モーニングCROSS週間ランキング17.10.9 – 17.10.13

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2017年10月13日 | ランキング

週間ランキング

第48回衆院選が10日公示され、22日の投開票に向けた12日間の選挙戦が始まりました。「自民党・公明党」の両党による連立政権に継続か。「希望の党・日本維新の会」「共産党・立憲民主党・社民党」などの新たな政党による政権交代か。3極が争う構図は、消費税増税、憲法改正が主な争点になると予想されます。今回の選挙では「1票の格差」が見直され、小選挙区の定数は6減の289、比例代表は4減の176、総定数は465。小選挙区と比例代表を合わせ1180人の立候補となり、熱い選挙戦が繰り広げられます。
今週のニュースランキングは以下となります。
 

順位
ニュースグループ
クチコミ数
1位
衆院選 公示
41,023
2位
新燃岳 噴火
29,627
3位
沖縄 米軍ヘリ事故
21,654
4位
神戸製鋼  データ改ざん
17,403
5位
プーチン氏 子犬
16,126
6位
みちびき4号 打ち上げ成功
14,965
7位
マルフォイ ハチ
14,697
8位
中韓 通貨スワップ
13,253
9位
東名死亡事故 進路妨害
13,245
10位
ノーベル平和賞 ICAN
13,170

未来を見通すための戦略思考 ~矢野経済研究所代表による今週のコメント

■スカパーJSATとソニー、IoT、AI時代における2社の可能性

スカパーJSATは出資先の米ベンチャー「カメイタ」が開発した平面アンテナを搭載した自動車の走行中の大容量通信に成功した。当面は災害時における緊急車両等の非常用通信設備として市場開拓をはかるとするが、安定した衛星通信を可能にする技術は自動運転支援や“コネクテッドカー”関連サービスの中核デバイスとして期待される。
また、ソニーは2006年に打ち切られたAIBOの後継ロボットを発売することを発表した。得意の機械工学とAIを組み合わせることで「ペット」としてのリアリティを高めるとともにグーグル、アマゾンが先行するAIスピーカー機能も搭載する。

ソニーはロボット市場への再参入に際し、独自に開発した基本ソフトを外部開発者に公開する。ロボットOSの標準化を狙う戦略は技術の適用範囲の拡大と市場の内発的成長を促すという意味において正しい。ロボット技術のインフラ化はソニーに新たな可能性をもたらすはずだ。
一方、カメイタの技術を活用したスカパーJSATのサービスも来年度から本格運用される日本独自の測位インフラ“準天頂衛星システム”の可能性を拡大させるという意味において重要である。
特定技術のインフラ化とインフラの利用可能性を広げる技術への取り組みは、「自前の技術による特定製品市場の占有」を目指してきた従来型メーカーの発想とは異なる。歓迎したい。しかし、これだけでは特定プロダクト市場と単体デバイスにおける競争優位にとどまる。AI時代の成功条件は“ビッグデータ”の質と量とにある。ロボットや衛星サービスからは大量の情報を収集出来るはずだ。2社の本当のビジネスチャンスはここにある。

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