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休み明けの1月4日、青森県内のマクドナルドでチキンマックナゲットに異物（ビニール片）が混入していたことが発覚し、そこから立て続けに異物混入の実態が明らかとなりました。
現在、判明した異物の混入は4件。上述のチキンマックナゲットへの混入に続き、2014年に3件、12月31日のチキンマックナゲットへ白いビニール片の混入、12月19日のサンデーチョコレートへプラスチック片の混入、8月26日にはフライドポテトへヒトの歯の混入。7日に日本マクドナルドは謝罪会見を行いましたが、現段階では事実の公表はしないとの認識を示しています。
混入の原因が特定できない事象も発生しており、今後の対応にも注視が必要です。

そして、7日には衝撃的なニュースが世界を駆け巡りました。
パリの風刺画の出版などを手掛ける新聞社「シャルリ・エブド」へ覆面をした複数の人物が乱入。銃を乱射し、編集長、警察官を含む約12名を殺害、逃走する事件が発生。フランスでは国内のテロに対する警戒を強化していただけに衝撃が走っています。事件の全容解明が待たれます。

他には、お正月の風物詩となっている箱根駅伝、民主党代表選の告示、インドでの日本人女性に対する監禁、暴行事件など、さまざまなニュースが話題となりました。
今週のニュースで注目を集めたキーワードの考察は、キーワードジャーナルからご確認いただけます。
　

未来を見通すための戦略思考　～矢野経済研究所代表による今週のコメント

■2015年、バリューチェーンのイノベーションを！

経団連の榊原会長は年始のあいさつで、「企業業績は改善基調にある」としたうえで「ベアも選択枝」と積極的な賃上げを呼びかけた。
民間給与実態調査（国税庁、2014年9月）によると2013年の給与所得者数は2.0％、支払給与総額は3.4％、いずれも前年比プラスであった。ただし、人数、総額ともに数字を牽引しているのは非正規である。
労働力調査（厚労省）の2014年11月分の速報値がこれを裏付ける。雇用者数は5637万人、前年同月比18万人増。ただし、正規雇用者は29万人減、非正規は48万人増、役員を除く雇用者に占める非正規の割合は38％となった。

これら２つの統計データと厚労省の派遣・有期労働対策部がまとめた「非正規雇用の現状」をあわせて読んでいただきたい。従業員5000人以上の事業所の平均給与は前年比マイナス2%であったこと、大企業ほど派遣社員、嘱託・契約社員数の割合が高いこと、非正規の平均給与は正規の4割にすぎないこと、そして、従業員10人未満の事業所の平均給与は5000人以上の事業所の66％にとどまること、が読み取れる。つまり、全体として“平均”は低い方に収斂しつつある。2014年を通して家計の実収入が実質ベースで一度もプラスにならなかった一端がここにある（1月-11月速報値まで、総務庁、家計調査）。

打開する道は一つ。より高い価値を生み出すこと。付加価値の連鎖を、高いレベルで実現すること。これに尽きる。

■桜島、マグマ上昇で山体膨張、爆発的噴火の可能性高まる。

「火口から概ね２㌔の範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に対する警戒が必要｣と気象台発表。川内は火口から50㌔、果たして十分に安全な距離か。

■パナソニック、シャープ、TDK、ダイキン工業、、、一部製品の生産拠点を海外から国内へ。ただし、長期的には“地産池消”の流れはとまらない。

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