2014年版 プラスチック軽量容器市場の徹底分析

2013年のプラスチック軽量容器市場では大手メーカーを中心に値上げの時期を探る心理戦が続きました。もはや価格競争は日常の光景といえますが、原料価格の高止まりが予想されるなか、メーカー各社の素材戦略が新たなステージを向かえつつあります。
業界のトップのエフピコが「バージンからエコ」「OPSからPET・PP」を掲げるなか、2014年には中央化学とシーピー化成がA-PET容器市場での展開を強化するものとみられます。これにより、リスパックを加えた大手4社による価格競争の領域が「PS+PET」となり、シートメーカーの戦略にも大きな影響を与えそうです。また、チルド弁当やレンジアップ食品の需要拡大に伴い、「耐熱&発泡」の開発テーマがさらに重要性を増すでしょう。
本調査レポートではPS系、PET系、PP系という素材別にプラスチック軽量容器市場を展望するとともに、2015年から本格化するであろうA-PET容器市場での競争激化を見据えた容器メーカー・シートメーカー各社の戦略を分析しました。

発刊日
2014/02/21
体裁
A4 / 140頁
資料コード
C56101800
PDFサイズ
2.6MB
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調査資料詳細データ

資料ポイント
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  • 2015年を睨んだ素材のベストミックスが急務
  • 発泡PS系、耐熱PSPなど電子レンジ対応素材の市場投入が活発化
  • レンジアップ商品のメニューが拡大、発泡PPの断熱性への評価が高まる
  • PET系の市場規模は2014年に20万t台が射程圏内に入る 
    中央化学とシーピー化成の本格参入で2015年には競争激化へ
  • 競合素材に透明PPも加わり、OPSの需要はもう一段の縮小に
     

資料概要
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第1章:プラスチック軽量容器市場の展望
第2章:プラスチック軽量容器の市場動向
第3章:プラスチック軽量容器メーカーの展望と戦略
第4章:プラスチックシートの市場動向
第5章:プラスチックシートメーカーの展望と戦略

リサーチ内容

■掲載内容

第1章:プラスチック軽量容器市場の展望

2015年を睨んだ素材のベストミックスが急務!
プラ軽量容器市場は発泡PS、OPETが牽引役となりプラス成長が続くも
A-PET容器市場で新たな競争が勃発へ
(表・図)主要素材別プラスチック軽量容器 市場規模推移
(図)ベンゼン価格推移
耐熱、発泡、透明をテーマに開発競争は熾烈化の一途
利益を獲る製品・素材の明確化が不可欠に
(図)主要容器メーカーにおける新製品・新素材の開発動向

第2章:プラスチック軽量容器の市場動向

〔1〕PSP容器市場
  エフピコ「MFP」が牽引し、PSP容器の市場規模はプラス成長が続く
  (表)PSP容器 市場規模推移
  (表・図)PSP容器メーカー原反使用状況からみたシェア推移
  (表)PSP容器メーカーの原反使用状況から見た用途別需要推移
  発泡PS系、耐熱PSPなど電子レンジ対応容器の市場投入が活発化
  PSPどんぶりの需要は前年並みで推移
  PSP容器のリサイクル状況
〔2〕PP軽量容器市場
  (1)PPフィラー入り単層容器、PP/PSアロイ容器
  耐熱容器の多様化により、PPフィラー容器市場は縮小傾向が続く
  (表)PPフィラー容器 市場規模推移
  PP/PSアロイ容器の需要は低調推移、2013年は中央化学が「SD」への切替を進める
  (表・図)PPフィラー容器 メーカー別出荷量推移
  (2)発泡PP容器
  チルド弁当やレンジアップ商品のメニュー拡大により、優れた断熱性への評価が高まる
  (表)発泡PP容器 市場規模推移
  (表・図)発泡PP容器 メーカー別出荷量推移
〔3〕PET系軽量容器市場
  PET系容器の市場規模は2014年に20万t台が射程圏内に入る
  (表)PET系容器 市場規模推移
  中央化学とシーピー化成がA-PET容器の品揃え強化へ
  競争が本格化する2015年に大手4社の地力が試される
  (表・図)PET系容器 メーカー別出荷量推移
  エフピコOPETの需要は順調に拡大、リスパックはバイオ化で差別化を図る
〔4〕PS系軽量容器市場
  (1)OPS容器・蓋材
  OPET、透明PP、そしてA-PETへのさらなる需要シフトで
  2014年の市場規模は15万t割れへ
  (表)OPS容器 市場規模推移
  存在感を増すデンカポリマー
  「ソフリア」と耐熱OPSの需要の伸びがOPS市場を占う試金石に
  (表・図)OPS容器 メーカー別出荷量推移
  (2)PS単体容器(真空・圧空)
  A-PETへの需要シフトが生じ、2014年の市場規模はもう一段の縮小へ
  (表)HIPS容器 市場規模推移
  (表・図)HIPS容器 メーカー別出荷量推移

第3章:プラスチック軽量容器メーカーの展望と戦略

株式会社エフピコ
  オンリーワン製品の拡販と戦略投資で競争力を維持
  2014年3月期は売上高1,700億円を計画
  原材料価格の高騰には「バージンからエコ」「OPSからPET・PP」で対応
  2014年には八王子センター、福山クロスドックセンターが稼動予定
  不採算取引から撤退したPSPトレーは前年割れも、「MFP」「MSD」の販売が好調
  2014年春に2号機が稼動予定、OPETは年間80億円超の生産規模へ
  「エコAPET」もA-PETからの切り替えが順調に進む
  透明PPはライン改造と新製品の投入で拡販体制を整える
  メカニカルプラントが順調に稼動し、24,000t/年のPET再生原料確保へ

中央化学株式会社
  社是「全員創意」に立ち返り、自立的成長に向けた取り組みを加速させる
  提案営業の推進と品揃えの再構成で国内市場での競争力強化を推し進める
  中国でのPSP容器の販売解禁を受けマーケティング活動をスタート
  SCM本部の発足に伴い物流業務を自社に取り込む
  「SD」はCVSを中心に採用が順調に拡大
  「SD style」は2013年度のグッドデザイン賞を受賞
  A-PET容器の品揃えを強化、シートの内製化も視野に入れる

シーピー化成株式会社
  新素材の開発が進展、提案力の強化にも継続して取り組む
  2013年2月期の売上高は600億円台に回復
  2013年末に福山北団地内で新工場の建設に着手
  中部物流センターは2014年1月にフル操業へ
  「SF」は弁当・丼容器としての採用が拡大
  耐熱PSP容器「TN」シリーズは機能性とコストのバランスが高い評価を受ける
  OPS容器では惣菜用・水産用の「KL」を「華」シリーズとして製品化
  惣菜、サラダ用のA-PET容器「COP」シリーズを市場に投入

リスパック株式会社
  豊かで楽しい食生活の創造を目指し、顧客との協創・共栄の関係を強化
  生活者の感性に訴える新製品が牽引役となり増収基調が続く
  PLA容器は4,000t規模の需要が目前に迫る
  バイオPPフィラー容器、バイオPET容器は新シリーズの投入が続く
  A-PET容器はサラダ・フルーツをはじめ幅広い用途で採用が拡大
  2014年にPP系多層発泡容器の上市を計画、蓋材には透明PP素材の採用を検討

デンカポリマー株式会社
  コアとなるOPS容器と電子レンジアップ対応の耐熱分野を強化
  2013年10月に結露の水滴漏れを抑制する「OPライトN」を上市
  「ソフリア」の特長が評価され別注品の開発依頼が増加傾向
  PS系耐熱発泡容器「ヒートプラス」をファベックス2013で発表
  PPフィラー容器「D’sカフェ」は高級スーパーなどで採用が進む

アテナ工業株式会社
  長期的な視点で定評ある技術力と開発力を磨く
  「ペプラカップ」はキングサイズのカップ麺向けで新規採用が続く
  コンビニのカップスープ向けに耐熱PSP容器の供給をスタート
  「ラ・クッカー」はコンビニでワンウェイタイプの採用が本格化
  2013年9月にはバージョンアップした「スクーマン2」をリリース

株式会社ギンポーパック
  発泡PP容器の高機能化で独自の市場創造に取り組む
  四国パックとの合併効果で2013年3月期の売上高が急増
  「パルファイン」はコンビニでの採用が拡大、出荷量は前年比2ケタの伸長率へ
  OPS容器は伸び悩むも、剛性などの特長を活かした製品開発を推進

第4章:プラスチックシートの市場動向

〔1〕PSPシート市場
  PS/変性PPE発泡シートが需要を牽引し、PSPシート市場はプラス成長が続く
  (表)PSPシート(食品包材分野) 市場規模推移
  積水化成品は防湿性複合発泡シートで新領域に展開
  JSPは低発泡シートでユーザーニーズに細やかに対応
  (表)PSPシート用途別出荷量推移
  (表)即席めん類等の生産量の推移
  (表・図)PSPシート メーカー別出荷量推移(食品包材分野)
  (表)PSPシート メーカー別用途別出荷量及びシェア(2011年)
  (表)PSPシート メーカー別用途別出荷量及びシェア(2012年)
  (表)PSPシート メーカー別用途別出荷量及びシェア(2013年実績見込み)
〔2〕A-PETシート市場
  食品容器向けが牽引役となり、A-PETシート市場は高い成長率が続く
  (表)A-PETシート 市場規模推移
  (表・図)A-PETシート メーカー別出荷量推移
  再生シートへの移行が進み、2014年にバージンシート市場がマイナス成長へ
  (表)A-PETシート バージン・再生別 市場規模推移
  食品分野では新たに一軸延伸PETシートの量産化がスタートへ
  非食品分野では耐熱PETの新規需要が立ち上がる
  (表)A-PETシート 需要分野別市場規模推移
  PETボトルのリサイクル状況
  (表)指定PETボトル回収率推移
  (図)回収・リサイクルの概要
  2012年度のB to Bは2.7万t、2013年度もメカニカルリサイクル量がさらに拡大へ
  (表・図)使用済みPETボトルの循環型リサイクル ボトルtoボトル(B to B)
〔3〕OPSシート市場
  OPSシートの市場規模は2013年に16万t割れへ
  さらなる需要の縮小が想定されるなか過剰設備の解消が不可欠に
  (表)OPSシート 市場規模推移
  (表)OPSシート 主要メーカー 生産体制一覧
  サンディック、電気化学工業が新たな耐熱グレードを2014年に上市も
  透明PPシートとの競合が激しさを増す
  (図)OPSシート 用途別構成比(2013年実績見込み)
  (表・図)OPSシート メーカー別出荷量推移

第5章:プラスチックシートメーカーの展望と戦略

積水化成品工業株式会社
  高機能品による新領域の開拓でPSPシート市場の活性化を目指す
  PSPシートの2013年3月期売上高は前期並みで推移
  耐熱発泡シートは好調な需要を維持
  2013年7月には防湿性複合発泡シートの開発に成功

株式会社JSP
  ユーザーとの連携強化を図りながらさらなるシェア拡大を目指す
  今後の需要拡大を睨み2013年にPSPシートの設備増強を実施
  容リ法の負担金軽減と物流費削減につがる低発泡シートの需要が好調

ポリテック株式会社
  延伸、耐熱、耐寒などの機能付与で他素材からの代替需要を狙う
  2014年3月に一軸延伸PETシートの量産化をスタート
  結晶化により耐熱性を高めたPETシートで電子部品トレー向けの採用拡大を目指す

三菱化学株式会社
  多様な開発テーマを掲げ、新たな需要の掘り起こしに取り組む
  2012年を底にA-PETシートの出荷量は増加基調に転じる
  食品分野では冷食分野をターゲットに耐寒衝撃性の向上を推進
  非食品分野ではカット板に注力、一層の高耐熱化に成功しPC代替が視野に入る

ウツミリサイクルシステムズ株式会社
  FDA認証設備を活かした再生ペレット事業の展開を強化
  りんくう工場の洗浄能力の増強を検討、B to B事業の拡大に備える
  食品容器向け再生A-PETシート事業はガイドライン制定後の動きに歩調を合わせる

サンディック株式会社
  耐熱グレードの販売強化で需要の囲い込みを目指す
  OPSシートトップメーカーとして新素材シート開発に取り組む
  2014年春に耐熱グレード「920」の上市を予定
  「810」はデザート容器の高蓋等向けでA-PET代替の実績を上げる

電気化学工業株式会社
  OPSシートの存在意義を追求し、需要維持に努める
  中国・蘇州でPS系高機能食品包材シートの生産設備を新設へ
  2014年度より超高耐熱「Rタイプ」の本格販売をスタート

ダイセルポリマー株式会社
  継続的な品質向上への取り組みによりユーザーとの関係強化を図る
  素材間競争の再燃により2013年の出荷量はマイナス基調に転じる

出光ユニテック株式会社
  多様なシーティング技術を活かした高機能シートで需要を取り込む
  「ピュアサーモ」は食品容器向けの需要が順調に拡大
  「スーパーピュアレイ」は自動二輪車の加飾シートとして採用が始まる
  「マルチレイ」は医療・介護施設向けのゼリー容器として高いシェアを維持

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