終了 2018年版 リチウムイオン電池導電助剤市場の徹底分析

企画趣旨

導電助剤はリチウムイオン電池(LiB)の性能を向上させるための電極構成材料として必要不可欠な存在です。LiBの低抵抗化やサイクル特性向上などを目的に正極あるいは負極に添加されており、LiB市場の成長に伴い導電助剤の需要も順調に拡大しています。

LiB市場では、これまで需要を牽引してきた民生小型分野において電動工具向けが堅調なものの、ボリュームゾーンであるスマートフォン向けの伸びが鈍化しています。一方、車載分野では環境規制の厳格化や各国政府の普及促進策を追い風にxEV向けの需要が急増しており、2016年にはLiBの出荷容量に占める車載分野の比率が民生小型分野を上回りました。
こうした市場のトレンドに伴いLiBのさらなる高容量化、長寿命化を目指した材料開発が活発化しています。
正極材市場では活物質の主役がLCOからNCMへ移行するとともに、高容量セル向けとしてハイニッケルタイプのNCMの注目度が高まる傾向にあります。負極材市場ではコストと容量重視の観点から天然黒鉛が、優れたサイクル特性を有することから人造黒鉛が選ばれてきましたが、高容量化ニーズに対応すべく金属・合金系などの開発が進んでいます。そして、要求特性の最適解を導くうえで導電助剤の果たす役割はこれまで以上に大きくなると考えられます。

本レポートは導電助剤メーカー各社の現在および今後の事業戦略や研究開発テーマを徹底調査するとともに、世界市場の成長性、正極・負極別や用途別動向等を明らかにすることを目的に発刊することにいたしました。

報告書内容予定

第1章 リチウムイオン電池導電助剤市場の徹底分析

リチウムイオン電池導電助剤 材料別世界市場規模推移
(重量:2016年~2020年予測、2025年予測)
リチウムイオン電池導電助剤 材料別世界市場規模推移
(金額:2016年~2020年予測、2025年予測)
※対象とする材料
・カーボンブラック
・アセチレンブラック
・ケッチェンブラック
・カーボンナノチューブ
・気相法炭素繊維

第2章 リチウムイオン電池導電助剤市場の現状と将来展望

【1】正極・負極別の需要動向
1.正極材市場
活物質別世界市場規模推移(重量:2015年~2020年予測、2025年予測)
※対象とする活物質
・三元系(NCM)
・コバルト酸リチウム(LCO)
・ニッケル酸リチウム(NCA)
・マンガン酸リチウム(LMO)
・リン酸鉄リチウム(LFP)

2.負極材市場
活物質別世界市場規模推移(重量:2015年~2020年予測、2025年予測)
※対象とする活物質
・黒鉛系
・カーボン系
・酸化物系
・金属・合金系

3.リチウムイオン電池導電助剤市場
正極・負極別世界市場規模推移(重量:2015年~2020年予測、2025年予測)
正極・負極別世界市場規模推移(金額:2015年~2020年予測、2025年予測)
正極-材料別世界市場規模推移(重量:2015年~2020年予測、2025年予測)
負極-材料別世界市場規模推移(金額:2016年~2020年予測、2025年予測)

【2】分野別の需要動向
1.民生小型用リチウムイオン電池市場
アプリケーション別世界市場規模推移(容量:2015年~2020年予測)
※対象とするアプリケーション
・ノートPC
・フィーチャーフォン
・スマートフォン
・タブレット端末
・電動工具
・ウエアラブル端末

2.車載用リチウムイオン電池市場
xEV用電池世界市場規模推移(容量:2015年~2020年予測、2025年予測)
※対象とするxEV用電池
・Ni-MH
・リチウムイオン電池

3.リチウムイオン電池導電助剤市場
分野別世界市場規模推移(重量:2015年~2020年予測、2025年予測)
分野別世界市場規模推移(金額:2015年~2020年予測、2025年予測)
民生小型分野-材料別市場規模推移(重量:2015年~2020年予測、2025年予測)
民生小型分野-材料別市場規模推移(金額:2016年~2020年予測、2025年予測)
車載分野-材料別市場規模推移(重量:2015年~2020年予測、2025年予測)
車載分野-材料別市場規模推移(金額:2015年~2020年予測、2025年予測)
その他(ESS等)の分野-材料別市場規模推移(重量:2015年~2020年予測、2025年予測)
その他(ESS等)の分野-材料別市場規模推移(金額:2015年~2020年予測、2025年予測)

【3】材料別の需要動向
1.カーボンブラック
正極・負極別世界市場規模推移(重量:2015年~2020年予測、2025年予測)
正極・負極別世界市場規模推移(金額:2015年~2020年予測、2025年予測)
分野別世界市場規模推移(重量:2015年~2020年予測、2025年予測)
分野別世界市場規模推移(金額:2015年~2020年予測、2025年予測)
※アセチレンブラック、ケッチェンブラック含む

2.黒鉛粉末
正極・負極別世界市場規模推移(重量:2015年~2020年予測、2025年予測)
正極・負極別世界市場規模推移(金額:2015年~2020年予測、2025年予測)
分野別世界市場規模推移(重量:2015年~2020年予測、2025年予測)
分野別世界市場規模推移(金額:2015年~2020年予測、2025年予測)

3.カーボンナノチューブ
正極・負極別世界市場規模推移(重量:2015年~2020年予測、2025年予測)
正極・負極別市場規模推移(金額:2015年~2020年予測、2025年予測)
分野別市場規模推移(重量:2015年~2020年予測、2025年予測)
分野別市場規模推移(金額:2015年~2020年予測、2025年予測)
※気相法炭素繊維「VGCF®」含む

4.メーカーシェア推移
リチウムイオン電池導電助剤 メーカーシェア推移(重量:2015年~2018年見込み)
リチウムイオン電池導電助剤 メーカーシェア推移(金額:2015年~2018年見込み)

第3章 リチウムイオン電池導電助剤メーカーの動向と戦略

Imerys Graphite & Carbon Switzerland Ltd.
デンカ株式会社
ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社
日本黒鉛工業株式会社
昭和電工株式会社
Cnano Technology Limited
Chengdu Organic Chemicals Co. Ltd., Chinese Academy of Sciences/Timesnano
 (中国科学院成都有機化学有限公司/中科時代納米)
Shenzhen Susn Sinotech New Materials Co., Ltd.
 (深圳市三顺纳米新材料股份有限公司)
LG Chem Ltd.
ほか

※収録内容・企業は変更することがあります。
※報告書はPowerPoint形式となります。

募集要項概要

参加募集期限:2018/12/31
調査報告書納品予定:2018年12月下旬
参加費用:2,000,000円(税別)
詳細・お申込みはホームページよりお問い合わせください。

注1)調査企画名、参加募集期限は変更する場合がございます。
注2)調査報告書納品予定は募集状況、調査状況その他により遅れる場合がございます。