2019年版 製薬市場の10年展望

わが国では他業界からもヘルスケアの事業分野が、将来性の有望な分野と位置付けられております。それだけに医薬品卸が従来の枠組みに固執していたのでは、他業界の参入を許し、魅力的なビジネスモデルを奪われることになりかねません。一例を挙げるとIoTの普及は目覚ましく、企業と消費者や患者を結びつけるウェアラブル端末や携帯電話を利用したさまざまな健康ソフトなどが開発されております。
今後、医薬品卸の成長エンジンであった医療用医薬品事業は市場が低迷することが予想されております。そのため医薬品卸各社としては将来に渡り自社の成長を持続させるために、コア事業の発展形、あるいはこれまでの事業の枠を大きく超えた新たな企業体へと変化する必要があります。例え今後も医療機関や薬局が主な顧客だとしても、その関係から新たな収益源を見出さなければなりません。
このように未来に対する不透明感が高まる製薬市場において、関連する企業としては独自に未来の変化を予測し、対応策を講ずることなどが必要になっております。本書では、ご利用される皆様が厚労省が新たに定めた将来目標である2040年に向かって製薬市場が今後どのように変化し、そのポイントはどのようなことなのかを見出す一助になるような内容で構成されております。

発刊日
2019/03/下旬
体裁
A4 / 約180頁
資料コード
C60125300
PDFサイズ
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調査資料詳細データ

資料ポイント
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  • 低迷する製薬市場において生じるさまざまな変化を予測
  • 2040年へ向けて変革を強いられる医療提供体制をさまざまな視点から分析
  • 薬効別医薬品の今後10年を予測
  • 自力で体質改善を求められる医薬品卸の動向を分析

リサーチ内容

2019年2月14日更新
※掲載予定内容、発刊予定日等に一部変更が生じる場合がございます。

■掲載予定内容

第1章 2040年を政策目標に定めた社会保障制度改革

2040年を見据えた社会保障制度改革
  概算医療費は前年度比2.3%増の42.2兆円
  2040年の社会保障給付費の対GDP比24%
  保険料と税で支える

消費税は10%に増税へ
  増加を続ける社会保障費
  8%増税の際の教訓
  急性期病院は正念場
  10%増税は通過点なのだが

新たな目標に向かって動き始めた診療報酬・介護報酬
  2018年度診療・介護報酬本体プラス改定
  アウトカム評価の拡大‐成果評価と費用の効率化
  超高齢社会に対応したかかりつけ医機能の強化
  オンライン診療の新設と今後の医療への影響
  診療報酬・介護報酬の同時改定で強化される連携強化
  介護医療院の今後の可能性
  未来の在宅医療の姿

地域医療構想下で病院の見据えるべき方向性
  地域医療構想下での医療圏のあり方
  増収減益傾向が続く病院
  当事者側からの改革
  フォーミュラリーは患者にとって有効な使用指針となり得るのか
  未来のシナリオを正しく描けているのか
  国民共通の財産である皆保険制度を維持するために医療機関のなすべきこと

転換期に差し掛かった薬局経営
  誰のための医薬分業なのか
  近い将来、減少に転ずる薬局数
  決めるのは患者や地域住民
  IoTを活用し医療費抑制に貢献

第2章 今こそ必要な医薬品流通のイノベーション

プラス改定の財源を生み出した平均乖離率
  2000年以降での最大平均乖離率
  現行の納入価交渉は進化しているといえるのか
  消費税増税に伴う薬価引き下げ

医薬品流通のイノベーションにより市場の景色を大きく変化させる
  薬価制度の抜本改革への対応
  流通改善ガイドラインへの対応で課題解決の糸口を見出せるのか
  気になる物流企業の動き
  サブスプリクション事業を拡大する
  IoTを活用した事業開発ができるのか
  拡大し続ける1社流通
  配送形態見直しの可能性

それぞれの経営持続の形が見え始めた医薬品卸各社
  医薬品卸各社それぞれの決算内容
  各社の薬局事業は減益幅が拡大
  薬価の毎年改定への対応強化
  依然として解決できない課題
  物流イノベーションと顧客支援システム強化で体質強化を図る東邦ホールディングス
  『営業企業』から『多様な物流企業』への事業強化を推進するスズケン
  成長を持続できる収益構造への転換を推し進める
  メディパルホールディングス
  付加価値提案の実践強化を推進するアルフレッサ
  ホールディングス

第3章 低成長時代の製薬企業の経営

新たな局面に突入した製薬市場
  取り残されるのか、わが国の市場
  過大な期待が望めない製薬業界
  製薬企業の大きな収益源が消える
  後発医薬品企業も独自の成長エンジンが必要な時代に

研究開発のあり方が大きく変化する状況下で変更を求められる製薬企業
  武田薬品がついにシャイアーを買収し、世界トップ10入り
  スペシャリティ医薬品が増加する中で、低分子医薬品はどうなるのか
  拡大するがん治療薬分野
  これまで以上に積極化する製薬企業によるベンチャー企業の買収・提携

低成長時代の製薬企業の姿
  武田薬品によるシャイアー買収は業界再編の口火となるのか
  したたかな製薬企業が強みを発揮する時代に
  つまみ食い状態でどこまで経営を持続できるのか
  製薬企業各社の人員削減は加速する
  医薬営業のあり方は大きく変化する
  プラットフォームビジネスの台頭

製薬企業の今後の流通政策
  ついに始まった卸選別の動き
  製薬企業と医薬品卸の新たな関係構築が始まった

第4章 低迷する製薬市場

『薬価制度の抜本改革』によって市場をコントロール
  医薬品費の伸びを政府がコントロール
  イノベーション評価は限定的
  中期経営計画は目標値のズレが拡大

難易度が上がり続ける医薬品開発
  プレシジョン・メディシンの進展などにより活況を呈する抗がん剤開発
  苦難の認知症治療薬開発

どこまで進展するのか、創薬にAIやIoTの活用
  動き出したAI創薬
  競争ではなく共創ができるのか
  IoTの活用で医薬品は進化するのか

逆風が吹き荒れる中、低迷する医薬品生産高

わが国の医療用医薬品生産高予測(2018年~2026年)

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