モーニングCROSS週間ランキング17.3.5 – 17.3.9

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2017年3月10日 | ランキング

週間ランキング

大阪府の学校法人「森友学園」への国有地を鑑定価格よりも低く売却した問題で、国会での与野党の対立が激しさを増しています。籠池泰典理事長ら関係者を国会に参考人招致するかどうかが焦点となっており、民進党、共産党などの野党は、参考人招致要求。自民党は、これを拒否しました。また、学園側が大阪府教育庁に提出した籠池理事長の経歴が事実と異なっていることも判明し、この問題、まだまだ尾を引きそうです。
今週のニュースランキングは以下となります。
 

順位
ニュースグループ
クチコミ数
1位
森友理事長 経歴詐称
115,864
2位
キム・ハンソル氏 動画
95,665
3位
北朝鮮 弾道ミサイル
53,035
4位
石原慎太郎氏 会見
46,385
5位
きりたんぽ ドラマ
29,647
6位
安倍首相 憲法改正
26,947
7位
大震災 原発
25,762
8位
まいわい市場 ガルパンギャラリー
25,312
9位
ヤマト 宅配ロッカー
20,874
10位
幻のホームラン  山田哲人
19,139

未来を見通すための戦略思考 ~矢野経済研究所代表による今週のコメント

■高度な価値を適切な対価で取引するマーケットの創造こそ、最良のデフレ対策となる

労働需給がタイトになる中、小売業界も営業時間の短縮に動き出した。阪急阪神百貨店、イオングループ、ルミネなど大手流通や有力商業ディベロッパーが平日の閉店時間を30分から1時間程度早める。人手不足を背景とした営業時間の見直しは外食産業が先行してきたが、ここへきて小売も追随する。

売上効率に対応した営業時間の短縮に異論はない。働き方改革という時代の要請もある。しかしながら、プレミアムフライデーに象徴されるように「残業時間を減らし、平日の終業時間を早めることで消費の活性化をはかる」ことが政策の流れである。都市部の小売事業者にとってはむしろチャンスであって、横並びの時短が結果的に消費機会を奪うのでは本末転倒である。ECへと購買行動が流れるのは当然である。一方、そのECもまた物流業界の人手不足が成長の足かせになりつつある。

とは言え、原因を人手不足にのみ帰すことは出来ない。そもそも「売れない」のは営業時間帯の問題ではあるまいが、遅い時間帯の通常営業や指定時間配送といった高質なサービスが当然のごとく無償で提供され続けてきたこと、逆に言えば、便益に相応の対価を提案できないほど差別化要件を失ったサプライサイドの劣化を指摘したい。
1人当り生産性を高め、国全体の成熟度を維持するためにも本来的な価値の問い直しが必須である。製品やサービスの不断のイノベーション、そして、それを正当な対価をもって受容する創造的な市場への脱皮が急がれる。

この他の注目ニュース

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  • プジョー・シトロエングループ(PSA)、GM傘下のオペル(独)を買収へ
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