2012年版 プラスチック軽量容器市場の徹底分析

プラスチック軽量容器市場では大手メーカーを中心に競争の激化が続いていますが、トップを走るエフピコと他社との距離が縮まっているとは言えません。こうした状況下、本調査レポートではエフピコの強みを分析するとともに、プラ軽量容器市場およびシート市場をPS系、PP系、PET系の素材別に調査。加えて、大手小売店・ベンダーに対して容器に求める機能等についてヒアリングを行うことで、プラスチック軽量容器市場の将来を展望いたしました。また、2012年5月に厚生労働省より通達された「食品用器具及び容器包装における再生プラスチック材料の使用に関する指針」のプラスチック軽量容器市場への影響についても概観しました。

発刊日
2012/12/27
体裁
A4 / 171頁
資料コード
C54118100
PDFサイズ
3.1MB
カテゴリ

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調査資料詳細データ

リサーチ内容

■本資料のポイント

  • 情報収集、提案、意思決定「現場力」が事業飛躍の鍵を握る
  • PSP容器市場は「MFP」が牽引
    トレーは価格競争が再燃
  • A-PET容器市場ではエフピコ、リスパックが共存しながら高成長を続ける
  • 二軸延伸PETの市場投入が始まるも
    本格普及は2013年に持ち越しへ
  • 輸入品との競争にさらされるOPSシート市場
    次の一手は海外生産か
  • 発泡PP容器市場はシュリンク傾向
    中央化学が「SD」でハイエンド市場の創出を狙う
  • 厚労省がプラスチック再生材料のガイドラインを策定
    容器・シート市場への影響度には不透明感が漂う

■本資料の概要

第1章:プラスチック軽量容器市場の展望
第2章:プラスチック軽量容器の市場動向
第3章:プラスチック軽量容器メーカーの展望と戦略
第4章:プラスチックシートの市場動向
第5章:プラスチックシートメーカーの展望と戦略

■掲載内容

第1章:プラスチック軽量容器市場の展望

成熟市場だからこそ問われる「売り切る」組織づくり
PSP、PET、発泡PPで技術革新が進展し、各市場はプラス成長を遂げる
  (表・図)主要素材別プラスチック軽量容器 市場規模推移
  (表)容器に求められる特性
2012年は容器メーカーによる食シーンの提案が活発化
情報収集、提案、意思決定
「現場力」が事業飛躍の鍵を握る
  (表)主要メーカー売上高・売上高経常利益率推移
  (図)エフピコ物流の形態
プラスチック軽量容器のリサイクル状況
【参考資料】主要メーカーの知財取得状況
①エフピコ
②中央化学
③シーピー化成
④リスパック

第2章:プラスチック軽量容器の市場動向

〔1〕PSP容器市場
  PSP容器市場は2012年もプラス成長が続く、2013年は成長率も上昇へ
    (表)PSP容器 市場規模推移
    (表・図)PSP容器メーカー原反使用状況からみたシェア推移
    (表)PSP容器メーカーの原反使用状況から見た用途別需要推移
  低価格帯のPBカップ麺が増加、PSP容器にはパッケージデザイン対応が求められる
  発泡PS系容器は内容物のレンジアップ・長期保存に対応し、需要を順調に拡大させる
〔2〕PP軽量容器市場
  (1)PPフィラー入り単層容器、PP/PSアロイ容器
  発泡PS系「MFP」、発泡PP系「SD」などとの競合が激しさを増す
  リスパックによるバイオ化は市場の起爆剤となるか
    (表)PPフィラー容器 市場規模推移
    (表・図)PPフィラー容器 メーカー別出荷量推移
  (2)発泡PP容器
  中央化学「SD」の需要本格化により、発泡PP系容器市場は2013年にプラス成長へ
    (表)発泡PP容器 市場規模推移
    (表・図)発泡PP容器 メーカー別出荷量推移
〔3〕PET系軽量容器市場
  PET系容器市場はエフピコ、リスパックの2強が共存しながら高成長を維持
  延伸、バイオ化、再生と素材の多様化が進む
    (表)PET系容器 市場規模推移
    (表・図)PET系容器 メーカー別出荷量推移
  A-PET容器では優れた透明性や成形性などを活かした食シーンの提案が始まる
〔4〕PS系軽量容器市場
  (1)OPS容器・蓋材
  他素材との競合が激しさを増し、2013年のOPS容器市場は減少幅が拡大へ
    (表)OPS容器 市場規模推移
  2012年はデンカポリマーがごみ減容化につながるフードパックを上市
  軽量化や耐熱をキーワードとした製品開発も続く
    (表・図)OPS容器 メーカー別出荷量推移
  (2)PS単体容器(真空・圧空)
  仕出し・オードブル需要は伸び悩むも
  ソリッド特有の清涼感を演出できる寿司・刺身向けが持ち直す
    (表)HIPS容器 市場規模推移
    (表・図)HIPS容器 メーカー別出荷量推移

第3章:プラスチック軽量容器メーカーの展望と戦略

株式会社エフピコ
  企業力のさらなる強化を図り、中期の目標売上高3,000億円の達成を目指す
  新素材開発や持続的な新製品投入により
  簡易包装容器市場で一層のシェア拡大に取り組む
  2012年7月に関東八千代工場が竣工
  2013年には九州と関西でピンキングセンターが稼動予定
  PSP容器ではトレーが伸び悩むも、発泡PS容器「MFP」が幅広い用途で採用が広がる
  二軸延伸PETは「MFP」の蓋材として2012年11月に市場投入
  VRVシートを用いた「エコAP」は「APFC」シリーズからの切替が進む
  透明PPではPP樹脂の汎用グレードに核剤を添加しヘイズ値1.5を達成
  2012年7月に中部リサイクル工場のメカニカルリサイクルプラント2号機が稼動
  PETリサイクル事業拡大に向け関東、福山へのプラント導入も計画

中央化学株式会社
  業界のパイオニアとして、LCAに基づくモノ作りを推進
  住空間プロデューサーとコラボし、秋の展示会で新たな食シーンを提案
  プラスチック容器の概念を超えた新しいテーブルウェア「SD style」で新市場の創造を狙う
  岡山工場と騎西工場の東西2拠点で新素材の量産体制が整う
  戦略製品「SD」はCVSを中心に百貨店やレストランなどで採用が始まる
  PSP、OPSのPS系容器の需要は伸び悩み
  A-PET容器では都市型店舗向けに「ドルチェ」シリーズを上市
  リサイクル三原則を掲げ、リサイクル手法のベストミックスを追求

シーピー化成株式会社
  高度な金型・成形技術をベースに売り場基点の商品づくりを推進
  2012年は東京、大阪、金沢、福岡の4支店でミニ展示会を開催
  ディーラーとの信頼関係を維持しながら小売店への提案活動を強化
  2013年1月に中部物流センターの建設を開始
  近畿・中部・関東地方への需要拡大に伴う安定供給体制を整備へ
  PSPトレーは新製品効果による前年から微増推移
  「SF」では独特のラウンドデザインを実現した「華皿」シリーズが好調
  OPS容器では透明トレー「エコC」を拡充
  「BF」は一部の需要が「SF」に置き換わるも、「ハカマ」「華」シリーズの拡販に努める

リスパック株式会社
  安全・安心を前提とした「独自技術、絆、バイオ素材」の独自化戦略を展開
  2013年3月期上期売上高は前年同期比8%増で推移
  バイオ・絆等独自化分野を強化
  バイオPPフィラー容器、バイオPET容器は大手小売店で採用が進む
  A-PET容器は2012年に前年比20%近い増加率で推移
  生活者の食シーンを想定した新シリーズ「よつば」「つどい」の販売が好調
  PSPでは加工食品トレー、寿司・刺身容器の販売を重点化
  2012年9月にVRVシートの使用を中止し、安全・安心に向けた取り組みの徹底化を図る

デンカポリマー株式会社
  環境負荷低減を意識したスチレン系容器の開発を推進
  2012年6月にごみの減容化につながる「くしゃっとパック」を市場に投入
  PSP容器では幅広い内容物に使える「石庭」シリーズが堅調
  弁当・惣菜向けの規格品として耐熱PSP容器の販売を強化

アテナ工業株式会社
  既存分野の需要維持・拡大に加え、B to C分野への展開を強化
  2012年9月にシモノコーポレーショによるMBOに向けたTOBが成功
  株式の非公開化による長期視点の経営に舵を切る
  電子レンジ用調理器具「ラ・クッカー」は順調に売上げを伸ばす
  2012年には救命ドリル「スクーマン」を製品化し、医療分野へ本格参入
  「ペプラカップ」はカップ麺のキングサイズなど採用商品が順調に増加
  シートメーカーと共同で新たな耐熱素材の開発に取り組む

株式会社ギンポーパック
  消費者の潜在ニーズを満たす機能付与で
  「パルファイン」のさらなる需要拡大を目指す
  2012年4月に四国パックと合併し、製品ラインナップの充実化を図る
  「パルファイン」はレンジ調理容器としての採用が着実に進む
  OPS容器はユーザーの商品アイテムの絞込みの影響を受ける

第4章:プラスチックシートの市場動向

〔1〕PSPシート市場
  2012年は一般反が市場を牽引、10万t超えが視野に入る
    (表)PSPシート 市場規模推移
    (表・図)PSPシート メーカー別出荷量推移
    (表)PSPシート メーカー別用途別出荷量及びシェア(2010年~2012年見込み)
  PS/変性PPE発泡シートの需要が拡大傾向、再び熱を帯びる「耐熱ニーズ」の取り込み
    (表)PSPシート用途別出荷量推移(食品分野)
  震災特需の反動を余儀なくされ、ラミ丼は2008年以来の前年割れへ
    (表)即席めん類等の生産量の推移
〔2〕A-PETシート市場
  食品分野は堅調推移、非食品分野は2013年に回復基調に転じる見通し
    (表)A-PETシート 市場規模推移
    (表・図)A-PETシート メーカー別出荷量推移
  2012年4月に再生プラスチック材料の使用に関するガイドラインが発出
  メーカー各社の対応は二つに分かれる
    (表)A-PETシート バージン・再生別 市場規模推移
  非食品分野ではカット板への注目度が上昇
  A-PETシートで培った技術・ノウハをベースに延伸、バイオ化の取り組みも始まる
    (表)A-PETシート 需要分野別市場規模推移
〔3〕OPSシート市場
  逆風が続くOPSシート市場
  2013年にはエフピコ、中央化学の大手2社向けで1万t超の需要消失へ
    (表)OPSシート 市場規模推移
    (図)OPSシート 用途別構成比(2012年見込み)
  価格競争力強化に向けた処方箋が不可欠、海外生産が次の一手か
    (表・図)OPSシート メーカー別出荷量推移
    (表)OPSシート 主要メーカー 生産体制一覧
  メーカー各社はA-PETシートがカバーしにくい耐熱領域に焦点を定める

第5章:プラスチックシートメーカーの展望と戦略

積水化成品工業株式会社
  機能性の付加と適正な価格帯の両立を目指した製品開発に取り組む
  2012年はカップ麺向けが震災特需の反動減、トレー向けも伸び悩む
  耐寒耐熱性や靱性に優れるレンジ容器向けの一般反が好調推移
  PPFシートや耐熱PSPシートの代替により今後も大幅な出荷増を見込む

株式会社JSP
  エンドユーザーのニーズを機能で具現化する製品開発を推進
  2013年度中に新たな開発シートの上市を計画
  PPFシートやPS/変性PPEシート代替を狙う

ポリテック株式会社
  専業メーカーならではの開発力で
  A-PETシートのさらなる機能向上に取り組む
  2013年に和歌山工場への一軸延伸設備の導入を計画
  薄肉化をテーマに新たな需要の獲得を目指す
  工業用の不振が響き、2012年のA-PETシート出荷量は低調に推移

三菱化学株式会社
  樹脂・剤に遡った機能性や環境適性に優れるグレード開発を推進
  食品、非食品ともにA-PETシートの厳しい需要環境が続く
  給紙技術、価格対応力を高めながらカット板の出荷増を狙う
  バイオPETシートの開発が完了、耐熱シートは非食品分野を中心に拡販に取り組む

ウツミリサイクルシステムズ株式会社
  ポリエステルリサイクルのリーディングカンパニーとして
  安全・安心を支える技術開発を追求
  2012年5月に固有重合ペレットがFDAのNOLを取得
  同年11月より厚労省のガイドラインに適合した再生A-PETシートの出荷を開始

オージェイケイ株式会社
  押出技術と表面加工技術にさらに磨きをかけ、新規用途の開拓に取り組む
  2012年内にはPCやPMMA製薄肉フィルムの本格生産に向けた設備の改造が完了
  A-PETシートでは新規耐熱グレードの上市が視野に入る

サンディック株式会社
  高度な延伸技術を活かせる新分野への展開を模索
  輸入品との競合が激化し、2012年のOPSシート出荷量は前年割れへ
  耐熱グレードの販売をさらに強化、深絞り対応の「810」はA-PET代替として採用が始まる

電気化学工業株式会社
  耐熱グレードの拡販でOPSシート事業の持続的な成長を目指す
  他素材との競合は激しくなるも、2012年の出荷量は横ばい推移が続く見通し
  ソフトOPSシート「ソフリア」の需要は緩やかに動き始める

ダイセルポリマー株式会社
  既存のOPSシートのブラッシュアップに重点的に取り組む
  輸入品との競争激化により、2012年のOPSシート出荷量は前年割れを見込む

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