2025年版 機能別ME機器市場の中期予測とメーカーシェア(治療機器編)
発刊日
2025/12/下旬
体裁
A4 / 約700頁
資料コード
C67109800
PDFサイズ
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カテゴリ
調査資料詳細データ
資料ポイント
- 前回版との違い：2024年度市場規模を推計、2025～2029年度の市場規模を予測
リサーチ内容
2025年11月19日更新
※掲載予定内容、発刊予定日等に一部変更が生じる場合がございます。
■掲載予定内容
＜参考資料：目次2024年版（2025年版は作成中です）＞
PartⅠ 医療機器の市場動向と有力企業分析 医療機器の環境要因分析と有力企業の動向
§1 治療機器市場の注目市場
手術支援ロボット市場（マスタ・スレーブ型） 2023年度200億円を超える市場規模と推測
§２ 治療機器の環境
コロナ禍においては補助金支援金による病院収支は改善。
しかし、コロナ禍後は手術件数が戻っているものの
各種費用の高騰、円安が影響し病院収支悪化。
その中で、「新たな地域医療構想」が検討され、新しい「医療機関機能」に注目
§３ 調査品目における市場推移と予測
2023年度は、手術支援ロボット市場を含め1,942億3百万円。
同市場を除くとセグメントごとの前年反動を受けて
トータル2.1％ダウンの1,738億43百万円。
2024年度は（同）5.7％アップの2,053億10百万円。
手術支援ロボット市場は成熟期によりマイナスも、
人工呼吸器市場や定位・高精度放射線治療システム市場は前年比30％前後アップ
調査品目における金額ベース市場規模推移
調査品目における台数･数量ベース市場規模推移
品目別マーケットリーダー（2022年度総発売元ベース）
§４ 有力企業の動向
オリンパス：2024/3期連結ベースでの医療部門売上高は
前期比6.2％アップの9,239億48百万円、国内：海外売上比率は12.6：87.4
フクダ電子：2024/3期 単独ベース売上高870億円、連結で1,403億円
日本光電工業：2024/3期 単独売上高4.8％アップの1,670億6百万円、
連結は7.4％アップの2,219億86百万円
PartⅡ 治療機器（関連製品含む）品目別推移
§１ 内視鏡下外科（腹腔鏡・胸腔鏡下外科手術）手術市場 低侵襲手術
市場概要
企業動向
内視鏡（光学視管・Scope、ビデオスコープ）市場
市場動向：2023年度は前年比7.5％アップの4,624本、
2024年度は同13.1％アップの5,231本見込み
ビデオカメラ市場
市場動向：2023年度1,525台、2024年度1,696台見込み
光源装置（Light Source）市場
市場動向：2023年度712台、2024年度787台見込み
気腹器市場 (CO2 吊上式）
市場動向：CO2(気腹下)タイプのみで、2023年度570台、2024年度は650台見込み。
オリンパスの回収問題が響く
処置具市場（Forceps･Clamps、Scissors等）
市場概要
リユース処置具市場動向：2023年度は前年比2.1％アップの24,270本、
2023年度24,624本見込み（リポーザブルタイプ含む）
ディスポーザブル処置具市場動向：2023年度前年比3.1％アップの243,100本
クリップアプライヤー市場
市場動向：2023年度181,135ケ（本）、2024年度183,500ケ（本）
トロカール市場（トロカール・トロカー・トロッカー・Trocar）
市場動向：2023年度121.6万本、2024年度126.7万本見込み
参考資料：自動縫合器・自動吻合器について
脳内視鏡（脳室鏡・脳神経内視鏡）
市場概要
市場動向：2023年度18セット・279本、2024年度18セット・269本見込み
関節鏡システム
市場概要
市場動向：2023年度は4.8％ダウンの30億47百万円、2024年度は31億8百万円見込み
関節鏡視下電気手術装置市場動向：
前年度の反動により、2023年度消耗品は2.8％アップの42,235本、
2024年度は41,290本見込み。消耗品に関しては
デピューシンセス マイテック事業部が高シェア（販売額）
耳鼻咽喉科用シェーバーシステム：日本メドトロニックの圧倒的シェア続く
椎間板ヘルニアシステム市場：「METRx」シリーズは単品買替、
Wolf脊椎鏡は年間120本前後の実績
エピドラスコピー（内視鏡下硬膜外腔癒着剥離術）
内視鏡下外科関連市場
HALS（Hand Assisted Laparoscopic Surgery）：
2023年度8,000ケ、2024年度7,000ケ見込み
§２ ベンチレータ
市場概要
長期ベンチレータ市場規模：新型コロナウイルス感染症により
2023年度は9.3％ダウンの2,862台、2024年度は30.0％アップの3,722台の見込み
高流量式鼻カニューラ酸素療法(High Flow Therapy）市場：
一体型装置は2023年度2,370台、2024年度は2,820台
長期人工呼吸器企業別動向：回収問題が落ち着きフィリップス・ジャパンがトップシェアに
レンタル領域ベンチレータ市場(在宅・病院)
非侵襲型・侵襲型市場／在宅人工呼吸療法
HMV～Home Mechanical Ventilation
市場概要
市場動向：患者数はNPPVで2023年度20,510人（2024年度：20,915人見込み）、
TPPVは7,281人。（同：7,140人見込み）
NPPVは台数ベースで前年比50台増の1,150台（2024年度：1,160台見込み）
排痰補助装置市場：市場は一巡もあり、2023年度は435台、2024年度400台見込み
救急関連（搬送用含む） 人工呼吸器市場
市場概要
市場動向：2023年度は前年の反動を受け799台、2024年度711台見込み
CPAP：スリープCPAP マスクCPAP
経鼻的持続陽圧呼吸療法装置
市場概要
市場動向：2023年度患者数は64.8万人、2024年度は67.65万人見込み。
CPAPは2023年度76,090台、2024年度80,083台見込み。
F&P製品は4社から販売され、実質市場占有率は高い
スリープアプニア市場、Sleep市場（診断装置） Sleep Apnea Syndrome～ＳＡＳ
睡眠時無呼吸モニタ 呼吸睡眠モニタ、睡眠ポリグラフシステム
市場概要
市場動向：患者数は増加しているものの､
2023年度は前年比49.6％ダウンの1,752台（2024年度:1,881台見込み）
§３ 全身麻酔器
市場概要
市場規模：2023年度は前年比0.9％アップの1,396台、
クラス別でHigh endは947台、Middle endは449台。
2024年度は3.9％ダウンの1,342台で、
クラス別でHigh endは911台、Middle endは431台
企業別動向：High end市場のシェア、GEヘルスケアジャパンと
ドレーゲルジャパンの2強には変化ないものの、アコマ医科工業が20％弱にアップ
§４ 除細動器 デフィブリレータ
External Defibrillator
市場概要
トータル市場規模：2023年度は前年比4,150台増の119,730台、
2024年度は1,280台増の121,010台見込み
AED市場：2023年度前年比4,510台増の116,200台、
2024年度は1,120台増の117,320台見込み
企業別動向：フィリップスの回収問題が終了し販売復活。
各社のマイナス分を補いトータル的にプラスへ
自動心臓マッサージシステムについて
§５ 電気メス
電気メス市場
市場概要
市場規模：2023年度は前年比0.8％ダウンの1,705台、
2024年度は（同）8.5％アップの1,850台見込み、
うち2023年度のHigh endは1,425台、2024年度は1,515台見込み
企業別動向：シェア上位2社で70％以上を確保
排煙装置について
バイポーラ市場
市場概要
市場動向：2023年度前年比2.1％アップの385台、2024年度は395台見込み
ＡＰＣ・ＡＢＣ市場
市場動向：内視鏡室での買替需要と電気メスとのシステム化が続くも
2023年度152台、2024年度は162台見込み、アムコの「APC3」で圧倒的シェア続く
小型電気メス・各科に特有な電気メス市場
市場動向：内視鏡室、処置室、各科で市場形成の中、
2023年度前年比74台増の1,327台、2024年度1,237台見込み、
販売提携活発化の可能性
その他 特定領域
1.肝悪性腫瘍RF／マイクロ波熱凝固療法：
「Cool-tip」シリーズの伸びはないものの、2023/12「経皮的乳がん
ラジオ波焼灼療法（早期乳がん）」において保険収載。
日本ライフライン「肝癌ラジオ波アブレーションシステムarfa」は
2025/4よりテルモに販売委託
2. RF心房細動手術：年間6,500本（推定症例：4,200～4,600例）
3. 神経ブロック用高周波熱凝固装置：
アボットメディカルジャパン(旧：セント・ジュード・メディカル)とトップが
参入
4.マイクロ波手術装置、加熱メス市場
5.美容外科ルートにおけるRF／フォトRF市場
対極板市場
市場動向：2023度423.3万枚、2024年度425.3万枚、企業実績の二極化続く
電気メス市場におけるディスポコントロールペンシル、電極
コントロールペンシル市場動向：2023年度204.8万本、
2024年度208.3万本見込み、エム・シー・メディカル
（旧日本メディカルネクスト）がトップシェア
アクティブ電極市場動向：ディスポタイプ2023年度154.02万本、
2024年度148.89万本見込み
§６ 超音波凝固切開装置・超音波吸引装置
市場概要
超音波凝固切開装置
市場動向：2023年度ジェネレーターはコードレスを含め1,010台、
2024年度は1,035台見込み。ディスポプローブは
2023年度180億71百万円、2024年度187億21百万円見込み
超音波吸引装置
市場動向：2023年度165台、2024年度170台見込み
§７ Nd:YAG､Ho:YAG､KTP/YAG､KTP/Tm:YAG
市場概要
市場動向：2023年度前年比31台減の120台、2024年度は31台増の151台見込み、
Ho:YAGは（同）32台減の2023年度87台の市場推移
§８ C O 2レーザー
市場概要
市場動向：2023年度前年比1台減の403台、2024年度435台見込み。
耳鼻咽喉科：手術室では102台（2024年度：102台見込み）、
皮膚科・形成外科は301台（同：299333台見込み）
§９ 高出力半導体レーザー手術装置
市場概要
市場動向：下肢静脈瘤治療用の新規需要は年間45台前後の中、
前立腺肥大症用としての需要は続くが2023年度はほぼフラットな97台、
2024年度は前年比7台減の90台見込み
§１０ P D T～Photo Dynamic Therapy
市場概要
市場動向：「PDレーザー」シリーズ2023年度6台、2024年度6台見込み
§１１ レーザー心筋血管新生術、心筋血行再建術 TMR・PTMR
市場動向：2023年度8台、2024年度8台見込み
RF心房細動手術装置
§１２ （疼痛緩和）半導体レーザー治療器
市場概要
市場動向：2023年度は前年比41台減の102台、2024年度はプラス実績の111台
ESWT／RSWT市場：RSWTは2023年度の172台、2024年度178台見込み
§１３ （直線偏光）近赤外線治療装置
市場概要
市場動向：2023年度492台、2024年度500台見込み
参考資料：神経ブロック用高周波熱凝固装置はアボットメディカルジャパン
(旧：セント・ジュード・メディカル)、トップが参入。
アボットメディカルジャパンのみで年間45～50台前後で推移
§１４ あざとり・美顔用レーザー装置
市場概要
市場動向：2023年度トータル台数は前年比66台減の711台、
2024年度は705台見込み、Picoレーザーはダウン傾向
（2023年度220台、2024年度195台見込み）
紫外線治療装置：2023年度395台、
2024年度ジェイメックが新機種投入し393台見込み
IPL、高周波・中周波装置市場：IPLは2023年度348台（2024年度：325台見込み）、
高周波／中周波は2023年度145台（同：230台見込み）
§１５ 美容整形外科関連注目製品
脱毛（Hair Removal）市場概要
市場動向：承認品の買替や脱毛施術者数増加等傾向続く。
2023年度は前年比173台減の741台、2024年度は725台見込み
IPL、高周波・中周波装置市場動向
§１６ （経尿道的）結石破砕装置 TUL（TransUrethal Lithotripsy）
（経皮的）結石破砕装置 ＰＮＬ（Percutaneous Nephro-Lithotripsy）
レーザー、空気衝撃波、EHL、USL、火薬
市場概要
市場規模：レーザーの2023年度は前年比23台減の78台、
2024年度は80台の見込み。トータルでは、2023年度は115台、
2023年度は119台の見込み
企業別動向：Ho:YAGレーザーはマイナス実績
§１７ BPH治療製品 装置＆VLAP用ファイバー 高温度治療 VLAP 高出力半導体
市場概要
市場動向：2023年度レーザー関連
（Ho：YAG、KTPレーザー、ダイオードレーザー、Tm：YAG）は
5台減の54台、2024年度78台見込み
前立腺癌治療装置について
§１８ E S W L
市場概要
市場動向：Ho:YAGレーザー等を使用したf-TUL治療の影響が大きく2023年度32台、
2024年度33台見込み
ESWT／RSWT市場：RSWTは2023年度の172台、2024年度178台見込み
§１９ ハイパーサーミア（温熱療法加温装置）
市場概要
市場動向：新機種（2019）の山本ビニター、
新規参入（2017）の庄内クリエート工業の2社。2023年度7台、2024年度7台見込み
§２０ I A B P装置 大動脈内バルーンポンプ
市場概要
市場動向：2023年度は190台、2024年度は220台見込み
§２１ 自己血回収装置・回収式自己血輸血装置
市場概要
市場動向：2023年度111台、2024年度91台見込み、
泉工医科工業から販売開始されたヘモネティクス製品は
後継機種への切り替えが終了したことでマイナス推移
参考資料：自己血輸血の消耗品市場
1.貯血式・希釈式における血液バック市場
2.術中回収式における自己血回収システム
3.術後回収式における自己血輸血（セット）市場
§２２ コンティニアス・パッシブ・モーション
市場概要
市場動向：ほぼフラットな、2023年度：256台、2024年度：266台
§２３ タニケットシステム
市場動向：2023年度は前年比27台減の390台、2024年度もマイナス傾向続き365台
§２４ 骨電気刺激装置／超音波骨折治療器
市場概要
市場動向：2023年度は前年度までの伊藤超短波の伸びの反動で
前年比15台減の701台、2024年度は（同）17台増の728台見込み。
レンタル患者数は2023年度27,950人、2024年度28,510人見込み
§２５ 低周波治療器
市場概要
市場動向：2023年度は前年の反動を受け866台減の11,489台、
2024年度は459台増の11,948台の見込み
干渉低周波治療器市場：2023年度2,582台（構成比：22.5％）、
2024年度は2,770台（同：23.2％）見込み
納入先台数：接骨院・鍼灸ルート・その他は前年比520台減の7,707台。
病院は1,600台強、一般診療所は2,700台強の市場
ベッド型マッサージ器市場動向：2023年度40台減の1,481台、
2024年度1,617台見込み
参考資料：牽引装置市場
深部静脈瘤予防機器、浮腫治療器、
家庭用エアーマッサージ機器（脚・腕装着用）
（医科向）空気圧式マッサージ器、家庭用エアーマッサージ器、
業務用エアーマッサージ器
市場概要
家庭用エアーマッサージ器市場：年間3,200台前後で推移
下肢静脈瘤について
§２６ パワーインスツルメンツ
市場概要
市場規模：2023年度は前年比3.5％アップの127億91百万円、
2024年度は1.5％アップの129億79百万円見込み
科別動向：2023年度 整形外科領域3.3％アップの85億52百万円
（2024年度：86億77百万円見込み）、
脳外科領域3.8％アップの35億44百万円（同：35億91百万円）
企業別動向：ジンマー・バイオメット、日本ストライカーの高シェア継続。
東機貿のAnspach：Synthes製品は安定軌道
参考資料：洗浄器市場、防護服市場
§２７ ガンマナイフ 市場概要
市場動向：2023年度新機種投入2システム、
2024年度は3システムの見込み、バージョンアップは年平均2～3システム
§２８ 定位脳手術装置 定位・高精度放射線治療システム
定位脳手術装置
市場動向：年間7台程度の市場形成
定位・高精度放射線治療システム(体幹部適用含む)
市場動向：2023年度75台／システム、2024年度87台／システム見込み、
うち高精度（定位）放射線治療装置
（体幹部兼用）は2023年度58台／システム、
2024年度は「OXRAY」が加わり71台／システム見込み
粒子線治療（陽子線・重粒子線治療）
陽子線治療の概要と動向
重粒子線治療の概要と動向
粒子線治療の最新動向
§２９ 手術室用顕微鏡システム ナビゲーションシステム
手術室用顕微鏡システム
市場概要
市場規模：2023年度トータル市場は前年比8台減の502台、
手術用で（同）25台増の217台、処置／小型用で33台減の285台、
2024年度は8台減の492台見込み
企業別動向：カールツァイス「KINEVO 900」、
ライカマイクロシステムズ「ARveo/ ARveo8」の主力機種に、
オリンパスと三鷹光器がビデオ顕微鏡をラインナップ
歯科用顕微鏡市場：加圧根管充填処置（４根管又は樋状根）加算による
プラス傾向終了。2023年度1,073台、2024年度1,045台見込み
ナビゲーションシステム（Navigation）
市場動向：2023年度111システム、2024年度113システム見込み、
Robotic surgeryとのシステム化の可能性
§３０ ネブライザー
市場概要
市場規模：2023年度トータル台数59,380台
（ジェット式：47,710台、超音波式：11,670台）、
2024年度60,164台見込み（ジェット式：48,840台、超音波式：11,324台）
企業別動向：ジェット式ではフクダコーリン、
エム・シー・メディカル（旧日本メディカルネクスト）、
東京エム・アイ商会の上位に変化なし
§３１ 滅菌コンテナーシステム
市場動向：2023年度前年比0.1％アップの8,690システム、
2024年度は9,320システム見込み
プラズマ滅菌対応コンテナーシステム市場：
2023年度440システム、2024年度470システム見込み
§３２ 鋼製手術器具・器械（内視鏡下外科手術を除く）
市場概要
市場動向：2023年度は手術件数の戻りを背景に前年比3.4％アップの
84億80百万円。2024年度も同様にプラス実績の86億16百万円見込み
§３３ 手術支援ロボット（マスタ・スレーブ方式）
市場動向：Intuitive Surgical｢da Vinci｣シリーズ、
現稼働台数660台。2023年度販売台数73台（いずれも弊社推計）
手術支援ロボット市場：2023年度の97台、2024年度76台見込み
PartⅢ 参入企業分析
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