モーニングCROSS週間ランキング11.16 – 11.20
週間ランキング
生涯の出演映画本数205本。昭和の名優高倉健さんが11月10日に亡くなっていたことが明らかになりました。親交あった各界の著名人たちが多くのコメントを寄せています。その中で印象に残っているのは、「普通は映画やドラマを見ていて俳優が演じている役になりたいと思うものだが、高倉健さんに限っては、役ではなく「高倉健」になりたいと思ってしまう」というような言葉がありました。
それを聞いて、その通りだなと妙に納得してしまいました。病気のことを公にはせず、最後まで俳優高倉健であり続けた一生だったのではないでしょうか。ご冥福をお祈り申し上げます。
その他には、錦織圭選手のATPワールドツアー・ファイナルでの大躍進、実写版「進撃の巨人」の配役、多くの女性を虜にする西島秀俊さんの結婚、そして、安倍首相が今週の衆議院解散を発表しました。
今週のニュースで注目を集めたキーワードの考察は、キーワードジャーナルからご確認いただけます。
順位
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ニュースグループ
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クチコミ数
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1位
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高倉健 |
391,825
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2位
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錦織圭 |
250,290
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3位
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進撃の巨人配役 |
212,685
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4位
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西島秀俊 |
135,037
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5位
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消費増税延期 |
63,063
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6位
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沖縄県知事選 |
55,465
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7位
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解散総選挙 |
38,049
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8位
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楽天 |
37,381
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9位
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スクエニ著作権法違反 |
24,032
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10位
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円安 |
23,874
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未来を見通すための戦略思考 ~矢野経済研究所代表による今週のコメント
■衆議院解散、消費税先送り、緊急経済対策
経営の外部環境が、場当たり的な恣意性に歪められることこそ成長にとって最大の障害となる。とは言え、経営の主体はわれわれであって、政治に出来ることなど少ない。
■東レにみる繊維産業のイノベーション
東レはこの2月に2016年度の業績目標を売上高2兆3000億円(2013年度比126%)、営業利益1800億円(同164%)とする中期経営計画を発表した。当面の成長を支える事業は、①ユニクロとの取組みに象徴されるサプライチェーン統合型の高機能繊維事業、②先進国における高齢化と新興国需要の拡大を背景とするおむつ向けの不織布事業、そして、③炭素繊維事業、である。とりわけ、炭素繊維の成長期待は高い。炭素繊維は1970年代の日米繊維摩擦を背景とする構造不況の中で産声をあげた技術で、当時、3度の最終赤字に陥っても投資を続けた東レにとって、言わば悲願の事業である。
そうした中、11月17日、東レは「1兆円を越える航空機向け炭素繊維複合材料の包括契約についてボーイングと合意した」と発表した。これは今後10年以上におよぶ独占供給を意味するものであり、既に世界シェアの3割を占める東レの競争優位は更に強化されたと言える。
炭素繊維はシェールガス分野でも新規需要が見込める。資源、環境、医療分野における急速な技術革新やニーズの変化は、「材料」としての繊維に新たな可能性をもたらす。繊維は、再び先端テクノロジーとしての輝きを取り戻した。
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