2002年版 プラスティック加工市場の展望と戦略

発刊日: 2002/07/19 体裁: A4 / 346頁 資料コード: C43115300
カテゴリ: マテリアル  

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リサーチ内容

はじめに

第1章:プラスチック加工市場の展望

[1]スペシャリティで競争できる企業だけが淘汰をまぬがれる
「スペシャリティ」な企業は企業としての「付加価値」を創出する
キーワードは「ニッチ・オンリーワンテクノロジー、最適生産、人材育成」
[2]「進化」し続けるしかない
しかし、進化のための選択肢はひとつではない
「進化」とは「変化する環境への適応」
その選択肢は各社の持つ強みによって変化する
下請けからブランドメーカーへの脱皮もひとつの選択肢
[3]生き残るためには「どこで」「何で」利益を確保する
プラ加工メーカーにとって利益確保は新技術開発だけではない

第2章:プラ加工メーカーの動向と戦略

エンプラス
事業部門を分社化、今後もさらなる難度の高い分野への開発に注力
02/3期はIT不況の影響により減収・減益で推移
今後は04/3期を目途に本社を開発、研究、企画に特化し、5事業部門の分社化を目指す
高精度ギヤの販売ではユニット化した販売によりトータル提案を推進
液晶関連製品部門では高利益率の期待できる導光板の開発に注力
ピックアップレンズでは対物レンズやコリメーターレンズの販売にも注力
海外展開を進め、新規ユーザー獲得を目指す
トヨテック(トーヨーサークル)
自由度の高いネットワークを構築し、各社独自の営業力・技術力を結集
トヨテックを中核とした「トーヨーサークル」は横断的な技術の結集が強み
02/3期売上高は前年度比21.9%増を見込む、新規事業等が貢献
ガラスレンズの代替により、プラレンズのさらなる伸長を見込む
成形法や材料選定などで提案力強化
今後はDVDダイカストのプラ化や携帯電話内臓カメラを視野
ナルックス
ナノメートルからオングストロームへの深化を追求し、 さらなる高制御技術の確立を目指す光学部品メーカー
02/3期売上高は減少で推移、カメラの不振が影響するも、その他の製品が下支え
すばる望遠鏡の「大気の揺らぎ補正」用光学レンズを製造、その他にも自社技術を活かした製品が多数
設計や技術、試作などの環境整備のための建屋を新たに建設中
新生化学工業
材料解析や技術の複合化を武器にプラ化ニーズを創造する提案型企業
多様な成形技術を活かし、プラ化ニーズを掘り起こす提案型営業
自社技術を時代の進展とともに進化させ、径3㎜の世界最小のRFIDを開発
自社の研究所では材料分析や流動解析なども手がける、解析時間の大幅短縮がユーザーに好評
樹研工業
グループ各社と海外生産拠点に加え、他社にない技術力で最先端を走る需要開拓型企業
樹研グループの成形機売上構成比が2007年には6割に達すると見込む
成形品では2002年4月に100万分の1gとなる世界最小・最軽量の歯車を開発
ユーザーの海外シフト前に海外生産拠点を構築
1998年のアジア通貨危機回避など世界情勢の把握と先見性が奏功
「ジュケンシステム」によりZDを実現 CAD/CAMの保有数や高性能射出成形機などにより生産スピードとコスト対応力ではどの企業にも負けないと自負
キャム 無人化成形システムなどによるコストダウン対応力や成形技術が強み
02年7月に中国・東莞市に新工場設立するなど積極的に海外展開を推進
3D設計に精通していることから設計時間を大幅に短縮
海外子会社との連携も可能
海外子会社を含めた連結・売上高は伸長傾向
CAE解析やプラマグ成形など自社技術を多数有する
プラスセイコー
小ロット多品種への対応力を武器に巻き返しを図る
成形、金型、成形機の「3Mシステム」構築が強み
スーパーエンプラの材料開発や製品開発などに注力
小ロット多品種に対応した自動化ラインシステム構築
今後は同システムを主力柱に活動する方針
三甲
全国展開した工場と多大な営業力が強み
01/5期売上高は過去最高の増収を計上
木製パレットの代替によりパレットが伸長傾向、全体の金型投資は年間200~300型
生産能力向上のためにトヨタ生産方式NPSを導入
関東第三工場を皮切りに順次全工場に展開予定
岐阜プラスチック工業
金型製作や材料の開発力を活かした提案型企業グループ
プラスチックは素材的な問題解決型
今後も成形加工メーカーとして新分野・新技術の開発に注力    
汎用パレットのみでなく、ノックダウン対応の新製品を積極的に開発
電線ドラム伸長、今後も拡販に注力
天馬
好調な海外展開に加え、国内ユーザーにも技術力・提案力で高い評価
01/10期は減収減益となるも、経常利益率は19.6%、純利益率は9.4%と高水準を維持
工業品部門では金型に関するノウハウと提案力を活かし、ユーザーから高い評価
今後は新規分野の開拓が課題 ISO9001を2002年10期までに全社取得予定、ISO14001も視野
タカギセイコー
カスタマイズしたCAD/CAMにより国内外生産ネットワークを構築
01/8期単体売上高は前年度比9.1%減で推移するも、 海外子会社等のユーザー対応により連結ベースでは減少幅を抑える    
各関連会社にCAD/CAMシステムを構築、各拠点の連携により世界同時生産も可能    
ユーザー評価の高さにより「アシモ」の樹脂化を担当    
高品質が求められる2輪・4輪や付加価値の高いトナーカートリッジに注力    
超微細発泡成形の研究を進め、情報通信や自動車部品分野などで展開する方針
三光合成
海外での一貫生産体制とネットワーク力を活かし、世界に通用する部品メーカーを目指す
既存技術を複合化し、さらなる新規分野の開拓を進める    
トナーカートリッジや樹脂製蓋材など消耗品戦略を中心とした展開を図る    
ハイサイクルを見越した設備により冷却設備を容易に構築
東洋化学
独自技術による製品開発が強み、今後もさらなる新製品開発、新技術開発に注力
2002年10月より電気化学工業の完全子会社に
グループ内での製販業務の連携を強化、研究開発力の向上を目指す
02/3期売上高は減少で推移するも、かつら用原糸や光ファイバースロットは好調
粘着塗工技術を応用した電磁波吸収シート「エレシールド」
2008年度には年間50億円の販売高を見込む
大船工場、渋川工場内の設備を2001年に増強、大船工場は2002年も増強予定
淀川ヒューテック
ユーザーからの問題点を拾い上げ、解決に取り組むソリューション型企業
02/3期売上高は3.1%減で推移 半導体不況の影響があったものの、液晶関連向けが下支えとなる
社名変更に伴い、営業部の組織改編を実施
取扱高の高いFPD営業部とSEP営業部に区分
部品、部材以外の製品群を取り揃え、ユーザーへのトータル提案で差別化を図る
スターライト工業
トライボロジーと多様な成形技術を基盤に 今後はバイオテクノロジー、ナノテクなどでの新商品開発に注力
2001年に徳庵工場閉鎖し中国市場でのフェノール樹脂製品の拡販に努める
システムプロダクツ部門は02/3期は26.3%減少
今後は自動車関連製品で新商品の開発、新規ユーザーの開拓に注力する方針
2001年にPP系摺動部品開発、同社初となる材料販売も視野
那須工場は稼働率を低下させるも生産体制は保持
宇部日東化成
光通信用ケーブル好調、事業構造の変革と高収益体質の確立を目指す
電子情報関連分野を中心とする成長分野に重点的に資源を投入
機能製品部門は「ラセンコンポーズ」の牽引により伸長、福島工場に製造設備を増設し、生産能力を約4割強アップ 「ダンプレート」は今後の需要に備え設備増強 また、コスト削減のため2002年後半より中国生産を開始予定
海外製品の伸長により、UCファイバーは成人向けから乳児用向けに主軸をシフト
中国江蘇省に子会社設立、04/3期の売上高は780百万円を見込む
南部化成
ユーザーニーズに即した供給体制の構築により連結ベースの売上高は維持、 今後は新規ユーザーの開拓に注力
02/3期は単体ベースでは9.2%減も、連結ベースでは横ばいを維持
海外生産シフトに伴い、国内外の売上比率も縮小傾向で推移
2002年3月の本社・裾野工場移転に伴う増強により生産能力を20%増強
小野産業
03/3期にはRHCMなど独自技術による製品売上比率50%を目指す
自社独自の技術を核として需要の創造を図る
今後は住設機器を家電、IT製品、食品容器、自動車部品とともに5本柱に育成
米GEとのクロスライセンス締結によりグローバル展開へ
02/3期部門別売上高では家電、AV情報通信(IT)分野が伸長 今後は家電、自動車、住設機器など幅広い分野への営業展開がカギを握る
草加・西方工場でRHCM対応設備を大幅に拡充
不二プラスチック
本社、仙台工場を霞ヶ浦工場に統合 さらなる企業体質の強化を図り、新たなパッケージ需要分野の開拓を推進
海外製品の流入などによりCDパッケージは単価下落続く
今後はDVDの普及率向上と新規分野の開拓がカギを握る
国内CDパッケージの約50%を生産
DVDパッケージではプレステ2は2社供給、その他は独占製造
品質の安定のために海外材料は使用しない方針
黒田化学
「メカ機能」という付加価値を武器に創造型企業への転換を図る
国内売上高は低迷も、海外子会社含めた連結ベースでは拡大傾向
カーエレ関連製品好調、異素材成形による他社との差別化が奏功
日本では設計や試作を中心としたソフト面の強化、中国では量産品の製造と国内外の役割を明確化
ミツワ電機工業
マグネシウムや環境事業など樹脂成形以外の事業も積極的に展開
携帯電話市場は飽和とみるも、マグネシウム合金のシェア拡大を目指す
成形ライン縮小し、インモールド小型射出成形機5台導入
タイの所有地に新たに工場を建設、また中国(無錫)に進出予定
ソルプラス
「ボーダーレス」をキーワードにユーザーの動向に応じた生産体制を確立
国内生産設備の海外生産移設など積極的な海外進出を展開
製品の3D設計力と金型設計からの一貫成形ライン確立が強み
伊澤製作所
モルダーから切削加工メーカーへ転進した高利益率企業
収益に応じた事業展開により01/7期経常利益率は26.3%と高利益率を維持
インジェクションか切削加工かで利益率の高い切削加工業に転換
工場内の原価管理を行い、自社の現状把握に取り組む
マグエックス
国内と海外の生産拠点の役割を位置付け、さらなる拡販を目指す
02/3期売上高は横ばいで推移、各種コストダウンが奏功し利益率は改善傾向
ユーザーへの商品提案ではマグネットというユニークさが受け、高採用率を示す
マグネットを活かし、今後は新規用途や技術開発を利用した新商品の開発に注力
関西化工
微生物研究をコアコンピタンスに据え、次なるステージを目指す
部品メーカーからフラワービジネスを展開、現在はバイオテクノロジー分野へ
売上高は年率10%前後伸長 IT製品を有していないこととオリジナル商品の販売が要因
プラ加工メーカーから脱皮を目指し設備装置システムを開発
出荷量も好調に推移し、今後もさらなる伸長を見込む
日本フッソ工業
ユーザーの問題点を明らかにし、最良の解決策を提案する問題解決型企業
半導体不況の影響により02/9期売上高は前年度比16.6%減を見込むも 需要先は海外向けが主流になり台湾への輸出が50%以上
2001年12月に帯電防止の厚膜ライニング「リチルECシリーズ」を開発
グラスライニング製品のテフロン焼付ライニングを開発、2002年4月より本格化 2001年10月に埼玉工場完成、大型のクリーン炉を擁す
東洋樹脂
半導体分野で培った導電性技術とコスト競争力を活かし他分野を開拓
半導体不況により01/6期売上高減少も、 2001年11月より持ち直したことで販売ベースで前期比20%増を記録
導電性のリールでのシェアは全体の50% 導電性樹脂ノウハウの保有と大量使用による購入ルートと価格の安定が強み
半導体分野でニーズが高まる300ミリウエハーケースを2002年中に上市予定
電気自動車での導電性技術の発揮できる分野を注目、パワステのモーター部分で採用
導電性樹脂の安定成形を可能にしたMLプロセスでトータルコストダウンを実現 タイ企業に資本参加、海外進出を本格的に展開

調査個表
エンプラス、トヨテック(トーヨーサークル)、ナルックス、新生化学工業、樹研工業、キャム、プラスセイコー、三甲、岐阜プラスチック工業、天馬、タカギセイコー、三光合成、東洋化学、淀川ヒューテック、スターライト工業、宇部日東化成、南部化成、小野産業、不二プラスチック、黒田化学、ミツワ電機工業、ソルプラス、伊澤製作所、マグエックス、関西化工、日本フッソ工業、東洋樹脂イノアックコーポレーション、リスパック、一化福島、アロン化成、筒中プラスチック工業、紀伊産業、前澤化成工業、大日製罐、タイガースポリマー、山下電気、リッチェル、釜屋化学工業、永大化工、ダイカポリマー、コルコート、阪神化成工業、永井プラスチック工業、東レペフ加工品、大誠樹脂、ハイシート工業、新興化成、サナダ精工、オーエスケー、伸和、河野プラスチック工業、神谷理研、カツロン、作新工業、高一商事、唐澤化成、加古川プラスチックス、エヌ・ワイ・ケイ、三洋化成、信越精密、国光オブラート、ダテックス、東海プラスチック工業、中国化工、川島工業所、杉プラスチック工業、アートライト工業、セイワ化成、三晃物産、和弘プラスチック工業、信濃化学工業、エルパッケージ、三協製作所、新洸化成、昭和電材工業所、ウイストン、奥住容器、昭和化成工業、ヤマキ船舶化工、荒木製作所、日本カードサービス、大伸プラスチック塗装、東和化学、ラミネート工業、三幸ケミカル、セルコ、赤松化成工業、三和化工

第3章:参考資料 プラスチック加工メーカー便覧

原料別樹脂別消費にみる各種プラ加工製品の位置付け
2002年版「プラスチック加工市場の展望と戦略」

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