調査目的：近年、「オタク」という言葉からネガティブなイメージは薄れつつあり、「オタク」はもはやマイナーな存在ではなくなっている。また、「オタク」が市場の担い手となっている産業も数多く存在し、経済に与える影響も大きくなっていると考えられる。
日本国内のみならず海外でも「オタク」向けとされているコンテンツ（アニメ、コミック、ゲーム等）は高い人気を誇り、近年では「クールジャパン戦略」を掲げ、国を挙げてコンテンツ産業を振興する動きもみられている。
そこで本書では、従来はマーケット分析されることが少なかったニッチな産業にも注目し、可能な限り詳細な解説を行っている。
本書は、弊社で定義した「クールジャパン／オタク市場」について、主に各分野の「オタク」と言われる熱量の高いファン・ユーザーに向けたビジネスからなる市場について、「市場構造」「市場動向」「業界動向」「消費者（オタク）動向」「製品・サービストレンド」「市場トピックス」などの観点から分析・解説しているレポートである。
今年版より「市場分析編」と「消費者調査編」を分冊して編集しており、本書は「クールジャパン／オタク市場」の各市場動向や各市場を形成している事業者の事業活動について解説した「市場分析編」である。
調査対象：矢野経済研究所で定義する「クールジャパン／オタクコンテンツ」に関わる約150の事業者および業界団体。
調査対象の「クールジャパン／オタク市場」は、以下17分野である。
「アニメ」「漫画」「ライトノベル」「同人誌」「スマートフォンゲーム」「インディーゲーム」「プラモデル」「フィギュア」「ドール」「鉄道模型」「トイガン」「サバイバルゲーム」「アイドル」「プロレス」「コスプレ衣装」「メイド・コンセプトカフェ、コスプレ関連サービス」「ボーカロイド」
調査方法：事業者への面接取材、アンケート調査、電話調査、文献調査、弊社独自の資料等による調査を実施。
調査期間：2022年6月～2022年9月

「オタク」市場に関する調査を実施（2022年）
「オタク」の主要14分野では、2021年度は10市場で成長を遂げる
～うちホビー関連4市場は巣ごもり需要が継続し成長基調を維持、残り6市場は新型コロナウイルス感染拡大の影響から回復するもコロナ禍前の水準まで至らず～

2021～2022年度の「オタク」関連分野17市場の動向を解説

• オタク関連分野17市場
  ①アニメ ②漫画 ③ライトノベル ④同人誌 ⑤スマートフォンゲーム ⑥インディーゲーム ⑦プラモデル ⑧フィギュア ⑨ドール ⑩鉄道模型⑪トイガン ⑫サバイバルゲーム ⑬アイドル ⑭プロレス ⑮コスプレ衣装 ⑯メイド・コンセプトカフェ、コスプレ関連サービス ⑰ボーカロイド
• 各市場の解説内容
  市場概況／市場構造／市場動向／主要事業者動向／ユーザー（オタク）動向

各市場の主要事業者55社についてケーススタディ分析

• 主要事業者55社
  IGポート／東映アニメーション／KADOKAWA／講談社／集英社／小学館／アリスブックス／エイシス／コミケット／コミティア／虎の穴／アカツキ／ガンホー・オンライン・エンターテイメント／Klab／グリー／コロプラ／Cygames／ディー・エヌ・エー／ミクシィ／アクティブゲーミングメディア／集英社ゲームズ／STAND／room6／青島文化教材社／海洋堂／グッドスマイルカンパニー／壽屋／タミヤ／BANDAI SPIRITS／フリュー／メディコム・トイ／アゾンインターナショナル／ボークス／関水金属／トミーテック／ケーエスシー／東京マルイ／BAKERU／アップフロントグループ／Seed & Flower／ジャニーズ事務所／DH／乃木坂46／CyberFight／新日本プロレスリング／ブシロードファイト／クリアストーン／コスパ／インフィニア／クリアエムイー／タブリエ・マーケティング／ネオディライトインターナショナル／メイリッシュ／Ring-O／クリプトン・フューチャー・メディア
• 各社の分析内容
  企業概要／業績推移／関連データ推移／事業概要／事業体制／事業概況／事業戦略／新型コロナウイルス感染拡大による影響、対応／今後の展望 など
  ※事業者によって掲載項目に差異あり

オタク関連分野17市場116社の事業者データを掲載

• 各社の掲載データ内容
  企業概要／業績推移／関連事業概要
  ※事業者によって掲載データに差異あり