2021-2022年版 リチウムイオン電池部材市場の現状と将来展望 ~主要四部材編~

日本および韓国、中国、欧米の有力リチウムイオン電池(以下LiB)用部材40社の現在の動向と今後の事業施策を徹底調査し、更に周辺調査を加えることで世界LiB用部材市場の現状と今後の動向を把握することを目的とする。(正極材編、負極材編、電解液・電解質編、セパレーター編の全内容を収録)

発刊日
2022/09/30
体裁
A4 / 416頁
資料コード
C64100600
PDFサイズ
12.1MB
PDFの基本仕様
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:日本および韓国、中国、欧米の有力リチウムイオン電池(以下 LiB)用部材 40 社の現在の動向と今後の事業施策を徹底調査し、更に周辺調査を加えることで世界 LiB 用部材市場の現状と今後の動向を把握することを目的とする。
調査対象:中国部材メーカー:16 社、日系部材メーカー:15 社、韓国部材メーカー:8 社、欧米部材メーカー:1 社
調査方法:弊社専門調査員による直接面接取材をベースに、文献調査を併用。
調査期間:2021年11月~2022年9月

調査結果サマリー
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リチウムイオン電池主要四部材世界市場に関する調査を実施(2022年)
車載用LiB市場の拡大を主な牽引役に成長が続くLiB主要四部材世界市場。今後、LiB部材メーカーは「地産地消」キーワードへの対応が課題へ
~2021年のLiB主要四部材世界市場は前年比81.4%増の425億ドル~

資料ポイント
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  • 2021-2022年版ではコロナ禍でも成長続く車載用LiB市場、民生小型LiB市場の動向を踏まえ、日系、韓国、中国、欧州の主要四部材メーカーの取り組み状況、トレンド等に注目
  • 正極材、負極材、電解液・電解質、セパレーターを対象に以下の情報をそれぞれ収録
  • 市場価格動向を掲載
  • タイプ別(民生小型セル/中大型セル)市場規模(2017~2025年予測)を算出
  • 世界主要メーカー生産能力一覧を掲載(2017~2022年計画)
  • 世界主要メーカー各社の動向を掲載
  • 民生小型セル市場(2017~2025年予測、アプリケーション別、セルタイプ別/2017~2021年メーカーシェア)、車載用セル市場(2017~2025年予測、2030年予測、セルタイプ別/2018~2021年メーカーシェア)の情報も併せて収録

リサーチ内容

調査結果のポイント

第1章 リチウムイオン電池主要四部材市場の展望

重要度を増す原材料サプライチェーン側からの材料開発
強まる「地産地消」の風の中、長期視点・世界視野でのベストな体制構築を目指せ
資源観点を含め、強化すべきは将来を見据えた環境競争軸

第2章 民生小型LiB市場の現状と将来展望

1. 民生小型LiB アプリケーション別市場動向
  2021年はセル数ベースで前年比約120%台で推移、2022年は成長率鈍化見込み
  (図・表) 民生小型LiB アプリケーション別 出荷推移
  (電池容量/セル数/出荷金額:ドル)
  サプライチェーン上の影響等を要因に
  ノートPC、スマホ向けは2022年マイナス成長見込み
  (図) 民生小型LiB市場 2021年(セル数ベース:単位千セル) その他内訳
2. 民生小型LiB セルタイプ別市場動向
  パワー系セル需要増で円筒形が復権、2025年に向け構成比上昇を予測
  (図・表) 民生小型LiB 形状タイプ別 出荷推移
  (電池容量/セル数/出荷金額:ドル)
3. 民生小型LiBメーカーシェア推移
  上位は引き続きSamsung SDI、ATL、LGES
  (表) 民生小型LiB メーカーシェア推移
  (電池容量/セル数/出荷金額:ドル)

第3章 車載用LiB市場の現状と将来展望

1. 車載用LiB市場動向
  2021年の車載用LiB市場は前年比200%台で推移
  (図・表) 車載用電池(Ni-MH・LiB)市場規模推移
  (市場予測 容量ベース/金額ベース:CY2017~CY2025、CY2030)
2. 電池形状別車載用LiB市場動向
  2021年は角形メイン変わらず
  今後のEV大衆化に向けた施策が形状別市場へ影響の可能性
  (表・図) 市場ベース予測:世界車載用LiB形状別(円筒・角・ラミ)
  市場規模推移(容量:CY2017~CY2025、CY2030)
3. 車載用LiB市場メーカーシェア動向
  引き続き独走のCATL、2021年はBYD、国軒も大幅増
  韓国勢は前年比で伸び率鈍化も高成長を維持
  (表) 世界車載用LiB市場メーカーシェア推移(CY2018~CY2021)
  (図) 世界車載用LiB市場メーカーシェア(CY2021)

第4章 リチウムイオン電池主要四部材市場の現状と将来展望

1.主要四部材全体動向:成長を続ける四部材市場、この先の拡大に浮かび上がる変化点
1.主要四部材 全体市場動向
  2021年、主要四部材市場は420億ドル規模
  (図・表) LiB主要四部材 世界市場規模推移(数量/金額:2017年~2025年予測)
2.国別主要四部材シェア推移
  四部材全てで中国シェア拡大、日韓勢は縮小
  (表) LiB主要四部材 世界市場規模 国別シェア推移(数量:2019年~2021年)
  (図) LiB主要四部材 世界市場規模における中国/日本/韓国/その他のシェア
  (数量:2019年~2021年)
  (表) 参考資料 : 2022年中国xEV セルメーカー/
  主要四部材中国メーカー サプライチェーン一覧
3.主要四部材市場の生産能力と実需の比較
  活況な市場成長に潜む過剰投資の可能性
  (表) LiB主要四部材 生産能力と実需の比較(2020年、2021年)
4.特別参考資料:カーボンニュートラルとLCA動向
 
2.正極材動向
2-1.正極材市場の現状と将来展望:
  NCMに迫るLFP、車載用LiBの成長が促す正極材市場の構造変化
  1.正極材 全体市場動向
  2021年、正極材市場は数量ベースで前年比170%台推移
  (図・表) LiB正極材 世界市場規模 材料別推移(数量/金額:2017年-2025年予測)
  (表) 正極材 参考販売価格帯推移
  2.セルサイズ別(民生用/中大型用)正極材市場動向
  2021年で車載用セル向け需要をメインに中大型セル向け比率が8割超え
  (図・表) LiB正極材 セルサイズ別(民生小型セル/中大型セル)
  世界市場規模推移(数量/金額:2017年~2025年予測)
  3.主要正極材メーカーの生産能力推移
  2021年の世界キャパは推計130万t/年規模
  (表) 主要正極材メーカー 生産拠点・年間生産能力推移 一覧①~⑥
  4.正極材市場 メーカーシェア推移
  中国LFPメーカー2社が急伸、Top1、2を獲得
  (表) LiB正極材 メーカー別 世界市場規模 シェア推移 (数量/金額:2017年-2021年)
  5.国別 正極材シェア推移
  国別構成比では中国勢が8割超え
  (図・表) 正極材 世界市場規模 国別シェア推移(数量/金額:2017年-2021年)
2-2.三元系正極材(NCM)市場:需要拡大局面に問われるNCMの最適解
  1.NCM全体市場動向
  2021年は50万t超えまで拡大
  (図・表) NCM 世界市場規模推移 (数量/金額:2017年―2025年予測)
  2.セルサイズ別(民生小型セル、中大型セル)NCM出荷動向
  2021年、中大型セル向け比率は9割まで上昇
  (表) NCM セルサイズ別(民生小型/中大型) 世界市場規模推移
  (数量:2017年~2021年)
  3.NCM市場メーカーシェア推移
  寧波容百新能源(Ningbo Ronbay)がトップシェア獲得、トップ3は中国メーカーに
  (表) LiB正極材 三元系正極材(NCM)
  世界市場規模 メーカーシェア推移(数量/金額:2017年-2021年)
  4.主要NCMメーカーの生産能力推移
  2022年、NCM世界キャパは年産100万t超え見込
  (表) 主要NCMメーカー 生産拠点・年間生産能力推移 一覧①~②
  5.NCM開発動向
  2021年でNi6割以上が構成比50%超え、中国に続き日韓でもSingle particleに注目
  (図・表) NCM 市場 組成比別比率(2020年、2021年:出荷数量ベース)
2-3.リン酸鉄リチウム(LFP)市場:「LFPリバイバル」から「LFPブーム」へ
  1.LFP 全体市場動向
  2021年は前年比270%台で推移
  (図・表) LFP 世界市場規模推移 (数量/金額:2017年 - 2025年予測)
  2.セルサイズ別(民生小型セル、中大型セル)LFP出荷動向、LFP開発動向
  LFMPへの注目度、再浮上
  (表) LFP セルサイズ別(民生小型/中大型)世界市場規模推移(数量:2017年~2021年)
  3.LFPメーカー市場シェア推移(数量:2020~2021年)
  上位2社で4.5割を占める寡占状況 中国では新規参入の動きの一方、欧米では事業売却
  (図) LFPメーカーシェア(数量:2020年、2021年)
  4.主要LFPメーカーの生産能力推移
  2021年 年産50万t規模キャパが2022年には90万t超えの可能性
  加熱気味な設備投資に供給過多を懸念する声も
  (表) 主要LFPメーカー 生産拠点・年間生産能力推移 一覧
2-4.ニッケル酸リチウム(NCA)市場:新たな成長ステージへ移行の兆し
  1.NCA 全体市場動向
  2021年は再び成長基調へ、2019年を超える成長率で推移
  (図・表) NCA 世界市場規模推移 (数量/金額:2017年 ― 2025年予測)
  2.セルサイズ別(民生小型セル、中大型セル)NCA出荷動向
  民生小型セル向け、車載用セル向け共に前年を上回る推移に
  (表) NCA セルサイズ別(民生小型/中大型)世界市場規模推移(数量:2017年~2021年)
  3.NCA市場メーカーシェア推移
  住友金属鉱山が独走、中国メーカーで一部出荷増の動き
  (表) LiB正極材料 ニッケル酸リチウム(NCA)
  世界市場規模 メーカーシェア推移(数量/金額:2017年-2021年)
  4.主要NCAメーカーの生産能力推移
  Ecoproがキャパ急拡大を推進 中国ではBTRがハイニッケルNCM、NCAに新たに注力
  (表) 主要NCAメーカー 生産拠点・年間生産能力推移 一覧
2-5.マンガン酸リチウム(LMO)市場 :引き続き中国ミドル~ローエンド向け
  1.LMO 全体市場動向
  2021年は前年比150%台で推移
  (図・表) LMO 世界市場規模推移 (数量/金額:2017年~2025年予測)
  2.セルサイズ別(民生小型セル、中大型セル)LMO出荷動向、LMO開発動向
  民生は電動工具、電動二輪、車載は低容量EV向け等が牽引役
  (表) LMO セルサイズ別(民生小型/中大型)世界市場規模推移(数量:2017年~2021年)
  3.主要正極材メーカーにおけるLMO動向
  上位2社は安徽博石高科新材料、新郷市弘力電源科技で変わらず
  4.主要正極材メーカーにおけるLMO生産能力推移
  LMO生産能力の約85%が中国
  (表) 主要正極材メーカーにおけるLMO生産拠点・年間生産能力推移 一覧
2-6.コバルト酸リチウム(LCO)市場:市況は民生3大アプリに大きく依存度
  1.LCO全体市場動向
  2021年まで成長推移、2022年は伸び率鈍化の可能性
  (図・表) LCO 世界市場規模推移 (数量/金額:2017年 ― 2025年予測)
  2.セルサイズ別(民生小型セル、中大型セル)LCO出荷動向、LCO開発動向
  高電圧対応LCOは4.5Vへ向け少しずつ進展
  (表) LCO セルサイズ別(民生小型/中大型)世界市場規模推移(数量:2017年~2021年)
  3.LCO市場メーカーシェア推移
  厦钨新能源材料が引き続きトップを維持
  Co価格上昇、限定的なマーケット規模を背景に上位寡占が進む
  (表) LiB正極材 コバルト酸リチウム(LCO)
  世界市場規模 メーカーシェア推移(数量/金額:2017年-2021年)
  4.主要LCOメーカーの生産能力推移
  LCO上位2社以外で目立った能力増強の動き見られず
  (表) 主要LCOメーカー 生産拠点・年間生産能力推移 一覧

3.負極材動向
3-1.負極材市場の現状と将来展望
  1.LiB用負極材 全体市場動向
  LiB用負極材市場規模は2021年80万t超え
  (表) LiB負極材(民生小型、中大型セル向け) 参考販売価格帯推移
  (図・表) LiB負極材 世界市場規模 材料別推移(数量/金額:2017年実績~2025年予測)
  2.セルサイズ別(民生小型セル、中大型セル)LiB用負極材動向
  2025年、中大型セル向けの構成比は9割超えを予測
  (図・表) LiB負極材 セルサイズ別(民生小型/中大型:車載、ESS)
  世界市場規模推移(数量/金額:2017年実績~2025年予測)
  3.LiB用負極材製品動向
  Siナノワイヤー、多孔質シリコンを提案する欧米ベンチャーの動きが活発化
  量産時の生産性、コスト面に課題
  4.LiB用負極材市場 メーカーシェア推移
  引き続きトップ維持のBTRをはじめ、中国メーカー各社は前年比大幅成長で推移
  実質上位6社が中国メーカーに
  (表) LiB負極材 世界市場規模 メーカーシェア推移(数量/金額:2017年~2021年)
  (表) 主な負極材市場参入メーカー及び取り扱い負極材一覧
  5.国別LiB用負極材シェア推移
  中国が構成比9割に迫る勢い、日系、韓国は共にポイントダウン
  (図・表) LiB負極材 世界市場規模 国別シェア推移(数量/金額:2017年~2021年)
  6.LiB用負極材主要メーカー生産能力推移
  中国では足元、黒鉛化炉の増強、稼働が優先事項に
  (表) 世界 主要負極材メーカー 生産拠点・年間生産能力推移 一覧-①~②
3-2.黒鉛系負極材市場
  1.黒鉛系負極材 全体市場動向
  2022年、黒鉛系負極材市場は90万t超えの可能性
  (図・表) LiB黒鉛系負極材 世界市場規模推移(数量/金額:2017年実績~2025年予測)
  2.セルサイズ別(民生小型セル、中大型セル)黒鉛系負極材出荷動向
  中大型セル向けは構成比9割手前まで上昇
  (表) LiB黒鉛系負極材 セルサイズ別(民生小型/中大型:車載、ESS)
  世界市場規模推移(数量:2017年~2021年)
  3.黒鉛系負極材市場 メーカーシェア推移
  上位4社の顔触れ変わらず
  CATL、BYDと共に存在感を増す中国ニューフェイス
  (表) LiB 黒鉛系負極材(人造+天然)世界市場規模メーカーシェア
  (数量/金額:2017~2021年)
  (表) LiB 人造黒鉛負極材 世界市場規模メーカーシェア推移
  (数量/金額:2017年~2021年)
  (表) LiB 天然黒鉛負極材 世界市場規模メーカーシェア推移
  (数量/金額:2017年~2021年)
  4.主要黒鉛系負極材メーカー生産能力推移
  2021年、黒鉛系負極の世界キャパは年産100万t超え
  2022年は年産約150万t体制を計画
  (表) 世界 主要黒鉛系負極材メーカー 生産拠点・年間生産能力推移 一覧
3-3.カーボン系/酸化物系(LTO)/Si系負極材市場
  1.カーボン系/酸化物系(LTO)/Si系負極材 全体市場動向
  カーボン系負極はセルメーカー側で黒鉛系へ切り替えの動き有り
  (表) カーボン系/LTO/Si系負極材 世界市場規模推移
  (数量/金額:2017年実績~2025年予測)
  LTOは引き続き12V、48Vセル向けや電動バス、ESS向け等がターゲット
  Si系負極材市場は2025年前後が成長の第2フェーズの可能性
  2.カーボン系/酸化物系(LTO)/Si系負極材メーカー動向、生産能力状況
  カーボン系負極は液系LiBよりも次世代電池向け注目度が向上の向き
  (表) カーボン系負極材市場 参入メーカー状況
  セルメーカーによる内製メインのLTO市場、新たな顔ぶれ見られず
  (表) 酸化物系(LTO)負極材市場 参入メーカー状況
  Si系負極材は欧米メーカーを含め新規参入が更に増加
  (表) Si系負極材市場 参入メーカー状況

4.電解液・電解質動向
1.LiB用電解液・電解質 全体市場動向
  2021年、電解液・電解質市場は前年比180%台で推移
  (図・表) LiB電解液/電解質 世界市場規模推移(2017年~2025年予測)
  Li市況、需給アンバランスに起因する価格上昇トレンド再び
   2022年も全体感では価格下落要因見当たらず
2.セルサイズ別(民生小型セル、中大型セル)LiB用電解液動向
  2025年で中大型セル向け構成比9割超えを予測
  (図・表) LiB電解液 セルサイズ別(民生小型/中大型:車載、ESS) 世界市場規模推移
  (数量/金額:2017年~2025年予測)
3.LiB用電解液・電解質製品動向
  PF6価格急騰を受け、LFPセル向けにLiFSI需要が開花の向き
4.LiB用電解液・電解質 市場価格動向
  2021年、電解質、電解液価格、共に急上昇トレンド
  2022年も依然高止まり~上昇推移の可能性
  (表) LiB電解液/電解質(民生小型、中大型セル向け) 参考販売価格帯推移
  (表) 中国 主要添加剤メーカー 一覧
5.LiB用電解液・電解質市場 メーカーシェア推移
  上位4社の顔触れ変わらずも、中国3社は前年比200%前後で大幅成長推移
  (表) LiB電解液 世界市場規模 メーカーシェア推移
  (数量/金額:2017年~2021年)
  電解質メーカーシェアではDFDがトップ維持、江蘇新泰が2位までプレゼンス向上
  (表) LiB電解質 世界市場規模 メーカーシェア推移
  (数量/金額:2017年~2021年)
  (図) 2021年 その他 電解質メーカーシェア 内訳
  (表) 参考資料:電解液メーカー/電解質メーカーサプライチェーン一覧(2022年)
  (表) 参考資料:民生小型LiBセルメーカー/
  電解液メーカーサプライチェーン一覧(2022年)
  (表) 参考資料:中大型(車載、ESS)LiBセルメーカー/
  電解液メーカーサプライチェーン一覧(2020年)
6.国別LiB用電解液・電解質シェア推移
  電解液は8割、電解質は9割が中国メーカー
  (図・表) LiB電解液 世界市場規模 国別シェア推移
  (数量/金額:2017年~2021年)
  (図・表) LiB電解質 世界市場規模 国別シェア推移
  (数量/金額:2017年~2021年)
7.LiB用電解液・電解質主要メーカー生産能力推移
  2022年、電解液の世界キャパは100万t超え見込み
  中期的には一部の大規模能増計画がオーバーキャパに繋がる懸念も
  (表) 主要電解液/主要電解質メーカー 生産拠点・年間生産能力推移 一覧

5.セパレーター動向
5-1. セパレーター市場の現状と将来展望:
  2025年へ見据えるべきは需給バランス、収益性、そしてカーボンニュートラル 
  1. LiB用セパレーター市場全体市場動向
  (表) LiBセパレーター 世界市場規模推移(2017年~2025年予測)
  (図) LiBセパレーター 世界市場規模推移(数量/金額2017年~2025年予測)
  2. セルサイズ別(民生小型セル、中大型セル)LiB用セパレーター動向
  車載用・ESS用セル向けは2025年で構成比9割を予測
  (図・表) LiB セパレーター セルサイズ別(民生小型/中大型:車載、ESS)
  世界市場規模推移(数量/金額:2017年実績~2025年予測)
  3. LiB用セパレーター製品動向
  (民生小型セル、中大型セル/コーティング、コーティングレス)
  (表) LiB用セパレーターの「湿式」、「乾式」について
  湿式の最薄化は引き続き慎重姿勢
  (表) セパレーター需要分野別 トレンド(2022年)
  乾式では新たに薄膜化の動き
  車載用セルのサイズ大型化で接着性ニーズが引き続き上昇
  (表) 参考資料:民生小型セル・中大型セル向け コーティングセパレーター構成例一覧
  (表) 参考資料:世界主要セパレーターメーカー 製品ラインナップ状況一覧(2022年)
  4. タイプ別(民生小型/中大型セル、コーティング/コーティングレス)
  LiB用セパレーター市場規模推移
  民生小型向けはパワー系セルでもコーティング増の向き
  車載用セルは将来のLFPセル拡大がコーティング比率に影響の可能性
  (表) LiBセパレーター 民生小型・中大型(車載・ESS)別 コーティング比率
  世界市場規模推移(数量:2017年~2025年予測)
  5. セパレーター 市場価格動向
  2021年で市場価格トレンドは下げ止まり感、2022年は横ばい~上昇の可能性も
  (表) LiB用 セパレーター(民生小型、中大型セル向け) 参考販売価格帯推移(2017~2021年)
  6. LiB用セパレーター市場 メーカーシェア推移
  上海エナジー独走、星源材質は2位へ浮上
  (表) LiB セパレーター世界市場規模 原反ベース メーカーシェア推移
  (数量/金額:2017年~2021年)
  (表) 参考資料:民生小型LiBセルメーカー/
  セパレーターメーカーサプライチェーン一覧(2022)
  (表) 参考資料:中大型LiBセルメーカー/
  セパレーターメーカーサプライチェーン一覧(2022)
  7. 国別LiB用セパレーターシェア推移
  車載用LiB市場の成長を牽引役に中国が構成比7割超え
  (図・表) LiBセパレーター世界市場規模 国別シェア推移
  (数量/金額:2017年~2021年)
  8. LiB用セパレーター主要メーカー生産能力推移
  2021年、世界セパレーター生産能力計は年間160億㎡以上
  2025年では290億㎡以上が構築される可能性も
  (表) 主要セパレーターメーカー 生産拠点・年間生産能力推移 一覧 ①~②

第5章 主要四部材メーカーの動向と戦略

1.正極材メーカー
 
深圳市徳方納米科技股份有限公司有限公司(Shenzhen Dynanonic Co., Ltd.)
独自製法に強みを有する上位LFPメーカー
1. 出荷動向
2021年は前年比2倍以上の成長率で推移
(表) 徳方納米(Dynanonic) 正極材 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向:セルメーカーとの合弁拠点分併せ30万t越え/年を2023年に計画
(表) 徳方納米(Dynanonic) 正極材 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向:LFP製法には独自の「自己蒸発熱液相法」を採用
(表) 徳方納米 正極材(LFP) 参考スペック
 
厦钨新能源材料有限公司(XTC New Energy Materials)
民生向けを手堅く押さえつつ、中大型向けの領域拡大を推進
1. 出荷動向
2021年もLCO主体に前年を上回る成長率で推移
(表) 厦钨新能源材料 XTC New Energy Materials  正極材 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向:新たに四川に生産拠点を追加 LFP生産も2023年以降復活予定
(表) 厦钨新能源材料(XTC New Energy Materials) 正極材 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向
(図) 厦钨新能源材料(XTC New Energy Materials) Hi-Ni正極材 開発ロードマップ
 
寧波容百新能源科技股份有限公司(Ningbo Ronbay Lithium Battery Material Co., Ltd)
ハイニッケルNCMを強みにCATLと共に大幅成長
1. 出荷動向:NCM811を主体に、2021年は前年比190%の出荷数量で推移
(表) 寧波容百新能源科技(Ningbo Ronbay)正極材 出荷数量/出荷金額 推移
2. 生産拠点/生産能力動向:
正極材生産能力は2025年に2022年比5倍への引上げを計画 LFMPへの参入も発表
(表) 寧波容百新能源科技(関連企業グループ含む)正極材/前駆体 生産拠点・生産能力推移
 
北京当升材料科技股份有限公司(Beijing Easpring Material Technology Co., Ltd.)
車載用LiB市場と共に、世界を視野に事業領域の拡大を推進
1. 出荷動向:2020年~2021年にかけてNCM出荷が大幅成長
(表) 北京当升(Easpring) 正極材 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向
中国では常州拠点を軸に能力増強を推進、欧州ではフィンランドへの拠点進出を発表
(表) 北京当升(Easpring) 正極材/前駆体 生産拠点・生産能力推移
華友との提携等、前駆体サプライチェーンの強化を推進
3. 研究開発動向/製品動向:Ni比率9以上のハイニッケル開発にも注力
 
株式会社エコプロBM(EcoPro BM Co., Ltd.)
正極材の「クローズドループ」ビジネスモデル構築を強化
サプライチェーンの系列化を積極的に推進
(図) EcoProの電池材料子会社バリューチェーンの流れ
1. 出荷動向
2021年、NCMが大幅伸長、NCAも成長を維持
(表) Ecopro BM 正極材 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向
ハンガリーと米国で新規生産拠点を設立 2023年に生産能力計は20年比約3倍に拡大見込
(表) Ecopro BM 正極材生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向:ハイニッケルNCMxに続き、コバルトフリー、OLOの開発を推進
 
Umicore N.V
電動車市場の欧米成長を見据えた体制構築を推進
1. 出荷動向:2021年はNCMが出荷増で推移
(表) Umicore 正極材 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向:ポーランドに続く欧州合弁拠点、並びにカナダの生産拠点設立を計画
(表) Umicore 正極材 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向
 
株式会社L&F(L&F Co., Ltd.)
ハイニッケルNCMを軸に高成長に向けた基盤固めを推進
1. 出荷動向:2021年以降、NCMAの出荷が本格化
(表) L&F 正極材 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向:新工場にてNCMAの生産体制強化を推進
リサイクルではRedwood Materialsと戦略的パートナーシップを締結
(表) L&F 正極材 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向:単結晶タイプのNi正極材開発を推進
(図) L&F 正極材 量産・開発ロードマップ
 
POSCO CHEMICAL COMPANY LTD.
地産地消ニーズ対応を見据えた海外進出強化
鉱物~正極材製造までのフル・バリューチェーン構築を推進
1. 出荷動向:NCM622を軸に、韓国主要顧客向け出荷増を継続
(表) POCSO CHEMICAL 正極材 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向:2030年の正極材生産能力は2022年比で6倍へ上方修正
韓国では新たに2工場にて大幅増強を実施
(表) POSCO CHEMICAL 正極材関連 生産拠点・生産能力推移所在地生産能力推移生
中国における華友コバルトとの合弁拠点は2023年に増強完了を計画
カナダに設立するGMとのJV拠点は25年に稼働予定
2030年までにリチウム30万t/年、ニッケル22万t/年の生産体制構築を目指す
3. 研究開発動向/製品動向:Ni9割のハイニッケル NCMに注力しつつ、ポートフォリオ強化に向けLNMOやNCA、LFPの開発も推進、欧州セルメーカーとの開発提携も発表
(表) A105.099.0POSCO CHEMICAL 正極材 参考スペック
 
巴斯夫杉杉電池材料有限公司(BASF Shanshan Battery Materials Co., Ltd.)
BASF傘下として新たにスタート
1. 出荷動向:2021年はNCMを牽引役に前年を上回る出荷規模で推移
(表) 巴斯夫杉杉電池材料(旧:湖南杉杉) 正極材 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向:2022年の生産能力計は2019年比1.5倍まで引き上げを計画
(表) 巴斯夫杉杉電池材料(BASF Shanshan) 正極材 生産拠点・生産能力推移
 
株式会社田中化学研究所
前駆体技術を軸に市場におけるプレゼンス向上を目指す
1. 出荷動向:2021年は車載用セル向けを牽引役に前年を上回る成長率で推移
(表) 田中化学研究所 前駆体 出荷数量推移
(表) 田中化学研究所 正極材 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向:今後の需要拡大を見据え、ここ数年で生産キャパシティを徐々に拡大
(表) 田中化学研究所 正極材生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向:ハイニッケル化、Coレス/Niレス化に向けた開発を推進
(図) 田中化学研究所 正極材の技術開発の方向性
 
2. 負極材メーカー
 
貝特瑞新能源材料股份有限公司(BTR New Energy Materials Inc.)
人造黒鉛へのシフトで引き続きトップ独走
1. 出荷動向:人造黒鉛は前年比2倍以上に、構成比でも人造黒鉛が天然黒鉛を上回る
(表) 貝特瑞新能源(BTR) 負極材 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向:10万t/年規模の生産拠点プロジェクトを新たに3つ発表
(表) 貝特瑞新能源(BTR) 負極材 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向
(表) 貝特瑞新能源(BTR) 負極材 開発動向
 
上海杉杉科技有限公司(Shanghai Shanshan Tech Co., Ltd.)
更なる市場拡大への対応を見据え、体制強化を推進
1. 出荷動向:2021年、人造黒鉛は前年比180%台で推移、2022年も同等水準の成長を見込む
(表) 上海杉杉(ShanShan) 負極材 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向:四川省、雲南省で黒鉛化工程を含む新規生産拠点建設を推進
(表) 上海杉杉(ShanShan) 負極材 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向:急速充電対応グレードの需要が増加傾向
 
江西紫宸科技有限公司(Jiangxi Zichen Technology Co., Ltd.)
出荷、生産体制共に車載用セル向けシフトを推進
1. 出荷動向:出荷数量に占める車載用セル向け比率が民生小型セル向けを上回る
(表) 江西紫宸(Zichen) 負極材 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向
四川省の新規拠点スケジュールを前倒し、2023年の生産能力は現状比2倍以上を予定
(表) 江西紫宸(Zichen) 負極材 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向:Si系負極材は2022年出荷増見込、カーボン系負極引続き開発に注力
 
昭和電工マテリアルズ株式会社
引き続き日系車載用セル向けを主軸に展開
1. 出荷動向:2021年は出荷量回復に転ずる
(表) 昭和電工マテリアルズ 負極材 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向
(表) 昭和電工マテリアルズ 負極材 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向:「低膨張」且つ「低抵抗化」の両立を目指した開発を推進
(表) 昭和電工マテリアルズ 負極材 ラインナップ
 
POSCO CHEMICAL COMPANY LTD.
LiB市場のメガトレンドに向け原料~負極材製造までのサプライチェーン強化を推進
1. 出荷動向:自動車業界の生産遅れが影響し、2021年出荷量は前年比小幅減
(表) POSCO CHEMICAL 負極材 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向:23年で年産9万t規模(天然黒鉛+人造黒鉛)の生産体制を計画
OCIとのJV設立等、負極材原料調達の多角化を推進
(表) POSCO  負極材 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向:天然黒鉛プレミアム製品として低膨張天然黒鉛に注力
              Si系負極では韓国スタートアップ買収を発表
(表) POSCO CHEMICAL 負極材 参考スペック
 
三菱ケミカル株式会社
新規開発品を携え、次なる競争軸へ向け更に前進
1. 出荷動向:出荷対象は車載用セル向けメイン
(表) 三菱ケミカル 負極材 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向、研究開発動向/製品動向
中国拠点にて天然黒鉛の新規グレード増産を計画
今後の地産地消対応を見据え、欧米拠点の検討も開始
(表) 三菱ケミカル 負極材 生産拠点・生産能力推移
キーワードは「LCA」と「長寿命」、「高容量」
 
株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ
初期効率改善の新規製法を適用したパイロットプラントを新設
30t/年体制でサンプル供給を開始
(表) 大阪チタニウムテクノロジーズ 生産拠点・生産能力
 
3. 電解液・電解質メーカー
 
広州天賜高新材料股份有限公司(Guangzhou Tinci Materials Technology Co., Ltd.)
電解液生産の更なる体制強化に加え、LiB部材事業領域の拡大を推進
1. 出荷動向:2021年は車載用セル向けを牽引役に前年比2倍以上の出荷量に
(表) 広州天賜高新材料(Tinci Materials) 電解液 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向
新拠点の稼働で将来的には中国国内で年産170万t規模を計画、電解質も能力増強を推進
(表) 広州天賜高新材料(Tinci Materials) 電解液/電解質 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向
 
深圳新宙邦科技股份有限公司(Shenzhen Capchem Technology Co., Ltd.)
世界市場での今後の成長を視野に、更なる体制強化を推進
1. 出荷動向:2021年は生産キャパフル稼働の出荷規模,22年は北米向けの生産も本格化フェーズへ
(表) 深圳新宙邦(Capchem) 電解液 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向:2022年、生産能力は前年比約3倍の規模を計画
2023~2024年にかけては新たに中国3拠点、欧州1拠点が稼働開始予定
(表) 深圳新宙邦(Capchem) 電解液 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向
 
張家港市国泰華栄化工新材料有限公司(Zhangjiagang Guotai Huarong Chemical New Material Co., Ltd.)
市況変化と共に次なる成長フェーズへ突入
1. 出荷動向
車載用LiB向けを主な牽引役に2021年は大幅成長で推移
(表) 張家港市国泰(Zhangjiagang Guotai) 電解液 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向:2022年に前年比3倍超えの生産能力体制構築を計画
2025年頃には100万t規模/年の可能性
(表) 張家港市国泰(Zhangjiagang Guotai) 電解液 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向:民生小型セル向けでは4.5V対応品を量産供給
欧州Freyr Batteryとの供給契約も新たに発表
 
MU アイオニックソリューションズ株式会社(三菱ケミカル株式会社/宇部興産株式会社)
世界四極体制による堅実な成長戦略を推進
1. 出荷動向:車載向けをメインに2021年は前年比120%台で推移
(表) MUアイオニックソリューションズ 電解液 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向:欧米拠点は2023年に現状比2倍の能力増強を計画
WWの能力計は9万t規模へ
(表) MUIS/MCC 電解液 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向
 
セントラル硝子株式会社
海外拠点、独自デンカ材を強みに成長を継続
1. 出荷動向:2021年は欧州拠点、中国拠点の販売増が牽引役に
(表) セントラル硝子 電解液 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向
(表) セントラル硝子 電解液 生産拠点・生産能力推移
 
ENCHEM Co.,Ltd(株式会社エンケーム)
2025年に世界首位の電解液メーカーを目指す
1. 出荷動向:2021年の出荷数量は前年比約140%台で推移
(表) ENCHEM LiB用電解液 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向
海外拠点の新設や稼働開始の動きが活発化 能力増強分の新規稼働効果は2022年以降見込
(表) Enchem LiB用電解液 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向

東莞市杉杉電池材料有限公司(Dongguan Shanshan Battery Material Co., Ltd.)
2020年以降、利益追求戦略を維持
1. 出荷動向:2021年も電解液出荷数量は前年割れで推移、電解質外販は好調
(表) 東莞市杉杉電池材料(Dongguan ShanShan) 電解液 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向:電解液の生産能力は2019年以降、横ばい
外販の電解質は2022年末に生産能力倍増を計画
(表) 東莞市杉杉電池材料(Dongguan ShanShan) 電解液 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向
 
株式会社Soulbrain
韓国LiBメーカー向けに引き続き堅実な出荷実績
1. 出荷動向2022年は欧州の本格稼働分が出荷増に寄与見込み
(表) Soulbrain 電解液 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向:ハンガリー拠点に続き、米国拠点の能力増強を計画
(表) Soulbrain 電解液 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向
(表) Soulbrain 電解液 製品ラインナップ
 
Dongwha Electrolyte Co.,Ltd.(旧PANAX ETEC)
成長軸のシフトに向け、生産体制・技術開発をグローバル視野で展開
1. 出荷動向:2021年は民生向けメインで前年比プラス成長
2023年以降は中大型セル向けの供給が民生小型セル向けを上回る見込み
(表) Dongwha Electrolyte 電解液 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向:2022年に米国拠点を新たに着工予定
2024年以降には生産能力合計で2022年比倍増を計画
(表) Dongwha Electrolyte 電解質 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向:添加剤の開発にも注力、独自開発の「PA800」の量産供給を開始
 
多氟多化工股份有限公司(Do-Fluoride Chemicals Co., Ltd.)
今後の市場拡大に向けた体制強化を推進
1. 出荷動向:2021年の出荷数量は前年比2倍に
(表) 多氟多化工(DFD) 電解質 出荷数量/出荷金額推移、(表) 多氟多グループ企業
2. 生産拠点/生産能力動向:2022年から3拠点体制、今後10万t/年までの増強を計画
(表) 多氟多化工(DFD) 電解質 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向
 
森田新能源材料(張家港)有限公司
引き続き堅実な事業戦略を推進
1. 出荷動向:2021年は前年比120%で推移
(表) 森田新能源材料 電解質 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向:徐々に生産能力の引上げを実施
(表) 森田新能源材料 電解質 生産拠点・生産能力推移
 
Foosung Co.,Ltd(株式会社フソン)
市況変化に対応すべく、能力増強、改良開発を推進
1. 出荷動向:2021年は前年比微増で推移、2022年は前年比130%台での推移を見込む
(表) Foosung 電解質 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向:韓国拠点の増強、ポーランド拠点新設2024年生産能力は従来比2倍以上へ
(表) Foosung 電解質 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向:LiBF4フル稼働、LiPO2F2はコスト削減に向け研究開発を推進
新規添加剤は改良版の生産を2022年以降開始予定
(表) Foosung 添加剤 生産拠点・生産能力推移
 
関東電化工業株式会社
新たな成長フェーズへ向け、生産・技術開発を強化
1. 出荷動向:ここ数年の低迷期から脱し、2021年より出荷増で推移
(表) 関東電化工業 電解質 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向、研究開発動向/製品動向
(表) 関東電化工業 電解質 生産拠点・生産能力推移
 
ステラケミファ株式会社(衢州北斗星化学新材料 有限公司)
電解質、添加剤、共に次なる飛躍へ向けた取り組みを推進
1. 出荷動向:2021年、中国・北斗星化学新材料がフル稼働
添加剤事業は従来品+α機能の新製品開発、提案を推進
(表) ステラケミファ/衢州北斗星化学新材料 電解質 出荷数量/出荷金額推移
2. 生産拠点/生産能力動向:泉工場での電解質生産は2020年で終了、添加剤生産は継続
北斗星化学の生産能力は2022年に倍増を計画
(表) ステラケミファ/衢州北斗星化学新材料 電解質 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向
(表) ステラケミファ 次世代エネルギーデバイス材料への取り組み
 
4. セパレーターメーカー
 
上海恩捷新材料科技股份有限公司(Shanghai Energy New Materials Technology Co., Ltd.)
トップ独走、引き続き多面的な競争力拡充を推進
1. 出荷動向2021年は前年比2倍以上の出荷規模に
(表) 上海恩捷 セパレーター出荷数量/出荷金額
2. 生産拠点/生産能力動向:グループ合計で50億㎡/年に迫るキャパに
2022年にはPolyporeとの乾式ラインの稼働開始、2023年には欧州拠点稼働を予定
(表) 上海恩捷 /グループ傘下 セパレーター 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向:民生小型向けでは最薄4μm品を実現
乾式セパでは薄膜でコスト競争力を有する製品での差別化を目指す
(表) 上海恩捷 湿式セパレーター ラインナップ
 
深圳市星源材質科技股份有限公司(Shenzhen Senior Technology Material Co., Ltd.)
車載用LiB向けを牽引役に、湿式・乾式の両輪で成長
1. 出荷動向:2019年以降、出荷規模は高成長を継続、2021年で10億㎡超え
(表) 星源材質 セパレーター出荷数量/出荷金額
2. 生産拠点/生産能力動向:湿式の能力増強を推進、欧州拠点はコーティングからスタート
(表) 星源材質 セパレーター 生産拠点・生産能力推移
(表) 星源材質 コーティング 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向
 
旭化成株式会社
ハイエンド品の競争力強化、サプライチェーンの領域拡大を推進
1. 出荷動向:湿式、乾式共に出荷増、車載用セル向け比率上昇
(表) 旭化成 「ハイポアTM」/Polypore 「Celgard®」  セパレーター 出荷数量/出荷金額
2. 生産拠点/生産能力動向:2023年で湿式は13.5億㎡/年体制を計画、欧米への拠点進出も検討
乾式は需要見合いで今後増強を予定
(表) 旭化成「ハイポアTM」、 Polypore「Celgard®」 セパレーター 生産拠点/生産能力推移
 
SK ie Technology Co., Ltd
車載用LiBの将来ニーズに先行対応すべく、生産体制構築を加速
1. 出荷動向:車載用セル向けがメインに、2021年は前年比120%台で推移
(表) SKIET セパレーター出荷数量、出荷金額
2. 生産拠点/生産能力動向:欧州拠点は2021年後半から稼働開始、今後、北米拠点設立も検討
2025年には合計40億㎡/年体制を計画 カーボンニュートラル関連の取り組みも積極的に推進
(表) SKIET セパレーター 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向
(表) SKIET セパレーター製品ラインアップ
 
東レ株式会社
現行LiBと次世代電池、それぞれの次なるステップを見据えた取り組みを推進
1. 出荷動向:2021年出荷数量は前年比110%台で推移、海外セルメーカーの車載用向けが出荷増
(表) 東レ セパレーター 出荷数量、出荷金額
2. 生産拠点/生産能力動向:欧州拠点は2022年よりLG化学との合弁体制へ
(表) 東レ セパレーター 生産拠点/生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向
無効アラミドセパに続き、空気電池向けイオン伝導ポリマー膜の開発を発表
(表) 東レ SETELATM製品ラインナップ(開発品含む)
 
W-SCOPE株式会社
新たな成長フェーズへ向け、供給体制の拡大を推進
1. 出荷動向:引き続き韓国セルメーカー向けに出荷増、コーティングセパ比率も上昇
(表) W-SCOPE セパレーター出荷数量、出荷金額
2. 生産拠点/生産能力動向:
欧州ハンガリーへの拠点進出を発表、2025年には韓欧20億㎡超え/年の体制を計画
(表) W-SCOPE セパレーター 生産拠点・生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向
(表) W-SCOPE セパレーター製品ラインアップ
 
住友化学株式会社
次なる成長ステージの入り口、アラミドコートの更なる魅力向上推進
1. 出荷動向:2021年は引き続き車載向けを牽引役に成長率回復
民生小型向けも新たに需要増の動き
(表) 住友化学 セパレーター出荷数量、出荷金額
2. 生産拠点/生産能力動向
韓国SSLMは2023年6億㎡/年体制を計画、2027年では10億㎡/年体制も視野に
(表) 住友化学 セパレーター 生産拠点/生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向:更なる薄膜化の進展で高容量化に寄与
 
宇部マクセル株式会社
将来の車載用LiBニーズを見据え、自社の独自技術を深耕
1. 出荷動向:車載向けは内訳に変化、民生小型向け需要が再伸長
(表) 宇部マクセル セパレーター 出荷数量、出荷金額
2. 生産拠点/生産能力動向
(表) 宇部マクセル セパレーター 生産拠点
3. 研究開発動向/製品動向:乾式セパの適用範囲拡大を視野に、薄膜化を推進
(表) 宇部マクセル セパレーター 製品ラインアップ
 
帝人株式会社
コーティング技術を軸に、民生と車載向けそれぞれで最適戦略を推進
1. 出荷動向:民生小型LiB向け「LIELSORT®」は2021年も販売増で推移
2. 生産拠点/生産能力動向:韓国拠点においてカーボンニュートラルに向けた取り組みを推進
(表) 帝人 コーティングセパレーター 生産拠点/生産能力推移
3. 研究開発動向/製品動向
(表) 帝人 LIELSORT® (リエルソート) 製品ラインナップ

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