2015-2016年版 アジア軟包装・材料市場の現状と将来展望

日本の包装材料市場は人口減少に伴い、縮小傾向にあるほか、食品や飲料とその包装材料市場が飽和状態にある。一方、中国やタイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア等東南アジア地域では、経済成長とともにライフスタイルや食生活が変化し、かつ流通網も整備される中で包装材料市場が拡大しつつある。市場拡大が期待される海外の包装材料市場に積極対応するため、日本の軟包装・材料メーカーが海外事業の強化に乗り出している。アジア地域において、日系軟包装・材料メーカーの進出状況と現地大手ローカルメーカーの現況を把握すると同時に、各社の取り組みや今後の事業展開について焦点を当てた。

発刊日
2015/11/30
体裁
A4 / 203頁
資料コード
C57119200
PDFサイズ
7.2MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:日本、中国、韓国に加え、タイ、インドネシア、ベトナムなどの東南アジア諸国の包装及び包装材料メーカーの現在の動向と今後の事業施策を徹底調査し、さらに周辺調査を行うことで、各国における軟包装市場の現状と将来展望を把握することを目的とする。
調査対象:韓国、中国、タイ、ベトナム、インドネシアの軟包装及び包装材料メーカー
調査方法:直接面接取材をベースに、文献調査を併用
調査期間:2015年9月~2015年11月

資料ポイント
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  • 「包む」の半歩先・一歩先にあるニーズのキャッチアップを
  • ライフスタイルや食生活、流通の変化までをも汲み取った提案で新たな市場を切り拓け
    開けやすさ、注ぎやすさなど将来の需要を見据えたパッケージの提案で差別化を
  • 日本:インバウンドやTPPで生まれる外国人向けの新たなニーズ
    グローバルな視点での開発やマーケティングがより重要に
  • 韓国:透明蒸着フィルムの国産化の動きがあるものの、価格と品質に課題あり
  • 中国:VOC規制などの環境規制の強化に伴い、中小軟包装メーカーの淘汰が始まる可能性も
  • タイ:加工食品向けレトルトパウチの現地化が始まる
  • ベトナム:TPP加入で食品・日用品メーカーのグローバルメーカーの進出が拡大
  • インドネシア:年間成長率13~15%に達する近代的小売マーケット(CVS、SM)の拡大が軟包装の市場成長に直結

資料概要
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第1章 アジア包装材料市場の展望と戦略
第2章 アジア包装材料市場の動向
第3章 アジア包装材料メーカーの動向

リサーチ内容

■掲載内容

調査結果のポイント

第1章 アジア包装材料市場の展望と戦略

「包む」の半歩先・一歩先にあるニーズのキャッチアップを!
中間層・富裕層を中心に軟包装の機能・付加価値を求める声が広がる
TPP、AFTAなど経済の広域・グローバル化で軟包装・材料メーカーの市場参入に期待
(図)主要各国の人口成長率推移
(図)主要各国の実質GDP成長率推移(各国通貨ベース)
(図)主要各国の一人当たりの購買力平価GDP(USドル)の伸び率推移
(図)日本を取り巻くメガFTAの構図
ライフスタイルや食生活、流通の変化までをも汲み取った提案で新たな市場を切り拓け
開けやすさ、注ぎやすさなど将来の需要を見据えたパッケージの提案で差別化を!
(図)半歩先、一歩先のニーズへの対応
(表)各国の包材関連市場環境と包材に対するニーズ

第2章 アジア包装材料市場の動向

1.日本
  インバウンドやTPP で生まれる外国人向け等の新たなニーズ
  グローバルな視点での開発やマーケティングがより重要に
  日本メーカーが先行してグローバルシェアを押さえる透明蒸着フィルムは
  欧州・米国で缶・ビンを代替する長期保存・電子レンジ対応包材としての採用進む
  (図)透明蒸着フィルム市場規模推移
  (図)日本の人口及び実質GDP推移
  (図)日本の購買力平価GDP及び一人当たりの購買力平価GDP)の推移
2.韓国
  (表)韓国の基礎情報
  韓国軟包装メーカー数は約250社程度、市場規模は4~5兆ウォン
  更なる成長を図るためには、独自の製品力とユーザーへの提案力が必要
  (表)韓国の主要軟包装メーカー
  (表)韓国主要食品メーカー及び軟包装メーカーのサプライ関係図
  近代的小売マーケットの拡大と韓国食品の輸出増加が、国内軟包装の市場成長を牽引
  (表)韓国の近代的小売の業態別店舗数推移
  一人暮らしの人口増と高齢化の進展などにより、レトルト食品の需要拡大
  レトルトパウチでは、電子レンジ対応品は少なく、湯煎用がメイン
  (図)レトルト食品例(カレー、ジャジャン等)
  (図)レトルト食品例(スープ類)
  (図)レトルト食品例(レトルトご飯、スープ付レトルトご飯)
  (図)レトルト食品例(ソーセージやホットバー等)
  (図)包装用パウチ例(キムチ、小麦粉調整品)
  (図)トイレタリー用包装例(スパウトパウチ)
  透明蒸着フィルムの国産化の動きがあるものの、価格と品質に課題あり
  関連製品の開発に加え、ボリュームの確保が国産化を後押しする条件に
  (表)韓国の軟包装材料調達動向一覧
  (表)韓国の人口及び実質GDP推移
  (表)韓国の購買力平価GDP及び一人当たり購買力平価GDP推移
3.中国
  (表)中国の基礎情報
  中国軟包装メーカーは4~5万社、うち、年間売上高10億人民元以上は5社程度
  政府主導により2015年には唯一の国営企業であった大連大富が完全民営化へ
  (表)中国の主要軟包装メーカー及び特長
  VOC規制などの環境規制の強化に伴い、中小軟包装メーカーの淘汰が始まる可能性も
  ライフスタイルの変化やレジャー人口拡大はレトルトパウチの好機となるか
  中国の食文化・生活習慣を反映した新しいパッケージの提案が必要
  (表)中国の近代的小売の業態別店舗数推移
  (図)スナック用、軽食(ピーナッツ類)用パウチ例
  (図)レトルト食品用包装の例(湯煎用レトルトパウチ)
  (図)ゼリー・豆乳等の飲料用スパウトパウチ例
  (図)詰め替え用パウチ例
  高いガスバリア性と透明性を有するEVOH需要が拡大
  透明蒸着フィルムの開発に向けたメーカー各社の取組みも始まる
  (表)中国の軟包装材料調達動向一覧
  (図)中国の人口及び実質CDP推移
  (図)中国の購買力平価GDP推移及び一人当たり購買力平価GDP推移
4.タイ
  (表)タイの基礎情報
  内需市場の拡大に伴い、軟包装の主要用途である食品・日用品市場が拡大
  Fuji ACEやHUHTAMAKI、AMCOR などの外資系がタイ軟包装市場のトップ座を確保
  (表)タイの主要軟包装メーカー及び各社の特徴
  (表)タイ主要軟包装メーカーの売上高推移
  近代的小売業と加工食品の輸出、ライフスタイルの変化等も市場の成長要因に
  (表)タイの近代的小売の業態別店舗数推移
  (図)タイの伝統小売及び近代的小売場
  (図)タイ・路上屋台の風景
  (図)タイCVSで販売中のおにぎり、お弁当、サンドイッチ一製品一覧
  加工食品向けレトルトパウチの現地化が始まる
  材料調達の難しさに加え顧客の厳しい品質基準、製造技術等が課題に
  (図)乾燥フルーツ用各種包装パウチ例
  (図)ROZAのレトルト食品の一覧
  (図)小分け用パウチ・詰め替えパウチ例
  ハイバリアフィルムの国内調達は困難な状況、日本のバリアフィルムメーカーにとっては
  現地材料メーカーとの提携でタイ及び東南アジア市場への材料供給のチャンスあり
  (表)タイの軟包装材料調達動向一覧
  (図)タイの人口及び実質GDP推移
  (図)タイの購買力平価GDP推移及び一人当たり購買力平価GDP推移
5.ベトナム
  (表)ベトナムの基礎情報
  韓・Dongwon システムズがTan Tien とMinh Viet を買収
  両拠点を活用しベトナムの内需取込みと海外の輸出拡大に注力
  (表)ベトナムの主要軟包装メーカー及び特徴
  TPP 加入で食品・日用品メーカーのグローバルメーカーの進出が拡大
  近代的小売業、消費者認識の変化等で軟包装も成長
  (表)ベトナムの主要食品メーカー(ベトナム国内メーカー)
  (表)ベトナムの主要食品メーカー(外資系メーカー)
  (図)ベトナムの伝統的小売(個人商店、雑貨店)
  (表)ベトナムの近代的小売の業態別店舗数推移
  (図)ベトナム主要大型スーパーマーケット例(Lotte Mart、イオン、Big C、CO.OP mart)
  (図)ベトナムCVS例(Family Mart)
  食品分野ではインスタントラーメン用包材とコーヒー・ドライフルーツ用パウチが伸長
  トイレタリー製品は小分け用パウチに加え、詰め替えパウチも徐々に拡大中
  (図)インスタントラーメン例(カップラーメン、袋ラーメン)
  (図)各種パウチ製品例(コーヒー用・ドライフルーツ)
  (図)紙バック例(牛乳)
  (図)トイレタリー用包材例(スタンディングパウチ・小分けパウチ)
  近隣諸国と比較して包装材料の国産化は進まず
  バリア材料、基材、CPPシーラントの現地化が特に求められる
  (表)ベトナムの軟包装材料調達動向一覧
  (図)ベトナムの人口及び実質GDP推移
  (図)ベトナムの購買力平価GDP推移及び一人当たり購買力平価GDP推移
6.インドネシア
  (表)インドネシアの基礎情報
  インドネシア軟包装の市場規模は約28億USドル
  内需市場の拡大を見据え、新規参入や異業種からの参入の動きも
  (表)インドネシアの主要軟包装メーカー及び各社の特徴
  2014年の売上高ベースにおける伝統的小売と近代的小売の構成比は75%:25%
  年間成長率13~15%に達する近代的小売マーケットの拡大が軟包装の市場成長に直結
  (図)インドネシアの伝統的小売(パサールと個人商店)
  (表)インドネシアの近代的小売の業態別店舗数推移
  (表)近代的小売(ハイパーマーケット)
  (表)近代的小売(スーパーマーケット、ミニマーケット)
  水、お茶、スポーツ飲料のラベル用シュリンクフィルムの需要が拡大
  インドネシア特有の包材としては飲料用ゼリー及びパーム油用パウチが伸長
  (図)ミネラルウォーター・お茶・スポーツ飲料用包材例
  (図)ミルク用小分けパウチ・スパウトパウチ例
  (図)包装用パウチ例(中身:飲料用ゼリー/パーム油)
  (図)トイレタリー製品例(小分けパウチ、詰め替えパウチ)
  高機能・高性能、優れたデザイン性に対する顧客要求が高まる
  成長ポテンシャルを見極め、いち早く市場チャンスを掴め
  (表)インドネシアの軟包装材料調達動向一覧
  (図)インドネシアの人口及び実質GDP推移
  (図)インドネシアの購買力平価GDP及び一人当たりの購買力平価GDP推移

第3章 アジア包装材料メーカーの動向

凸版印刷株式会社
  高品質・高付加価値品をターゲットに海外展開
  現地仕様、包装材の概念を変えられる製品開発・提案の強化を目指す
  凸版有余包装(東莞)有限公司、東莞永生商標印刷有限公司を設立
  中国・上海とインドネシア拠点は現地市場ニーズに応えた生産体制作りに注力
  ハイバリア性などの高品質・高付加価値包装材を主要ターゲットに設定
  軟包装のベーシックな技術を活かしつつ、カスタマイズした製品展開に強みを発揮
  B2Bを飛び越えた提案で、現地の生活仕様や包装材の概念を変えることに注力

Lotte Aluminium Co., Ltd.(ロッテアルミニウム株式会社)
  韓国で唯一、材料から軟包装、CAN、PET、段ボールまで取扱うなど
  包装材の総合提案力を強みに内需・輸出共に販売拡大を狙う
  2007年に中国・北京に軟包装工場を、2010年にはインドネシアにOPPフィルム工場を設立
  中長期的な計画として、中国拠点は総合パッケージング企業を目指す考え
  インドネシアは中間・富裕層の増加に伴い、包装材市場拡大に期待
  軟包装関連製品の全体売上のうち、ロッテグループ向けが約50%を占める
  韓国軟包装市場は成熟期に突入、2015年のアルミと加工事業共に前年比横ばいを見込む
  包装材料は基本的に国内製を使用するが、透明蒸着フィルムは日本製を使用

YOULCHON CHEMICAL CO., LTD(栗村化学株式会社)
  安定した顧客基盤を活用しつつ、
  環境対応包装材とその他用途展開で、韓国での頑固たる地位確立を目指す
  軟包装の生産性向上のため、新規設備の入れ替えを推進中
  軟包装材のうち、麺類とスナック類の販売が全体の80%
  包装材料は透明蒸着フィルムとEVOHを除き、自社製または韓国材料を使用
  農心向け販売拡大に伴い、近年出荷量及び売上ともに安定的に推移
  更なる事業成長のため環境配慮型包装材の開発と包装材以外の用途拡大に注力

KSP株式会社
  韓国レトルトパウチのリーディングカンパニーとして、
  国内での地位確立と海外の輸出拡大による持続的な成長を目指す
  軍用携帯食としてパウチを開発、一般食品向けレトルトパウチを韓国で初めて生産・販売
  現在ではスパウトパウチに軸足を置きつつ、用途開拓や価格競争力の強化に注力
  2012年の上半期からタイ工場でレトルトパウチの生産を開始
  2015年の売上は主要顧客の販売量減少により500億ウォンを見込む
  健康飲料や乳酸菌飲料、ベビーフード用等、スパウトパウチの販売拡大に注力
  包装材料は安定した品質と調達し易さから韓国製を使用
  電子レンジ対応品では日本製の透明蒸着フィルムを輸入

WONJI CO.,LTD.(株式会社原志)
  高機能、環境配慮型、高付加価値を追及し
  Global Total Packaging Solution Companyを目指す
  2012年にCJ第一製糖グループに編入
  CJ第一製糖の包装技術と自社の生産ノウハウを融合し、包装材のグローバル展開を進める
  CJ第一製糖向け販売量は全体の30%程度
  多様な製品群をベースに新規顧客開拓と輸出拡大に注力

AMCOR FLEXIBLES ZHONGSHAN(安姆科軟包装(中山)有限公司)
  他社の追随を許さないR&D技術力と実績、ブランド力を活かし、
  更なる事業拡大につなぐ
  2014年12月に親会社のAMCORが中山天彩包装有限公司を買収
  AMCOR中国で10ヶ所の生産拠点を保有、中国の東西南北で軟包装事業を展開
  AMCOR中山は多品種少量生産体制に再構築中、生産量の高い製品は恵州宝柏に集中生産
  両拠点共に華南地域の重要拠点として同地域での需要取込みに注力
  材料調達は上海本部が材料サプライヤーと仕入れ価格を選定
  透明蒸着フィルムとレトルトパウチ用CPPを除き、全て国内品を使用

HUANGSHAN NOVEL Co.,Ltd(黄山永新股份有限公司)
  ハイバリアフィルムと高強度薄型フィルムの開発に注力し、
  中国軟包装のリーディングカンパニーとして事業拡大を進める
  PEフィルム、CPPフィルム、機能性フィルムを内製化
  2011年に黄山永新に新工場を建設、印刷再現性の高いカラーパッケージを生産
  電子レンジ対応レトルトパウチのバリア材として、酸化アルミとEVOHを使用
  ハイバリアフィルムとして、酸化アルミ蒸着フィルムの開発に注力
  ハイバリア性包材の拡販と顧客向け営業活動を注力し、更なる事業成長を目指す
  包装材料ではEVAを除き、全て国内品を使用

DALIAN DAFU PLASTIC COLOUR PRINTING CO.,LTD(大連大富塑料彩印有限公司)
  中国軟包装のパイオニアとして、
  知名度と販売実績、技術力などを前面に打ち出し、新規顧客獲得に繋げる
  2015年8月より大連盛道集団の100%出資会社として再スタート
  2013年に押出ラミネート設備を3台増強、内1台は乾式タイプ
  設備増強計画として3年プランを検討中
  チョコレートやスナックなどの食品向けが販売量全体の90%を占める
  2016年は前年比110%を目指し、新規顧客獲得と既存顧客のシェア拡大に注力
  包装材料は顧客要求に合わせ、輸出品も使用

LANGFANG ZHONGBEN PACKAGE CO.,LTD(廊坊中本包装有限公司)
  PP系シュリンクフィルムとレトルトパウチ販売に注力しつつ、
  デザイン性を向上した包装材の中国市場への展開を急ぐ
  中国軟包装の中核生産拠点としての位置づけ
  技術力と生産ノウハウ、製品信頼性、材料調達のし易さ等を活かし、新規顧客開拓に注力
  中本パックスから新規設備を導入、デザイン性を向上した包装材で差別化を図る
  高温・高圧殺菌用レトルトパウチに透明蒸着フィルムを使用
  Ny、レトルト用CPP、L-LDPE等の輸入品は中本パックスから調達
  親会社を通じて高機能材料調達の入手が容易

DONGGUAN WONDERFUL PACKAGING CO., LTD.(東莞奇妙包装有限公司)
  共押出多層フィルムと新含気調理法を強みに、中国現地の需要取り込みに集中
  親会社であるBemisがアジア地域での軟包装事業を強化中
  その一貫として、2013年に材料メーカーである仏山新長盛プラスチックを買収
  2012年より共押出多層フィルムと新含気調理システムを用いた包装材を販売開始
  2015年竣工を目処に中国・広州に包装材のR&Dセンターを建設中
  2011年より湯煎用・電子レンジ用レトルトパウチを生産・販売中
  野菜、果物、肉類向けに共押出多層フィルムを用いた包装材販売に注力
  コスト競争力に加え、共押出多層フィルムとMAPの展開で2016年は前年比115%を目指す
  基材用Nyは中国製に切り替え、透明蒸着フィルムとEVOHは日本製を採用

Zhejiang Chancing Package Material CO., LTD.(浙江誠信包装材料有限公司)
  ボトル用ラベルの拡販とともに、
  安定した品質とアフターサービスの強化、製品提案力に注力
  海寧、天津、重慶の3拠点でボトル用ラベルとシュリンクフィルムを生産
  各生産拠点別に周辺都市と顧客をターゲットに軟包装を供給
  電子レンジ対応レトルトはバリア材として透明蒸着、EVOH、PVAコートフィルムを使用
  バリア性などの性能面と価格などの理由から、EVOHフィルムを主に使用
  材料は透明蒸着フィルムを除き、全て中国国内品を使用

South East Packaging Industry Co.,Ltd.
  輸出向けレトルトパウチのサンプルを出荷中
  医薬品用包材に加え、付加価値の高い包材へのシフトに注力
  生産能力を年間10%程度拡大中
  製袋機等の関連設備を導入し、レトルトパウチが生産可能な体制を構築
  主力製品は医薬品用とコンドーム用、各種包装用パウチ等
  レトルトパウチの拡販に注力し、輸出拡大に繋げる考え
  基材とシーラント材は殆ど現地品を使用
  L-LDPEは顧客の材料選定により、Siam Tohcelloのものも使用

Thai Film Industries Public Company Limited
  東南アジアにおけるBOPPフィルムのパイオニア
  レトルト用ハイバリアフィルム等の高付加価値製品への展開を模索
  2014年より本社事業所で軟包装生産を開始
  BOPETは2017~2018年を目処に生産再開を目指す
  タイ国内需要増を受け、2014年の内需・輸出の構成比は40~50%:50~60%
  レトルトパウチ用ハイバリアフィルムとLIB用セパレーターに注目
  海外先進メーカーとの技術アライアンスなどを含めた新事業の創出に取り組む

Tan Tien Plastic Packaging Joint Stock Company
  ベトナムトップの軟包装メーカー、
  2015年10月より韓国Dongwonシステムズのグループ会社として展開開始
  2010年にベトナム政府の保有株全部を売却、100%民間出資企業へと転換
  ベトナム内需拡大に応え、南部Tan Binhと北部Bac Ninhに軟包装生産拠点を確保
  主力製品はシャンプー用液体個袋とコーヒー類等の包装用パウチ
  2016年には海外販売率50%を目指す
  新規顧客先の獲得と輸出拡大により、2016年の売上高は1兆8,000億VNDを見込む
  包装材料はCPPとOPP、L-LDPEを除き、全て海外輸入品を使用

LIKSIN CORPORATION
  ベトナムのトータルパッケージングカンパニーとして内需と輸出拡大に取込む
  2017年を目処に軟包装生産拠点のXN IN BAO NI GLAY LIKSINが民営化へ
  2014年の販売量に占める構成比は内需70%:輸出30%
  輸出拡大のため、安全規格の認証取得と品質向上、納期厳守等のサービスを強化
  基材フィルムは無関税で調達しやすい東南アジア諸国からの輸出が中心
  印刷・包装トップ企業を目指すとともに、地域・会社貢献企業を志向

NGAI MEE Packaging(VN)Company Limited
  安定した品質と納品厳守、顧客対応力に加え、
  マーケティング力の強化を進め、既存顧客と新規顧客ともに受注拡大を狙う
  NGAI MEE Groupのベトナム拠点として、1996年11月に設立
  ベトナムの現地需要取込みに加え、海外輸出拠点としても位置づけられる
  2007年11月にBac Ninhに新規工場を建設
  今後は生産能力の増強より、品質改善と生産性向上に投資の主軸を置く
  2014年の売上における構成比は食品向け85%、トイレタリー10%、その他5%
  2016年の目標売上の達成に向けて、既存顧客への販売増と新規顧客の開拓に注力
  包装材料では、コストと品質、アクセスし易さなどから、東南アジア周辺国から主に調達

TONG YUAN PACKKAGING Co.,Ltd.
  Flat Bottom Bagやレトルトパウチ等、高付加価値製品への展開を進める
  2014年よりFlat Bottom Bagと表示部分の視認性を向上した包装材を販売開始
  新規工場の建設計画をペンディングし、2014年に約500ドルの設備投資を敢行
  Flat Bottom Bagへの顧客引き合いが増加、海外と国内ともに受注獲得に注力
  牛乳等乳製品の普及拡大により、2006年よりイージピールフィルムを生産開始
  販売量、売上ともに、右肩上がりで成長
  材料ではCPPとOPP、LDPEとL-LDPEのみ現地調達

P.T. INDONESIA TOPPAN PRINTING(インドネシアトッパンプリンティング)
  凸版印刷の技術力とノウハウを活かし、
  現地仕様と価格にあわせた包材開発と次なるパッケージングの提案に注力
  インドネシア国内の需要取り込み拠点として、順次設備増強を推進
  他地域の拠点との連携を進め、「面」での東南アジア事業展開を目指す
  レトルトパウチや液体用パウチ等、付加価値の高い製品をターゲットに展開
  将来市場を見据えた製品展開を進めることで、独自の強みを発揮する
  材料はリスクヘッジと購入ソースの多様化のため、国内と海外両方面で調達

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