2011年版 ウィンドウフィルム市場の展望と戦略

2011年3月の東日本大震災とその後の原発事故により、国内ではこれまで以上に「省エネ・節電」の重要性が叫ばれております。それに伴い、冷暖房効率を向上させるウィンドウフィルムの注目度も高まっております。本調査レポートでは、業務用ウィンドウフィルム(業者貼りルート:建築用、自動車用)、コンシューマー用ウィンドウフィルム(量販店ルート)、遮熱塗料等を取り上げ、ウィンドウフィルム市場の最新状況についてレポートに致しました。

発刊日
2011/10/14
体裁
A4 / 94頁
資料コード
C53114200
PDFサイズ
1.7MB
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調査資料詳細データ

リサーチ内容

■本資料のポイント

  • 震災と電力不足を背景に一般消費者にもウィンドウフィルムが認知される
  • 自動車用は日本国内はマイナス成長、経済発展を背景に中国市場の成長が継続
  • 建築用は2011年春以降に特需的な急成長を示す
    通年で効果を発揮する製品の開発で秋~冬シーズンの需要を取り込め
  • 飛散防止フィルム・・・屋内ガラス用に安定した需要を確保
  • 日照調整・遮熱フィルム・・・「Nanoシリーズ」一人勝ち、2011年のシェアは50%超
  • 断熱フィルム・・・夏に続き冬場の電力不足も懸念される中
    暖房効率向上のため高透明、低熱貫流グレードの開発が必須に
  • コンシューマー用・・・住友3M、リンテック、ソルーシアなど新規参入が相次ぐ
    B to BからB to Cへ、販路開拓、ブランド構築など求められる新戦略

■本資料の概要

第1章 ウィンドウフィルム市場の展望と戦略
第2章 ウィンドウフィルム市場の展望
第3章 個別メーカーの動向と展望

■掲載内容

第1章 ウィンドウフィルム市場の展望と戦略

震災と電力不足を背景にウィンドウフィルムの性能に対する認知度が向上
省エネフィルムは「オプション」から「スタンダード」としてのポジションを確立
(図)建築用ウィンドウフィルム 機能別販売量推移
冬場も含めた通年での省エネ効果を発揮する製品が求められる
低熱貫流の断熱フィルムの開発は必須
(図)吸収タイプの日照調整・遮熱フィルムの仕組み
(図)反射タイプの日照調整・遮熱フィルムの仕組み
(図)断熱フィルムの仕組み
フィルムの信頼性向上のためにも性能・効果の定義・カテゴライズの業界標準化は必要
異業種と共同での基準作成や製品開発も更なる需要拡大の課題に

第2章 ウィンドウフィルム市場の展望

1.ウィンドウフィルム市場の展望
  ワールドワイドの市場規模は年間10%前後の成長率で推移
  日本国内市場は震災・省エネ特需後の成長戦略が問われる
  (表)ワールドワイド市場におけるウィンドウフィルム市場規模推移
  (表)ウィンドウフィルム 地域別市場規模推移(自動車+建築用)
  海外主要地域別動向 経済発展を背景に中国市場の成長が継続
  米国では金属レスの自動車用ウィンドウフィルムの開発が進む
  (表)参考データ:自動車用ウィンドウフィルム 地域別市場規模推移
  (表)参考データ:建築用ウィンドウフィルム 地域別市場規模推移
2.自動車用ウィンドウフィルム
  2010年はエコカー減税と補助金政策で成長も、その後はマイナス成長に
  新車販売の減少、カラーガラスの普及により今後国内市場は減少傾向で推移
  (表)日本国内における自動車用ウィンドウフィルム市場規模推移
  (表)日本国内における自動車用ウィンドウフィルムシェア推移
  (表)自動車用ウィンドウフィルム地域別市場規模推移
3.建築用ウィンドウフィルム
  震災と各地の原発休停止に伴う電力不足の影響で2011年は特需的な拡大を示す
  省エネフィルムタイプの需要が拡大、一時は供給不足の状況に
  (表)日本国内における建築用ウィンドウフィルム 市場規模推移
  (表)日本国内における建築用ウィンドウフィルム機能別構成比
  (表)日本における建築用ウィンドウフィルムシェア
  (表)ウィンドウフィルム 参入各社の加工体制
  (1)飛散防止フィルム
  東日本大震災直後の特需で2011年は前年比120%以上の成長を見込む
  省エネフィルムへのシフト進むも屋内ガラス用に安定した需要を確保
  (表)日本国内における飛散防止フィルム市場規模推移
  住友3M、リンテックの上位2社が独自の施工ネットワーク構築で圧倒的な強み
  (表)日本国内における飛散防止フィルムシェア推移
  (2)日照調整・遮熱フィルム
  夏場の電力供給不足による暑さ対策製品として一気に知名度が向上
  2011年には前年比倍近い成長率を示す
  (表)日本国内における日射調整・遮熱フィルム市場規模推移
  住友3M「Nanoシリーズ」が一人勝ち、2011年には50%以上のシェア獲得を見込む
  (表)日本国内における日照調整・遮熱フィルムシェア推移
  (3)断熱フィルム
  夏場用から通年製品へ、季節、天候、時間を問わない効果が問われる
  (表)省エネフィルムの種類
  (表)日本国内における断熱フィルム市場規模推移
  2011年夏時点ではNI帝人商事の「レフテル」が先行
  各社から2011年秋シーズン以降の新製品開発・投入が活発化
  (表)日本国内における断熱フィルムシェア推移
  (4)コンシューマー用
  DIY・家庭用市場も本格化、販路開拓、ブランド戦略など従来とは異なる展開が課題

第3章 個別メーカーの動向と展望

住友スリーエム株式会社
  高透明省エネタイプ、高断熱タイプ、コンシューマー品など
  あらゆるニーズに応える製品ラインナップを展開
  2010年は自動車、2011年は震災・省エネ特需で建築用が大きく成長
  飛散防止フィルムは屋内ガラスの安全対策で採用を伸ばす
  省エネフィルムは「Nanoシリーズ」がビル、店舗を中心に成長
  高透明グレード、熱割れ対策グレードなどきめ細かい製品ラインナップで裾野を広げる
  金属膜タイプも安定した販売量を維持
  全国の施工店ネットワークに強み、課題であった一般家庭向けには
  コンシューマー製品を投入、2011年より本格的な販売実績を確保

リンテック株式会社
  用途、性能、製法面からウィンドーフィルムのフルラインナップ化を実現
  あらゆるニーズにきめ細かく対応できる体制で差別化
  2011年は震災、電力不足で建築用フィルムが用途を問わず拡大
  冬場も含めた通年での省エネニーズにこたえ、2012年以降も建築な需要を見込む
  透明性と熱線遮断・断熱性能を併せ持つグレードの提案を推進

三晶株式会社
  震災、電力不足の影響で2011年は特需的な成長率を示す
  低熱貫流品、コンシューマー用などニーズに即応した製品投入を推進
  2011年は3~4月に飛散防止フィルム、5月以降は省エネフィルムが拡大
  通年使用に適した低熱貫流グレードの投入も検討中
  飛散防止フィルムでは耐候性を高めたアップグレード品を投入

ソルーシア・ジャパン株式会社
  「2011年特需」後の実績拡大に意欲
  新たなニーズに対応する製品開発・投入を推進
  2011年は夏場の電力不足でソーラーコントロールの需要が急拡大
  高透明なLow-Eグレード、コンシューマー用グレードなど
  マーケット・ユーザーが求める製品の開発・投入を積極的に推進

ベカルト・ジャパン株式会社
  Low-E機能品の開発・投入で年間を通した省エネニーズに対応
  2011年は全国的な電力不足の影響で販売量は特需的に拡大
  省エネ効果の高い「ソーラーガード」が販売量の70~80%を占める
  熱貫流を抑えたLow-Eグレードの高透明品を投入
  季節、時間を問わない省エネ製品として2011年特需後の需要拡大に期待

株式会社きもと
  高レベルのコーティング技術を活かした独自の製品を投入
  2011年度に日照調整機能付製品の需要が拡大
  外貼り・セルフクリーニングに省エネ機能を付与した「ラクリーンDUO」
  工場やルーフトップなど既存品の施工が難しい用途での採用が進む

NI帝人商事株式会社
  独自のスパッタ技術で低熱貫流率、高可視光線透過率の両立を実現
  夏場だけでなく冬場の需要取り込みを目指す
  2011年は夏場の電力不足の影響で「レフテル」の販売量も急激に成長
  断熱(低熱貫流)グレードを通年での省エネ対策製品として積極的に提案
  断熱機能付グレード「ZC」はOPPラミでスパッタ層を保護、HC層が無い分価格を落とす
  断熱機能を持たない「ZH」「WH」は西日本などを中心に一定の需要を確保
  独自の計算ソフトを元にデータに基づいた省エネ提案を進める

株式会社サイバーレップス
  韓国・NEXFIL社、インド・ガルワレ社製フィルムの輸入元総代理店
  従来の商慣習にとらわれない独自の展開が高く評価される
  問屋制度や施工+フィルムセット販売からの脱却を志向
  オープンで自由度の高い展開が強み
  ユーザー自身の施工を補助する各種サービスを展開
  業界初のPETベース凹凸ガラス用フィルムなど、国内のユーザーニーズに
  確実に応える独自のラインナップで差別化

株式会社ニトムズ
  コンシューマー用ウィンドウフィルムのパイオニア
  2011年からは夏場用商品も本格的に始動
  窓用省エネシート商品群「まどエコ」、2011年は電力不足に伴う特需により
  年間売上高は大きく伸長する見込み
  断熱機能、扱いやすさ、窓の見た目を重視した製品開発を推進
  UVカット、日照調整機能を付与した夏場用の新商品が急成長を遂げる

日本特殊塗料株式会社
  遮熱塗料のパイオニア、屋根・屋上、外壁、床、窓まで
  トータルでの遮熱塗装を提案
  窓ガラス用遮熱塗料「NTサーモバランス」は2011年売上高1億円を目指す
  塗料専業のトップメーカーとしての技術力、総合力で差別化
  外観、対応可能な窓の種類、価格などでフィルムよりも高い競争力を示す
  品質保証やアフターサービス体制充実のためクローズドの責任施工体制を確立
 

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