2021年版 バイオマスエネルギー市場の現状と将来展望

バイオマスエネルギーとは、有機廃棄物や木質バイオマスなどのバイオマス資源に由来するエネルギー(バイオマス発電、バイオ燃料など)である。
日本国内のバイオマスエネルギー市場は、バイオマス発電がけん引役となり拡大が続いている。さらに、カーボンニュートラルの実現へ向けバイオジェット燃料やブラックペレット(トレファイドペレット)等の活用を目指す動きがみられる。
本調査資料は、主要プレイヤーへのヒアリング調査を軸に、日本国内のバイオマスエネルギー市場を取り巻く環境や課題、種類別・利用形態別の市場動向などについて調査・分析を行った。

発刊日
2021/09/30
体裁
A4 / 264頁
資料コード
C63111300
PDFサイズ
18.5MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:本調査資料は、国内のバイオマスエネルギー市場について、種類別・利用形態別に市場の現状を明らかにするとともに、原燃料供給、設備システム、発電・熱供給等の事業にブレークダウンして、バイオマスエネルギー市場の現状分析と将来展望を行なう。また、バイオマスエネルギーの各事業において、有力事業者の事業戦略を分析する。
調査対象先:バイオマス原燃料供給事業者、バイオ燃料供給事業者、バイオマス発電事業者、バイオマス設備システムメーカー、業界団体、バイオマスエネルギー需要家など
調査方法:専門調査員による直接面接取材(対面、WEB 会議)および電話・メール取材等による調査結果をもとに、弊社独自の手法と責任により分析を行った。また、掲載している数値等はヒアリング内容等を基に全て弊社が推定したものである。
調査期間:2021年6月~2021年9月

 

調査結果サマリー
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バイオマスエネルギー市場に関する調査を実施(2021年)
2021年度のバイオマスエネルギー市場規模は7,261億円の見込
~脱炭素化に向けバイオマスエネルギーへの関心が高まる中、バイオジェット燃料や乾式メタン発酵など新たな市場のニーズが増加~

資料ポイント
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「市場規模推移」

  • バイオマスエネルギー市場の2021年度の市場規模は6,809億円を見込む
  • 各事業分野の継続的な案件発生により市場規模は2025年度頃に1兆円超えへ

「バイオガス(メタン発酵)」

  • 肥料化・飼料化に代わる食品残渣のリサイクル方法として注目度が高まる
  • 中小型の汚泥処理施設や廃棄物処理施設の需要取り込みが実績拡大のポイント

「木質バイオマス」

  • 出力数十MWの木質バイオマス発電所はFIT制度見直し前の駆け込み案件の工事が進行
  • 林業など原燃料のサプライチェーンの上流に参入する事業者が増加

「バイオ燃料」

  • 航空業界においてCO2排出量削減策の要としてバイオジェット燃料の活用を推進
  • バイオジェット燃料の国内市場の本格的な立ち上がりは2023年度以降を見込む
  • 燃料の国産化や品質向上、単価低減、量産化、流通体制の整備が2020年代の市場成長のカギ

【前回版との違い】

  • バイオジェット燃料の国内市場動向を記載
  • 乾式メタン発酵の国内市場動向を記載

リサーチ内容

調査結果のポイント

第1章 バイオマスエネルギーの概要

1.バイオマスエネルギーの分類
  (1)バイオマスエネルギーの種類と利用形態
  (2)有機廃棄物
  (3)木質バイオマス・農作物非食用部
  (4)各種生物油脂・廃食用油
2.業界団体と参入事業者
  (1)バイオマスエネルギーに関連する主な業界団体
  (2)バイオマス原燃料供給事業者
  (3)バイオマス発電事業・バイオマス熱(蒸気)供給事業・バイオ燃料供給事業
  (4)設備システムメーカー
3.政策(FIT制度、政策目標など)
  (1)FIT制度におけるバイオマス発電の買取価格
  (2)バイオマス発電設備導入量
  (3)国内に賦存するバイオマスエネルギー
4.バイオマス発電システムの方式

第2章 バイオマスエネルギー市場の動向(メタン発酵)

1.メタン発酵バイオガス
  (1)バイオガスの熱・発電利用
  (2)バイオガスシステム全体の市場動向
  (3)湿式メタン発酵の市場動向
  (4)乾式メタン発酵の市場動向
  (5)バイオガス事業推進協議会
2.メタン発酵を行う主な施設
  (1)家畜排せつ物処理施設
  (2)下水処理施設及びし尿処理施設
  (3)廃棄物処理施設
3.バイオガスシステムのメーカー

第3章 バイオマスエネルギー市場の動向(木質系)

1.木質バイオマス市場の概要
  (1)木質バイオマス発電の概要
  (2)木質バイオマス発電市場の動向
  (3)木質バイオマス発電用燃料
  (4)国産材由来の木質バイオマス
  (5)ブラックペレット
  (6)木質バイオマス燃料の輸入
2.木質バイオマスエネルギー利用動向調査・業界団体概要
  (1)木質バイオマスエネルギー利用動向調査
  (2)木質バイオマス関連の主な業界団体

第4章 バイオ燃料市場の動向

1.バイオ燃料の主な種類
2.バイオジェット燃料
  (1)バイオジェット燃料市場の概要
  (2)バイオジェット燃料市場の動向
  (3)SAFの実用化に向けた課題・方針
3.バイオディーゼル
  (1)バイオディーゼルの動向
  (2)バイオディーゼルの原料
  (3)全国バイオディーゼル燃料利用推進協議会
  (4)バイオディーゼル市場
  (5)バイオディーゼルの事業者
  (6)バイオディーゼルの製造
4.バイオエタノール
  (1)バイオエタノールの動向
  (2)バイオマス燃料供給有限責任事業組合
  (3)バイオガソリン

第5章 バイオマスエネルギーの市場規模推移

1.バイオマスエネルギー・システムの価格
2.バイオマスエネルギーの市場規模推移
  (1)FIT制度によるバイオマス発電設備導入量
  (2)バイオマス発電事業の発電量・売電売上
  (3)バイオマス発電システム市場
  (4)バイオ燃料供給事業
  (5)木質系バイオマス原燃料供給市場
  (6)熱・蒸気供給市場
  (7)バイオマスエネルギー供給市場

第6章 主要プレイヤーの動向・戦略

1. 関西電力株式会社
  多様な再生可能エネルギー電源の開発により
  ゼロカーボンエネルギーのリーディングカンパニーを目指す
 
2. 中国木材株式会社
  製材事業の生産規模の拡大により製材工場の木質バイオマス発電所を増設
  木質資源をフル活用する事業モデルを推進
 
3. 株式会社タケエイ
  グループの収益の柱となりつつある木質バイオマス発電事業
  再生可能エネルギー事業のさらなる拡充を目指す
 
4. 株式会社タクマ
  カーボンニュートラルの動きを受けて石炭ボイラーの代替など
  バイオマスボイラーの新たな顧客の開拓に注力
 
5. 日立造船株式会社
  木質バイオマス発電とバイオガス発電のノウハウを基盤に
  循環型社会実現のソリューションを展開
 
6. 日鉄テックスエンジ株式会社
  高圧設備の施工技術・ノウハウを活かして
  大規模化する木質バイオマス発電所の新設を支援
 
7. 出光興産株式会社
  ベトナムでブラックペレットの商業化プラントを2022年に稼働開始予定
  2030年に年間200万tのバイオマス燃料の供給体制構築を目指す
 
8. シン・エナジー株式会社
  地域の特性に合致したバイオマス発電所の開発を推進
  バイオガス発電事業へ新規参入し中小規模の案件を中心に受注を目指す
 
9. グリーン・サーマル株式会社
  木質バイオマス発電所の新たな価値創造に向けて
  廃温水を活用した養殖事業などを推進
 
10. 株式会社インテグリティエナジー
  木質バイオマス発電の川上をカバーする林業事業に参入
  地域内で森林由来の富を循環させる「エネルギーの森構想」を掲げる
 
11. 北海道鹿追町
  バイオガス発電事業により基幹産業である酪農の課題解決と生産性向上を実現
  余剰熱を活用した新規事業にも取り組み、地域資源循環型社会を推進
 
12. 水ingエンジニアリング株式会社
  独自のメタン発酵技術やメタン発酵施設の豊富な建設実績を活かして
  有機性廃棄物のリサイクルニーズに対応
 
13. JFEエンジニアリング株式会社
  プラントのEPCから発電事業運営、電力小売まで手掛ける総合力で
  バイオガス発電分野の事業を拡大
 
14. 月島機械株式会社
  バイオガス発電事業などにより下水処理施設の創エネ拠点化を支援
  ICT・AI技術を活用し、上下水道設備のDX化を進める
 
15. エア・ウォーター北海道株式会社
  北海道の基幹産業を支える地域密着型の事業を展開
  バイオガスプラントの建設事業を開始するなどさらなる事業拡大を目指す
 
16. 日本航空株式会社
  国産SAFの実用化の取り組みを業界横断的に推進
  2030年の航空燃料全搭載量の10%をSAFに置き換え
 
17. ANAホールディングス株式会社
  CO2排出量削減の取り組みの柱の1つとしてSAFの活用を推進
  商業規模のSAFの購入、定期便への使用などサプライチェーンの構築も進める
 
18. 株式会社ユーグレナ
  微細藻類由来のバイオ燃料「サステオ」の供給実績を重ねる
  商業化へ向けた海外培養実証を開始。2030年のバイオ燃料産業確立を目指す
 
19. 一般社団法人日本有機資源協会
  バイオマスの普及促進へ向け情報提供、人材育成、講演会の開催などを実施
  バイオマス産業都市推進協議会などの事務局業務も担う

第7章 バイオマスエネルギー市場の将来展望

1.事業課題と将来展望
  (1)バイオマスエネルギー市場全体
  (2)メタン発酵ガス(バイオガス)発電市場
  (3)木質バイオマス発電市場
  (4)バイオ燃料市場
2.市場規模予測

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