2014年版 容器市場の展望と戦略

本調査レポートでは、容器メーカーの現在の動向と今後の事業施策を徹底調査するとともに、各種容器の中味別、チャネル別等の需要動向を明らかにした。

発刊日
2015/03/06
体裁
A4 / 318頁
資料コード
C57101200
PDFサイズ
17.4MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:容器メーカーの現在の動向と今後の事業施策を徹底調査するとともに、各種容器の中味別、チャネル別等の需要動向を明らかにする。
調査対象:プラスチック軽量容器(PSP容器、A-PET容器、OPS容器、PPフィラー容器等)、PETボトル、金属缶(アルミ缶、スチール缶)、紙容器(紙カートン、紙カップ、紙器)、ガラスびん、チルドカップ
調査方法:直接面接取材をベースに、文献調査を併用した。
調査期間:2014年11月~2015年2月

資料ポイント
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  • PETボトル: 飲料メーカーによるプリフォーム内製量拡大が本格化
  • 紙カートン: テトラトップがドリンクヨーグルトのスタンダード容器に、容器デザインと内容物の親和性こそが新たなマーケットを創造する
  • 紙カップ: カウンターコーヒー向け出荷量はFFを上回る規模に成長カウンターコーヒー向けでは、2016年以降を見据えた提案も必要に
  • 飲料缶: 2016年にアルミ缶200億缶、スチール缶100億缶へ 小型PET登場に次ぐインパクトに対し、各社の戦略が問われる
  • ガラスびん: 「ニッカ」への関心を機に、ウイスキー市場全体が活発化 堅調な「澪」に、勢いに乗る「澄み渡る梅酒」がアルコール向けの下支えに
  • プラスチック軽量容器: 成長率は鈍化も、市場規模は前年超えが続く プラ軽量容器メーカーによる「売り場創造」がさらなる成長を支える

資料概要
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第1章:容器市場の展望と戦略
第2章:プラスチック軽量容器メーカーの展望と戦略
第3章:PETボトルメーカーの展望と戦略
第4章:紙容器メーカーの展望と戦略
第5章:アルミ缶・スチール缶メーカーの展望と戦略
第6章:ガラスびんメーカーの展望と戦略
第7章:チルドカップ(プラスチック)市場の展望と戦略

リサーチ内容

■掲載内容

調査結果のポイント

第1章:容器市場の展望と戦略

2014年は天候不順による需要低迷に加え、コスト変動の激しさが各社の業績を圧迫
  (表) 容器市場における価格是正の概況
利益重視?それでも価格維持?
低収益体質から付加価値創出型への転換を!

第2章:プラスチック軽量容器メーカーの展望と戦略

〔1〕PSP容器市場の展望
  2014年は耐熱PS系発泡容器がわずかに減速
  今後は生鮮向けの需要が透明PP容器にシフトする可能性も
    (表)PSP容器 市場規模推移
    (表)PSP容器メーカーの原反使用状況から見た用途別需要推移
    (図・表)PSP容器メーカー原反使用状況からみたシェア推移
  エフピコとデンカポリマーが高耐熱化を実現した発泡PS系容器を積極展開
  低発泡品では中央化学が「CNB」の上市で販売のてこ入れを図る
  カップ麺向けは堅調推移、カップスープ向けに耐熱PSP容器の需要が本格化
  PSP容器のリサイクル状況
〔2〕PP系軽量容器市場の展望
  (1)PPフィラー入り単層容器、PP/PSアロイ容器
    PPF容器市場はマイナス成長が続くも、落ち込み幅は縮小へ
    (表)PPF容器 市場規模推移
    バイオPPF容器の拡充を図ったリスパックが市場シェアを拡大
    (図・表)PPF容器 メーカー別出荷量推移
  (2)発泡PP系容器
    容器メーカーによるレンジアップメニューの提案強化が追い風に
    (表)発泡PP容器 市場規模推移
    (図・表)発泡PP容器 メーカー別出荷量推移
  (3)透明PP容器
    嵌合フードパックの新製品が相次ぎ市場に投入され、市場規模は1万t超えへ
    容器メーカーによる売り場創出がさらなる市場拡大の鍵を握る
〔3〕PET系軽量容器市場
  A-PET容器市場は2014年にマイナス成長に転じるも、2015年は再び成長軌道へ
    (表)PET系容器 市場規模推移
  シーピー化成がA-PET容器の量産をスタート
  エフピコ、リスパックは積極的な設備投資でコスト競争力を高める
    (図・表)PET系容器 メーカー別出荷量推移
  耐熱PETへの注目度が高まりをみせる
〔4〕PS系軽量容器市場
  (1)OPS容器
    エフピコ、シーピー化成の素材シフトにより、2015年の市場規模はもう一段の縮小へ
    (表)OPS容器 市場規模推移
    デンカポリマーが耐油・耐熱OPS容器の開発に成功
    OPET容器・透明PP容器の代替を狙う
    (図・表)OPS容器 メーカー別出荷量推移
  (2)PS系容器(真空・圧空)
    HIPS容器市場は停滞が続くも、エフピコ「MSD」が順調に需要を伸ばす
    (表)HIPS容器 市場規模推移
    (図・表) HIPS容器 メーカー別出荷量推移

株式会社エフピコ
  独自素材の開発で高い競争力を発揮、新マーケットの創造に取り組む
  2015年3月期末にオリジナル製品の売上構成比51%を計画
  2014年に福山・八王子の配送センターで出荷を開始
  2015年度には新中部PET一貫生産工場が稼働へ
  チルド食品向けを中心に「MFP」が堅調推移、「MSD」の需要も拡大傾向
  2014年にOPETフードパックを市場に投入
  「エコAPET」は環境適正が評価され大幅な伸長をみせる
  透明PP容器は「フレッシュレンジ・デリ」の展開を強化
  雑貨ルートの活用で認知度向上にも取り組む
  2014年6月に西日本ペットボトルリサイクルをグループ傘下に収め
  再生PET事業の基盤強化を図る

中央化学株式会社
  基礎体力強化と収益力回復へ向け各種施策の徹底化を図る
  素材構成の見直しと新しいコンセプトでの容器提案を積極化
  中国事業は現地化の推進による継続的拡大を志向
  2014年1月に騎西R&Dセンターを開設し、市場ニーズへの対応力を強化
  2014年に嵌合フードパック「SPPパノラック」を市場に投入
  定番のホット惣菜から鮮魚・精肉のレンジメニューなど幅広いメニューに対応
  独自素材の「CF」を用いた「CNB」シリーズで需要の長期的な取り込みを目指す

シーピー化成株式会社
  拠点新設やマネジメント体制の強化により企業成長を加速させる
  2014年10月に福山工場が操業を開始、2015年にはSCMシステムが全面稼働へ
  A-PET容器の新製品を相次ぎ市場に投入、スーパーを中心に販売を本格化
  耐熱PSP容器「TN」シリーズは機能性とコストのバランスが高い評価を受ける
  2014年に透明PP素材の嵌合フードパック「PPKL」を発売

リスパック株式会社
  PET・PPF市場で競争力をさらに高め、2016年度に売上高500億円を目指す
  容器の販売数量が堅調な伸び、増収基調が続く
  犬山工場に最新鋭PET多層押出機を導入し、10万t/年規模の生産能力を構築へ
  PLA容器は減速も、冷惣菜向けを中心にA-PET容器の販売が順調に拡大
  バイオPPF容器の新シリーズを相次ぎ市場に投入し、出荷量は2ケタ増へ
  PP系多層発泡容器「リスホットフォーマー」の販売も本格化

デンカポリマー株式会社
  PS系素材への知見・ノウハウをベースとした高機能容器の開発が進展
  透明PP容器や延伸PET容器の代替を狙い、耐熱・耐油OPS容器の開発に成功
  PSP容器「夢月」は優れたデザイン性への評価が高まる
  2014年4月よりPS系耐熱発泡容器「ヒートプラス」の販売を本格化
  PPF容器「D’sカフェ」、PP系容器「ND」の採用も進む

アテナ工業株式会社
  高い技術力と製品開発力を武器に事業領域の拡大に取り組む
  デリカ部門が牽引し、2014年9月期の売上高は前期比2ケタの伸長
  スイーツ向けA-PET容器、カップスープ向け耐熱PSP容器の需要が好調
  「ラ・クッカー」は累計販売数が40億個を超える
  2014年11月に小学生・女性向けに改良した「スクーマンPOCO」を発売

株式会社ギンポーパック
  高機能素材と提案力で市場ニーズに対応した製品を供給
  注力製品の販売が軒並み好調、2014年3月期の売上高は100億円超えへ
  発泡PP容器「パルファイン」は電子レンジ調理容器として通販での展開を推進
  OPS容器は冷惣菜向けの需要が順調に拡大

第3章:PETボトルメーカーの展望と戦略

PETボトル市場の展望
  2014年のPETボトル市場は天候不順により縮小に転じる
    (表)PETボトル出荷量推移(飲料用:本数ベース)
  飲料メーカーによるプリフォーム内製量拡大が本格化
    (表)PETボトル メーカー別出荷量推移(飲料用:本数ベース)
    (表)アセプティックボトル需要推移
  バリアボトルは炭酸及びアルコール向けで伸長、加温販売飲料向けは低調
    (表)耐熱及びアセプの軽量ボトル重量
    (表)タイプ別バリアPETボトル市場推移
    (表)バリアPETボトル 概要及び出荷量推移
  B to BによるリサイクルPET樹脂の活用は順調に拡大
    (図・表)使用済みPETボトルの循環型リサイクル ボトルtoボトル(B to B)
    (表)指定PETボトル回収率推移
    (図・表)PETくず輸出量推移

東洋製罐株式会社
  ユーザーに対し技術サービス含めた提案活動を推進
  2014年のPETボトル出荷量は前年割れとなるも、プリフォームは増加
  各種バリアボトルの出荷量はほぼ横ばいで推移

株式会社吉野工業所
  今後も軽量化及びバリア技術を深耕し、顧客価値の増大につなぐ
  2013年に新設した多層及びDLC設備はフル稼働、2015年以降もバリアへの設備投資継続
  減圧吸収パネルレスの「PowerFlex」は食品用に続き、飲料向けでも採用開始
  多層ボトル「エイトリブ・ラミネーション」の出荷は好調に拡大

北海製罐株式会社
  PETボトル及びプリフォームをともに手がける強みを活かし
  ユーザーサポートを推進
  2014年はPETボトル出荷量が前年割れとなるも、プリフォームは増加

大和製罐株式会社
  容量バリエーションの追加により、2014年出荷量は前年比110%へ

大日本印刷株式会社
  炭酸用プリフォームで軽量化を追求
  「APP」は大手ユーザーのライン更新に加え、小規模パッカーも導入を検討
  一方、プリフォームは非炭酸用や多層品で苦戦

凸版印刷株式会社
  新規ワインメーカーへの営業拡大や酸性度の高い飲料向けの用途開拓を推進
  2014年夏に軽量ボトルを開発、720ml容量でボトル重量30g前半を実現

協栄産業株式会社
  市町村ルートに加え事業系ルートからの調達も拡充し
  国内循環型リサイクルシステムをさらに強化
  2015年3月より5ライン目が稼働、JFE環境との協業もスタート
  事業系ルートからの回収量が着実に向上、2015年は1万tを目標に掲げる
  ボトルグレードでは2015年より耐圧グレードを投入

第4章:紙容器メーカーの展望と戦略

1.液体カートン・パック市場の展望
  テトラトップがドリンクヨーグルトのスタンダード容器に、
  容器デザインと内容物の親和性こそが新たなマーケットを創造する
    (表)紙カートンメーカー出荷量推移(原紙ベース)
    (表)紙カートンメーカー出荷量推移(個数ベース)
  2014年はドリンクヨーグルト・豆乳向けは伸長するも、野菜系飲料向けが大幅減へ
    (表)中味別紙カートン市場推移
    (表)紙カートンメーカー出荷量推移(牛乳・加工乳)
    (表)紙カートンメーカー出荷量推移(非アルコール、牛乳・加工乳除く)
  アルコールでの多容器対応も重要、しかし紙カートン自体の容器形状の見直しも必要
  1Lサイズに対応した「カートカン」のような革新性のある提案を!
    (表)紙カートンメーカー出荷量推移(アルコール)
    (表)紙カートンメーカー別 中味別出荷量(2011年)
    (表)紙カートンメーカー別 中味別出荷量(2012年)
    (表)紙カートンメーカー別 中味別出荷量(2013年)
    (表)紙カートンメーカー別 中味別出荷量(2014年見込み)

日本製紙株式会社
  ゲーブルトップ型紙カートンのトップとして新規用途開拓を推進
  200mlゲーブルトップで自社原紙を活用開始
  2014年春に「ノンアルミフジパック」、同年秋に「NP-PAK +R」が採用

北越パッケージ株式会社
  飲料及び食品向けで革新性のある容器開発を推進
  2014年度全社売上高は微増、液体容器の売上高は微減が続く

石塚硝子株式会社
  WQCや充填機等により、ユーザーラインの稼働率向上を徹底サポート
  石塚硝子顧客用にカスタマイズされた充填機「I-7」、2015年5月から顧客工場に順次導入

凸版印刷株式会社
  多様な容器で顧客ニーズへの対応を推進
  2014年度の生活環境事業の売上高はほぼ前年並みになる見込み
  2014年のアルコール向け紙カートン出荷量は前年比98%の見込み
  「エアホールドパウチ」は清酒及び焼酎などに加え、新たな用途にも採用拡大
  カートカンはCVSのPBに加え既存ブランドオーナーからの受注が好調に拡大
  「エコフラットカップ」はCVSのPB向けでも採用拡大
  「ボトルドパウチ」は固形物充填を活かした用途開拓を推進

大日本印刷株式会社
  「バイオマテック®」等による環境対応を積極化
  紙カートン出荷量は日本酒向けが厳しく、焼酎向けは横ばいに

2.紙カップ(コップ)市場の展望
  「聖域なき価格是正」がもたらすもの
    (表)用途別紙カップ出荷動向
    (表)紙カップメーカー出荷量推移
  カウンターコーヒー向け出荷量は2014年にファーストフード向けを上回る規模に成長
  カウンターコーヒー市場の伸びは2015年まで?、2016年以降を見据えた提案も必要に
    (表)チャネル別カップ需要量(FF、コーヒーチェーン、CVS)
    (表)CVS各社のカウンターコーヒー販売状況(2013~2014年)
    (表)飲料用紙カップ販売動向
  ヨーグルト及びカップ麺向け出荷量はマイナスへ
    (表)ヨーグルト用 紙カップ出荷動向
    (表)スープ・カップ麺用 紙カップ出荷動向
    (表)冷菓用 紙カップ出荷動向
    (表)納豆用 紙カップ出荷動向
    (表)デザート類用 紙カップ出荷動向
    (表)その他用 紙カップ出荷動向
    (表)紙カップメーカー 用途別出荷量(2011年)
    (表)紙カップメーカー 用途別出荷量(2012年)
    (表)紙カップメーカー 用途別出荷量(2013年)
    (表)紙カップメーカー 用途別出荷量(2014年見込み)

東罐興業株式会社
  市場ニーズに対応した容器ラインナップの拡充へ
  2015年3月期は紙コップ部門の売上高が前年度を上回る見込み
  CVSカウンターコーヒー向けの出荷量は引き続き増加となるも、ヨーグルト向けは低調
  新型楕円耐熱容器やIH専用蒸し器「ムッシャー」などを食品業界や流通業界に提案

株式会社日本デキシー
  利益重視型の事業展開を強化
  売上高は横ばいが続くも、利益創出が喫緊の課題に
  CVSカウンターコーヒー向けは好調に拡大、FF向けは苦戦が続く
  「レリーフ」は2014年10月からCVSカウンターコーヒーにも採用

凸版印刷株式会社
  NB及びPBのカップスープ向けに需要が増加

大日本印刷株式会社
  2014年度の出荷量はヨーグルト向けが横ばい、スープ・カップ麺が減少、
  スナック菓子向けは増加へ

3.紙器市場の展望
  2013年の紙・板紙製品は、数量、金額ともに成長
  ここ数年は単価も安定推移
    (図)包装資材・容器 出荷金額・数量推移(2004~2013年)
    (表)2009年~2013年包装資材・容器出荷数量原材料別統括表
    (表)2009年~2013年包装資材・容器出荷金額原材料別統括表
  2013年度紙器用板紙の国内出荷量は前年比0.7%の減、内需は輸入が伸び増加
  各社需要が見込める食料品分野の製品開発に注力
  【需要分野別動向】
  <食品分野>
    (表)菓子推定生産数量及び金額
    (表)冷凍食品の国内生産量
    (表)即席めんの生産高推移
  <飲料品分野>
    (表)清涼飲料品目別生産量推移
    (表)ミネラルウォーター類の生産・出荷動向
    (表)2013年 清涼飲料品目別容器別生産量
  <医薬品分野>
    (表)医薬品生産金額の推移
  <化粧品分野>
    (表)化粧品 生産・出荷・在庫 統計
  <石鹸・洗剤分野>
    (表)洗浄剤等の家庭用製品 販売実績前年対比表
  <商業印刷分野>
  【紙器メーカー動向】
    1.日本トーカンパッケージ
    2.古林紙工
    (表)需要業界別投入量調査結果(総括)
    (表)紙器用板紙需要業界別投入量及び構成比推移(月平均)
    (表)各需要業界における紙器用板紙の品種別構成比
    (表)各需要業界における紙器用板紙の品種別構成比

第5章:アルミ缶・スチール缶メーカーの展望と戦略

1.アルミ缶・スチール缶市場の展望
  2016年にアルミ缶200億缶、スチール缶100億缶の市場規模へ
  小型PET登場に次ぐインパクトに対し、各社の戦略が問われる
  缶コーヒーのアルミSOT缶化、推進派と消極派に二分されるも、最低20億缶がシフト
    (表)飲料メーカーにおける缶コーヒーでのアルミ缶採用概況
    (図)LMEのアルミ価格(MONTH AVERAGE)
    (図)鉄鉱石価格(MONTH AVERAGE)
    (表)コーヒー飲料メーカー各社におけるアルミSOT缶化状況
    (表)飲料缶(アルミ+スチール)メーカー別出荷量推移
    (図)飲料缶メーカー別出荷シェア(2011年)
    (図)飲料缶メーカー別出荷シェア(2012年)
    (図)飲料缶メーカー別出荷シェア(2013年)
    (図)飲料缶メーカー別出荷シェア(2014年見込み)
2.アルミ缶市場の展望
  BallによるRexam買収、日本メーカーにとって世界へ踏み出すチャンスに
    (図・表)中味別アルミ缶市場推移
    (表)アルミ缶メーカー 中味別出荷量推移
  酒税改正を見据え、ビール各社がビール事業に傾注
  缶化率の低いビール向けでアルミ缶採用の拡大につなげる提案が課題に
    (表)アルコール飲料用 アルミ缶メーカー別出荷量推移
    (表)炭酸飲料用 アルミ缶メーカー別出荷量推移
    (表)非炭酸飲料用 アルミ缶メーカー別出荷量推移
  ボトル缶需要増に対応し、生産性向上やライン専用化などによるキャパアップが続く
    (表)ボトル缶市場規模及びメーカー出荷量推移
    (表)アルミ缶リサイクル推移
3.スチール缶市場の展望
  価格競争力の強化、新規用途開拓を!
    (図・表)飲料用スチール缶市場推移
    (表)飲料用スチール缶メーカー出荷量推移
    (図・表)スチール缶再資源化率の推移

東洋製罐株式会社
  国内既存事業の収益力強化を図る
  2015年11月に中国拠点を解散
  スチール缶出荷量は3年連続のマイナス推移

大和製罐株式会社
  新規用途開拓やボトル缶の拡販等により業績拡大につなぐ
  アルミボトル缶の出荷量が好調に拡大
  レトルト処理及び打検が評価されミルク入りコーヒーでの採用が増加
  飲料用スチール缶では今後も無菌充填の価値を訴求
  2014年の「WORC」出荷は前年を上回る、「ECOビード缶」190g以外の基礎開発が終了

ユニバーサル製缶株式会社
  軽量缶や薄肉化対応缶蓋などで環境対応を促進
  ボトル缶生産能力を拡大し安定供給体制を拡充
  2014年アルミ缶出荷量は過去最高となる見込み
  ボトル缶好調、「UNIAKROS」キャップは密封性及び開栓性が顧客から評価

昭和アルミニウム缶株式会社
  アルミ缶事業を成長事業につなぐ
  ベトナム北部トップのアルミ缶メーカーを買収、アジア新興マーケットへ本格進出
  2014年10月に新ライン稼働、コーヒー向けの受注増に対応

武内プレス工業株式会社
  410ml及び210mlのボトル缶拡販に注力
  ミニチュアボトル需要増を受け、2015年3月に改造ラインが稼働
  凸版オフセット8色機を導入し、ユーザーの高精細ニーズに対応
  2014年のSOT缶出荷量は前年比138.5%へ

北海製罐株式会社
  「Gパネル」による新形状の「エコライト缶」開発、軽量化対応を推進
  2014年の飲料用スチール缶出荷量は前年比80%程度へ

第6章:ガラスびんメーカーの展望と戦略

ガラスびん市場の展望
「ニッカ」への関心を機に、特定銘柄のみならずウイスキー市場全体が活発化
堅調な「澪」に、勢いに乗る「澄み渡る梅酒」がアルコール向けの下支えに
ワンウェイびんである「グランド・キリン」が好調で、ビールびん向けは高成長を達成
気候に恵まれずドレッシング、飲料ドリンクびんが打撃
  (表)ガラスびん出荷量推移
「ニッカ」向けガラスびんのメインサプライヤーである石塚硝子が恩恵を受ける
CVSカフェ、マシンレンタルビジネスが拡大し、インスタントコーヒーびん市場は縮小傾向に
「純米、大吟醸」などの高級銘柄のCVS展開を本格化し、若者からの需要喚起を図る
  (表)ガラスびん出荷量推移(薬品・ドリンク)
  (表)ガラスびん出荷量推移(食料・調味料)
  (表)ガラスびん出荷量推移(牛乳びん)
  (表)ガラスびん出荷量推移(清酒)
  (表)ガラスびん出荷量推移(ビール)
  (表)ガラスびん出荷量推移(洋雑酒)
  (表)ガラスびん出荷量推移(飲料・水)
  (図)ガラスびん用途別シェア (2010年~2013年)

日本山村硝子株式会社
  2014年は新規案件の受注により堅調
  2013年12月をもって大阪工場を閉鎖
  生産体制の整備により利益を生み出す事業体質への転換を図る
  小びん、飲料ドリンク向けの新規出荷獲得によりシェア拡大
  2014年も大口顧客のビール商品の善戦が続き、ワンウェイびんが堅調

東洋ガラス株式会社
  2014年も引き続き発泡清酒商品向け需要が安定
  受託生産型オリジナルびんを展開し、小口顧客への提案活動にも注力
  2013年2月から千葉・滋賀の2拠点体制へ
  2014年は気候に恵まれず、飲料ドリンクやドレッシング向けが苦戦
  洋雑酒向けは前年の反動で大きく伸びなかったものの、発泡清酒や果実酒向けが堅調

石塚硝子株式会社
  2014年は大口顧客のウイスキーが好調で、同社出荷量に大きく貢献
  連続ドラマの人気により「ニッカ」への注目度が向上
  メインサプライヤーである石塚硝子がその恩恵をうける形に

第7章:チルドカップ(プラスチック)市場の展望と戦略

チルドカップ(プラスチック)市場の展望
CVSカウンターコーヒーとの競合が一部あるものの、安定した市場推移が続く
  (図・表)チルド飲料向けプラカップ メーカー別出荷量推移

大日本印刷株式会社
  71φのトールタイプが採用、インモールド成形カップの良さを顧客に訴求

株式会社吉野工業所
  コーヒー向けを押さえつつ、他の中味飲料向けを開拓

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