ＰＡＲＴⅠ　医療用ディスポーザブル製品の市場動向と有力企業の徹底分析

• 医療用ディスポーザブル製品の市場動向　とカテーテル＆チューブの市場予測
• 薬事工業生産動態統計
• 2001年における主要50分類の国内出荷は0.05ポイントアップの6,364億円
• 72製品(79分類)調査品目における市場推移
• 2002年度72製品で前年比2.8ポイントアップの2,314億円、2006年度は2,400億円強と厳しい市場環境に
• 2002年度 カテーテル＆チューブ（52製品）は0.7ポイントアップの1,677億円、2006年度1,648億円とマイナス市場形成の可能性
• ＩＶＲ製品市場推移
• 2002年度6.7ポインアップの1,340億円、成長率鈍化で2006年度は1,441億円予測

ＰＡＲＴⅡ　カテーテル＆チューブ、IVR製品の品目別市場推移

§1　PTCA市場　　 PTCAバルーン（POBA）、ガイディング ガイドワイヤー、アクセサリー

PTCA　Balloon　

• PCI症例15.7万例と増加の中、使用本数減とDirect Stent症例増で、PTCAバルーンの販売本数は微減実績
• 血栓吸引冠動脈対応で新製品相次ぐ
• PTCAガイディングカテーテル市場　
• 外資系メーカートップシェアもも国産メーカー実績アップ

PTCAガイドワイヤー市場　

• 2002年度23万本強

PTCAアクセサリー市場（インデフレーター､Yコネクター）　

1. 企業実績に二極化

§２　Coronary　Stent

Stent症例ベース11.2万例、Direct Stent症例増

企業別動向：日本ガイダント トップシェアの中、有力企業Drug-eluting Stentに期待

§３　Coronary Atherectomyカテーテル

日本ガイダント過去最高

§４　ＰＴＡカテーテル（バルーン･アテレクトミー）

2002年度Periphralタイプで5万本強まで市場拡大

§５　（コロナリーを除く）

メタリックステント

• Peripheral Stent 2002年度参入2社 8,350本、頸動脈対応を含め新製品上市予定相次ぐ

§６　脈管造影用カテーテル

• 2002年度数量ベースでは1万本増の205万本強、販売金額は償還価格改定でマイナス市場

§７　脈管造影用(バルーン)カテーテル

• 2002年度3.1万本強、マイナス実績続く
• オクリュージョンカテーテル特殊型、2002年度大幅増

§８　マイクロカテーテル、ガイディング、ガイドワイヤー

• 2002年度トータル市場77億円強、腹部領域後発国産メーカー大幅増
• 企業別動向：腹部領域の企業シェア大幅変動

マイクロカテーテル　

• 2002年度腹部11万本強、脳分野2万本強、腹部領域では後発企業のシェアアップ
• 高周波熱凝固療法装置：「Cool-tip　RF　System」のプロープ続伸

マイクロ用ガイディングカテーテル　

• 外資系企業の優位変わらず

マイクロ用ガイドワイヤー　

• テルモ更なるシェアアップの中、後発国内メーカーもシェアアップ

§９　エンボリコイル＆デタッチャブル　　　バルーンカテーテル

塞栓用コイル（エンボリコイル）　

• 2002年度数量ベースで5ポイントアップの141,800本ヒラタは標準型で55％のシェア、BSJは「GDC」新シリーズ投入、カネカは「ED COIL」2003年度大幅増計画

デッタチャブルバルーン　

• 市場拡大せず

§10　血管造影用ガイドワイヤー

• 腹部領域血管造影件数減少でマイナス実績続く

§11 冠動脈造影用センサー付

ガイドワイヤー　

• 市場は右下がりの実績に、2002年度9,200本

§12　シースイントロデューサーセット

• 2002年度175万本弱、上位国産メーカーアップ実績、「シース入りアンギオキット」に注目

§13　動静脈圧測定用カテーテル （ウェッジ圧モニター）

• マイナス成長続き2002年度は10,130本

§14　サーモダイリューション

カテーテル

• 数量ベースでは横這い実績の中、エドワーズライフサイエンス大幅増でシェアアップ

§15　血栓除去用カテーテル

シャント対応で63％強

• Thrombolysis市場（血栓溶解・吸引）について

§16　ＩＶＣフィルター

• 2002年度 下大静脈留置フィルターセット（Permanent Type）で4,500セット弱、血管内血栓異物除去用留置カテーテル（Temporary）も2,200本と大幅増

§17　(血管内)異物除去用セット

• 市場は5,000本弱に、ソリュウション新製品「Soutenir」上市

§18 極細内視鏡 細径内視鏡システム

• ファイバーテック更にシェア拡大
• ハンディタイプ内視鏡：2002年度875本

§19 血管内超音波プローブ（超音波イーメジングカテーテル）

• Coronary Stent症例の45％以上、CoronaryAtherectomy症例の90%以上で採用か、2003年度大幅アップ

§20　血圧モニタリングキット

• 2002年度ディスポ・セミディスポで130万セット弱、Biosensors社（セミディスポ）は代理店変更
• （観血的）血管内血液ガス連続（間欠）　　モニタリングシステム
• バイエル・メディカルが独占市場

§21　アンギオキット（アンジオキット）

• アンギオキット／パック年間55万キットに、造影剤注入装置専用タイプ相次ぐ上市

§22　ＩＡＢＰ Ｂａｌｌｏｏｎ（大動脈内バルーン）カテーテル

• 2002年度数量ベースで3.1ポイントアップの2万本強

§23　体外循環用カニューレ

• 人工肺症例微減推移で体外循環用カニューレも伸びず

§24　電極カテーテル

電極カテーテル　

• トータル市場は11万本突破、心臓電気生理学的検査機能付加型は6.3万本の市場形成

カテーテルアブレーション市場　

• 市場成長率鈍化の中、発売元変更／新製品・新規参入相次ぐ

§25　バルブロプラスティカテーテル

• 2002年度1,500本、市場は右下がりの推移

§26　心臓関連注目製品

心臓領域：Off-Pump症例、Spectraneticsエキシマレーザーについて
内視鏡下外科支援システム　

§27　フォーリーカテーテル

• トータル市場は1,008万本強、ラテックスは上位寡占化傾向の中トレイキットは拡大続く

§28　尿管カテーテル

• メディコン2002年度はシェアアップ

§29　尿管ステント（セット）

• 上位企業10億円に迫る勢い、2002年度ユニットベースで4.5ポイントアップ

§30　BPH（前立腺肥大症）治療製品

• 2002年度Permanent Typeで1,800本、Temporary Typeは2,400本市場に

§31　ネフロストミーカテーテル(セット)腎盂

• 年間症例数は2.5万例前後に

§32　ネラトンチューブ

• 2002年度もネラトンカテ プラス実績、自己導尿は27万本弱

§33　ＢＰＨ治療用メタリックステント

• 年間市場1,800本～2,200本前後で推移

§34　気管内チューブ・気道確保チューブ

気管内チューブ　

• 2002年度微増の中、分離肺手術用気管内チューブ新規参入相次ぐ

気道確保（救急用）チューブ　

• スミスメディカルジャパン新製品上市

§35　気管切開用チューブ(カテーテル)

• 2002年度133万本強の市場形成、上位企業安定推移
• 経皮的気管切開について

§36　サクションチューブ(吸引カテーテル)

• 2002年度 5,936万本、2番手グループ企業2ケタアップ

§37　硬膜外カテーテル

• 2002年度硬膜外キットは113万セット、硬膜外カテーテル単体は46万本に減少

§38　（コロナリー・バスキュラーを除く）各種メタリックステント

胆管メタリックステント

• 2002年度15,340本、上位2社マイナス実績の中、「JoStent Self X」売れ筋に

食道メタリックステント

• 2002年度5,440本、Boston圧倒的シェアも症例数は減少傾向に

気管・気管支メタリックステント

• トップシェア企業アップ実績

§39　(ｶﾃｰﾃﾙｱｸｾｽ)ポート・ＣＡＰ

• 静脈用の伸びで2002年度も2ケタ成長の3.8万ケ強
• 動注用カテーテル：アンスロン高シェアの中、「ジェントリー」2003年度大幅アップ計画

§40　ストマックチューブ
ストマックチューブ2002年度320万本強、イレウスチューブは微減実績に

§41　（超音波ガイド下）ＰＴＣＤセット

• 2002年度6.36万セット、市場拡大せず

§42　ペグ・ガストロストミーカテーテルキット（セット）

• 交換用カテーテル大幅増、2002年度キット6.9万、交換用カテーテル13.5万本

§43　栄養チューブ・ＥＤチューブ

• 2002年度トータル市場は10億86百万円のアップ実績

§44　消化管バルーンカテーテル

• 年間23,000本強

§45　食道静脈瘤硬化療法セット、食道静脈瘤結紮術

• EIS穿刺針アップ実績、EVLセットはマイナス実績

§46　シャントバルブ＆ドレナージ(セット)

シャントバルブ　

• トータル症例数は、1.5万例強の減少傾向、圧可変式はフラットな9,130ユニット

脳外用ドレナージ　

• カネカ圧倒的シェア続く

§47　子宮内圧測定用カテーテルセット（キット）

• 参入2社で年間3.8万本強

§48子宮・卵管用カテーテル

• 2002年度5,000本増の7.6万本弱、住友ベークライト圧倒的シェア

§49　シリコンドレーンチューブ

• カネカメディックス70％弱のシェア続く

§50　高カロリー用カテーテル

• 中カロリー輸液増加で市場拡大せず
• 新生児・未熟児・中心静脈栄養カテーテル市場

§51　マルチルーメンカテーテル

• 2002年度44.6万本弱、上位2社で独占化傾向

§52　温度センサー付カテーテル

• トータル販売本数は安定推移の50万本弱に

§53　ブラッドアクセス

• Quintonも移管させた日本シャーウッド圧倒的シェアの中、「VasCath」は過去の水準に近づく

ＰＡＲＴⅢ　 参入企業分析