2025年版 臨床検査センター経営総鑑

コロナ特需は収束し、受託臨床検査市場は「再編」と「変革」の時代へ。本レポートは、この新時代を勝ち抜くための戦略的インサイトを提供します。
本レポートで得られる3つの核心情報
<市場の実態把握>主要・中堅企業の決算動向と経営戦略から、コロナ後の市場構造とパワーバランスを分析。
<業界トレンドの核心>大手企業による「系列化」と業界再編の最新動向を捉え、新たな業界構造について解説。
<未来への成長戦略>検体検査のアウトソーシングの枠を超え、予防・個別化医療を支える中核サービスへ。そのための成長モデルと企業の戦略的方向性を提示。

発刊日
2025/06/27
体裁
A4 / 227頁
資料コード
C67105500
PDFサイズ
6.3MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的
・受託臨床検査サービスは、医療機関等で行う検体検査(血液、尿、組織などの検査)を受託代行するサービス。
・事業者が開設した検査センター等に検体を運び、検査を実施するタイプと病院内にある検査設備を活用して行う院内対応型に大別される。
・受託臨床検査に関する市場動向、主要参入企業動向などを調査し当該業界の現状および将来性を展望することを目的とする。
・当該市場では、大手企業による系列化や再編が進んでいる背景から、企業グループの変遷や事業戦略に関する調査にも重点を置いている。
調査対象
・受託臨床検査事業
・対象エリアは日本
調査対象企業数
・国内の受託臨床検査事業者 298 社
・個別表掲載は 80 社
・原稿掲載は 6 社
調査方法
・弊社研究員による直接またはオンラインによる取材
・対象企業等への郵送アンケート調査
・文献調査、その他データ収集
調査期間:2025年4月~2025年6月
調査担当:株式会社矢野経済研究所 フード&ライフサイエンスユニット

調査結果サマリー
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受託臨床検査市場に関する調査を実施(2025年)
2024年度の国内受託臨床検査市場は前年度比0.5%減の6,200億円
​~コロナ特需収束により市場は調整局面に入り、今後は付加価値の高い検査・検査の効率化が鍵へ~

資料ポイント
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  • コロナ特需が完全に収束し、受託臨床検査市場は「再編・投資・コスト高騰」が渦巻く、新たな章に突入しました。本レポートは、この激動の時代を勝ち抜くための羅針盤となる、最新の市場インサイトと企業戦略を提示します。特に、以下の点に重点を置いています。
    ・<大手企業による業界再編と投資動向>:次世代ラボへの設備投資や企業間提携など、加速する業界再編の動きを深く捉えます。
    ・<コスト高騰下の経営戦略>:円安やインフレを背景としたコスト構造の変化と、それに対応する企業の収益性改善策を分析します。
    ・<新たな成長領域の探索>:予防医療や個別化医療といった、将来の市場を牽引する高付加価値分野における事業機会を探求します。
  • 【前回版との違い】アフターコロナの構造転換
    ・マクロ環境・市場構造の分析
    ・資材高騰などコスト構造の変化と収益への影響
  • 企業動向のアップデート
    ・コロナ特需による基盤強化への転換
    ・ICT活用による業務効率化動向

リサーチ内容

第1章 受託臨床検査市場の実態と展望
 
1 コロナPCR検査需要は収束を迎え市場は調整局面入り
2 受託臨床検査市場のマクロトレンド
  高齢者層人口の増加
  政策・診療報酬改定の影響と対応策
  医療施設数の推移
  予防医療の意識の高まり
  コスト構造の変化と収益への影響
  技術の高度化によるオートメーション、省人化の進展
3 受託臨床検査事業を展開する主な企業動向
  大手6社による市場寡占とシェア構造の固定化
  M&A、業務提携なども進み業界本格再編が現実味
  ブランチ/FMSの動向
  事業の多角化と新規項目の拡大
  新型コロナウイルス感染症受託検査の特需は収束
4 受託臨床検査市場の将来展望
 
第2章 大手臨床検査センターの展望と戦略
 
1 (株)エスアールエル
  事業体制の変遷 ~先端医療分野およびラボインフラの強化に注力~
  事業基盤・特徴 ~特殊検査に強みを持つ全国規模の検査体制~
  業績動向 ~グループLTS事業の損失継続と収益性向上への課題~
  アライアンス動向 ~事業成長を支える多角的連携と組織再編~
  今後の方向性 ~病院事業への集中と高付加価値化の推進~
2 (株)LSIメディエンス
  事業体制の変遷 ~再編を経た受託臨床検査事業への特化~
  事業基盤・特徴 ~全国ネットワークと産学連携による事業基盤~
  業績動向 ~検査需要の変動と品質管理課題への対応~
  アライアンス動向 ~国内外で豊富な連携事例、ゲノム医療分野での連携強化~
  今後の方向性 ~品質管理徹底と信頼回復を目指す経営体制の構築~
3 (株)江東微生物研究所
  事業体制の変遷 ~福島県を中心とした地域プレゼンス強化~
  事業基盤・特徴 ~地域密着と顧客基盤の強化~
  グループ内企業動向 ~臨床検査を主軸に調剤薬局、介護事業など多角化は図る~
  業績動向 ~コロナ禍前後における業績の変化~
  今後の方向性 ~アフターコロナを見据えた事業戦略の転換~
4 (株)ビー・エム・エル
  事業体制の変遷 ~2024年新棟稼働とファルコHD提携による体制強化~
  グループ内企業の構成 ~地域展開と専門機能を両立するグループ体制~
  事業基盤・特徴 ~多様な子会社が支える広域検査ネットワーク~
  業績動向 ~コロナ特需後の実需主導体制への転換~
  今後の方向性 ~次世代ラボ構築とDXによる効率化・品質向上に注力~
5 (株)ファルコホールディングス
  事業体制の変遷~調剤・ICT・ゲノムで収益多柱化を推進~
    事業基盤・特徴 ~西日本を軸に拡張する検査体制と営業網~
  業績動向~特需収束後の収益構造転換と基盤再強化~
  今後の方向性 ~BML連携とゲノム・ICTの推進による構造改革~
6 (株)保健科学研究所
  事業体制の変遷 ~東日本、西日本の総合ラボラトリー運営を集約~
  臨床検査事業の基盤・特徴 ~ラボ機能集約とグループ再編による業務最適化~
  業績動向 ~コロナ検査からの転換が重要課題~
  グループ内企業動向 ~東南アジア地域でのセンター事業にフォーカス~
  今後の方向性 ~都筑ラボ集約による業務革新と競争力強化~
 
第3章 全国臨床検査センター調査個表
 
□企業個別表における掲載内容
  ・企業概要、業績推移(2022年~2024年)
  ・検査薬の主要仕入れ先
  ・保有している主要分析装置
  ・主な連携企業。企業の特徴、注力内容、分野など
 
第4章 関連分析資料
 
<図表目次>
 
図表 1-1 受託臨床検査の市場規模推移(2015年度~2024年度)
図表 1-2 国民医療費と検体検査市場の推移(1993年度~2023年度)
図表 1-3 臨床検査市場のSWOT分析
図表 1-4 日本の人口推移・予測
図表 1-5 全国の医療施設数の推移(2014年~2023年)
図表 1-6 都道府県別の病院、診療所の施設数増減率(2014年対2023年)
図表 1-7 受託臨床検査事業の売上上位ランキングおよびシェア(2024年度)
図表 1-8 受託臨床検査事業5社の売上推移(2021年度~2024年度)
図表 1-9 受託臨床検査事業、その他事業 売上比較(2024年度)
図表 1-10 主要受託臨床検査事業者の2021~2023年度売上推移(売上順、36社)
図表 1-11 主要受託臨床検査事業者の2021~2023年度売上推移(管理番号順、36社)
図表 1-12 大手臨床検査センターの主な関係会社、子会社など
図表 1-13 5ヵ所以上の拠点をもつ主な臨床検査センター
図表 1-14 大手検査センターにおける受託臨床検査事業に関する主なM&A、企業再編の流れ(2001年~2025年)
図表 1-15 SRL、BMLにおける院内検査(ブランチ・FMS)事業 売上の推移
図表 1-16 医師会系施設と受託臨床検査企業の提携、受託、協業事例など
図表 1-17 主要臨床検査センターにおける主なブランチラボ施設
図表 1-18 検査機関別の月別PCR 検査実施割合の推移
図表 1-19 検査センター大手3社のコロナ検査売上の推移
図表 1-20 ISO 15189の認定取得をしている主な臨床検査センター
図表 1-21 都道府県別衛生検査所数の推移(1998年~2021年)
図表 1-22 受託実績が高いと見られる医師会等運営の主要臨床検査センター
図表 1-23 受託臨床検査事業者のグループ状況、特徴など(1)
図表 2-1 H.U.グループホールディングス検査・関連サービス(LTS)事業の業績推移
図表 2-2 H.U.グループホールディングスの新型コロナ関連売上
図表 2-3 H.U.グループホールディングスの近年の主なアライアンス
図表 2-4 LSIメディエンスの変遷とグループ内の位置づけ
図表 2-5 LSIメディエンスの沿革
図表 2-6 LSIメディエンスの登録衛生検査所
図表 2-7 LSIメディエンスの関連会社
図表 2-8 つくば臨床検査教育・研究センター事業スキーム図
図表 2-9 LSIメディエンスの業績推移(2016年度~2024年度)
図表 2-10 LSIメディエンスの医療機関との主な連携事例
図表 2-11 江東微生物研究所の総合ラボおよび地域ラボ
図表 2-12 その他の微研グループ関連企業
図表 2-13 江東微生物研究所の業績推移(2015年~2024年)
図表 2-14 九州オープンラボラトリーズの位置づけ
図表 2-15 ビー・エム・エル連結対象子会社一覧
図表 2-16 ビー・エム・エルの業績推移(2015年度~2024年度)
図表 2-17 検査区分別売上構成比の推移(2018年度~2024年度)
図表 2-18 上記以外の主な研究検査項目
図表 2-19 ファルコバイオシステムズの業績推移(単体、グループ連結)
図表 2-20 ファルコホールディングス 事業部門別の売上推移(連結)
図表 2-21 保健科学研究所 登録衛生検査所一覧
図表 4-1 1千万点以上の検体検査項目(2023年6月審査分)
図表 4-2 「社会医療診療行為別統計」を用いた検体検査回数比較(2022/2023年度)
 
<80社の個表>
 
札幌臨床検査センター(株)
(株)第一岸本臨床検査センター
ユーロフィンジェネティックラボ(株)
一般社団法人弘前市医師会
セルスペクト株式会社
(株)盛岡臨床検査センター
(株)日本微生物研究所
宮城県医師会健康センター
宮城県塩釜医師会臨床検査センター
(株)セントラル医学検査研究所
つくばi-Laboratory有限責任事業組合
(株)エスアールエル北関東検査センター
(株)アムル
(株)TLC
(株)保健科学東日本
(株)武蔵臨床検査所
(株)サンリツ
(株)アイル
(株)エスアールエル
(株)LSIメディエンス
(株)江東微生物研究所
(株)昭和メディカルサイエンス
(株)東京セントラルパソロジーラボラトリー
一般財団法人東京保健会
(株)ビー・エム・エル
(株)ピーシーエルジャパン
(株)北里大塚バイオメディカルアッセイ研究所
(株)京浜予防医学研究所
(株)シノテスト サイエンス・ラボ
(株)組織科学研究所
(株)保健科学研究所
一般財団法人 下越総合健康開発センター
(株)アルプ
一般社団法人シーピーエル
(株)ジャパンメディカル
(株)北信臨床
(株)ミロクメディカルラボラトリー
岐阜市医師会臨床検査センター
株式会社中部パソロジー
(株)東海細胞研究所
岡崎市医師会公衆衛生センター
一般社団法人 半田市医師会健康管理センター
(株)近畿予防医学研究所
(株)メディック
一般社団法人 京都微生物研究所
(株)日本医学臨床検査研究所
(株)ファルコバイオシステムズ
(株)保健科学西日本
(株)オーピーエル
(株)大阪血清微生物研究所
(株)サカイ生化学研究所
(株)ニチヤク医学検査研究所
日本医学(株)
公益財団法人 加古川総合保健センター
(株)協同病理
一般社団法人 姫路市医師会
(株)兵庫県臨床検査研究所
奈良市総合医療検査センター
(有)エフエムエルサービス
(株)岡山医学検査センター
岡山市医師会総合メディカルセンター
一般社団法人 福山市医師会健康支援センター
(株)福山臨床検査センター
(株)四国中検
(株)愛媛臨検
(株)キューリン
(株)キューリンパーセル
(株)QOLセントラルラボラトリーズ
(株)協同医学研究所
(有)久留米臨床検査センター
(株)シー・アール・シー
一般社団法人 福岡市医師会臨床検査センター
(株)臨床病態医学研究所
(株)リンテック
(有)長崎医学中央検査室
(株)CIS
(有)玉名臨床検査センター
鹿児島市医師会臨床検査センター
(株)クリニカルパソロジーラボラトリー
中部地区医師会検診センター

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