2022年版 嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食に関する市場実態と将来展望

本企画では、周辺環境の大きな変化と新たな製品の市場投入で成長期にある『嚥下食』『咀嚼困難者食』『介護予防食』の市場について、その市場動向と参入企業動向、市場の将来見通しなどを、総合的、多面的に調査、分析を行った。また、前回版との違いとして、本年は新型コロナウイルス感染症が当該市場にどの様に影響を与えているか、各種制度変更の実態などについて分析する。

発刊日
2022/04/27
体裁
A4 / 382頁
資料コード
C64100400
PDFサイズ
16.3MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食のメーカーにおける製品取扱い動向と、市場戦略を調査、分析することで、嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食の市場の現状分析と今後の見通しを行うことを当調査の目的とする。
調査対象製品
・嚥下食(とろみ調整食品、ゲル化剤、デザートベース食品、水分補給ゼリー)
・咀嚼困難者食(やわらか食(きざみ食)、ブレンダー食(ミキサー食)、その他(形そのまま、ゼリー食等))
・介護予防食(たんぱく強化食品、エネルギー強化食品)
調査対象企業:嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食のメーカー24社(詳しくは目次を参照)
調査方法:弊社専門研究員による直接面接調査と電話等による間接調査を実施した。
調査期間:2022年2月~2022年4月

資料ポイント
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  • 急速な高齢化による高齢者人口の増加(3,640万人:2021/9/15現在)、社会保障費の増大、病院の病床区分変更と統廃合、特養・老健の新設減少と民間施設の増加、介護保険の見直し、在宅高齢者への栄養強化、地域包括ケアシステム等、日本の医療と介護を取り巻く環境は変化しており、医療・介護現場では入院・入所・在宅高齢者のQOLを重視する傾向は益々強まっている。また、介護に至らないために、食事や運動、生活習慣の見直し等、介護予防が重視されている。
  • 通常の食事が困難な患者や高齢者にとって、健常者が食べる固形の食事は命に関わるトラブルに直結し、高齢者の死亡率の多くが誤嚥性肺炎によるといわれている。改善されつつあるものの栄養剤や流動食は味や食感に未だ課題を残しており、経鼻経管やPEGの使用は食事と言う言葉からはかけ離れている。
  • 栄養剤は在宅高齢者の増加が追い風であるが、薬価改定により金額ベースでは横ばいである。流動食(総合栄養)は病院や高齢者施設での使用が頭打ちする中、在宅向けを成長チャネルとして製品投入が進んでいる。総合栄養を補う形で市場拡大するのが栄養補給食品で、高齢者の使用を想定した製品機能をアピールする。輸液は数量、単価共に減少している。
  • 食事として見ると、病院給食や高齢者施設給食は外部委託率が上昇し、配食サービスは在宅高齢者の増加で市場規模は1,460億円に達した。ドラッグストアや通信販売は成長チャネルとして注目され、ネット通販は在宅介護が拡大する中で、新しい“売場”として拡大している。
  • 『嚥下食』『咀嚼困難者食』『介護予防食』の市場は順調に拡大しており、やわらか食等、参入活発な製品が市場を牽引、企業は様々な機能付加や味の改良で品揃えを強化する。参入企業は、乳製品、調味料、冷凍食品、水産加工品、惣菜、パン等の食品系メーカー、医薬品、介護用品、衛生材料等の医薬・医療品系メーカー等様々である。

リサーチ内容

調査のポイント

1.市場動向
2.企業動向
3.展望と課題

第Ⅰ章 市場分析編

1.嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食の市場概況
  1)市場の定義
  2)栄養療法における嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食の位置付け
  3)2022年の最新市場概況
    (1)嚥下食
    (2)咀嚼困難者食
    (3)介護予防食
  4)嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食の関連基準
    (1)特別用途食品
    (2)ユニバーサルデザインフード
    (3)スマイルケア食
    (4)嚥下食ピラミッド
    (5)日本摂食・嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2021
    (6)IDDSI
    (7)黒田留美子式高齢者ソフト食
  5)市場に影響を与える制度変更
    (1)入院時食事療養費における特別食加算の廃止
    (2)在宅半固形栄養経管栄養法指導管理料(2,500点)の新設
    (3)食品表示法への対応
    (4)高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施
    (5)日本食品標準成分表2020年版(八訂)
    (6)令和3年度介護報酬改定(栄養関連)
    (7)令和4年度診療報酬改定(栄養関連)
  6)介護食品の流通構造
  7)日本メディカルニュートリション協議会の活動
  8)地域高齢者等の健康支援を推進する配食事業の栄養管理に関するガイドライン
  9)日本栄養支援配食事業協議会の活動
  10)3Dフードプリンターで介護食を製造
  11)省力化に貢献するとろみ調整機
  12)「とろみづけ」のサブスクリプション型サービス
2.嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食の市場規模推移
  1)嚥下食の市場規模推移(2016~2020年度)
  2)咀嚼困難者食の市場規模推移(2016~2020年度)
  3)介護予防食の市場規模推移(2016~2020年度)
3.嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食の市場構成比(2020年度)
  1)製品別
    (1)嚥下食
    (2)咀嚼困難者食
    (3)介護予防食
  2)温度帯別
    (1)嚥下食
    (2)咀嚼困難者食
    (3)介護予防食
  3)チャネル別
    (1)嚥下食
    (2)咀嚼困難者食
    (3)介護予防食
  4)対象患者別(用途別)
    (1)嚥下食
    (2)咀嚼困難者食
    (3)介護予防食
4.嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食のメーカーシェア(2020年度)
  1)嚥下食の製品別
    (1)嚥下食全体
    (2)とろみ調整食品
    (3)デザートベース食品
    (4)水分補給ゼリー
    (5)ゲル化剤
  2)嚥下食の温度帯別
    (1)常温
  3)嚥下食のチャネル別
    (1)病院・福祉施設
    (2)ドラッグストア
    (3)量販店・スーパー
    (4)通販、その他
  4)咀嚼困難者食の製品別
    (1)咀嚼困難者食全体
    (2)やわらか食(きざみ食)
    (3)ブレンダー食(ミキサー食)
    (4)その他(形そのまま、ゼリー食等)
  5)咀嚼困難者食の温度帯別
    (1)常温・レトルト
    (2)冷凍
  6)咀嚼困難者食のチャネル別
    (1)病院・福祉施設
    (2)ドラッグストア
    (3)量販店・スーパー
    (4)通販、その他
  7)介護予防食のメーカー別
5.嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食の研究開発、生産、流通、販売動向
  1)研究開発動向
    (1)嚥下食
    ①第三世代の次はコストパフォーマンス重視
    ②特別用途食品、学会分類2021(2013)
    ③色(にごり)、味、臭いの改良
    ④付着性の低減
    ⑤スピード化、少量化
    ⑥コストダウン
    ⑦ゲル化剤
    ⑧容器の工夫、改良
    ⑨新しい嚥下食メニュー
    (2)咀嚼困難者食
    ①主食(おじや、お粥、雑炊、麺類、パン)メニュー
    ②栄養バランスと強化(エネルギー強化、たんぱく質強化、微量元素配合)
    ③品揃えの強化
    ④見た目のおいしさを重視
    ⑤酵素応用やわらか食
    ⑥健常者に近いシルバー向けメニュー
    ⑦冷凍食品(業務用、市販用)
    ⑧味の改良
    ⑨お湯をかけるだけで食べられる即席タイプのおかゆ
    ⑩介護食『らくらく食パン』
    (3)介護予防食
  2)生産動向(市場拡大と自社生産)
    (1)嚥下食
    (2)咀嚼困難者食
    (3)介護予防食
  3)流通動向(専門卸売企業への販売)
    (1)嚥下食の流通動向
    (2)嚥下食の流通経路
    (3)咀嚼困難者食の流通動向
    (4)咀  嚼困難者食の流通経路
    (5)介護予防食の流通動向
    (6)介護予防食の流通経路
  4)販売動向(一般市販ルートの拡大)
    (1)嚥下食
    (2)咀嚼困難者食
    (3)介護予防食
6.嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食の参入企業製品概況(製品一覧)
  1)嚥下食
  2)咀嚼困難者食
  3)介護予防食
7.製品動向
  1)形状(形態)の改良
  2)添加栄養素の改良
  3)味の改良、見た目のおいしさの追求
  4)食感の改良
  5)食物繊維入り(消化、吸収性の改良)
  6)褥瘡対策
  7)たんぱく質の重要性
  8)エネルギー強化製品
  9)冷凍食品タイプの増加
  10)現場の省力化対応
  11)特別用途食品の取得が増加
8.価格動向(製品別実勢価格)
  1)嚥下食
  2)咀嚼困難者食
  3)介護予防食
9.新規参入動向
  1)嚥下食
  2)咀嚼困難者食
  3)介護予防食
10.企業提携動向(専門卸売企業との提携)
  1)嚥下食
  2)咀嚼困難者食
  3)介護予防食
11.対象患者&ユーザー動向
12.在宅栄養市場&一般家庭市場動向
  1)嚥下食
  2)咀嚼困難者食
  3)介護予防食
  4)在宅介護市場との相関
    (1)行政施策の今後
    (2)商流、物流の今後
13.市場拡大要因・阻害要因
  1)嚥下食
  2)咀嚼困難者食
  3)介護予防食
14.嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食の将来展望
  1)嚥下食の将来展望
  2)嚥下食の市場規模予測(2021~2025年度)
  3)咀嚼困難者食の将来展望
  4)咀嚼困難者食の市場規模予測(2021~2025年度)
  5)介護予防食の将来展望
  6)介護予防食の市場規模予測(2021~2025年度)

第Ⅱ章 参入企業個別実態調査編(24社)

アサヒグループ食品株式会社
~「バランス献立」ブランドは順調に推移~
 
旭松食品株式会社
~2022年春、「ふんわりなめらか」をシリーズ展開~
 
イーエヌ大塚製薬株式会社
~「あいーと®」に“かまなくてもよい食事”を追加~
 
キユーピー株式会社
~「やさしい献立」シリーズはUDF4区分で52品をラインナップ~
 
株式会社クリニコ
~『つるりんこ Quickly』がとろみ調整用食品の表示許可を取得~
 
ケイエス冷凍食品株式会社
~協力先の協力でスピーディーに商品開発~
 
株式会社タカキベーカリー
~「らくらく食パン」はUDF区分舌でつぶせるレベルのやわらかさ~
 
株式会社大冷
~骨なし魚「楽らくシリーズ」で人手不足に貢献~
 
大和製罐株式会社
~「AskDoctors」の認定を受け販売拡大狙う~
 
堂本食品株式会社
~「思いやり堂本便」は堅調に推移~
 
ニュートリー株式会社
~「特別用途食品」の表示許可取得で差異化~
 
ネスレ日本株式会社
~『アイソカル クリア』にレモンティー風味を追加、立ち上がり順調~
 
ハウス食品株式会社
~栄養強化カップタイプ、ゼリーとおかずが好調続く~
 
林兼産業株式会社
~新シリーズ「やわらくマルシェ」は簡便性を訴求~
 
株式会社フードケア
~「まぜてもジュレ」が高評価、水分補給食品が堅調推移~
 
フジッコ株式会社
~在宅用を250gに変更、新たな取引先を開拓~
 
ヘルシーフード株式会社
~とろみ調整食品「トロミスマイル」が堅調で全体を下支え~
 
株式会社ベスト
~『まろやか食専科』は直販を強化、新規チャネルを開拓~
 
ホリカフーズ株式会社
~食品由来の天然素材にこだわりつつ低栄養対策商品に注力~
 
マルハニチロ株式会社
~「やさしいおかず」は14品を揃え2週間サイクルを提案~
 
三島食品株式会社
~複数メニューの提案で使用頻度を高め販売促進~
 
株式会社明治
~「メイバランス・ソフトJelly」が堅調推移~
 
株式会社𠮷野家
~コンシューマ向けをレトルト2品に集約し効率化~
 
六甲バター株式会社
~「メディケアQ食シリーズ」で介護食品市場へ参入~

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