インドネシア食品飲料展示会(Sial Interfood)に参加して

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2017年11月22日(水)~25日(土)、Sial Interfoodに参加しました!
弊社はインドネシアのハラール認証団体LPPOM MUIと2014年から業務提携によりインドネシアのハラール認証に関する情報を日本にて情報提供しております。この度Sial Interfoodで日本から参加する機会を主催者からいただき参加しました。

当展示会は、17年にわたり毎年開催されている約850社の参加企業、訪問バイヤーは国内外36000人以上となるインドネシアの食品飲料展示会では最大規模の見本市です。
日本からの出展ブースはいずれも盛況、当展示会はインドネシア全国からバイヤーが訪れるのでインドネシア全国のバイヤーに幅広くアピールするよい機会となっています。

■日本畜産物輸出促進協議会
ゼンカイミート(熊本県)のハラール和牛肉が紹介され連日人だかりができていました。インドネシアでの牛肉への関心の高さを改めて感じました。

今年は新たにLPPOM MUIから認証を受けた(受ける予定含む)牛肉業者が日本から2社ほどあり、来年以降の日本産和牛の輸出拡大に期待が高まります。

■森永牛乳配給株式会社
茨城県に本社のある和菓子製造販売の会社さんです。インドネシアでは既にジャカルタの日本食スーパーなどに商品を卸している他独自店舗もバンテン州南タングラン市に出店しているとのこと。

現在インドネシアの都市部の外食市場では日本食がちょっとしたブーム、そのイメージや雰囲気が「特別感」があって人気です。

■株式会社コマツ製作所
日本ではメジャーな食用油ろ過機の会社さんです。インドネシアで油の品質にこだわる外食産業、食品工場のご担当者、ぜひご一報を!

■業務用厨房機器の日系企業(PT.FUKUSHIMA INTERNATIONAL INDONESIA, 株式会社マルゼン)
コマツ製作所のご担当者からインドネシア代理店企業ブースに日系企業さんが出展しているという話を伺いPT. Aneka Citra Refrindoの出展ブースを訪問。
既に販売導入が始まっているとのことです。共通の販売代理店のブースに出展、PT. FUKUSHIMA INTERNATIONAL INDONESIAさんは独自営業も展開されているようです。
インドネシアで展開されている外食産業の皆さん、コンタクトしてみてはいかがでしょう?

■マレーシアから参加された日系企業(ADEKA FOODS(ASIA)SDN.BHD.)
インドネシアでは製造されていないベーカリー向けのフィリングをマレーシアのハラールパークで製造しインドネシア向けに輸出しているとのこと。

インドネシアの2017年のベーカリー/ケーキ/ペストリー/ビスケットの市場規模は約480億円規模(矢野経済研究所推計)、今後も二桁成長が見込める有力市場。今後のインドネシアにおける当分野の事業拡大を期待したいです。

その他、インドネシア法人として出展している日系企業では、Megmilk Snow Brand Indonesia(主にプロセスチーズ)やSonton Food Indonesia(製パン用ジャムなどのフィリング)などがありました。

今回の展示会全体では、韓国と中国からの出展が多く目立っていましたが、数少ない出展日系企業のカテゴリーはいずれもインドネシアの現在の市場トレンドとマッチしており、今後の活躍が期待されるところです。

新たな市場を開拓するのは容易ではありませんが、弊社としても微力ながら日系企業さんの進出を応援していきたいと思います。