2021年版 養殖ビジネスの市場実態と将来展望 ~期待高まるスマート水産・陸上養殖・低魚粉/昆虫飼料の方向性~

発展途上国を中心とした人口増加との経済状況により、世界の食料事情は不安定さを増している。水産物の場合、日本人一人あたりの水産物消費量は減少していることに対し、世界の一人あたりの年間水産物消費量は、この50年間で約2倍に増加している。また、魚用配合飼料の主原料である魚粉は、大半を輸入に依存しているが、世界的な需要増を背景に、魚粉の輸入価格は高値で推移している。このような中、IoTを活用した効率的な養殖「スマート養殖」「大規模沖合養殖」、陸上で養殖する「閉鎖循環式陸上養殖」、魚粉量を少なくした「低魚粉飼料」などが注目を浴びている。また、ゲノム編集を活用した育種技術の開発動向や方向性等を明らかにします。
本資料では、スマート養殖、大規模沖合養殖、陸上養殖、低魚粉飼料、種苗の主要プレーヤーを調査・分析することにより、市場の実態と課題を明らかにするとともに、今後の方向性を模索する。

発刊日
2021/07/29
体裁
A4 / 277頁
資料コード
C63101800
PDFサイズ
23.6MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:当調査は、スマート水産、陸上養殖、低魚粉飼料、昆虫飼料の現状の取組と、今後の方向性を調査・分析することにより、養殖市場を展望することを目的と調査を実施した。
調査対象製品:次世代養殖技術(スマート水産、陸上養殖システム、低魚粉飼料、昆虫飼料)
調査対象先:養殖事業参入企業、次世代養殖技術参入企業等25社/その他大学、関連官公庁・協会団体、研究機関
調査方法:専門研究員による直接面接取材と電話取材を実施
調査期間:2021年4月~2021年7月

調査結果サマリー
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次世代型養殖ビジネスに関する調査を実施(2021年)
2020年度の次世代型養殖技術(スマート水産(自動給餌機システム、沖合養殖システム)・陸上養殖システム・低魚粉飼料・昆虫タンパク質飼料)の国内市場規模は172億円
~今後の大規模養殖事業者の参入により、次世代型養殖技術の普及拡大に期待~

資料ポイント
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前回版との違い

  • 日本で計画している大規模陸上養殖展開企業を取材
  • 今後、世界的に普及が期待される大規模沖合養殖システムの市場規模を掲載
  • 今後期待拡大ができる水産向け昆虫飼料市場規模を掲載

リサーチ内容

第Ⅰ章 日本における漁業・養殖業の動向

1.日本の漁業・養殖業の概況
  (1)漁業・養殖業の国内生産量の推移(2000~2020年)
  (2)漁業・養殖業の国内生産金額の推移(2000~2019年)
2.日本における海面養殖業の概況
  (1)海面養殖 魚種別収穫量推移(2007~2020年)
  (2)海面養殖魚種別生産額推移(2008~2019年)
  (3)都道府県別 海面養殖魚収穫量(2019年))
  (4)都道府県別 海面養殖魚種別収穫量(2019年)
  (5)都道府県別 種苗養殖販売量(2019年)
3.世界の水産・養殖の動向
  (1)世界の漁獲量・養殖生産量(2012~2018年)
  (2)主要漁業国における漁獲量(2015~2018年)
  (3)世界における養殖生産量の推移(1980~2018年
  (4)主要国における養殖生産量(2019年))
  (5)世界の地域別漁業者・養殖業従事者(1995~2018年)
  (6)世界の魚介類の消費量の推移
4.国内における水産物の輸出拡大に向けた取組
  (1)水産物の輸出動向
  (2)水産物輸出拡大に向けた取組
5.「みどりの食料システム戦略」を策定 ~水産分野でも脱炭素に向けた取組みに注力~

第Ⅱ章 養殖ビジネスの動向

1.養殖業成長産業化総合戦略 ~マーケット・イン型養殖業の推進~
  (1)日本・海外における水産業が取り巻く背景
  (2)養殖業成長産業化総合戦略のポイント
  (3)養殖参入企業における政府に求める要望や規制緩和
2.海面養殖経営体の概況
  (1)ブリ類養殖業の経営状況とコスト構造
  (2)マダイ養殖業の経営状況とコスト構造
  (3)まとめ
3.先進的な海外養殖経営の取組
  (1)ノルウェー
  (2)チリ
  (3)世界におけるサーモン・マスの生産量
4.国内における養殖ビジネスの取組
  (1)大手水産会社における養殖ビジネス
  (2)大手商社における養殖ビジネス
  (3)国産サーモンにおける取組み動向
5.日本における養殖業の今後の方向性

第Ⅲ章 次世代型養殖技術の動向

1.スマート水産 
  (1)スマート水産とは
  (2)スマート水産が求められている背景
  (3)スマート水産の社会実装に向けた取組み
  (4)スマート水産を展開している主な企業の取組み
    ①スマート水産を展開している国内メーカー
    ②スマート水産を展開している海外メーカー
  (5)スマート水産の現状の課題・問題点
  (6)今後のスマート水産の方向性
    ①ノルウェー、中国で沖合養殖の大規模化が加速
    ②日本でも大規模沖合養殖が本格始動
  (7)スマート水産の市場規模推移(2020~2025年度予測)
2.陸上養殖
  (1)陸上養殖の方式
  (2)陸上養殖の歴史
  (3)海外での陸上養殖の動向
    ①海外の陸上養殖概要
    ②海外における陸上養殖生産事業の動向
  (4)陸上養殖のメリット・デメリット
  (5)国内における陸上養殖を展開している主な取組み
    ①ソウルオブジャパン ~三重県でアジア最大級(年産1万t)の陸上養殖を建設~
    ②プロキシマーシーフード社 ~静岡県で年産6,300tの陸上養殖を建設~
    ③FRDジャパン ~新施設2022年着工、トラウトサーモンを年2,000t増産~
    ④NECネッツエスアイ ~ 山梨県に陸上養殖場を建設、2022年にトラウトサーモン500t出荷~
  (6)陸上養殖における有望魚種
    ①サーモン
    ②アワビ
  (7)参入企業の動向
    ①陸上養殖システムメーカー(海外)
    ②陸上養殖システムメーカー(国内)
    ③陸上養殖生産事業を展開している企業
  (8)陸上養殖の今後の方向性
  (9)陸上養殖プラント 市場規模推移(2020~2025年度予測)
3.低魚粉飼料
  (1)養殖魚の餌の種類
  (2)養魚飼料生産量の推移(2014~2020年度)
  (3)養魚飼料の原料使用量
  (4)国内における魚粉の動向
  (5)南米(ペルー・チリ)産魚粉の動向
  (6)世界の魚粉需給の動向
  (7)農林水産省「みどりの食料システム戦略」にて、魚粉代替の利用や低魚粉化を加速化
  (8)国産魚粉の潜在需要
  (9)主要メーカーにおける低魚粉飼料の取組
  (10)魚粉代替飼料原料の動向
  (11)昆虫の養魚用飼料向け利用における研究の動向
  (12)低魚粉飼料の市場規模推移(2020~2025年度予測)
  (13)低魚粉飼料における昆虫タンパク質飼料の市場規模推移(2020~2025年度予測)

第Ⅳ章 参入企業等の個別実態調査

(株)IHIジェットサービス
~衛星の技術を漁業へ。トレーサビリティ確保によるブランド価値向上、地域振興へ~
 
IMTエンジニアリング(株)
~関西電力と共同出資で海幸ゆきのやを設立~
 
(株)愛南リベラシオ
~カイコから有効成分を抽出し、養殖魚の免疫維持や成長期待できる飼料を開発販売~
 
ウミトロン(株)
~テクノロジーを用い、生産から消費まで一貫した持続可能なソリューションを展開~
 
NECソリューションイノベータ(株)
~ICTのチカラで、養殖に革命を起こし、社会貢献を目指す~
 
(株)NTTドコモ
~ICTブイで養殖環境の見える化を実現、次はデータ分析と応用により効率化推進~
 
(株)FRDジャパン
~陸上養殖サーモントラウト「おかそだち」の販売を開始~
 
(株)大林組
~排水が少なく環境に優しい「アワビの循環式陸上養殖技術」を開発~
 
(株)オプティム
~農業ICTに続いて、養殖ICTに取組み第4次産業の中心企業になる~
 
(株)キッツ
~遠隔監視装置を備えた閉鎖循環型陸上養殖プラントで「信州サーモン」を提供~
 
(株)鯖や
~種苗・生産・流通加工まで「鯖の総合商社」として、プラットフォームを推進~
 
双日(株)
~FSSC22000、ISO22000に基づいた食品安全マネージメントシステムを構築~
 
ソウルオブジャパン(株)
~三重県でアジア最大級(年産1万t)の陸上養殖を建設、アトランティックサーモンを展開~
 
中部飼料(株)
~蛋白質源に植物性原料のみを使用した無魚粉飼料「鯛αゼロ」を発売~
 
日建リース工業(株)
~自社開発の「魚活ボックス」で活魚流通網=“ライブチェーン”を構築~
 
日清丸紅飼料(株)
~中国天津で水産飼料工場を操業、拡大する中国市場の需要に応える~
 
日鉄エンジニアリング(株)
~商業機受注に向けた営業活動を本格化~
 
日本水産(株)
~弓ヶ浜水産、米子陸上養殖センター竣工~
 
日本電気(株)
~養殖魚サイズ測定自動化サービスで養殖業のDX化を支援~
 
福伸電機(株)
~自動給餌機では国内シェアトップ、2020年からIoTを活用した自動給餌機を販売~
 
(株)フジキン
~養殖数増、地方創生、地産地消に貢献してマーケットを創出~
 
富士通Japan(株)
~水産業のサプライチェーン全体をデータでつなぐプラットフォームの提供~
 
マルハニチロ(株)
~完全養殖クロマグロ育種改良のための基盤・応用技術の開発、水産研究・教育機構と協働~
 
(株)ムスカ
~昆虫技術を用いたバイオマス処理プラントを中核とした、バイオマスリサイクルシステムを展開~
 
リージョナルフィッシュ(株)
~超高速の品種改良×スマート養殖を展開するスタートアップ企業~

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