に基づく具体的な戦略立案・実行支援に至るまで、課題解決に向けた全ての段階において、クライアント企業をトータルでサポート致します。