2004年版 ポリエチレン市場の徹底分析
発刊日
2004/05/26
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体裁
A4 / 227頁
資料コード
C45113800
PDFサイズ
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調査資料詳細データ
リサーチ内容
はじめに
第1章:ポリエチレン市場の展望
第2章:種類別ポリエチレン市場の動向
【1】 HDPE市場の展望
【2】 LDPE市場の展望
【3】 L-LDPE市場の展望
【4】 EVA、エチレン系コポリマー市場の展望
【5】 V-LDPE市場の展望
第3章:ポリエチレンメーカーの動向と戦略
日本ポリエチレン
三井化学
住友化学工業
日本ユニカー
東ソー
旭化成ケミカルズ
出光石油化学
宇部興産
京葉ポリエチレン
三井・デュポン ポリケミカル
日本ソルベイ
第1章:ポリエチレン市場の展望
- 得意分野を最大限に活かした事業方向性の見極めが勝ち残りのカギ握る
- 国内出荷量は横ばいで推移 超汎用品の生産は海外が担当する図式に
- JPE、三井化学などの大規模メーカーは「量」と「高付加価値」を2本柱に
- 小規模プラント生産も「多様なニーズへの対応力」「特殊品への特化」で
- 価格の取れる事業展開を目指せ
- コストパフォーマンスに優れたPE事業の構築にはコンビナート単位での提携も課題に
- 2003年は自動車ガソリンタンク、エコ電線などが市場拡大へ
第2章:種類別ポリエチレン市場の動向
【1】 HDPE市場の展望
加工品輸入量の増加により国内HDPE市場の縮小続く
生産集約、特殊品・機能品への生産シフトなどHDPE事業のスリム化が進む
フィルム分野では産業用フィルムや少量多品種対応のフィルム向けへシフト
ブロー分野は大型ブロー向けの需要が拡大傾向 工業薬品缶向けも各社拡販を図る
PE製自動車ガソリンタンクの搭載率アップ 国内では日本ポリエチレンの独り勝ちも
射出成形ではPPからの代替によるボトルキャップ向けが好調
パイプ業界が配水管のPE化を積極推進も市場拡大に勢いはなく各社の競争が激化
【2】 LDPE市場の展望
フィルムのL-LDPE化は鈍化、
LDPEのピュアリティを活かした高機能・高付加価値分野で存在感
加工紙分野、次の開発ステージは低臭から無臭グレードへ
エコロジー志向の高まりを受け電線被覆ではノンハロゲン難燃グレードが拡大
【3】 L-LDPE市場の展望
C4品は日本ポリエチレンへの一極化進む、他社はHAO化が拡大
シーラント分野ではHAOグレードによる市場拡大が続く
HAO-L-LDPEはそれぞれの特長を活かして棲み分ける
押出ラミでは歴史と対応力で日本ポリエチレンが圧倒的
溶液法のHAOグレードも存在感
【4】 EVA、エチレン系コポリマー市場の展望
EVA 2003年国内需要は4年ぶりに回復 PVC代替需要を取り込む
EVA フィルム分野では農業用フィルムで安定した需要を確保
各種エチレン系コポリマーではニッチ分野、特殊分野の新規用途開拓へ
EEA、EMMAでは難燃性電線被覆向けの拡販に注力
【5】 V-LDPE市場の展望
フィルム用途、改質用途ともにメタロセン系プラストマーが勢力を拡大する
低密度領域ではEPRも成長
第3章:ポリエチレンメーカーの動向と戦略
日本ポリエチレン
東洋一のPEメーカー誕生、真のリーディングカンパニーを目指す
統合メリットを活かした最適な事業体制の構築に取り組み始める
HDPEではガソリンタンク向けで国内市場を独占 2003年出荷量は前年から倍増の16,000t
LDPE フィルム分野ではシナジー効果を発揮して新規ユーザーを確保
EVAではPVC代替の需要が安定 貼合フィルムはL-LDPE化が進む
メタロセンL-LDPE「ハーモレックス」「カーネル」は2003年60,000tを超える出荷量
ラミ分野の需要はメタロセンL-LDPEで対応
三井化学
トップの技術力を武器に、品質向上とコストダウンの2本柱で展開する
HDPEガソリンタンク向けの品質に自信、PFT採用の車種への搭載を期待
LDPEはオートクレーブ法を活かし、押出ラミ分野で市場を死守
メタロセンL-LDPE「エボリュー」は海外HAO市場を取りに行く
他社の追随を許さない品質と信頼 「ウルトゼックス」は安定した需要を確保
住友化学工業
徹底したコスト合理化を追求 高機能樹脂による新たな展開へ
ポストメタロセンの新触媒技術活かした新型ポリエチレンの開発進む
メタロセングレード「スミカセンE」は貼合フィルムで強み コスト競争力で他社との一線を画する
V-LDPE、プラストマーなど高機能樹脂の充実したラインナップで事業強化を進める
日本ユニカー
電線被覆など特殊品を主体とした事業展開で単独での生き残りを図る
コンパウンドでは内製化率の向上に注力、電線分野でのコストダウンを推進
電線では中国におけるインフラ整備需要拡大に期待
JIS化によってエコ電線に追い風
「ナックセーフ」「ナックセーフエコ」を主軸に電線・ケーブル分野での市場拡大を狙う
LDPEではピュアリティが求められる特殊グレードの開発に注力
最後発のメタロセングレードでは改質材、農業用フィルム、土木用フィルムなど 独自の用途開発を進め る
EVAはラップフィルム向け、EEAは改質用で展開
東ソー
独自のプラント条件を活かして多様なニーズに対応
LDPE 押出ラミの低臭グレード、IT関連フィルム、成形品の拡販及び研究開発に注力
さらに機能性フィルム向けのグレード開発へ
HAO L-LDPEは貼合フィルム、押出ラミで好調 小ロット対応も強み
HDPEは大型ブローとパイプ分野に注力
EVAは5%前後~42%の幅広いVAコンテントでピンポイント対応へ
旭化成ケミカルズ
独自の特殊グレードでマーケットの新規開拓を推進
03年の特殊品化率は30%にまで拡大、07~09年を目処に40~50%を目指す
メタロセンHDPE「クレオレックス」でパイプ分野に注力
2003年は架橋パイプ向けで市場拡大
LDPEの国内出荷量は2年連続増加傾向 全分野で着実に拡販を進める
世界初の製品化に成功した超高分子量PEで、HDPEの新規用途開拓へ
出光石油化学
石油系企業の「パイプライン」を活かしたコスト競争力と川上から川下までの一貫体制に強み
C8L-LDPE「モアテック」の生産比率をあげ HAO市場での拡販を図る
HDPEフィルムは原料から加工までの一貫した強みを更に強化
宇部興産
小規模プラントを武器に特殊品展開を強化
新規ユーザー開拓によって多層フィルム向けLDPEの拡販及び応用研究に注力
LDPE製電線被覆ではトップクラス 発泡グレードで特殊用途の開拓を推進
EVAはストレッチフィルムで好調 チューブラー法の良さを活かした展開へ
メタロセンL-LDPE「ユメリット」は品質と開発力に高い評価 フル生産体制が続く
京葉ポリエチレン
テーマの選択と徹底したコストダウンで体質強化を図る
主力のフィルム向けはニーズに応じてグレード開発を推進
耐黄変+帯電防止グレードなどの差別化、高強力ヤーン、繊維分野の充実を図る
三井・デュポン ポリケミカル
幅広いエチレン系コポリマーのラインナップで多彩なニーズに応える
高VAコンテントのEVAでは圧倒的な強み VAコンテント46%までラインナップ
EVAの機能を補完する「エバフレックス-EEA」で新規用途開拓へ
アイオノマー樹脂「ハイミラン」は易横裂き性、非帯電性を活かした包材向けに注力
エコ電線被覆材「ノンフラム」など環境問題に対応する製品拡販を図る
日本ソルベイ
世界市場での実績を武器に国内シェアのさらなる向上へ
コンパウンド済みのパイプグレードで市場拡大を図る
国内自動車におけるガソリンタンクの樹脂化進展に期待
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