調査目的：多岐にわたる断熱材の現状を調査把握し、今後の断熱材の方向性を探ることを目的とする。
調査対象：断熱材メーカー（掲載企業20社、他）、各種断熱材協会・団体
調査方法：調査員による断熱材メーカー・各種断熱材協会などへのヒアリング調査活動を基に、断熱材に関する様々な情報を参考に整理・分析を行う。 
調査期間：2021年7月～2021年9月

住宅用断熱材市場に関する調査を実施（2021年）
2020年度の住宅用断熱材（7分野）出荷量は前年度比8.7％減の34万t、市場規模は同7.7％減の1,659億円
～2020年度はコロナ禍を背景に市場は縮小したものの、今後は省エネ義務化に向けて新築住宅高断熱化ニーズの高まりにより住宅用断熱材市場の拡大を見込む～

• 市場動向
  ・2020年度はコロナ禍の影響はあったものの、住宅の高断熱化傾向は進んでおり、住宅の省エネ性能説明義務化や住宅メーカーによる省エネ住宅の積極的展開なども相まって、市場は底堅さを維持。
  ・「環境対応」が重点課題として浮上。更なる高性能化、リサイクル、自然由来素材活用などの取組が加速。
  ・ストック住宅の高性能化に向けた取組が加速する中、リフォーム向け商品のラインナップが進む。
• 前回版との違い
  ・建築物の高断熱化に向けた政府の施策や新型コロナウイルス問題を踏まえた市場動向を掲載。