2012年版 産業用熱交換器市場の現状と展望

熱交換器は産業機械の一構成機器として様々な分野で使用されている。また、様々な産業の製造プロセスにおける主要な構成機器の一つでもある。製品的には目立たないが、大企業から中小企業まで多くの有力企業が重要な事業の一つとして長期に渡り事業を行っている。他方で熱交換器は、基礎的な製品でありながら、その応用分野の広さ、材料、技術の多様さもあり、新製品の発表も散見される。しかしながら、熱交換器の市場、市場構造、製品動向などについてまとめられたマーケティングレポートはあまりみられない。そこで本調査レポートでは、熱交換器メーカーへの取材を通じてこれを明らかにした。

発刊日
2012/07/05
体裁
A4 / 101頁
資料コード
C54109400
PDFサイズ
1.5MB
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調査資料詳細データ

リサーチ内容

■本資料のポイント

  • 多様な分野で利用される熱交換器を全体市場から、方式別・製品別、分野別市場などまで明らかに
  • 大企業から中小企業まで企業規模にとらわれず、有力な熱交換器メーカーを掲載
  • 各分野の有力企業における事業の実態、今後の方向性から熱交換器市場の今後の方向性を提示

■本資料の概要

第1章:産業用熱交換器市場の現状と展望
第2章:産業用熱交換器市場の動向
第3章:産業用熱交換器メーカーの動向

■掲載内容

第1章:産業用熱交換器市場の現状と展望

国内での生き残りは、これまでの延長上にない戦略が求められる
海外事業の強化は商品ラインナップ、企業間連携、販売・サービス体制の構築など
  トータル的な戦略の構築が必要
    (図)産業用熱交換器の市場規模推移と予測
    (表)産業用熱交換器の市場規模推移と予測
    (表)産業用熱交換器市場のメーカーシェア
    (図)産業用熱交換器メーカー20社による国内、海外売上高推移と予測
    (表)産業用熱交換器メーカー20社による国内、海外売上高推移と予測

第2章:産業用熱交換器市場の動向

1.方式・製品別市場の現状と展望
  1-1.プレート式
    ガスケットタイプは「コモディティ」化するも、今後も熱交換器の主役であり続ける
    (図)プレート式熱交換器の市場規模推移と予測
    (表)プレート式熱交換器の市場規模推移と予測
  1-2.シェル&チューブ式
    市場規模は小さいがアプリケーションは多様、他方式への代替は進むも市場は微増傾向
    (図)シェル&チューブ式熱交換器の市場規模推移と予測
    (表)シェル&チューブ式熱交換器の市場規模推移と予測
    (表)シェル&チューブ式熱交換器市場のメーカーシェア
  1-3.アルミ製熱交換器
    大企業が専用設備を使用して生産、技術も特殊で歴史が長いことから参入は困難?
    (図)アルミ製熱交換器の市場規模推移と予測
    (表)アルミ製熱交換器の市場規模推移と予測
2.分野別市場の現状と展望
    (図)分野別の市場規模推移と予測
    (表)分野別の市場規模推移と予測(金額、前年比、構成比)
  2-1.プラント(石油化学等)
    中東を中心とした大型案件の減少に伴う市場の急減も今後は回復の見通し
    (図)プラント分野向け熱交換器の市場規模推移と予測
    (表)プラント分野向け熱交換器の市場規模推移と予測
  2-2.低温工業(LNG等)
    世界的な天然ガス需要の増加に伴い市場は拡大
    (図)低温工業分野向け熱交換器の市場規模推移と予測
    (表)低温工業分野向け熱交換器の市場規模推移と予測
  2-3.船舶
    船舶需要の落ち込みなどの影響で市場は縮小、今後も回復の目処は立たず
    (図)船舶分野向け熱交換器の市場規模推移と予測
    (表)船舶分野向け熱交換器の市場規模推移と予測
  2-4.食品
    中長期的には市場縮小の懸念も、当面は省エネや効率化提案などで微増
    (図)食品分野向け熱交換器の市場規模推移と予測
    (表)食品分野向け熱交換器の市場規模推移と予測
  2-5.機械
    建設機械や鉱山機械、産業機械など足元の不安はあるものの今後も市場は拡大傾向
    (図)機械分野向け熱交換器の市場規模推移と予測
    (表)機械分野向け熱交換器の市場規模推移と予測
  2-6.化学
    国内の化学メーカーは積極的な動きが見られず当面は横這いで推移
    (図)化学分野向け熱交換器の市場規模推移と予測
    (表)化学分野向け熱交換器の市場規模推移と予測
  2-7.空調
    スーパー、コンビニなどの業務用空調に期待
    (図)空調分野向け熱交換器の市場規模推移と予測
    (表)空調分野向け熱交換器の市場規模推移と予測
  2-8.電力・エネルギー
    資源開発関連のエネルギー分野が急拡大の可能性
    (図)電力・エネルギー分野向け熱交換器の市場規模推移と予測
    (表)電力・エネルギー分野向け熱交換器の市場規模推移と予測
  2-9.環境
    公共投資抑制で市場は縮小、今後は更新需要に期待
    (図)環境分野向け熱交換器の市場規模推移と予測
    (表)環境分野向け熱交換器の市場規模推移と予測
  2-10.給湯、排熱回収、新エネルギー等
    魅力的なテーマは多いが、今後の市場拡大には未知数の部分も
    (図)給湯、排熱回収、新エネルギーなど向け熱交換器の市場規模推移と予測
    (表)給湯、排熱回収、新エネルギーなど向け熱交換器の市場規模推移と予測

第3章:産業用熱交換器メーカーの動向

株式会社IHIプラントエンジニアリング(IPEC)
  機器販売からEPCまで、国内市場で事業を展開
  生産工場は持たず中小企業との協力関係によりコスト削減を図る

アルファ・ラバル株式会社
  主力のプレート式熱交換器に加え、M&Aでラインナップを拡充

株式会社イズミフードマシナリ
  食品分野に注力、海外への取り組みも進める
  人員は関東にシフト、国内生産拠点の変更はないが海外事業の取り組みを始める

岩井機械工業株式会社
  熱交換器の製造からプラントエンジニアリングまで、食品(飲料)分野に強み
  食品・医薬品分野における製造プロセスの構成機器を自社生産、製造ライン一式の提案力
  プロジェクトベースのため業績の変動は大きいが、近年は堅調に推移
  国内外で事業をバランスよく展開、海外はアジア地域が中心

SPXフローテクノロジージャパン株式会社
  APVからSPXへ、食品分野に加え一般産業(パワー&エナジー)分野を強化
  人員は一般産業分野を今後強化の方向

勝川熱工株式会社
  産業用プロセス空調向け熱交換器のトップメーカー、技術者育成に特徴
  ニッチ市場で売上高は安定的に推移、大きな売上拡大は指向しないが絶えず新技術に取り組む
  国内生産に自信、海外に設置された自社製品のフォローもスポットで対応可能

神威産業株式会社
  油圧機器向けのシェル&チューブ式熱交換器に強み
  中国ではシェル&チューブ式のほかにプレート式、ラジェータタイプ熱交換器の生産も行う
  今後は東南アジアで生産の可能性も
  価格は割高だがアフターに評価、技術開発は他社との共同開発が多いが独自の取り組みも

株式会社クロセ
  国内唯一のスパイラル式熱交換器メーカー
  スパイラル式熱交換器の特徴を活かし、新規用途開発や海外営業を進める

GEAエコフレックス(アジア)Sdn. Bhd.
  プレート式熱交換器事業のアジア地域をカバー
  人員は限られているが日本市場は強化の方向

株式会社神戸製鋼所
  アルミろう付け熱交換器「ALEX」は約50年の歴史、低温工業用に強み
  売上高は微増で推移、エネルギー分野において今後も着実な拡大の見込み
  下流プロセス(低温分野)に主軸を置きつつも、上流プロセスにも関心

株式会社ササクラ
  フィンチューブを自社生産、空冷式熱交換器は11,000台(バンドル)以上で国内トップの実績
  空冷式熱交換器の売上高は縮小傾向

昭和電工株式会社
  自動車空調用熱交換器事業を譲渡後も熱交換器事業を継続
  産業用熱交換器の売上高は安定的に推移、今後は環境・省エネ分野に期待
  産業機械用クーラは大手コンプレッサーメーカーの中国進出に伴い、中国製の脅威も

株式会社神鋼環境ソリューション
  設立当初からの琺瑯、グラスライニング技術を熱交換器にも応用
  製品、グラスともラインナップの充実を進める
  ベトナムに製造工場を建設し、今後はアジア市場もカバー

株式会社東京チタニウム
  チタン加工技術のノウハウを生かし、マイクロ熱交換器で売上拡大を図る
  マイクロ熱交換器を新たな収益源に

東京ブレイズ株式会社
  雰囲気ろう付技術を生かし、高耐圧熱交換器で勝負をかける
  新たな事業の柱として熱交換事業の強化を進める
  ろう付け技術とインナーフィンを組み合わせ、高耐圧熱交換器で差別化を進める

株式会社西山製作所
  引抜鋼管技術を応用し、多葉状伝熱管を用いた二重管式熱交換器などを製品化
  自動車向け小径管事業に危機感、熱交換器の事業化を進める
  家庭用給湯器向けは失速、ヒートポンプなどの用途開発で売上拡大を図る
  国内市場は期待薄、海外展開の試行を進める

日本化学機械製造株式会社
  ベトナムを拠点として東南アジアでの事業を強化
  チューブ式熱交換器を設備・プラントに組み込んで、主に中堅化学メーカーに供給
  海外はベトナムを拠点に東南アジアの事業強化を進める、国内の生産体制は現状維持

株式会社日阪製作所
  アジアを中心に海外事業の強化を積極的に進める
  プレート式熱交換器におけるプラント物件と船舶分野の落ち込みが売上高を直撃
  国内の生産体制は現状維持
 

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