2018年版 スマート農業の現状と将来展望 ~省力化・高品質生産を実現する農業IoT・精密農業・農業ロボットの方向性~

国内の農業の課題は、農業従事者の減少と高齢化が挙げられる。農林水産省によれば、1995年から2017年までの間に、農業就業人口は414万人から181万人に減少し、平均年齢は59.1歳から66.7歳に上昇している。国内農業の活性化を図るために、ICTの活用による農作物の栽培条件の最適化や、高い生産技術を持つ篤農家の技術・ノウハウをデータ化し、活用可能とする技術の確立による生産性向上、生産から消費までの情報連携による消費者のニーズに対応した農作物の生産や付加価値の向上が期待されている。農業分野でのICT利用は、これまでは経営面、税務申告などの初歩的利用にとどまっていた。ここ数年は、生産工程、流通・販売行程を支援するソリューションとして広がりつつある。本調査レポートでは、現在普及し始めている農業IoT(農業クラウド(栽培支援・販売支援・経営支援)、精密農業、農業用ドローン、農業ロボットなど)の参入メーカーの現状の取組みと方向性と、農業生産法人のICT利用意向を調査することで、拡大が期待されるスマート農業市場を明らかにしました。

発刊日
2018/09/28
体裁
A4 / 545頁
資料コード
C60107700
PDFサイズ
34.2MB
カテゴリ

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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:当調査は、スマート農業市場参入企業における、農業ICT・精密農業の方向性と企業戦略、及び取扱商品の動向を調査・分析することにより、スマート農業市場を展望することを目的と調査を実施した。
調査対象製品
・栽培支援ソリューション(農業クラウド、複合環境制御装置、畜産向け生産支援ソリューション)
・販売支援ソリューション(農作物の販売先(食品関連事業者・JA)の業務をICT で軽減するシステム、気象データなどを利用した販売支援サービス、等)
・経営支援ソリューション(農業向け会計ソフト、農業法人向け会計支援サービス、気象データなどを利用した経営支援サービス、等)
・精密農業(GPSガイダンスシステム、自動操舵、車両型ロボットシステム(農機の無人運転機を実現するシステム)、衛星情報を活用したシステム、等)
・農業用ドローンソリューション(ドローンを利用した農薬散布サービス、モニタリングサービス、等(ドローンのハードウェアは含まない))
・農業用ロボット(設備型ロボット(接ぎ木ロボット等)、マニピュレータ型ロボット(収穫ロボット等)、アシスト型ロボット(パワーアシストスーツ等))
(※農業向けPOS、農機・ドローンのハードウェア当該市場に含まれていない。)
調査対象先:スマート農業参入企業/農業生産法人(水稲/農園芸(野菜・果樹・花き)/酪農・畜産) /その他大学、関連官公庁・協会
調査方法:直接面接取材と電話取材を実施
調査期間:2018年7月~2018年9月

資料ポイント
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  • 面談取材を中心に有力参入企業41社の個別実態を収録(農業IoT、畜産向けIoT、精密農業(農機メーカー、GPSガイダンスメーカー)、農業用ドローン、農業用ロボット)
  • スマート農業市場<農業IoT(農業クラウド(栽培支援・販売支援・経営支援)、精密農業、農業用ドローン、農業ロボット)を2017~2024年まで予測
  • 農業生産法人100社(水稲<60法人>、農園芸(野菜・果樹・花き)<34法人>、酪農・畜産<6法人>に対し、農業ICTの利用動向や、今後利用したい農業ICT製品(メーカー)等をユーザー調査を実施

資料概要
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第Ⅰ章 農業の現状と将来展望
第Ⅱ章 スマート農業市場の現状と将来展望
第Ⅲ章 農業生産法人(100法人)における農業ICT利用意向調査
第Ⅳ章 スマート農業 有力参入企業の個別動向

リサーチ内容

調査要綱

第Ⅰ章 農業の現状と将来展望

1.国内農業の現状
 (1)農業総産出額と生産農業所得推移(1984、2010~2016年)
 (2)農作物の作付面積推移(2011~2017年)
 (3)農業就業人口の推移(2006~2017年)
 (4)農業就業者における平均年齢の推移 ~農業就業人口(販売農家)の平均年齢は66.7歳~
 (5)販売農家における専兼業別農家数構成比の変化 ~専業農家割合は増加~
 (6)全国農業経営体における経営耕地面積規模別耕地集積割合の変化
 (7)農業経営体あたりの経営耕地面積
 (8)農林水産物の輸出入状況
2.急増する農地所有適格法人の状況
 (1)農業法人の種類
 (2)現行の農地所有適格法人の農地権利取得の要件
 (3)組織形態別農地所有適格法人(農業生産法人)数の推移(2007~2017年)
   ~農地所有適格法人(農業生産法人)数は17,000法人を突破~
 (4)主要生産作物別農業生産法人構成比(2017年)
   ~米・麦作法人は2017年総数で7,285法人~
3.農業の6次産業化への取組状況
4.農業政策の動向
 (1)日本再興戦略2018
 (2)農林水産省 2019年度から「スマート農業の実証農場」を全国50カ所整備
 (3)2019年1月から「収入保険制度」が開始

第Ⅱ章 スマート農業市場の現状と将来展望

1.スマート農業市場概要
 (1)スマート農業とは
 (2)スマート農業が求められている背景
 (3)相次ぐスマート農業企業の協業・連携
2.政府におけるスマート農業の取組み
3.農業データ連携基盤協議会(WAGRI)
  ①現状の農業データ連携基盤協議会(WAGRI)の取組み
  ②スマート農業参入企業における農業データ連携基盤(WAGRI)に対する見解
  ③現状の農業データ連携基盤(WAGRI)の課題・問題点
  ④農業データ連携基盤(WAGRI)の今後の方向性
4.海外におけるスマート農業の動向
 (1)世界最大のアグリビジネス企業<バイエル(モンサント)>のスマート農業の取組み
 (2)アメリカにおけるスマート農業の取組み
5.主要参入企業の動向
 (1)栽培支援ソリューション
   ①農業クラウド
   ②複合環境制御装置
   ③畜産向け生産支援ソリューション
 (2)販売支援ソリューション
 (3)経営支援ソリューション
 (4)精密農業
   ①衛星画像や精密農業の利用が拡大
   ②農業向けGPSガイダンスシステム・自動操舵装置の普及状況
   ③農業向けGPSガイダンスシステム・自動操舵装置の市場規模
 (5)農業用ドローンソリューション
 (6)農業用ロボット
 (7)主要参入企業におけるスマート農業の展開分野
6.主要参入企業の販売動向
 (1)栽培支援ソリューション
   ①農業クラウド
   ②複合環境制御装置
   ③畜産向け生産支援ソリューション
 (2)販売支援ソリューション
 (3)経営支援ソリューション
 (4)精密農業
 (5)農業用ドローンソリューション
 (6)農業用ロボット
 (7)主要参入企業におけるスマート農業関連売上高
7.スマート農業の現状の課題と問題点
8.スマート農業における今後の事業の方向性
9.スマート農業市場規模推移と予測(2017年度~2024年度予測)
 (1)栽培支援ソリューション
   ①農業クラウド
   ②複合環境制御装置
   ③畜産向け生産支援ソリューション
 (2)販売支援ソリューション
 (3)経営支援ソリューション
 (4)精密農業
 (5)農業用ドローンソリューション
 (6)農業用ロボット
 (7)スマート農業 総市場規模推移
   ①スマート農業 市場構成比(2017年度→2024年度予測)
   ②スマート農業 総市場規模推移
   ③スマート農業が普及するための施策

第Ⅲ章 農業生産法人(100法人)における農業ICT利用意向調査

1.回答属性
2.ICTの利用動向
3.現在、農業生産・農業経営で利用しているICTサービス
4.農業生産現場、農業経営におけるICTの普及が遅れている理由
5.農業分野においてICT普及のために必要な条件
6.今後、利用してみたいICTソリューション
7.今後ICT利用する際の年間投資可能額
8.農業ICT関連製品の認知度
9.利用している農業ICT製品
10.利用している農業ICT製品の評価
11.今後利用したい農業ICT製品
12.農業ICT・精密農業についての自由意見

<農業生産法人(100法人) 個別調査票)>
1.水稲<60法人>
(有)大塚農場、(有)ドリームズ・ファーム、(株)まいすたぁ、(有)大和納華、(農)りぞねっと、(有)ケイホットライス、十和田アグリ(株)、(有)下館農産、(有)すぐね、(株)田伝むし、(農)みずほファーミング、(有)北浦郷、(有)ハーモニーフーズ、(有)藤岡農産、みすず農場、(有)すとう農産、青木農場、(株)あぐ里能生、(農)大潟ナショナルカントリー、(株)お米の配達人、(有)神山ライスセンター、(有)ささかみやまびこ農産、(有)サンライス魚沼、(株)千手、徳田農産、新潟ゆうき(株)、(株)ALIVE-21、(有)営農ワイエムアイ、(有)さくさく村、(有)ドリームファーム、(有)農業カズミ、源(農)、(有)グリーン松任、(農)中口農産、(農)北辰農産、(農)ファームはぐり、(有)リトリート田倉、(有)米耕農、(有)佐久平興農、(有)ティーエム、(株)農健、(有)田園、(有)アグセス愛知、(有)グリーンパワー長浜、(農)ほづ、(農)アイガモの谷口、(有)あした、(有)環境微生物研究所、(農)丹波たぶち農場、(有)みたけの里舎、(有)いわみ農産、(株)グリーンファーム大黒、(有)こおげ農業開発センター、(有)みどり農産、(農)二島西、(有)アグリベースにいやま、(有)七島農産、(有)ファームランド五島、(株)ASO AGROS STYLE、(株)宮崎アグリアート

2.農園芸(野菜・果樹・花き)<34法人>
(有)オキツローズナーセリー、(株)箱根牧場、(株)青森りんごランド、(有)津軽ぶどう村、(有)ナチュラルファーム、(有)岩手園芸、りんご工房きただ、(有)まるせい果樹園、(有)高橋農園、(株)照沼勝一商店、グリンリーフ(株)、(株)風の丘ファーム、(株)金井ファーム、(株)JAアグリひみ、(農)富山東部球根プラント組合、(有)松浦園芸、(農)吉野ホタルの里ファーム、(有)金丸物産金井きのこ園、(有)トップリバー、(有)永田バイオ研究所、(株)マッシュアンドフルーツ、(農)セントラルローズナーセリー、日本農産、(株)プラネット、(株)門真れんこん屋、(有)山口農園、(株)山本きのこ園、(有)やさか共同農場、(株)長有研、(株)うきうき森田農場、(有)北部農園、(株)井ヶ田製茶北郷茶園、(有)西牟田農園、(有)勝山シークヮーサー

3.酪農・畜産<6法人>
(有)上田畜産、(農)豊原生産組合、(株)オーケーコーポレーション、黒富士農場、セブンフーズ(株)、(有)坂元種畜場

第Ⅳ章 スマート農業 有力参入企業の個別動向

IDEC(株)
~安定した品質の作物栽培と、販売ルートの確立がテーマ~

イーサポートリンク(株)
~農業分野で進む様々なデータ化に注目、流通情報とリンクさせる方針~

井関農機(株)
~2018年内にロボットトラクタの販売を予定~

inaho(株)
~自動収穫ロボットにより、生産者の負担減、収益増の実現を目指す~

(株)インターネットイニシアティブ
~農業現場とともにコンソーシアムを組み、水田センサーニーズに応える~

NECソリューションイノベータ(株)
~2020五輪に向けGAP認証取得支援サービスに注力、他社との連携も強化方針~

(株)NTTドコモ
~長年展開してきた商材が引き続き好調、農業センサー系はこれからか~

(株)笑農和
~IT業界で培った技術を活かし、生産者の効率・収益向上を目指す~

(株)オプティム
~AI・IoT・ドローンを活用し、低農薬栽培を実現する「スマート農業アライアンス」を推進~

(株)クボタ
~クボタスマートアグリシステム「KSAS」により担い手農家の支援を目指す~

KDDI(株)
~地方創生をテーマに水田センサーを実証実験、その他ドローンなどでも提携開始~

(株)JSOL
~生産者と外部機関を連携するデータマネージメントプラットフォーム~

ジオサーフ(株)
~設置が簡単な廉価オートステアリングが好調、今後は機器連携面でも技術開発方針~

(株)スカイマティクス
~空からの無限の情報を世の中に届け、問題解決の手助けを~

(株)セラク
~全国1,200件以上の導入実績がある農業IoT「みどりクラウド」を展開~

ソフトバンク・テクノロジー(株)
~農地台帳事業から発展し、農地や資材のマッチングシステムを開発・提供~

ソリマチ(株)
~軽減税率や東京オリンピックのGAP採用などを追い風に更なる拡大を目指す~

デザミス(株)
~畜産の魅力を高め、IoTソリューションのリーディングカンパニーへ~

(株)デンソー
~「プロファーム・コントローラー」の販売が拡大、自動車で培った技術を展開~

(株)トプコン
~国内市場は、中小型トラクタ(50馬力未満)への販売が拡大~

ドローン・ジャパン(株)
~ドローンの利活用を通じて、持続可能な農業の実現へ~

(株)ナイルワークス
~「空からの精密農業」で、農業の生産性向上に貢献~

中西金属工業(株)
~アグビーの実験展開が継続中~

(株)ニコン・トリンブル
~今後はデータ活用がスマート農業のカギに~

日本電気(株)
~システム開発からソリューションへ、“つながる農業”を推進~

日本ユニシス(株)
~ビジョンを共有できるパートナーとともに、社会問題の解決を目指す~

(株)農業総合研究所
~新たなプラットフォームを創造し、農業ベンチャー初の東証一部上場、流通総額1兆円を目指す~

パナソニック(株)
~パッシブハウスは市場での認知度はアップ、収穫ロボットは実験段階~

(株)ハレックス
~引き続きサービスを拡充、2017年度は“過去データ提供・分析”などが好評~

PSソリューションズ(株)
~農業はAI活用によりM2Mへ、“第2世代”サービスはじまる~

(株)日立ソリューションズ
~農業データ連携基盤(WAGRI)による様々なデータ活用が今後のカギに~

(株)ファームノート
~国内2,500件の酪農家・畜産農家に導入実績、海外展開を本格化へ~

富士通(株)
~「豊かな食の未来へICTで貢献する」方針の下、食・農クラウド 「Akisai(秋彩)」シリーズを展開~

フューチャアグリ(株)
~ロボット技術に関しては、介護分野をはじめ別分野へ活用~

プラネット・テーブル(株)
~生産者の視点から提案を行い、流通を通して生産の最適化を図る~

PLANT DATA(株)
~センシング技術による植物の環境の見える化を通じて、植物と人間の新しい関係の構築を目指す~

(株)プラントライフシステムズ
~独自開発した生体センサーで野菜の状態を見守り、育成を予測してコントロールする栽培支援システムを展開~

ベジタリア(株)
~「PaddyWatch」に次ぎ「FieldServer」を販売開始、普及に向け展開~

マゼランシステムズジャパン(株)
~正確な位置情報を共有するための準天頂衛星対応受信機システムの研究開発を展開~

ヤンマーアグリ(株)
~農業ICTの提供により、生産者の「考える」の省力化を目指す~

(株)ルートレック・ネットワークス
~点滴灌漑システム「ゼロアグリ(ZeRo.agri)」で農業問題の解決を目指す~

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