モーニングCROSS週間ランキング10.26 – 10.30

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2014年10月31日 | ランキング

週間ランキング

プロ野球の阪神タイガースVS福岡ソフトバンクホークスによる日本シリーズ、そして海の向こうではMLB(メジャーリーグ)、青木宣親選手の所属するカンザスシティー・ ロイヤルズとサンフランシスコ・ジャイアンツによって争われたワールドシリーズがともに話題を集めた一週間でした。
また、帰国した男性ジャーナリストにより日本にも上陸が疑われたエボラ出血熱、Tカードの個人情報第三者提供、アメリカでのロケット爆発、そして今週も民主党の枝野幸男幹事長の政治資金収支報告書への不透明な収支が発覚し、政治とカネの問題が改めて注目されました。
今週のニュースで注目を集めたキーワードの考察は、キーワードジャーナルからご確認いただけます。

順位
ニュースグループ
クチコミ数
1位
エボラ出血熱
371,610
2位
日本シリーズ
60,610
3位
Tカード第三者提供
48,260
4位
メジャーリーグ
18,704
5位
冨田尚弥弁明
18,327
6位
ロケット爆発
18,221
7位
特定秘密保護法デモ
17,096
8位
幸福の科学大学
15,037
9位
枝野幸男幹事長
13,559
10位
在特会会員逮捕
12,057

未来を見通すための戦略思考 ~矢野経済研究所代表による今週のコメント

■貿易赤字、構造的な要因から目を逸らすな

財務省が発表した9月の貿易収支は958,330百万円の赤字となった。報道各紙は、赤字の主要因つまり輸入額が増えた理由について「液化天然ガスと通信機の大幅な輸入増」と説明した。
液化天然ガスの輸入増に対する解説は「原発の稼動停止を受けて火力発電所向けの燃料需要が高まった」が昨今の“定番”である。そもそも液化天然ガスの消費量は、石油に比べてCO2の排出量が少ないこともあって拡大傾向にあったわけであるが、2011年の東日本大震災がそれを更に押し上げた。そのことに異論はない。ただ、9月の“対前年比21%の大幅増”は、前年同月の輸入量が2011年をも下回る水準にとどまったためである。
また、千トンあたり価格の推移を見れば、輸入額が増えた主たる要因が“価格要因”、すなわち、相場の高騰と円安にあることは明らかであり、単に「需要量が増えた」ことが原因ではない。

さて、通信機の輸入増は話題のiphoneということであるが、乗用車の輸出数量がマイナスであったこととあわせて、むしろこちらの方が日本の製造業の今を象徴している。“貿易赤字は悪、原因は原発停止”と安易に語るのではなく、日本の産業構造そのものの本質的な変化にこそ目を向けるべきである。

1026-1030NEWSサマリー

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