定期刊行物

Yano E plus

Yano E plus

エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約100~130ページ
  • 商品形態:冊子
  • 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
  • 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円

※消費税につきましては、法令の改正に則り、適正な税額を申し受けいたします。

2015年

Yano E plus 2015年12月号(No.093)

 トピックス 

《注目市場フォーカス》
●Bluetooth Smart ICの現状と展望
 ~低消費電力化により駆動電源への負荷低減を実現
  応用分野は広がり、電子機器の開発経験を持たない企業の参入も~

Bluetoothは全世界で共通仕様となっており、免許不要で利用でき、世界統一規格でもあり、2.4~2.485GHzで動作する。

Bluetoothの新たな仕様であるBluetooth Smartには“低消費電力”が新開発機能として付加されている。このため、同規格に準じた機器はボタン電池駆動でも数年間の動作寿命を実現している。そして、Bluetoothは近年、世界中で普及している代表的な近距離無線通信技術の一つとなっている。もともとはEricsson社の社内プロジェクトとして開発がスタートされた。その後、1998年に通信およびコンピュータ業界の大手5社(IBM・Intel・Ericsson・東芝・Nokia)によってBluetooth SIGが設立され、そしてMicrosoft、Motorola、Apple、NORDIC SEMICODUCTORが加わり、9社がボードメンバーとなり、中心となっている。次に位置するのは、アソシエイトメンバーで、その次に位置するのは、アダプタメンバーで、いわゆる初期メンバーである。会員数も一番多い。当然、仕様もBluetooth SIG内で定めるわけであるが、ボードメンバーとアソシエイトメンバーによって定められる。仕様の種類別にワーキンググループが結成され、v4.0以降のコアスペックのグループ、各プロファイルのグループ、認証のテストのグループ、その他のグループに分けられる。

そして、Bluetooth Smartとは、健康管理、フィットネス、セキュリティ、エンタメなどの応用が期待される技術の一つである。バージョン3.0までのBluetoothと比較して、Bluetooth Smartは同一の通信を省電力かつ省コストで行うことを意図している。

BluetoothはWi-Fiに比べると低速で短距離間の無線通信技術であり、音声や音楽データの伝送、簡単なデータ交換、リモート・コントロールなどに使われてきた。低消費電力版Bluetoothとして2010年に標準化されたBluetooth Smart(Bluetooth Low Energy/Bluetooth 4.0)は、スマートフォンやタブレット端末などの周辺機器に利用されており、さまざまなアクセサリを生みだしている。

Bluetooth Smartは、応用の裾野は広く、玩具メーカーやスマートフォン用アプリを手掛けるベンチャーなど、電子機器の開発経験を持たない企業も市場に参入している。

 内容目次 

《EMC・ノイズ対策関連シリーズ》
●遠方界電磁シールドとその関連市場 (3~35ページ)
  ~車載関連・通信機器評価用の電波暗室、官公庁のシールド対策が堅調~

  1.はじめに
  1-1.電波暗室の種類と新タイプ
  【表1.電波暗室の用途別の種類】
  1-2.MIMO-OTA測定用の「次世代型暗室」も登場
  【図1.MIMO-OTA測定のフェージング・エミュレータ方式概念図】
  1-3.電磁波シールドルームの種類と性能
  【表2.シールド性能とその効果】
  1-4.TEMPEST対策と磁気対策が増加する
  【表3.TEMPEST(電磁波盗聴)対策の基本】
  1-5.電磁波シールド材と電波吸収体
  【表4.主な遠方界用電磁シールド材料】
  【表5.電波吸収体の主要材料と利用分野】
  2.遠方界シールド関連市場の最新動向
  2-1.電波暗室市場の現状と見通し
  (1)ワールドワイド市場の近況
  【図・表1.電波暗室のWW市場規模推移・予測(金額:2014-2020年予測)】
  【図・表2.WW電波暗室市場のタイプ別内訳(2015年見込)】
  (2)国内市場の近況
  【図・表3.電波暗室国内市場規模推移・予測(金額:2014-2020年予測)】
  【図・表4.国内の電波暗室市場のメーカーシェア(2015年見込)】
  【図・表5.国内の電波暗室の施工法別内訳(2015年見込)】
  【表6.電波吸収体市場の現状(国内:2015年見込)】
  2-2.シールドルーム市場の現状と見通し
  (1)国内の総市場規模推移・予測
  【図・表6.国内のシールドルーム市場規模推移・予測(金額:2014-2020年予測)】
  【図・表7.国内のシールドルーム市場の分野別内訳(2015年見込)】
  (2)非医療系シールドルーム市場の注目動向
  【図・表8.非医療系シールドルームの分野別内訳(国内:2015年見込)】
  【図・表9.非医療系電磁波シールドのメーカーシェア(国内:2015年見込)】
  (3)医療系シールドルーム市場の注目動向
  【図・表10.医療系シールドルームの分野別内訳(国内:2015年見込)】
  【表7.各種シールドルームの施工法と主要材料(国内:2015年見込)】
  3.遠方界電磁シールド関連企業の取り組み
  3-1.電波暗室市場の注目企業
  (1)E&Cエンジニアリング株式会社
  【図2.テーパー型暗室の基本構造】
  (2)TDK株式会社
  【表8.TDKの電波暗室関連ソリューション】
  (3)株式会社トーキンEMCエンジニアリング
  (4)日本イーティーエス・リンドグレン株式会社
  (5)日本シールドエンクロージャー株式会社
  【表9.日本シールドエンクロージャーの小型・簡易型電波暗室】
  3-2.シールドルーム市場の注目企業
  (1)株式会社テクネット
  (2)医建エンジニアリング株式会社
  【表10.無鉛ボードXpと鉛付き石膏ボードの比較】
  (3)技研興業株式会社
  【表11.技研興業/テンペスト対応シールドルームの標準仕様 】
  (4)東京計器アビエーション株式会社
  (5)日本板硝子環境アメニティ株式会社

《次世代市場トレンド》
●空間認識市場の実態と将来展望(6) (36~51ページ)
  ~「見守り」市場は様々な可能性を秘めているが離陸は数年後~

  1.はじめに
  2.「見守り」の区分
  2-1.インフラ系の考え方と事例
  (1)国や地方自治体等の取り組み
  (2)民間企業など
  ①セコム株式会社(SECOM)
  ②綜合警備保障株式会社(ALSOK)
  ③株式会社NTTドコモ
  (3)新たな試みとして注目されるIoT(モノのインターネット)
  ①NTTコミュニケーションズ株式会社
  ②RT.ワークス株式会社
  2-2.ビジネスユースの考え方と事例
  (1)ドコモ・システムズ株式会社
  (2)株式会社日立ソリューションズ
  2-3.プライベート利用の考え方と事例
  (1)Facebook
  (2)Google
  (3)LINE
  3.使用するデバイスと通信の課題
  4.市場規模
  【図・表1.「見守り」国内市場規模見込・予測(金額:2015-2020年予測)】

●超電導ケーブル市場 (52~65ページ)
  ~2025年頃から送電線として実用化スタートか~

  1.超電導線材及びケーブルとは
  【図1.超電導の歴史】
  【図2.超電導線材の主な種類と主な基盤】
  2.参入企業概要と超電導ケーブルプロジェクト動向
  【表1.高温超電導ケーブルプロジェクトの状況】
  3.参入企業動向
  3-1.田中貴金属工業
  【図3.「銅配向金属基板」を用いたY系超電導線材の構造】
  3-2.古河電気工業株式会社
  【図4.低温超電導または高温超電導を利用した超電導製品・技術】
  【図5.同社高温超電導ケーブルの構造】
  3-3.昭和電線ホールディングス株式会社
  3-4.住友電気工業株式会社
  【図6.CT-OPプロセスの特長】
  【図7.三心一括型高温超電導ケーブル】
  【図8.安全性検証プロジェクトの課題と分担表】
  3-5.株式会社フジクラ
  4.今後の市場動向
  【図・表1.超電導ケーブル国内市場規模予測 (2020年-2030年予測)】
  【図・表2.超電導ケーブル構築分野別国内市場規模(2025年)】

●次世代自動車向け高効率モーター (66~84ページ)
  ~官民挙げた国家プロジェクトが文科省と経産省で始動中~

  1.高効率モーターの必要性
  2.アキシャルギャップ型モーターとは
  3.電気自動車と高効率モーター
  4.高効率モーターを実現するための磁石材料開発と国家プロジェクト
  5.次世代自動車向け高効率モーターの市場規模予測
  【図・表1.次世代自動車向け高効率モーターの国内およびWW市場規模予測
  (金額:2014-2030年予測)】
  【図・表2.次世代自動車向け高効率モーターの需要分野別国内市場規模予測
  (金額:2014-2030年予測)】
  6.高効率モーター関連の企業および団体等の取組動向
  6-1.公立大学法人大阪府立大学
  6-2.川崎重工業株式会社
  6-3.国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
  【図1.高効率モーターの研究目標とアプローチ】
  6-4.国立大学法人信州大学
  6-5.国立大学法人東北大学
  6-6.国立大学法人名古屋工業大学
  6-7.日本電産株式会社
  6-8.株式会社日立製作所
  6-9.株式会社富士通ゼネラル
  6-10.国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)
  【図2.NdFe12Nの結晶構造】
  6-11.国立大学法人北海道大学
  6-12.本田技研工業株式会社
  6-13.国立大学法人横浜国立大学
  【図3.スパイラルモーターの構造】
  7.次世代自動車向け高効率モーターの将来展望

《注目市場フォーカス》
●Bluetooth Smart ICの現状と展望 (85~90ページ)
  ~低消費電力化により駆動電源への負荷低減を実現
  応用分野は広がり、電子機器の開発経験を持たない企業の参入も~

  1.現状のBluetooth Smart ICの市場動向
  1-1.Bluetooth Smart IC全体の市場動向と予測
  (1)Bluetooth Smart の概略
  【図1.Bluetooth SmartとBluetooth Smart ReadyのLogo】
  (2)現状の市場規模と予測
  【図・表1.用途別にみたBluetooth製品搭載WW市場の予測(数量:2015-2018年予測)】
  (3)メーカーシェア
  【図2.Bluetooth Smart扱う半導体メーカーシェア (2015-2018予測)】
  (4)IoTについて

●韓国・非ITO系透明導電性フィルム市場の最新動向~プレーヤー向編~ (91~122ページ)
  ~独自用途の積み重ねこそが韓国・非ITOフィルムメーカーの活路となる~

  はじめに
  1.企業動向
  1-1.NAWOO TECH CO., LTD. (ナウテック)
  【表1.NAWOO TECH ITOフィルム生産拠点と能力】
  【表2.NAWOO TECH ITOフィルム販売量推移】
  1-2.COSMO AM&T CO., LTD.(コスモ新素材株式会社)
  【表3.コスモ新素材 非ITO系透明伝導性フィルム生産拠点と能力】
  【表4コスモ新素材 AgNWフィルム主要スペック】
  【表5.コスモ新素材 AgNWフィルム主要スペック】
  【表6.コスモ新素材における用途開発ロードマップ】
  1-3.Carestream Advanced Materials
  【表7.ケアストリーム AgNWフィルム生産拠点と能力】
  【表8.ケアストリーム AgNWフィルム「FLEXX」の主要スペック】
  【表9.ケアストリーム AgNWフィルム生産量推移】
  1-4.SANGBO Corp.
  【表10.SANGBOのCNTタッチセンサーのスペック表】
  【図1.SANGBOのCNTタッチセンサー各種】
  【表11.SANGBOのハイブリッド型タッチセンサーの主要特性】
  【図2.無エッチングパターニングのプロセス】
  1-5.TOP NANOSYS
  【表12.透明電極フィルムにおける素材別性能比較】
  【表13.「TOP TransTM」シリーズのスペック表】
  1-6.DONGJIN SEMICHEM CO., LTD.
  【表14.DONGJIN SEMICHEM透明導電性フィルム生産拠点と能力】
  1-7.MExplorer Co., Ltd
  【表15.MExplorer グラフェン製品の主要スペック】
  【図3.G-paste(グラフェン水分散ペースト)の透過電子顕微鏡写真】
  1-8.KOREA INSTITUTE OF MACHINERY&MATERIALS(韓国機械研究院)
  【表16.韓国機械研究院 Roll to Roll生産設備の概要】
  【図4.Roll to Roll転写によるグラフェン透明導電性フィルムの生産プロセス】

《あとがき》
  読者アンケート 「興味を持ったレポート」トップ3予想 (123ページ)

関連マーケットレポート

Yano E plus 2015年11月号(No.092)

 トピックス 

《次世代市場トレンド》
●マイクロロボット市場
 ~アクチュエータがキーパーツ、単なる改良では満たすことが出来ない要求が増し、
 新原理方式による研究開発が活発

マイクロロボットについて、「マイクロ」という言葉を文字通りマイクロメートルサイズと理解するか、単に、通常より小さいことを表現しているに過ぎないと理解するかで多少そのとらえ方が異なってくる。前者のようにとらえるなら、大きさが 1mm 以下の、マイクロメートル単位の超小型ロボットということになり、大きさが限定されることになる。後者のようにとらえるなら、特に、大きさの厳密な限定はせず、通常より小型のロボットを総称してマイクロロボットと呼ぶことになる。ここでは、後者の見解を採用することにする。

また、マイクロマシンとマイクロロボットとの違いを考えると、マイクロロボットの特徴がより鮮明になる。マイクロセンサ、マイクロアクチュエータなどを備えて稼動するものがマイクロマシンである。そして、このマイクロマシンに、自律的な行動を指示するためのマイクロプロセッサを搭載し、駆動源を備えて、自律的な行動を可能にしたものがマイクロロボットである。

まとめると、マイクロロボットとは、超小型のマイクロプロセッサを搭載した超小型の自律型ロボットのことである。マイクロロボットの用途としては、バイオテクノロジーを用いた細胞や微生物のハンドリング、半導体チップや微小な機械部品の加工組立、人が入り込めない装置内部に入り込んでの診断・検査をするロボットなどが想定されている。

 内容目次 

《EMC・ノイズ対策関連シリーズ》
●LCフィルタ関連市場の注目動向 (3~32ページ)
  ~オンボード用は新タイプが登場、箱型は高圧・大電流品の需要が増大中~

  1.はじめに
  1-1.ノイズ対策とローパスフィルタ
  【図1.ローパスフィルタの周波数特性のイメージ】
  1-2.LC形L型・T型・π型フィルタの特徴
  【図2.L型・T型・π型フィルタの構成パターン】
  1-3.オンボード型とインレット型・箱型タイプ
  【図3.単相用(左)と三相用(中)の箱型フィルタと基板実装型(右)の事例】
  2.LCノイズフィルタの市場動向
  2-1.市場規模の推移と今後の見通し
  【図・表1.LCノイズフィルタのWW総市場規模推移・予測(金額:2014-2020年予測)】
  【図・表2.LCノイズフィルタのタイプ別市場構成比(2015年見込)】
  2-2.オンボード型製品の市場動向
  【図・表3.オンボード型LCノイズフィルタのWW市場規模推移・予測
  (金額:2014-2020年予測)】
  【図・表4.オンボード型LCフィルタのWW市場利用分野(2015年)】
  2-3.インレット型・箱型製品の市場動向
  (1)市場構造と今後の見通し
  【図・表5.インレット型・箱型ノイズフィルタのWW市場規模推移・予測
  (金額:2014-2020年予測)】
  【図・表6.インレット型・箱型ノイズフィルタのWW市場種類別構成比(2015年)】
  【図・表7.インレット型・箱型ノイズフィルタの日本市場の比率(2015年)】
  (2)インバータ市場とノイズフィルタ
  【図・表8.インバータのWW市場規模推移・予測(数量:2014-2020年予測)】
  【図・表9.インバータWW市場のタイプ別構成比(2015年)】
  (3)高調波対策とアースラインのノイズ対策
  【表1.高調波と電磁ノイズの違い】
  3.LCノイズフィルタ関連企業の取り組み
  3-1.オンボード型製品の注目企業
  (1)TDK株式会社
  【図4.三端子フィルタ:MEM1608P(左)とACH3218(右)の回路図】
  (2)エルメック株式会社
  【表2.コモンモードノイズアブソーバ「CDLD」シリーズの概要】
  3-2.箱型・インレット型製品の注目企業
  (1)株式会社エスエムアイ
  【図5.High&Low社のインレット型ノイズフィルタ】
  【図6.High&Low製インレット型ノイズフィルタの回路図(SS3シリーズS型)】
  (2)サンワテクノス株式会社
  【表3.アースライン用ノイズフィルタの特長】
  (3)シャフナーグループ/シャフナーEMC株式会社
  【図7.業界標準のインバータ用FN258シリーズとその回路図】
  (4)岡谷電機産業株式会社
  【表4.岡谷電機産業/3相用大電流・低背型新製品(2014~2015年)】
  (5)双信電機株式会社
  【表5.双信電機のEMC出張テストの主要試験項目】

《次世代市場トレンド》
●空間認識市場の実態と将来展望(5) (33~43ページ)
  ~位置情報が付加価値となりサービス市場を活性化~

  1.はじめに
  2.ヘルスケア分野
  2-1.ヘルスケア製品
  【表1.ヘルスケア関連製品例】
  2-2.位置情報の取得
  2-3.ビジネスの主体
  (1)ヘルスケアでの位置情報の付加
  ①一般的なヘルスケア
  ②医療用ウエアラブル機器
  2-4.市場規模
  【図・表1.ヘルスケア(位置情報)関連製品国内市場規模予測(金額:2015-2020年予測)】
  3.自動車保険分野
  【表2.保険会社のサービス内容】
  3-1.テレマテックスの利用
  3-2.国内でのテレマティクス自動車保険の推進状況
  3-3.普及のための課題
  3-4.市場規模
  【図・表2.テレマテックス自動車保険国内市場規模予測(金額:2015-2020年予測)】

●バルクナノメタル市場 (44~53ページ)
  ~次次世代素材として有力視2020年以降に需要探索用展開が始まる見通し~

  1.バルクナノメタルとは
  【図1.バルクナノメタル研究領域】
  【図2.多結晶体金属と、その粒界(結晶粒間の境界)部分の原子構造】
  【図3.従来金属とバルクナノメタルにおける粒界の割合】
  2.想定される需要分野
  【表1.バルクナノメタル素材別需要分野】
  【表2.バルクナノメタル特性別需要分野】
  3.主要研究機関動向
  3-1.京都大学大学院工学研究科材料
  3-2.独立行政法人物質・材料研究機構
  3-3.九州大学 大学院 総合理工学研究院
  3-4.千葉工業大学 工学部 機械サイエンス学科
  3-5.独立行政法人 産業技術総合研究所関西センターユビキタスエネルギー研究部門
  【表3.研究活動の目標】
  【図4.ナノ界面の特異機能発現メカニズム】
  【図5.材料系のナノ空間の静的・動的秩序の形成とその制御】
  3-6.九州大学・工学研究院
  3-7.東京工業大学・総合理工学研究
  4.今後の市場動向
  【図・表1.バルクナノメタル国内市場規模予測(数量・金額:2020年-2030年予測)】
  【図・表2.バルクナノメタル国内需要分野別予測(2030年)】

●マイクロロボット市場 (54~71ページ)
  ~アクチュエータがキーパーツ、単なる改良では満たすことが出来ない
   要求が増し、新原理方式による研究開発が活発~

  1.マイクロロボットとは
  2.マイクロロボットの駆動方法
  2-1.磁気
  2-2.圧電素子
  2-3.光
  2-4.熱
  2-5.超音波
  2-6.バッテリ
  2-7.その他
  3.マイクロロボットの需要分野
  3-1.バイオメディカル分野
  3-2.エレクトロニクス分野
  3-3.インフラ・プラント分野
  4.マイクロロボットの市場規模予測
  【図・表1.マイクロロボットの国内およびWW市場規模予測(金額:2016-2026年予測)】
  【図・表2.マイクロロボットの駆動方式別国内市場規模予測(金額:2016-2026年予測)】
  【図・表3.マイクロロボットの需要分野別国内市場規模予測(金額:2016-2026年予測)】
  5.マイクロロボット関連の企業および団体等の取組動向
  5-1.学校法人愛知工業大学
  5-2.株式会社アプライド・マイクロシステム
  5-3.国立大学法人香川大学
  5-4.国立大学法人九州工業大学
  5-5.学校法人工学院大学
  5-6.国立研究開発法人産業技術総合研究所
  5-7.国立大学法人信州大学
  5-8.国立大学法人東京医科歯科大学
  5-9.国立大学法人東京工業大学
  5-10.国立大学法人東京大学
  5-11.国立大学法人東北大学
  5-12.国立大学法人名古屋大学
  5-13.並木精密宝石株式会社
  【図1.世界最小サーボモータ】
  5-14.学校法人日本大学
  【図2.昆虫型ロボットの模式図】
  【図3.人工筋肉ワイヤを用いた回転アクチュエータの展開図】
  5-15.国立大学法人横浜国立大学
  【図4.自走式精密移動機構の構成と外観写真】
  6.マイクロロボットを支えるアクチュエータ技術の進展

《注目市場フォーカス》
●高周波基板市場 (72~89ページ)
  ~通信の高速化に伴う高帯域の周波数使用を背景に特性への要求もハイレベルに~

  1.高周波基板とは
  2.高周波基板の材質
  2-1.ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)
  2-2.ポリイミド
  2-3.FR-4
  2-4.セラミックス
  3.高周波基板の需要分野
  【表1.高周波基板の代表的な需要分野と周波数帯域】
  3-1.放送分野
  3-2.通信分野
  3-3.計測分野
  4.高周波基板の市場規模推移と予測
  【図・表1.高周波基板の国内およびWW市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
  【図・表2.高周波基板の材質別国内市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
  【図・表3.高周波基板の需要分野別国内市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
  5.高周波基板の企業シェア
  【図・表4.高周波基板の国内における企業シェア(2014年)】
  6.高周波基板関連の企業および団体等の取組動向
  6-1.学校法人青山学院大学
  6-2.株式会社アレイ
  【図1.BGA変換基板】
  6-3.イビデン株式会社
  6-4.エルナー株式会社
  6-5.OKIプリンテッドサーキット株式会社
  6-6.京セラサーキットソリューションズ株式会社
  6-7.株式会社キョウデン
  6-8.国立大学法人電気通信大学
  6-9.国立大学法人東京工業大学
  【図2.開発したチップを用いた無線通信モジュール】
  6-10.国立大学法人名古屋工業大学
  6-11.株式会社日本サーキット
  6-12.日本メクトロン株式会社
  6-13.リンクサーキット株式会社
  7.高周波基板技術の進展見通し

●韓国・非ITO系透明導電性フィルム市場の最新動向~市場動向編~ (90~103ページ)
  ~独自用途の積み重ねこそが韓国・非ITOフィルムメーカーの活路となる~

  はじめに
  1.韓国のITOフィルム市場動向
  【図1.韓国企業におけるサンドイッチ現象】
  2.韓国の非ITOフィルム市場動向
  2-1.メタルメッシュフィルム
  2-2.銀ナノワイヤーフィルム(AgNWフィルム)
  2-3.カーボンナノチューブフィルム(CNTフィルム)
  2-4.PEDOT:PSSフィルム
  2-5.グラフェン
  3.非ITOフィルムのポジショニング(世界)
  【図2.ITO及び非ITOフィルム(メタルメッシュ・AgNW)における主要マーケットの変動】
  【表1.韓国・非ITOフィルムメーカー生産体制】

《あとがき》
  読者アンケート 「興味を持ったレポート」トップ3予想 (104ページ)

関連マーケットレポート

Yano E plus 2015年10月号(No.091)

 トピックス 

《注目市場フォーカス》
●光ファイバセンシング市場
 ~比較的古くから存在しているが、現在も新しい測定法の開発が続くホットな分野として注目される

光ファイバセンシングとは、光ファイバをセンシングエレメントとして、これに光を入射し、内部で発生する散乱光、あるいは、終端に到達する透過光の特性を分析することによって、光の経路中に発生している状態の変化を検出する技術である。

光ファイバセンサは、センサ部が光学受動部品で構成されているため、電源なしで動作することができるという特徴がある。したがって、電源を引き込みにくい下水道管などの水位、河川の状態監視などの用途に最適なシステムである。

また、センサ部に電子部品を含まないことは、故障しにくいセンサシステムを構築することができることを意味し、モニタリングシステムの導入後にありがちな、故障に伴うメンテナンス・コストを大幅に低減できる。

さらに、センサ信号そのものが、接続した光ファイバを通って遠方まで届くので、付帯設備として情報伝送装置など不要で、数10km 程度のリモートセンサシステムをシンプルかつ低コストで整備することができる。

さらに、光ファイバは、通常の電線のように、電磁誘導の影響を受けないことから、防爆、耐雷、電磁雑音などの問題も皆無である。

こうした点を総合すると、光ファイバセンシングは、小型・軽量、長寿命、低腐食、無給電、防爆、耐雷、耐電磁雑音、広使用温度範囲などの特長を備えた非常に優れた計測システムであることが分かる。

 内容目次 

《EMC・ノイズ対策関連シリーズ》
●磁性シート・ノイズ抑制シートの新展開 (3~35ページ)
  ~高付加価値品の新展開と、高成長性の新用途で新たなステージへ~

  1.はじめに
  1-1.ノイズ抑制用の磁性シートと非磁性シート
  【表1.ノイズ抑制用複合材料型磁性シートの特徴】
  【表2.ノイズ抑制用磁性シートの多機能化と新構造の高機能化】
  1-2.ノイズ抑制シートのメカニズム
  (1)ノイズ吸収用磁性シートの透磁率
  (2)非磁性シートのノイズ吸収機能
  【表3.ノイズ抑制シートの機能・メカニズム】
  1-3.RFID用とワイヤレス給電用磁性シート
  (1)RFIDアンテナ感度向上用磁性シート
  ①複合材料型シート
  ②焼結フェライトシート
  (2)ワイヤレス給電ユニット用磁性シート
  2.ノイズ抑制シートと関連市場の現状と見通し
  2-1.ノイズ抑制シート市場の動向と展望
  【図・表1.ノイズ抑制シートのWW市場規模推移・予測(金額:2014-2020年予測)】
  【図・表2.ノイズ抑制シートのWW市場利用分野(2015年見込)】
  【図・表3.ノイズ抑制シートのWW市場ブランドシェア(2015年見込)】
  【図・表4.NSS市場に占める新型・多機能型製品の比率(2015年見込)】
  【図・表5.NSS市場に占める新型・多機能型製品の比率(2020年予測)】
  2-2.RFID用磁性シート市場の動向と展望
  【図・表6.RFIDアンテナ用磁性シートのWW市場規模推移・予測
  (金額:2014-2020年予測)】
  【図・表7.RFIDアンテナ用磁性シートWW市場に占めるフェライトシートの比率
  (2015年見込)】
  【図・表8.RFIDアンテナ用磁性シートのマーケットシェア(2015年)】
  2-3.ワイヤレス給電用磁性シートの市場動向
  【図・表9.ワイヤレス給電搭載機器のWW市場出荷台数推移・予測
  (数量:2014-2020年予測)】
  【図・表10.ワイヤレス給電用磁性シートのWW市場規模推移・予測
  (金額:2014-2020年予測)】
  3.注目メーカーの最新動向
  3-1.磁性シート有力企業の取り組み
  (1)NECトーキン株式会社
  【表4.ノイズ抑制用「バスタレイド®」の主要製品】
  (2)TDK株式会社
  (3)戸田工業株式会社
  【表5.戸田工業のフレキシブルフェライトシートの仕様】
  3-2.多機能型シートの注目企業
  (1)デクセリアルズ株式会社
  【図1.デクセリアルズのワイヤレス給電用受電コイル】
  (2)パナソニック株式会社
  【図2.電磁ノイズ抑制・熱拡散一体シートの構造】
  3-3.新型(新材料・新構造)シートの注目企業
  (1)有限会社ポーラステクノ
  【図3.Super-Rの18~40GHz帯でのノイズ吸収率(P-loss/P-in)】
  (2)旭化成せんい株式会社
  【表6.パルシャット®のマイクロストリップライン測定の結果】
  (3)株式会社新日本電波吸収体
  【表7.新日本電波吸収体の主要製品(帯域別)】
  【表8.NFC-RFID用磁性シートの主要特性の比較】
  (4)日本モレックス合同会社
  【図4.複層NSS「HOZOXTM」の製品構造】
  【表9.「HOZOXTM」の特長と利点】

《次世代市場トレンド》
●空間認識市場の実態と将来展望(4) (36~48ページ)
  ~ルート案内のビジネスモデルが変化、ARは自動車産業が牽引~

  1.ルート案内
  1-1.物流事業者向けルート案内
  (1)レイヤー構造の利用
  (2)更新情報の取得
  (3)B2CからB2Bへ
  (4)市場規模
  【図・表1.ルート案内の国内市場規模予測(金額:2015-2020年予測)】
  1-2.AR(携帯端末、ウエアラブルデバイス向け)
  (1)ARと空間認識
  (2)主として位置情報に基づくAR
  (3)主として取得映像に基づくAR
  (4)求められるAR技術
  (5)ビジネスシーン
  (6)市場規模
  【図・表2.スマホやウエアラブルARの国内市場規模予測(金額:2015-2020年予測)】

●ナノダイヤモンド市場 (49~55ページ)
  ~メディカル系を先陣とし、多様な展開に期待される~

  1.ナノダイヤモンドについて
  2.ナノダイヤモンド業界構造と研究開発動向
  【表1.特許出願動向】
  3.主要参入プレーヤー動向
  3-1.株式会社ダイセル
  【図1.デトネーション法によるナノダイヤモンド】
  【図2.提案する用途】
  3-2.日油株式会社
  4.ナノダイヤモンド研究動向とその課題
  5.今後の市況動向
  【図・表1.今後のナノダイヤモンド国内市場予測(金額:2016年-2025年予測)】

《注目市場フォーカス》
●光ファイバセンシング市場 (56~76ページ)
  ~比較的古くから存在しているが、
   現在も新しい測定法の開発が続くホットな分野として注目される~

  1.光ファイバセンシングとは
  2.光ファイバセンシング技術の代表的な種類
  【表1.光ファイバセンシング技術の種類と主な用途】
  2-1.FBG(Fiber Bragg Gratings)
  2-2.偏光
  2-3.干渉
  2-4.レイリー散乱
  2-5.ラマン散乱
  2-6.ブリルアン散乱
  3.光ファイバセンシングの需要分野別活用事例
  3-1.土木・建設分野
  3-2.プラント・エネルギー分野
  3-3.製造分野
  3-4.バイオメディカル分野
  3-5.航空・宇宙分野
  4.光ファイバセンサの市場規模推移と予測
  【図・表1.光ファイバセンサの国内およびWW市場規模推移と予測
  (金額:2012-2017年予測)】
  【図・表2.光ファイバセンサのタイプ別WW市場規模推移と予測】
  【図・表3.光ファイバセンサの需要分野別WW市場規模推移と予測
  (金額:2012-2017年予測)】
  5.光ファイバセンサの企業シェア
  【図・表4.光ファイバセンサの国内における企業シェア(2014年)】
  6.光ファイバセンシング関連の企業および団体等の取組動向
  6-1.NTTアドバンステクノロジ株式会社
  6-2.国立大学法人東京工業大学
  【図1.POFヒューズが伝搬する様子(撮影した写真を1秒おきに重ねて表示)】
  6-3.国立大学法人東京大学
  6-4.飛島建設株式会社
  【図2.FBG光ファイバセンシングシステムを斜面防災監視に適用した事例】
  6-5.古河電気工業株式会社
  【図3.高精度光ファイバ水位計システム】
  6-6.横河電機株式会社
  6-7.国立大学法人横浜国立大学
  【図4.光ファイバ水素センサの動作原理を示した模式図】
  6-8.株式会社渡辺製作所
  【図5.FBG用インタロゲータ「CES/DTR³-100」の外観】
  7.光ファイバセンシングの将来展望

●形状記憶合金(SMA)市場 (77~95ページ)
  ~特異な特性やその話題性の割には地味な存在であったが、
   超弾性を利用した医療用途が急拡大~

  1.形状記憶合金(SMA)とは
  2.SMAの発展経緯
  【表1.系統用大型蓄電池の種類と主要メーカー】
  3.SMAの特徴
  3-1.形状記憶効果
  3-2.超弾性効果
  4.SMAの種類
  4-1.Ti-Ni系合金
  4-2.Cu-Al系合金
  4-3.Fe-Mn-Si系合金
  5.SMAの主な需要分野と用途
  5-1.医療・バイオ分野
  5-2.機械・精密分野
  5-3.自動車分野
  5-4.エレクトロニクス分野
  6.SMAの市場規模推移と予測
  【図・表1.SMAの国内およびWW市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
  【図・表2.SMAの種類別国内市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
  【図・表3.SMAを用いた製品の国内およびWW市場規模推移と予測
  (金額:2012-2017年予測)】
  【図・表4.SMAを用いた製品の需要分野別国内市場規模推移と予測
  (金額:2012-2017年予測)】
  7.SMAの企業シェア
  【図・表5.SMAの国内における企業シェア(2014年)】
  8.SMA関連の企業および団体等の取組動向
  8-1.株式会社アクトメント
  8-2.NECトーキン株式会社
  8-3.株式会社佐原
  8-4.新日鐵住金株式会社
  8-5.相互発條株式会社
  8-6.国立大学法人筑波大学
  【図1.Ti-Ni系SMA薄膜に形成された板状析出物の高分解能像】
  8-7.国立大学法人東北大学
  8-8.国立大学法人弘前大学
  8-9.国立研究開発法人物質・材料研究機構
  【図2.種々のSMAの実用温度域】
  8-10.株式会社古河テクノマテリアル
  【図3.「NT合金」の応用例(左:ガイドワイヤ、右:チューブ】
  9.SMAにさらなる飛躍はあるか!

《注目企業フォーカス》
●エスペック株式会社 (96~100ページ)
  ~世界初「バッテリー安全認証センター」を開設
   国連規則対応の安全性試験・認証のワンストップサービスの提供~

  1.企業概要
  【表1.エスペック株式会社概要】
  2.事業概要
  【図1.売上高構成比(2014年度)】
  3.バッテリー安全認証センター
  3-1.設立の背景
  【図2.「UN ECE R100-02. PartⅡ」】
  3-2.センター概要
  【図3.「バッテリー安全認証センター」外観、試験設備配置図】
  【図4.バッテリー安全認証センターにおける試験、認可申請の流れ】
  4.今後の展望

《あとがき》
  読者アンケート 「興味を持ったレポート」トップ3予想 (101ページ)

Yano E plus 2015年9月号(No.090)

 トピックス 

《次世代市場トレンド》
●体重移動型ビークル市場
 ~パーソナルビークルの中でも特にバリエーションが豊富
  単なるビークルにとどまらない可能性も

パーソナルビークルとは
体重移動型ビークルは、いわゆるパーソナルモビリティの一種である。ただ、このパーソナルモビリティという呼び方自体、かなり曖昧なものである。
パーソナルモビリティという呼称は、もともと、日本では、1990年代に、電子機器であるモバイル端末の意味で用いられたのが最初だった。やがて、「Segway」が登場する2000年代には、個人乗りの移動手段として用いられるようになり、その後、定着してきた経緯がある。
しかし、海外では、パーソナルモビリティという言葉は存在しない。海外では、Personal Mobility Devices、Electric Personal Assisted Mobility Device、Personal Transporter、Personal Vehicle、など、さまざまな呼称があり、地域等によっても多少異なっている。
共通点は、Personalという言葉が冠として着いていることであるが、Mobility=the ability to move or be moved freely and easily(自由かつ容易に移動する能力)ということになり、ここでは、Mobility Device とか、Vehicle=車両という言葉を用いている海外の用語の方が適切である。よって、本稿では、固有名詞として用いている場合を除き、一般に、パーソナルビークル(Personal Vihicle)という呼称を用いることにする。

 内容目次 

《次世代二次電池シリーズ番外編》
●電力貯蔵装置の現状と見通し(3) (3~24ページ)
  ~多様な大型蓄電池や新型FWESの取り組みが注目される~

  1.はじめに
  2.注目企業・研究機関の最新動向
  【表1.系統用大型蓄電池の種類と主要メーカー】
  2-1.大型蓄電池関連の取り組み
  (1)LEシステム株式会社
  【図1.LEシステムのRF電池の改良と展望】
  (2)ゼネラル・エレクトリック・グループ
  【図2.「デュラソン」の単セルの集合体】
  (3)住友商事株式会社
  (4)住友電気工業株式会社
  (5)株式会社東芝
  【図3.可搬コンテナ型のSCiBTM蓄電池システム】
  【表2.SCiBTM蓄電池の系統用システムの主要事例】
  (6)日本ガイシ株式会社
  2-2.その他の取り組み
  (1)サンケン電気株式会社
  【図4.ネットワーク型FWESの概念図】
  (2)公益財団法人鉄道総合技術研究所
  【表3.蓄電媒体による長所と短所】
  (3)学校法人関西大学・システム理工学部環境エネルギー工学研究室
  ①欧米と日本の再エネ評価の違い
  ②再エネの系統連系と集合化
  【図5.風力発電の集合化の例(2004年12月の例)】
  ③再エネ大量導入と系統柔軟性
  ④日本のEES開発戦略の問題
  【表4.系統側に設置する大容量EESの再エネ関連用途】
  【図6.日・欧・米のEES開発動向の比較(円内:件数、外円:容量)】

《次世代市場トレンド》
●空間認識市場の実態と将来展望(3) (25~36ページ)
  ~マーケティング分野は“動的位置情報”で活性化、Webとビッグデータが
   
情報を生まれ変わらせる~
  1.ビジネスから見た位置認識
  1-1.マーケティング分野
  (1)参加型の集客と情報収集
  (2)モバイル空間統計の利用
  (3)アドテクノロジーと位置情報
  【表1.マーケティング情報取得方法】
  (4)屋内位置情報の利用
  (5)小売業の動線と視線追跡
  【表2.可能性が模索されている情報取得方法】
  (6)参入企業(ベンダー)
  【表3.各手段の参入事業者】
  (7)市場規模
  【図・表1.国内市場規模予測(金額:2015-2020年見込)】

●体重移動型ビークル市場 (37~56ページ)
  ~パーソナルビークルの中でも特にバリエーションが豊富
   単なるビークルにとどまらない可能性も~

  1.パーソナルビークルとは
  2.体重移動型ビークルの位置づけと規制緩和
  3.体重移動型ビークルの適用分野
  3-1.近距離移動
  3-2.ホビー・スポーツ
  3-3.高齢者・介護
  4.体重移動型ビークルの市場規模推移と予測
  【図・表1.体重移動型ビークルの国内およびWW市場規模推移と予測
  (金額:2012-2017年予測)】
  【図・表2.体重移動型ビークルの用途別国内市場規模推移と予測
  (金額:2012-2017年予測)】
  5.体重移動型ビークルの企業シェア
  【図・表3.体重移動型ビークルの国内における企業シェア(2014年)】
  6.体重移動型ビークルに関連する企業および団体等の取組動向
  6-1.アイシン精機株式会社
  6-2.国立大学法人宇都宮大学
  6-3.株式会社オオトモ
  6-4.株式会社グラディエ
  【図1.パーソナルビークルの普及において、メーカーとユーザーをつなぐ
  存在としてのグラディエの役割を示す模式図】
  6-5.国立研究開発法人産業技術総合研究所
  6-6.学校法人芝浦工業大学
  6-7.セグウェイジャパン株式会社
  6-8.学校法人千葉工業大学
  6-9.学校法人中央大学
  6-10.国立大学法人筑波大学
  6-11.東京急行電鉄株式会社
  6-12.国立大学法人東京大学
  6-13.トヨタ自動車株式会社
  6-14.学校法人日本大学
  6-15.本田技研工業株式会社
  【図2.新型パーソナルビークル「UNI-CUB-β」】
  7.体重移動型ビークルは新しい街づくりツールとしてブレイクするか?

●次世代立体造形技術動向 (57~74ページ)
  ~衝撃的に出現した「4Dプリンティング」。しかし、それは大きな可能性を
   秘める次世代立体造形技術の入り口にさしかかったに過ぎない!~

  1.「4Dプリンティング」の衝撃的デビュー
  2.3Dから次世代立体造形技術への動きは産業界に革命をもたらす!
  3.次世代立体造形技術の適用分野
  3-1.製造分野
  3-2.医療・バイオテクノロジー分野
  3-3.輸送機分野
  3-4.その他分野
  4.次世代立体造形技術関連製品の市場規模予測
  【図・表1.次世代立体造形技術関連製品の国内およびWW市場規模予測
  (金額:2015-2030年予測)】
  【図・表2.次世代立体造形技術関連製品の構成別WW市場規模予測
  (金額:2015-2030年予測)】
  【図・表3.次世代立体造形技術関連製品の需要分野別WW市場規模予測
  (金額:2015-2030年予測)】
  5.次世代立体造形技術関連の企業および団体等の取組動向
  5-1.学校法人慶應義塾大学
  【図1.変形するプログラマブルマテリアルの一例】
  5-2.GEヘルスケア・ジャパン株式会社
  5-3.シーメンス・ジャパン株式会社
  5-4.国立大学法人筑波大学
  【図2.従来型の臓器立体模型(左)新開発の内部構造が見やすい臓器立体模型(右)】
  5-5.地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター
  【図3.金属粉末デジタルAMによって得られた造形品例】
  5-6.Massachusetts Institute of Technology(MIT)(米国)
  5-7.Michiel Cornelissen(オランダ)
  5-8.University of Wollongong(UOW)(オーストラリア)
  5-9.U.S.Army Research Laboratory(ARL)(米国)
  6.次世代立体造形技術は世界を変えるか!

《注目市場フォーカス》
●大電力ワイヤレス給電コイル市場 (75~86ページ)
  ~環境整備も順調に。今後は電気自動車市場と並走し活性化の見込み~

  1.ワイヤレス給電市場の背景と方式
  【図1.想定されるワイヤレス給電需要分野】
  【図2.ワイヤレス給電の方式】
  2.大電力ワイヤレス給電コイル市場構造
  3.主要各社の取組動向
  3-1.株式会社テクノバ
  【図3.ワイヤレス給電技術開発動向】
  【図4.ワイヤレス給電技術開発動向】
  3-2.株式会社IHI
  【図5.磁界共鳴方式の概念】
  【図6.ワイヤレス給電自動車構)成図】
  【図7.HEMSと連携する自動車向けワイヤレス給電の概念】
  3-3.その他取組動向
  【表1.その他企業・省庁取組み動向】
  4.今後の市場動向
  【図8.次世代自動車の普及目標(乗用車新車販売に占める割合)】
  【表2.ワイヤレス給電需要分野】
  【図・表1.大電力ワイヤレス給電コイル自動車用途国内市場規模予測
  (数量・金額:2017年-2030年予測)】

《あとがき》
  読者アンケート 「興味を持ったレポート」トップ3予想 (87ページ)

 

Yano E plus 2015年8月号(No.089)

 トピックス 

《次世代市場トレンド》
●クモ糸特性繊維市場
 ~今後の技術的ブレイクスルーにより、市場形成の一歩となるか

クモ糸の特性
天然クモ糸の主成分は、フィブロインと呼ばれるタンパク質である。フィブロイン分子構造は、アミノ酸配列で示され天然のクモ糸のアミノ酸配列は、柔らかいアミノ酸が不規則に並んだ液体領域と硬いアミノ酸が規則的に並ぶ固体領域がある。
クモはフィブロリンの異なる性質を利用して巣を張る、獲物を確保するという目的に応じクモ糸を分泌している。巣に使う縦糸は強度が高く、伸縮性が低い。獲物を確保する横糸は、強度は高くないが、伸縮性が高い。更に、網周囲の枠糸、放射状に張られた縦糸、縦糸を円形につなぐ横糸などがあり、歩くときに引く糸脱皮の足場糸、卵のうを作る糸など、太さも成分も違ったさまざまな糸を分泌している。
また、クモ糸は水で膨張すると長さが半分に収縮し、体積は2倍になり、弾性力は1,000倍になる。
クモ糸の成分であるタンパク質は、獲物である昆虫由来のもので、腹部内にある糸腺という袋状の器官内では液体である。このタンパク質は、腹部後端にある「糸疣」の中を通過して、引っ張り張力によってポリペプチド鎖が、α-螺旋構造からベータシート構造に変化することで、繊維状へと変化し固体となる。それによりタンパク質を生成するアミノ酸の組成成分が異なっている。
縦糸及び索引糸は、ベータシートが多く含まれているため丈夫で硬いのが特徴である。横糸は、アミノ酸のらせん状の部分がほとんどであるため、伸び縮みしやすい構造になっている。
このような特性を利用した製品化に向けた強みとして、ナイロンを上回る伸縮性、既存繊維中でハイレベルの強靱性、300℃まで耐える耐熱性、シルクと同じ「タンパク質」でできている、原料を「発酵」で作れる等があげられる。

 内容目次 

《次世代二次電池シリーズ番外編》
●電力貯蔵装置の現状と見通し(2) (3~18ページ)
  ~電力用蓄電池は米国市場が牽引役となり、多様なニーズが拡大する~

  1.はじめに
  1-1.電力貯蔵用蓄電池の注目分野
  【表1.電力貯蔵用装置の種類】
  (1)アンシラリーサービスの動向
  ①日本と欧米の違い
  【表2.日・米・欧のアンシラリーサービスの「定義」と事業主体】
  ②電力系統は「予備力」が欠かせない
  【表3.米国のアンシラリーサービスの「予備力」】
  ③アンシラリーサービスの市場概況
  【図・表1.米国のアンシラリーサービスの市場規模推移・予測(金額:2014-2020年予測)】
  (2)再エネの間欠性電源と大容量蓄電池
  ①再エネ導入の概要
  ②再エネ対策は系統側か再エネ側か
  (a)日本の取り組み
  【図1.北海道電力・南早来変電所のレドックスフロー電池実証試験】
  【表4.国内の電力会社の蓄電池関連の取り組み】
  (b)欧米の状況
  【表5.カリフォルニア州・電力3社の電力貯蔵装置導入計画】
  1-2.電力系統用大型蓄電池の市場動向
  (1)現在の市場規模と見通し
  【図・表2.電力系統用大型蓄電池のWW市場規模推移・予測(金額:2014-2020年予測)】
  【図・表3.電力系統用大型蓄電池の配置場所(2014年)】
  【図・表4.電力系統用大型蓄電池の配置場所(2020年予測)】
  (2)系統用大容量蓄電池の種類別動向
  【図・表5.電力貯蔵用大容量蓄電池のWW市場種類別内訳(2014年)】
  【図・表6.電力貯蔵用大容量蓄電池のWW市場種類別内訳(2020年予測)】

《次世代市場トレンド》
●空間認識市場の実態と将来展望(2) (19~30ページ)
  ~レガシーな地図ビジネスから「ビッグデータ解析」、「リアルタイム空間認識」に注目~

  1.ビジネスから見た位置認識
  1-1.位置認識の市場環境の変化
  1-2.現在の位置認識サービスの例
  1-3.レガシーの延長線上の次世代位置認識技術
  1-4.もう1つの要素、いわゆるIoT(Internet of Things)
  1-5.位置認識ビジネスの変化
  2.ビジネスからみた空間認識
  【表1.位置計測で注目されるシステム】
  【表2.位置認識で注目される技術】
  【表3.空間認識で注目される機器分野】
  【表4.空間認識で注目されるビジネス分野】

●ナノ材料市場 (31~49ページ)
  ~種々の分野の科学技術進歩に貢献する重要な技術シーズ
   日本は今後の方向性を見定める上で重要かつ難しい局面に~

  1.ナノ材料とは
  2.ナノテクノロジーとナノ材料の推移
  3.ナノ材料の適用分野
  3-1.電子デバイス分野
  3-2.通信分野
  3-3.メカトロニクス分野
  3-4.バイオテクノロジー分野
  3-5.環境・エネルギー分野
  4.ナノ材料の市場規模推移と予測
  【図・表1.ナノ材料の国内およびWW市場規模推移と予測(2005-2030年予測)】
  【図・表2.ナノ材料の需要分野別WW市場規模推移と予測(2005-2030年予測)】
  5.ナノ材料関連の企業および団体等の取組動向
  5-1.石原産業株式会社
  5-2.大阪工業大学
  5-3.国立大学法人大阪大学
  5-4.国立研究開発法人産業技術総合研究所
  【図1.赤外線レーザーによる格子振動とhBN層の分極状況を示した模式図】
  5-5.国立大学法人筑波大学
  5-6.国立大学法人東京工業大学
  5-7.国立大学法人東京大学
  【図2.人工関節置換術の問題点となる生体反応機構】
  5-8.国立研究開発法人物質・材料研究機構
  【図3.新型触媒の模式図(a)およびSEM写真(b)】
  【図4.新型触媒の触媒反応メカニムズの模式図】
  5-9.国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学
  5-10.三菱マテリアル電子化成株式会社
  5-11.国立大学法人山梨大学
  5-12.国立大学法人横浜国立大学
  6.ナノ材料開発に欠かせない開発センターと人材育成

●クモ糸特性繊維市場 (50~62ページ)
  ~今後の技術的ブレイクスルーにより、市場形成の一歩となるか~

  1.クモ糸の特性
  【表1.クモ糸の種類と特徴】
  【表2.天然・合成クモ糸繊維と、その他繊維材料の特性比較】
  2.クモ糸研究の歴史と現在
  3.主要プレイヤーの取組動向
  3-1.Spiber株式会社
  【図1.高性能タンパク質素材デザインプラットフォーム】
  3-2.国立研究開発法人農業生物資源研究所
  【図2.生糸の物性比較】
  【図3.切れにくさ(タフネス)の比較】
  3-3.名古屋市立大学システム自然科学研究科片山研究室
  【図4.蚕やクモを見習い、新しい機能性繊維を研究開発】
  3-4.海外動向
  4.今後の市場展望
  【図5.高機能繊維市場の市場規模】
  【図6.想定される需要分野】
  【図・表1.今後のクモ糸特性繊維国内市場予測(数量・金額:2016年-2025年予測)】

《注目市場フォーカス》
●摩擦材料市場 (63~83ページ)
  ~トライボロジーとナノテクノロジーの融合が 新たな材料開発を惹起する!~

  1.摩擦とは
  2.摩擦材料の位置づけ
  3.注目摩擦材料および摩擦技術
  3-1.ダイヤモンドライクカーボン
  3-2.プラスチック摺動材料
  3-3.摩擦攪拌接合技術
  4.摩擦材料の主な用途
  4-1.輸送機
  4-2.精密機械
  4-3.工作機械
  4-4.医療
  5.摩擦材料の市場規模推移と予測
  【図・表1.摩擦材料の国内およびWW市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
  【図・表2.摩擦材料の用途別国内市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
  6.摩擦材料の企業シェア
  【図・表3.摩擦材料の国内における企業シェア(2014年)】
  7.摩擦材料関連の企業および団体等の取組動向
  7-1.学校法人青山学院大学
  7-2.曙ブレーキ工業株式会社
  7-3.国立大学法人岡山大学
  7-4.国立研究開発法人産業技術総合研究所
  【図1.自己再生可能なナノパターン構造作製の模式図】
  【図2.有機分子自己組織化膜の形成モデル】
  【図3.摺動面に低摩擦酸化物皮膜を形成する様子を示した模式図】
  7-5.公益財団法人鉄道総合技術研究所
  7-6.東海カーボン株式会社
  7-7.学校法人東海大学
  7-8.国立大学法人東京農工大学
  7-9.国立大学法人東北大学
  7-10.日清紡ホールディングス株式会社
  7-11.ニチアス株式会社
  7-12.学校法人日本大学
  7-13.国立研究開発法人物質・材料研究機構
  【図4.ZnOコーティングの摺動痕上の結晶粒の結晶配向の違いを示す模式図】
  7-14.国立大学法人横浜国立大学
  7-15.国立研究開発法人理化学研究所
  【図5.ヒドロゲルに力を印加した場合の変形状態の模式図】
  8.摩擦材料の将来展望

《あとがき》
  読者アンケート 「興味を持ったレポート」トップ3予想 (84ページ)

Yano E plus 2015年7月号(No.088)

 トピックス 

《次世代市場トレンド》
●人工知能(AI)市場
 ~驚異的なスピードで自ら学習し進化 多大な恩恵をもたらすのか、パンドラの箱となるのか!

人工知能とは
第63回ビルダーバーグ会議が2015年6月11日から4日間、アルプスの山麓で開催された。そこで話し合われた主要議題の一つが人工知能(AI:Artificial Intelligence)であった。AIは科学技術の枠にとどまらず、経済的・社会的側面をも持つようになったことを示す象徴的な出来事といえよう。

AIの驚異的な進歩は想像以上に進んでいる。2014年6月、英国レイティング大学で開催された、コンピュータに知性があるかないかを判定するチューリングテストで、史上初の合格者が誕生した。合格したのは、「Eugene」という名のコンピュータで、13歳の少年として設定されている。「Eugene」は、会話のテーマや質問に制限を課していない状況の中で、5分間のチャット試験を受け、30%以上の判定者から「人間かコンピュータか判別できない」という評価を得て合格に至った。

元々、AIという呼び方は、1956年のダートマス会議で、米国の科学者John McCarthy により初めて使われたものである。現在では、「人工的に、コンピュータ上などで、人間と同様あるいは類似の知的機能を実現させようという試み、あるいは、そのための一連の技術」を指して用いられている。本誌も、この定義に従う。

その場合のポイントは、「人間と同様あるいは類似の知的機能」という点を、どのように理解するかである。ただ、この点を、AIの揺籃期である現時点で、あまりにも厳密に追求するのは、必ずしも適切でないように思える。実際、日常的に用いられるAIという呼び方は、非常に曖昧なものになっており、気の利いた家電製品の制御システムやゲームソフトの思考ルーチンなども、AIと呼ばれることがある。

本誌では、この点を、ある程度「自律的判断」ができるかどうかで判断できるものと考えている。どんなに高速でインテリジェントにみえても、決められたプログラムを単に実行しているだけのものはAIとは呼べない。一方、たとえロジックは初歩的であっても、「自律的判断」に準拠しているものは、AIとみなすことができる。

 内容目次 

《次世代二次電池シリーズ 番外編》
●電力貯蔵装置の現状と見通し(1) (3~17ページ)
  ~再生可能エネルギー発電とアンシラリーサービス向けが急成長へ~

  1.はじめに
  1-1.電力貯蔵装置の種類と特徴
  (1)物理的貯蔵装置
  ①揚水発電(PSH)
  ②フライホイール蓄電装置(FWES)
  【表1.UPS(無停電電源装置)の方式別の特徴比較】
  【表2.主な大容量電力貯蔵装置とその特徴】
  ③圧縮空気エネルギー貯蔵装置(CAES)
  ④熱的エネルギー貯蔵装置(TES)
  (2)電気化学的貯蔵装置
  ①大型リチウムイオン電池
  ②NAS電池(ナトリウム-硫黄電池)
  ③レドックスフロー電池
  ④その他の大容量二次電池
  【表3.電力貯蔵用大容量二次電池の特徴比較】
  1-2.電力貯蔵装置の注目用途
  (1)電力の供給・流通サイド
  ①負荷平準化
  【図1.蓄電池によるピークシフト効果(概念図)】
  ②電力系統の制御・安定化
  【表4.大容量電力貯蔵用装置の用途】
  ③発電電力の制御
  【図2.風力発電の風速による発電量の変動(事例)】
  (2)電力の需要サイド
  ①受電電力の制御
  ②非常用電源
  ③瞬低・停電補償(UPS)
  1-3.電力貯蔵装置の市場概要
  (1)電力貯蔵装置の総容量
  【図・表1.揚水発電以外の電力貯蔵装置の既存総容量の内訳】
  (2)日系企業の動向
  【表5.日系企業による蓄電池関連の海外プロジェクト(2014~2015年)】

《次世代市場トレンド》
●空間認識市場の実態と将来展望(1) (18~30ページ)
  ~地道な研究・開発から一気に開花 IoTなどの重要技術に変貌~

  1.はじめに
  2.地図(海図)とコンパスによる位置認識
  2-1.山岳路の例
  2-2.海上での例
  2-3.航空機の場合
  3.GPSによる位置認識
  3-1.測位方法
  3-2.測位精度
  3-3.利用シーンの実際
  3-4.位置情報の相互利用
  4.携帯電話基地局、WiFiスポットなどの位置認識
  4-1.携帯基地局を利用した位置計測
  4-2.WiFiを利用した位置計測
  4-3.IPアドレスを利用した位置計測
  4-4.ビーコンを利用した位置計測
  4-5.GPSとの併用
  5.各種センサーを用いた位置認識
  【表1.スマートフォンに搭載されているセンサーの例】
  5-1.自立系センサーデータの精度
  5-2.最新のカーナビの工夫
  6.カメラを用いた位置認識
  7.先進的な位置認識
  7-1.位置情報のフィードバック(プローブ)
  7-2.自動運転と位置認識

●人工知能(AI)市場 (31~52ページ)
  ~驚異的なスピードで自ら学習し進化
  多大な恩恵をもたらすのか、パンドラの箱となるのか!~

  1.人工知能とは
  2.AIの歩みと現状
  3.AIの主な適用分野
  3-1.自律型ロボット
  3-2.専門家システム
  3-3.音声認識アシスタント
  3-4.組み込みシステム
  4.AIのシンギュラリティ問題
  5.AIの海外動向
  5-1.米国
  5-2.EU
  5-3.ロシア
  6.AIの市場規模推移と予測
  【図・表1.AIの国内およびWW市場規模予測(金額:2015-2020年予測)】
  【図・表2.AIの適用分野別WW市場規模予測(金額:2015-2020年予測)】
  【図・表3.AIを組み込んだ製品の適用分野別WW市場規模予測(金額:2015-2020年予測)】
  7.AIに関連した企業および団体等の取組状況
  7-1.国立研究開発法人産業技術総合研究所
  7-2.国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
  7-3.大学共同利用機関情報・システム研究機構
  7-4.株式会社ZMP
  7-5.ソフトバンク株式会社
  7-6.国立大学法人東京工業大学
  【図1.人工脳「SOINN」で動くロボット】
  7-7.国立大学法人東京大学
  7-8.学校法人東京電機大学
  7-9.国立大学法人筑波大学
  7-10.日本アイ・ビー・エム株式会社
  7-11.日本電気株式会社
  7-12.日本電信電話株式会社
  7-13.国立研究開発法人物質・材料研究機構
  7-14.株式会社UBIC
  7-15.株式会社リクルートホールディングス
  【図2.RITのオープンイノベーションについての模式図】
  8.AIの未来は明るいか

《環境・エネルギー関連》
●メタンハイドレートに関する取組動向 (53~69ページ)
  ~直面するエネルギー問題に対し、担う役割は極めて大きい~

  1.日本のエネルギー事情
  2.メタンハイドレートとは
  3.メタンハイドレートのタイプと採掘技術
  3-1.砂層型メタンハイドレート
  3-2.表層型メタンハイドレート
  4.メタンハイドレートに関する国内外の取組動向
  4-1.日本
  4-2.米国
  4-3.ロシア
  4-4.インド
  5.メタンハイドレートに関連する企業および団体等の取組動向
  5-1.国立大学法人岡山大学
  5-2.国立大学法人北見工業大学
  5-3.学校法人慶應義塾大学
  【図1.ハイドレート生成の分子モデル】
  5-4.経済産業省資源エネルギー庁
  【図2.砂層型メタンハイドレートの海洋産出試験の様子】
  【図3.表層型メタンハイドレートの写真】
  5-5.国立研究開発法人産業技術総合研究所
  5-6.清水建設株式会社
  5-7.石油資源開発株式会社
  5-8.独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構
  【図4.メタンハイドレートの生産手法(減圧法)の模式図】
  5-9.東京ガス株式会社
  5-10.国立大学法人東京大学
  5-11.日本海洋掘削株式会社
  (1)基礎試錐での実証実験
  (2)海洋産出試験準備
  (3)生産手法開発
  (4)メタンハイドレート開発の経済性評価
  5-12.学校法人防衛大学校
  5-13.三井造船株式会社
  5-14.学校法人明治大学
  6.メタンハイドレートを巡る今後の展望

《注目市場フォーカス》
●デジタルコックピット市場 (70~81ページ)
  ~自動運転市場と並行し、市場拡大は進む~

  1.デジタルコックピットとは
  【図1.デジタルコックピットシステムのイメージ】
  【図2.デジタルコックピットを構成する要素部品】
  2.市場構造と市場概況
  【表1.デジタルコックピット及び自動走行ビジネス業界構造】
  3.主要各社の取組動向
  3-1.パイオニア株式会社
  【図3.“IVIコンセプトモデル”に搭載した主な技術】
  【図4.コネクテッドカーライフ戦略概念図】
  【図5.NewレーザーHUDの利用シーン】
  3-2.株式会社JVCケンウッド
  【図6-1.デジタルコックピットの事業構想】
  【図6-2.デジタルコックピットの事業構想】
  3-3.アルプス電気株式会社
  【図7.コックピット概念図】
  3-4.日本精機株式会社
  4.今後の市場動向
  【図・表4.デジタルコックピット市場規模予測(国内及び国外輸出)
  (数量・金額:2015年-2020年)】

《あとがき》
  読者アンケート 「興味を持ったレポート」トップ3予想 (82ページ)

Yano E plus 2015年6月号(No.087)

 トピックス 

《注目市場フォーカス》
●超音波製品市場
 ~ハイパワー化や高機能化が進展、今後、活躍の場が広がる可能性あり

超音波とは
人間の可聴範囲は、約20~20kHz程度であるが、通常、超音波とは、この可聴範囲外の音波を指している。

ただ、最近では、超音波の定義は、可聴範囲外の周波数だけに限らず、「聴くことを目的としない音波」というように、幅広く解釈される傾向も出てきている。たとえば、食品粉末の乾燥には、1k~10kHz程度の可聴周波数が用いられている。また、油田の探知などに利用する音波周波数は、ダイナマイトを爆発させた際に発生する25Hz程度の可聴範囲の低周波が用いられているが、それぞれ、「超音波乾燥」、「超音波深査」などと呼ばれることがある。

それでも、世の中で用いられている超音波の多くは、引き続き、可聴範囲外の音波であることに変わりはない。本稿でも、そのような定義に従う。

超音波は一種の音響振動なので、伝達するためには気体、液体、固体などの媒体を必要とする。超音波は電磁波などに比べて伝搬速度が遅いので、この特性を利用して距離計、医用診断装置、工業用探傷装置、流量計などに幅広く活用されている。

元々、超音波を工業的に利用するきっかけをつくったのは、1912年に、タイタニック号が氷山と衝突し沈没した事故とされている。その頃、ちょうど、フランス人のP.ランジュバンにより、水晶を金属板でサンドイッチにして強力な超音波を発生させるランジュバン振動子が発明されており、早速、水中探知機として応用されるようになった。この探知機は、後の第1次世界大戦において、潜水艦探知に大いに利用された。

日本での超音波の研究は、その後十数年ほど遅れて、1930年代に始まった。第2次世界大戦後の食料不足を契機とした魚群探知機の開発が、その始まりである。

超音波応用機器は、その後爆発的に増えることになるが、1960年代の洗浄機、1970年代の溶接機、そして、現在の工業用探傷装置、医用診断装置などが代表格である。さらに、最近では、超音波顕微境、超音波モーターなどの新たなアプリケーションが続いている。

 内容目次 

《次世代二次電池シリーズ》
●Li-S電池と新原理電池の動向~プレーヤー編~ (3~22ページ)

  ~新原理の二次電池も多種多様で、最新成果が注目される~
  1.はじめに
  2.注目機関・企業の動向
  2-1.エンネット株式会社
  2-2.株式会社クオルテック
  2-3.国立大学法人九州大学・工学研究院応用化学部門(石原研究室)
  【図1.デュアルカーボン電池の原理図】
  【図2.小型ラミネート型のデュアルカーボン電池(試作品)】
  2-4.国立大学法人東京大学・大学院工学系研究科(水野研究室)
  【図3.リチウム―過酸化物電池の放電反応の模式図】
  【図4.リチウム―過酸化物電池の充放電プロファイル】
  2-5.国立大学法人名古屋大学・大学院理学研究科(分子機能化学研究室)
  【図5.Mn12を用いるコイン型分子クラスター電池】
  【図6.XAFS測定から想定されるPMo12電池の充放電時の構造変化】
  【図7.通常のPMo12-炭素材正極(a)とPMo12-SWNT正極(b)の電顕像】

《次世代ソリューション・デバイス・マテリアル》
●次世代実装技術 (23~40ページ)

  ~2.5D/2.1D、技術的に固まりつつあるTSVによる3D、
   コストや生産性、放熱などの課題を解決し真の量産化へ~

  1.実装技術の現状
  2.次世代実装技術の詳細
  2-1.TSVによる3D技術
  2-2.2.5D/2.1D技術
  3.次世代実装の市場規模予測
  【図・表1.次世代実装の国内およびWW市場規模予測(金額:2015-2020年予測)】
  【図・表2.次世代実装のタイプ別国内市場規模予測(金額:2015-2020年予測)】
  4.次世代実装技術関連企業および団体の取組状況
  4-1.ウシオ電機株式会社
  4-2.学校法人慶応義塾大学
  4-3.国立研究開発法人産業技術総合研究所
  4-4.株式会社JCU
  【図1.L/S=2/2μmオーガニックインターポーザのSEM写真】
  4-5.株式会社ジェイデバイス
  【図2.パッケージロードマップ】
  4-6.新光電気工業株式会社
  4-7.大日本印刷株式会社
  4-8.東京応化工業株式会社
  4-9.国立大学法人東京大学
  4-10.国立大学法人東北大学
  4-11.日立化成株式会社
  【図3.TSV付きチップ6段積層の3D-Xray観察例】
  4-12.国立研究開発法人物質・材料研究機構
  【図4.導電性ポリマーと金属のナノ粒子が分散した状態の写真、
  模式図およびシリコンに対する接触角を示した図】
  5.次世代実装技術の将来展望

《注目市場フォーカス》
●超音波製品市場 (41~63ページ)
  ~ハイパワー化や高機能化が進展、今後、活躍の場が広がる可能性あり~

  1.超音波とは
  2.超音波製品の機能
  3.超音波を情報・信号として利用する製品
  3-1.海中ソナー(魚群探知機・測深機)
  3-2.距離計(渋滞検知機・防犯装置・駐車支援システム・距離計・厚み計)
  3-3.非破壊検査装置(工業用探傷装置・医用診断装置)
  3-4.流速計・流量計
  3-5.超音波マニピュレーション
  3-6.虫よけ
  4.超音波を動力・エネルギーとして利用した製品
  4-1.超音波加工機
  4-2.超音波溶接機
  4-3.超音波洗浄機
  4-4.超音波モーター
  5.超音波製品の市場規模推移と予測
  【図・表1.超音波製品の国内およびWW市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
  【図・表2.超音波製品の用途別国内市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
  6.超音波製品の企業シェア
  【図・表3.超音波製品の国内における企業シェア(2014年)】
  7.超音波製品および超音波技術関連企業および団体の取組状況
  7-1.株式会社IHI検査計測
  7-2.GEグループ
  7-3.国立研究開発法人水産総合研究センター水産工学研究所
  【図1.従来型魚群探知機とイルカのソナーの違いの模式図】
  【図2.従来型魚群探知機とイルカのソナー信号を用いた場合の比較エコーグラム】
  7-4.国立大学法人千葉大学
  【図3.超音波を用いた手術ナビゲーションシステムの模式図】
  7-5.東芝メディカルシステムズ株式会社
  7-6.国立大学法人東京医科歯科大学
  【図4.典型的な超音波血管内3D構築画像】
  【図5.典型的な術中造影超音波画像(parametric image)】
  7-7.国立大学法人東京大学
  7-8.国立大学法人東京農工大学
  7-9.学校法人日本大学
  【図6.超音波発生装置】
  7-10.日立アロカメディカル株式会社
  8.超音波製品の将来展望

●産業用回生機能市場(2) (64~75ページ)
  ~様々な動きを見せる各分野の回生電源の普及状況だが、市場は上向き~

  1.鉄道分野
  1-1.電車や気動車の回生機能
  1-2.問題点
  1-3.市場の動き
  【表1.鉄道車輌メーカーの電車・気動車回生機能概要】
  2.自動車(EVあるいはPHV)分野
  3.電動アシスト自転車分野
  4.エレベーター分野
  4-1.エレベーターの回生機能
  【表2.エレベーターメーカーのエレベーター回生機能概要】
  4-2.問題点
  4-3.市場の動き
  5.立体駐車場分野
  5-1.立体駐車場の回生機能
  5-2.市場の動き
  【表3.立体駐車場メーカーの回生機能概要】
  6.産業用クレーン分野
  7.工場設備(搬送機器、工作機械など)分野
  7-1.工場設備(搬送機器、工作機械など)の回生機能
  7-2.問題点
  7-3.市場の動き
  8.市場規模と今後の展望
  【表4.回生機能の普及状況推移】

●電気二重層キャパシタ用途セパレーター市場 (76~84ページ)
  ~車載用途での実装化が進み量的拡大を図る~

  1.電気二重層キャパシタ用途セパレーターとは
  【図1.電気二重層キャパシタ用途セパレーター及びアルミ固体コンデンサ用途
  セパレーターの仕組み】
  2.業界構造と市場概況
  【図・表1.電気二重層キャパシタ用セパレーター市場規模推移
  (国内及び国外輸出)(数量・金額:2011年-2014年)】
  【図・表2.電気二重層キャパシタ用セパレーター市場需要分野別構成比(2014年)】
  【図・表3.電気二重層キャパシタ用セパレーター市場仕向地別構成比(2014年)】
  3.主要参入企業動向
  3-1.日本板硝子株式会社
  3-2.日本ゴア株式会社
  3-3.ニッポン高度紙工業株式会社
  3-4.三菱製紙株式会社
  【図2.同社製品ラインアップ】
  3-5.東京産業洋紙株式会社
  4.今後の市場動向
  【図・表4.電気二重層キャパシタ用セパレーター市場規模予測
  (国内及び国外輸出)(数量・金額:2015年-2020年)】

《あとがき》
  読者アンケート「興味を持ったレポート」トップ3予想 (85ページ)

Yano E plus 2015年5月号(No.086)

 トピックス 

《次世代ソリューション・デバイス・マテリアル》
●ナノシート市場
 ~電子、触媒、光学、磁気など、多彩な機能を1枚の極薄シート内に
  まったく新しい機能材料としての可能性が広がる!~

ナノシートに関して、定まった定義のようなものは見当たらない。実際、ナノシートは比較的新しい材料であるため、研究者によってさまざまな名称で呼ばれることもある。
ここで、ナノシートとは、厚み方向がナノメートルサイズの超極薄で、縦・横方向のサイズが桁違いに大きい、異方性のある二次元シート状材料のことを指して用いている。

このような二次元シートがいかに特異なものであるかは、寸法レベルを拡大してみれば、すぐに納得がゆく。典型的なナノシートの大きさである厚み1nmで縦・横がそれぞれ1cmつまり0.01mのナノシートについて考えてみる。このナノシートのスケールを1,000倍にしてみると、厚みは1μm、縦・横はそれぞれ10mとなる。さらに1,000倍にしてみると、厚みは1mm、縦・横はそれぞれ10kmということになる。ナノシートがいかに特異なものであるかがお分かりいただけるだろう。

ナノシートに関しては、これまで、金、白金などの金属、酸化ガリウム、酸化チタンをはじめとするさまざまな酸化物や、硫化モリブデンなどのカルコゲナイド類など、広範な物質系のものが創製されたという報告がある。

ナノメートルオーダー厚のシート状炭素材料グラフェンは、よく知られた典型的なナノシートの一種だが、これが最初に創製されたナノシートというわけではない。

ナノシートは、超極薄の二次元結晶であるということに加えて多くの場合、液媒体中に分散したコロイドとして得られること、厚さがナノメートルオーダーであることを反映し、量子サイズ効果などのナノ物質独特の物性を示すという特色がある。

ナノシートは、ナノスケール物質の中では比較的新顔であるため、現状では、新規ナノシートの探索に研究の重点が置かれており、多くの蓄積があるカーボンナノチューブやその他のナノ粒子と比べて、研究としては初歩的な段階にある。

一方、その先の展開として、ナノシートの特性解明、機能化、さらにはナノシートをビルディングブロックとして活用して新規ナノ構造材料を構築する研究なども盛んになりつつある。

 内容目次 

《次世代二次電池シリーズ》
●Li-S電池と新原理電池の動向~市場編~ (3~22ページ)
  ~大きなポテンシャルを持つ様々な新原理蓄電池の開発も進行中~

  1.はじめに
  1-1.新原理の二次電池の種類
  【表1.新型・新原理蓄電の蓄電池・蓄電デバイスの開発事例】
  1-2.リチウム-硫黄電池の開発状況
  (1)無機硫黄系正極の最近の動向
  【図1.硫黄系正極とSi負極を持つ新電池の放電特性(GSユアサ)】
  (2)有機硫黄系正極の開発動向
  【表2.Li-S電池用正極材・電解質の近年の開発事例】
  (3)Li-S電池用電解質の注目動向
  【図2.東北大学と三菱ガス化学が開発した全固体Li-S電池】
  1-3.新原理二次電池の開発状況
  (1)デュアルカーボン電池
  【表3.「デュアルカーボン電池」の特長と現状】
  (2)分子クラスター電池
  【表4.「分子クラスター電池」の特長と現状】
  (3)硝酸-リン酸電池
  【表5.「硝酸―リン酸電池」の特長と現状】
  (4)リチウム-過酸化物電池
  【表6.「リチウム-過酸化物電池」の特長と現状】
  (5)その他の新型二次電池
  ①光-空気二次電池
  ②光蓄電池
  ③全固体シリコン二次電池
  【表7.「全固体シリコン二次電池」の実験データ】
  ④量子電池
  1-4.Li-S電池と新原理電池の今後の見通し
  (1)Li-S電池の市場化予測
  【図3.GSユアサが試作したLi-S電池】
  【図・表1.Li-S電池のWW市場規模推移・予測(金額:2015-2025年予測)】
  (2)新原理二次電池の市場化予測
  【図・表2.新原理二次電池のWW市場規模推移・予測(金額:2015-2025年予測)】

《次世代ソリューション・デバイス・マテリアル》
●ナノシート市場 (23~40ページ)
  ~電子、触媒、光学、磁気など、多彩な機能を1枚の極薄シート内に
  まったく新しい機能材料としての可能性が広がる!~

  1.ナノシートとは
  2.ナノシートの創製方法
  3.ナノシートの材質
  4.ナノシートの適用分野
  4-1.エレクトロニクス分野
  4-2.環境分野
  4-3.医療・バイオテクロノジー分野
  5.ナノシートの市場規模予測
  【図・表1.ナノシートの国内およびWW市場規模予測(金額:2016-2021年予測)】
  【図・表2.ナノシートの用途分野別国内市場規模予測(金額:2016-2021年予測)】
  6.ナノシート関連企業および団体の取組状況
  6-1.石原産業株式会社
  6-2.国立大学法人岐阜大学
  6-3.国立大学法人九州工業大学
  6-4.国立大学法人九州大学
  6-5.国立研究開発法人産業技術総合研究所
  6-6.国立大学法人東京大学
  6-7.国立大学法人東京農工大学
  【図1.無機ナノシートが形成するナノチューブイモゴライトの自己組織体による
   高速応答性チクソトロピー性の模式図】
  6-8.国立大学法人東北大学
  6-9.株式会社豊田中央研究所
  6-10.学校法人福岡工業大学
  6-11.国立研究開発法人物質・材料研究機構
  【図2.NIMSで作製した典型的なナノシートとその特性】
  6-12.国立大学法人山梨大学
  6-13.国立研究開発法人理化学研究所
  6-14.学校法人早稲田大学
  【図3.マウスの胃切開部に対するポリ乳酸ナノシートの貼付効果を示した図】
  7.ナノシートの将来展望

●磁気冷凍技術 (41~62ページ)
  ~室温冷凍に応用可能、将来的に既存の冷凍機を駆逐する
  超ド級のインパクトをもたらす可能性が!~

  1.冷凍技術と環境
  2.磁気冷凍技術の現状
  3.磁気作業物質としての磁性体材料
  4.磁気冷凍技術の用途
  4-1.極低温用
  4-2.室温用
  4-3.EVエアコン用
  5.磁気冷凍機の市場規模予測
  【図・表1.磁気冷凍機の国内及びWW市場規模予測(金額:2015-2035年予測)】
  【図・表2.磁気冷凍機の用途別国内市場規模予測(金額:2015-2035年予測)】
  6.磁気冷凍技術関連の企業及び団体の取組状況
  6-1.国立大学法人金沢大学
  6-2.国立大学法人九州大学
  6-3.国立大学法人神戸大学
  6-4.国立研究開発法人産業技術総合研究所
  6-5.シグマアルドリッチジャパン合同会社
  【図1.R5T4型化合物の異なる4つのタイプの層状構造】
  6-6.中部電力株式会社
  6-7.国立大学法人千葉大学
  6-8.公益財団法人鉄道総合技術研究所
  6-9.国立大学法人東京工業大学
  【図2.磁気冷凍機の外観(左)と断面(右)】
  6-10.株式会社東芝
  【図3.磁性体の磁気エントロピー変化の磁場依存性】
  【図4.磁性体の磁化曲線と磁気エントロピー変化の関係】
  6-11.国立大学法人東北大学
  6-12.国立研究開発法人物質・材料研究機構
  【図5.反強磁性体に有用な新規発見した磁場印加手順の模式図】
  【図6.従来型及び新規発見した磁場印加手順で得られる磁気エントロピー変化の
   温度依存性の典型例】
  6-13.国立大学法人北海道大学
  6-14.北海道立総合研究機構工業試験場
  6-15.三菱重工業株式会社
  7.磁気冷凍技術の課題及び解決の見通し

《注目市場フォーカス》
●産業用回生機能市場(1) (63~70ページ)
  ~バッテリー利用分野の深化、回生機能付き製品が活発化~

  1.回生機能とは
  1-1.回生機能の概要
  1-2.回生機能の特徴
  1-3.回生の有効性と条件
  (1)電動機(モータやそれに類するもの)を利用した装置であること
  (2)電気回路的に閉じられた系であること
  (3)利用する機器・システムの回生電力量が期待できること
  (4)稼働率がみこめること
  (5)投資コストに見合うこと
  2.二次電池、素子(デバイス)
  2-1.使用する二次電池の種類
  2-2.電力変換素子(SiC)
  2-3.IE3対応(トップランナーモータ)
  3.応用分野
  3-1.鉄道分野
  【表1.鉄道分野の回生機能付き電源搭載例】

●電気二重層キャパシタ用途電極材市場 (71~78ページ)
  ~自動車のエネルギー回生用途への採用により市場は増加基調~

  1.電気二重層キャパシタと電極材
  1-1.負極に多価金属を使う二次電池
  【表1.電気二重層キャパシタの主な用途】
  【図1.電気二重層キャパシタの構造と需要分野】
  2.業界構造と市場概況
  【図・表1.電気二重層キャパシタ電極用活性炭市場(数量・金額:2013-2020年予測)】
  3.主要参入事業動向
  3-1.クラレケミカル株式会社
  【図2.活性炭の特質】
  【図3.電極材成形プロセス】
  3-2.大阪ガスケミカル株式会社
  3-3.ATエレクロード株式会社
  3-4.株式会社MCエバテック(関西熱化学グループ)

《注目市場》
●CCSU(CO2回収・貯留・利用)技術動向&将来展望2(イントロダクション) (79~83ページ)
  ~CCSU(CO2回収・貯留・利用)の世界規模は2050年に4,590Mt-CO2/年へ拡大と予測~

  1.はじめに
  2.調査目的
  3.調査対象
  4.調査方法
  5.調査期間
  6.前号(イントロダクション)サマリー
  7.課題と将来予測
  【図・表1.CCSUの世界規模予測(数量:2015-2050年予測)】

《あとがき》
  読者アンケート「興味を持ったレポート」トップ3予想 (84ページ)

関連マーケットレポート

Yano E plus 2015年4月号(No.085)

 トピックス 

《次世代二次電池シリーズ》
●多価イオン電池の現状と見通し
 ~新型のアルミニウム二次電池が考案され、数年で実用化の見通し

1個のイオンで複数の電子を動かせる多価金属イオンの研究は1980年代から活発化し、それを利用する二次電池の研究開発も漸次始まった。

多価金属イオンでは電子の運搬量がリチウムイオンに比べて2~3倍以上に増えるため、多価イオン電池(多価カチオン電池)は大きな容量・エネルギー密度を実現できる可能性がある。また、多価金属のマグネシウムやカルシウム、アルミニウム等が基本材料になるためLIBで懸念されるような資源問題があまりなく、低コスト化しやすくて安全性も向上するという利点がある。

しかし、技術的なハードルが高く、長い間実現の見通しが立たない単なる「アイディアレベルの二次電池」の状態にとどまっていた。

2000年には海外で多価イオン電池の一種のマグネシウム二次電池に関する優れた報告が発表され、初めて安定的な充放電を実現して注目された。

その後も暫くは目立った進展がないまま推移したが、2009~2010年頃から多価イオン電池の研究開発が活発化し始める中で、国内ではブレークスルー的な報告も増え、同電池の要素技術の開発が新たなステージに入っている。

そのため2010~2011年以降は経産省の「蓄電池戦略」やNEDOプロジェクト等により、金属-空気電池と同様に2030年頃にエネルギー密度500Wh/kgを実現する革新型電池のひとつに位置付けられ、研究開発が加速されつつある。

このような中で、特に実現難易度が高いと目されていたアルミニウム二次電池でも大きな進展があり、他の多価イオン電池に先駆けて数年後に実用化される可能性が出てきている。同電池はまず住宅向けに製品化される見通しで、起電圧等の問題を改善できれば現在の住宅用LIBより小型化され、安全性も高い。そのため強い競争力を持つことが考えられ、今後の進展が注目される。

 内容目次 

《次世代二次電池シリーズ》
●多価イオン電池の現状と見通し (3~30ページ)
  ~新型のアルミニウム二次電池が考案され、数年で実用化の見通し~

  1.はじめに
  1-1.負極に多価金属を使う二次電池
  【表1.各種の金属の蓄電池負極としての特性】
  1-2.負極の多価金属が溶解・析出する
  【図1.インターカレーション反応のイメージ】
  【表2.多価イオン電池の利点と改善課題】
  1-3.マグネシウム二次電池の開発動向
  【表3.マグネシウム二次電池用正極材の研究開発】
  1-4.その他の多価イオン電池の開発動向
  (1)カルシウム二次電池
  (2)アルミニウム二次電池
  1-5.多価イオン電池の市場化の見通し
  (1)全般的状況
  【図2.京都大学のポリアニオン正極Mg二次電池の位置付け】
  (2)アルミニウム二次電池と住宅用蓄電池
  【図・表1.多価イオン電池の初期市場の見通し(金額:2014-2025年予測)】
  2.注目機関の取り組みと最新成果
  2-1.国立大学法人大阪大学大学院工学研究科(桑畑研究室)
  【図3.イオン液体を使ったSEM画像の事例(右)】
  2-2.国立大学法人京都大学大学院人間・環境学研究科(内本喜晴研究室)
  【図4.ポリアニオン正極の充放電曲線】
  2-3.国立大学法人 静岡大学大学院工学研究科(嵯峨根史洋助教)
  【図5.想定されるMgBr2/2-MeTHF中での錯体構造】
  2-4.国立大学法人東京大学大学院工学系研究科(宮山研究室)
  【図6.ホランダイト型MnO2の骨格構造】
  2-5.国立大学法人豊橋技術科学大学電気・電子情報工学系(櫻井・稲田研究室)
  【図7.カルシウムコバルト酸化物Ca0.5CoO2の結晶構造】

《注目市場フォーカス》
●遠赤外線カメラの応用分野市場 (31~38ページ)
  ~需要の中心は産業用だが、アセットの維持管理にも利用が進む~

  1.遠赤外線カメラの特性
  2.非破壊検査装置での利用
  2-1.パッシブ法とアクティブ法の違い
  (1)利用分野
  ①工業製品などの検査
  ②構造物などの検査
  【図1.遠赤外線で剥離部を検出する】
  3.他のセンサーとの併用
  3-1.自動車分野におけるハイブリットセンサー化
  3-2.地上設置型リモートセンシング分野での利用
  【図2.地上設置型合成開口レーダー】
  【図3.地形に地上型SAR観測結果の重ね合わせ(門島地すべり)】
  4.市場の動き
  【表1.遠赤外線カメラのWW市場規模予測(金額・数量:2015-2020年予測)】

●マイクロ波・ミリ波材料市場 (39~57ページ)
  ~情報の大容量伝送へ向け期待が高まる 高誘電率・高Q材料を探索する方向で進展~

  1.マイクロ波・ミリ波の定義
  2.マイクロ波・ミリ波への期待
  3.マイクロ波・ミリ波材料
  3-1.共振器
  3-2.アンテナ
  3-3.フィルタ
  3-4.LTCC基板
  4.マイクロ波・ミリ波材料の市場規模推移と予測
  【図・表1.マイクロ波・ミリ波材料の国内およびWW市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
  【図・表2.マイクロ波・ミリ波材料の用途別国内市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
  5.マイクロ波・ミリ波用材料のメーカーシェア
  【図・表3.マイクロ波・ミリ波材料の国内市場におけるメーカーシェア(2014年)】
  6.マイクロ波・ミリ波材料関連企業および団体の取組状況
  6-1.国立大学法人宇都宮大学
  【図1.遮断円筒導波管法による材料評価用100GHz共振器】
  6-2.大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構
  【図2.電場中のX線回折実験イメージと試料写真(左上)】
  【図3.外部電場とイオン(分子)の変位の関係】
  6-3.京セラ株式会社
  6-4.キーコム株式会社
  6-5.国立大学法人埼玉大学
  6-6.住友電工デバイス・イノベーション株式会社
  6-7.独立行政法人産業技術総合研究所
  6-8.太陽誘電株式会社
  6-9.TDK株式会社
  6-10.国立大学法人東北大学
  6-11.株式会社東陽テクニカ
  6-12.大学法人名古屋工業大学
  6-13.日本無線株式会社
  6-14.日立金属株式会社
  【図4.日立金属が開発した高集積LTCC基板(a)基板の全体写真、(b)部品搭載基板の拡大写真】
  6-15.平井精密工業株式会社
  6-16.ポリプラスチックス株式会社
  6-17.株式会社村田製作所
  6-18.学校法人名城大学
  7.マイクロ波・ミリ波材料市場の今後の見通し

●化合物半導体材料市場 (58~75ページ)
  ~GaNによるパワー半導体は本格的な開発競争へ~

  1.化合物半導体とは
  2.化合物半導体材料の種類
  2-1.ガリウム砒素(GaAs)
  2-2.シリコンカーバイド(SiC)
  2-3.窒化ガリウム(GaN)
  2-4.ガリウムリン(GaP)
  2-5.インジウムリン(InP)
  2-6.シリコンゲルマニウム(SiGe)
  3.化合物半導体材料の応用分野
  3-1.電子デバイス
  3-2.LED
  3-3.半導体レーザー
  4.化合物半導体材料の市場規模推移と予測
  【図・表1.化合物半導体材料の国内およびWW市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
  【図・表2.化合物半導体材料の種類別国内市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
  【図・表3.化合物半導体材料の用途別国内市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
  5.化合物半導体材料のメーカーシェア
  【図・表4.化合物半導体材料の国内市場におけるメーカーシェア(2014年)】
  6.「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」としての取組
  7.化合物半導体材料関連の民間企業・団体の取組動向
  7-1.宇部興産株式会社
  7-2.独立行政法人産業技術総合研究所
  7-3.JX日鉱日石金属株式会社
  7-4.昭和電工株式会社
  7-5.信越化学工業株式会社
  7-6.住友化学株式会社
  7-7.住友電気工業株式会社
  7-8.DOWAエレクトロニクス株式会社
  7-9.東ソー・ファインケム株式会社
  7-10.学校法人日本工業大学
  【図1.III-V族化合物半導体多元薄膜作成のためのMBE装置の外観】
  7-11.独立行政法人物質・材料研究機構
  7-12.三菱化学株式会社
  8.化合物半導体材料の将来展望

●電気二重層キャパシタ用途電解液市場 (76~85ページ)
  ~17年から18年にかけて、車載用途市場は大きく伸びる~

  1.電気二重層キャパシタ用途電解液とは
  2.業界構造と市場概況
  【図・表1.電気二重層キャパシタ用電解液市場規模推移(国内及び国外輸出)
  (数量・金額:2012年-2014年)】
  【図・表2.電気二重層キャパシタ用電解液市場需要分野別構成比(2014年)】
  【図・表3.電気二重層キャパシタ用電解液仕向地別構成比(2014年】
  3.主要参入企業動向
  3-1.広栄化学工業株式会社
  【図1.IL-IMシリーズ及びIM-Cシリーズ構造図】
  3-2.カーリットホールディング株式会社
  【図2.KKEシリーズ構造図】
  3-3.東洋合成工業株式会社
  【図3.東洋合成電解液製品特性】
  3-4.三洋化成工業株式会社
  3-5.大塚化学株式会社
  3-6.キシダ化学株式会社
  4.今後の市場動向
  【図・表4.電気二重層キャパシタ用電解液市場規模予測(国内及び国外輸出)
  (数量・金額:2015年-2020年)】

《ニューレポートエキスプレス》
●CCSU(CO2回収・貯留・利用)技術動向&将来展望1(イントロダクション) (86~92ページ)
  ~温暖化対策はいつまでポーズでいいのか?脱化石資源に向けてはいつから取り組む?~

  1.はじめに
  2.調査目的
  3.調査対象
  4.調査方法
  5.調査期間
  1.CCSU(CO2回収・貯留・利用)の現状
  1-1.CCSU(CO2回収・貯留・利用)とは

《あとがき》
  読者アンケート「興味を持ったレポート」トップ3予想 (93ページ)

関連マーケットレポート

Yano E plus 2015年3月号(No.084)

 トピックス 

《次世代機器》
●無人航空機(ドローン)市場
~点検・監視、および農業などから徐々に運輸分野へ いよいよ離陸期に突入

無人航空機あるいはドローンの定義について、防衛白書では、「無人航空機とは、機上にパイロットなどが搭乗していない航空機で、基本的に自律飛行し、外部からの操作も可能なものである」という記述がされている。
また、米国国防総省では、「無人航空機とは、人間が搭乗することなしに、自律あるいは遠隔操縦による飛行が可能であり、所定の任務を遂行するためのペイロードの搭載、及び機体の投棄あるいは回収が可能な航空機である。いわゆるミサイルや砲弾に類する飛行体は含まない」と定義している。
一方、ドローンという呼称は、ラジコンなどの玩具に用いられることもあるが、これまでは、軍事用途に利用される無人航空機を指して用いることが多かった。
2015年5月に日本において「第1回国際ドローン展」の開催が予定されており、ドローンという呼称も、民生用無人航空機として次第に馴染んできているようだ。
本稿では、こうした定義などを踏まえ、操縦者として人が搭乗していない航空機のことを指して、無人航空機という呼称を用いることにする。

 内容目次 

《次世代二次電池シリーズ》
●有機二次電池の現状と見通し (3~32ページ)
  ~実用化はベンチャー系の製品が先行し、LiB市場に大きな影響も~

  1.はじめに
  1-1.有機活物質は大容量が期待できる
  【表1.有機二次電池の正極用活物質(検討例)の種類】
  1-2.有機活物質の利点と今後の課題
  【表2.有機活物質のメリットと課題】
  1-3.有機活物質で注目度の高い材料
  (1)導電性高分子
  【図1.イーメックスの「導電性高分子正極」の放電特性】
  (2)ラジカル化合物(有機中性ラジカル)
  (3)ドナー性化合物
  (4)アクセプター性化合物
  【図2.ベンゾキノンの化学構造】
  【表3.高分子系と低分子系の主な有機活物質】
  1-4.有機二次電池の市場化動向と見通し
  (1)全般的状況
  【図3.有機ラジカルポリマー電池(試作品)】
  (2)有機活物質による大容量キャパシタ
  【表4.プロトン型キャパシタと各種エネルギーデバイスの性能比較】
  (3)「キャパシタ電池」の特長と見通し
  【表5.「キャパシタ電池」と各種蓄電デバイスの性能・コスト比較】
  【表6.車載LiBと「キャパシタ電池」の併用効果(参考例)】
  【表7.LiBと「キャパシタ電池」のコスト構成の比較】
  【図・表1.有機二次電池のWW市場規模推移・予測(金額:2015-2020年予測)】
  2.注目機関・企業の動向
  2-1.イーメックス株式会社
  【図4.「キャパシタ電池」の充放電メカニズム】
  【図5.「キャパシタ電池」の試作品(左)と導電性高分子正極(右)】
  2-2.学校法人愛知工業大学工学部応用化学科(森田研究室)
  【図6.Br3TOT電池の放電曲線(a)とサイクル特性(b)】
  2-3.公立大学法人大阪府立大学大学院理学研究系(松原研究室)
  【図7.ナード研究所と大阪府立大学が試作したコイン型二次電池】
  2-4.独立行政法人産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門
  【図8.各種の有機正極材料の放電曲線】

《注目市場》
●車載コネクタ市場 (33~50ページ)
  ~安定成長が続く中、注目されるモジュラー型スマートフォンなどから
   採用が進む非接触コネクタ~

  1.遂に登場する非接触コネクタの衝撃!
  2.車載コネクタの種類
  2-1.ワイヤハーネス用コネクタ
  2-2.基板用コネクタ
  2-3.FPC用コネクタ
  2-4.角型I/Oコネクタ
  2-5.同軸コネクタ
  2-6.EV用高電圧コネクタ
  2-7.非接触コネクタ
  3.車載コネクタの市場規模推移と予測
  【図・表1.車載コネクタの国内およびWW市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
  【図・表2.車載コネクタの種類別国内市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
  4.車載コネクタのメーカーシェア
  【図・表3.車載コネクタの国内市場におけるメーカーシェア(2014年)】
  5.車載コネクタに関連する企業および団体の取組動向
  5-1.株式会社アイティティキャノン
  5-2.イリソ電子工業株式会社
  【図1.Auto I-Lock™方式を採用した車載コネクタ11500シリーズの外観写真】
  5-3.SMK株式会社
  5-4.京セラコネクタプロダクツ株式会社
  5-5.学校法人慶応義塾大学
  【図2.従来のコネクタとTCLコネクタの違いを模式的に示した図】
  【図3.車載LAN用非接触コネクタの原理を示した図】
  5-6.住友電装株式会社
  5-7.タイコエレクトロニクスジャパン合同会社
  5-8.学校法人玉川学園
  5-9.日本圧着端子製造株式会社
  5-10.日本航空電子工業株式会社
  5-11.ヒロセ電機株式会社
  5-12.フエニックス・コンタクト株式会社
  【図4.PHOENIX CONTACT社の充電コネクタの外観写真(上側AC充電用,下側DC充電用)】
  5-13.フジクラ電装株式会社
  5-14.古河AS株式会社
  5-15.三菱電線工業販売株式会社
  5-16.ミツミ電機株式会社
  5-17.矢崎総業株式会社
  6.車載コネクタの課題~非接触コネクタはいつ実現するか~

●遠赤外線カメラの市場動向(2) (51~59ページ)
  ~ナイトビジョンはEuro-NCAPが市場を活性化する~

  1.新たな動きのある分野
  2.遠赤外線センサー・カメラメーカー
  【表1.赤外線関連分野の参入企業(ナイトビジョンを中心として)】
  2-1.海外メーカー
  (1)フリアーシステムズ(FLIR Systems, Inc.)
  ①小規模赤外線アレイセンサーの低価格化
  ②高性能赤外線イメージセンサー(車載用を中心として)
  【表2.主要自動車会社各社のナイトビジョンシステム】
  (2)フルーク(Fluke Corporation)
  ①小規模赤外線アレイセンサー
  2-2.国内メーカー
  (1)株式会社チノー
  ①小規模赤外線アレイセンサー
  (2)オムロン株式会社
  ①小規模赤外線アレイセンサー
  (3)日本電気株式会社(NEC)
  ①高性能赤外線イメージセンサー
  (4)パナソニック株式会社
  ①小規模赤外線アレイセンサー
  (5)三菱電機株式会社
  ①高性能赤外線イメージセンサー
  3.遠赤外線レンズ・ガラスメーカー
  3-1.海外メーカー
  (1)サニー(SUNNY OPCHICAL TECHNLOGY(GROUP)COMPANY LIMITED)
  3-2.国内メーカー
  (1)株式会社タムロン
  ①素材レンズおよびレンズユニット
  (2)その他国内レンズメーカー
  4.市場規模
  【図・表1.ナイトビジョンシステムWW市場規模(金額、数量:2015-2020年予測)】

●業務用掃除ロボット市場 (60~65ページ)
  ~市場活性化し、需要開拓が進む床面掃除ロボットと太陽光パネル掃除ロボット~

  1.はじめに
  2.市場動向
  2-1.2014年度に新規参入が相次ぐ。市場拡大するが、まだ規模は小さい
  【図・表1.国内業務用掃除ロボット市場規模推移と予測(数量、金額:2012-2020年予測)】
  2-2.目的や機能によって異なる動向
  2-3.2014年度は市場創造に向けてスタートの年
  3.メーカーシェアと注目需要分野
  3-1.ロボットのタイプにより参入企業の顔ぶれはマチマチ
  3-2.まだ市場創造過程で、シェアを算出するほどの市場レベルにはない
  【表1.業務用掃除ロボットのタイプ別参入業(参入見込み含む)】
  4.展望と課題
  4-1.人手による作業が中心で、作業効率も悪い業務用掃除市場環境
  4-2.業務用掃除ロボットには、掃除能力とコストメリットが必須
  4-3.二面性を合わせ持つ業務用掃除ロボットの効果と弊害。メーカの指導がポイント
  4-4.使用条件の幅を広げることが業務用掃除ロボットの発展につながる
  4-5.潜在需要はそれぞれに存在するが、いずれも用途の拡大は不可欠

《次世代機器》
●無人航空機(ドローン)市場 (66~86ページ)
  ~点検・監視、および農業などから徐々に運輸分野へいよいよ離陸期に突入~

  1.無人航空機の現状
  2.無人航空機の種類
  2-1.固定翼型
  2-2.回転翼型
  3.無人航空機の民生展開分野
  3-1.農業
  3-2.点検・監視
  3-3.運輸
  3-4.科学・研究
  3-5.その他
  4.無人航空機の世界各国の取組
  4-1.米国
  4-2.EU
  4-3.イスラエル
  4-4.日本
  5.無人航空機の市場規模予測
  【図・表1.無人航空機の国内およびWW市場規模予測(金額:2015-2020年予測)】
  【図・表2.無人航空機の用途別WW市場規模予測(金額:2015-2020年予測)】
  6.無人航空機の国内主要企業および団体の取組動向
  6-1.独立行政法人宇宙航空研究開発機構
  6-2.合同会社X-TREME COMPOSITE JAPAN
  6-3.兼松エアロスペース株式会社
  6-4.川崎重工業株式会社
  6-5.川田工業株式会社
  6-6.独立行政法人産業技術総合研究所
  【図1.産業技術総合研究所が開発した無人航空機の外観写真】
  6-7.株式会社自律制御システム研究所
  【図2.自律制御システム研究所が開発した飛行中のマルチロータ型無人航空機】
  6-8.株式会社ジーエイチクラフト
  6-9.株式会社ゼノクロス
  6-10.大学法人東海大学
  【図3.鳥の集合翼に似せて作製したモデルの写真】
  【図4.群制御の特性を生かした無人航空機の制御方法のシミュレーション結果】
  6-11.日本電気株式会社
  6-12.株式会社日立製作所
  6-13.ヒロボー株式会社
  6-14.フジ・インパック株式会社
  6-15.富士重工業株式会社
  6-16.三菱重工業株式会社
  6-17.ヤマハ発動機株式会社
  6-18.ヤンマーヘリ&アグリ株式会社
  7.国際ルールとしての法整備が急がれる無人航空機市場

《タイムリーレポート》
●「ネプコンジャパン2015」「オートモーティブワールド2015」レポート
(パワー半導体、FPGAを中心に) (87~98ページ)
  ~最新の電子デバイスや材料、半導体製造技術からパッケージ、カーエレクトロニクス、
  次世代照明などを中心に過去最多の1,834社が一同に展示~

  1.全体
  【写真1.「ネプコンジャパン2015」】
  【写真2.「オートモーティブワールド2015】
  2.各社の展示状況
  2-1.Infineon Technologies
  【写真3.Coll MOSFET FDAシリーズ左側:3kW DC/DCコンバータ 
  右側:PFC回路モジュール】
  【写真4.76/77GHzミリ波レーダーのカットモデル左側:
  ミリ波レーダーユニット 右側:ミリ波レーダー用MMIC】
  2-2.STMicroelectornics
  【写真5.4インチウエハー上のSiC-MOSFET】
  2-3.ローム株式会社
  【写真6.SiCパワー半導体を実装した応用製品左側:パルス発生器向けSiCモジュール 
  右側:HV/EV用SiCモジュール】
  2-4.富士電機株式会社
  【写真7.富士電機のSiCパワーモジュール】
  2-5.新電元工業株式会社
  【写真8.新電元工業の車載用パワエレ機器上左:DC-DCコンバータ、
  上右:車載充電器、下:EPS用パワーモジュール】
  2-6.XILINX
  【写真9.XILINXによる車両検知システムのデモ画面】
  2-7.ALTERA
  【写真10.ALTERAのステレオビジョンデモ上左:デモ用ステレオカメラ、
  左右:画像処理回路基板下左:ステレオカメラデモ、下右:色分けによる距離検知画面】
  3.専門技術セミナー
  3-1.パワー半導体
  3-2.自動運転
  【写真11.専門技術セミナープログラム】

《あとがき》
  読者アンケート「興味を持ったレポート」トップ3予想 (99ページ)

関連マーケットレポート

Yano E plus 2015年2月号(No.083)

 トピックス 

《タイムリーレポート》
「オートモーティブワールド2015」レポート
~自動運転、テレマティクス/コネクテッドカー、組込みソフトなど自動車産業の未来を担う展示と講演に636社が集結

「オートモーティブワールド2015」は、2015年1月14日~16日の3日間、東京ビッグサイトにて開催された。同展示会は「第7回国際カーエレクトロニクス技術展(カーエレJAPAN)」「第3回コネクティッド・カーEXPO」「第6回EV・HEV駆動システム技術展」「第5回クルマの軽量化技術展」、そして今回新たに設けられた「第1回[自動車部品]加工EXPO」の5つから構成されており、過去最多の636社が出展した(前年比204社増)。展示ホールは西館1Fに加え2Fでも開催。来場者数も24,997名(前年比35.3%増)となり、自動車産業への期待感・関心の高さを現していた。

「カーエレJAPAN」「コネクティッド・カーEXPO」には同時開催の「ウェアラブルEXPO」から来場者が流れてくる事もあり、ITSカーエレクトロニクスへの注目度は高まるばかりである。当レポートでは、「自動運転」「コネクテッドカー/テレマティクス」「組込みソフトウェア標準化」における主要企業5社の展示ブースの取材結果を掲載していく。

 内容目次 

《次世代二次電池シリーズ》
●金属-空気電池の現状と見通し~プレーヤー動向編~ (3~25ページ)
  ~新しい成果を出す研究機関や企業が増え、実用化時期が当初予測より早まる見通しも~

  1.はじめに
  2.注目機関・企業の動向
  2-1.リチウム-空気電池関連
  (1)独立行政法人産業技術総合研究所
  【図1.ハイブリッド型LABの構造と充放電時の反応】
  (2)東邦チタニウム株式会社
  【図2.東邦チタニウムのLLTOのサンプル】
  (3)独立行政法人物質・材料研究機構
  【図3.NIMSのコイン型LAB(試作セル)】
  2-2.その他の空気電池関連
  (1)VARTA Microbattery GmbH
  【図4.ファルタ・マイクロバッテリーの空気-亜鉛電池】
  (2)国立大学法人 岩手大学工学部応用電気化学教室
  【図5.金属-空気電池の構成と新しい層状ペロブスカイト型空気極触媒】
  【図6.金属-空気電池の空気極触媒の充電・放電特性の比較】
  (3)国立大学法人 九州大学大学院工学研究院(林研究室)
  【図7.水溶系ナトリウム-空気電池の構造と特徴】
  (4)国立大学法人 豊橋技術科学大学・大学院工学研究科(松田研究室)
  【図8.静電吸着鉄負極のSEM像】
  (5)冨士色素株式会社
  【図9.冨士色素の新開発アルミ-空気電池(スタック型試作機)】

《次世代ソリューション・デバイス・マテリアル》
●次世代メモリ市場 (26~47ページ)
  ~次世代メモリとなるべきエースがなかなか決まらない中、
  ようやく本命候補が絞られつつあるようだ!~

  1.メモリの現状
  2.次世代メモリに対する期待
  3.次世代メモリの現状
  4.代表的な次世代メモリ
  4-1.FeRAM
  4-2.MRAM
  4-3.PRAM
  4-4.ReRAM
  4-5.Nano-RAM
  4-6.HBM-DRAM
  5.次世代メモリの市場規模推移と予測
  【図・表1.次世代メモリの国内およびWW市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
  【図・表2.次世代メモリの種類別国内市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
  6.次世代メモリのメーカーシェア
  【図・表3.次世代メモリの国内市場におけるメーカーシェア(2014年)】
  7.次世代メモリの主要企業および団体の取組動向
  7-1.学校法人湘南工科大学
  【図1.Chain型PRAM(左側)と1トランジスタ型MRAM(右側)の断面模式図〔(A)等価回路図、
  (B)縦方向の断面図、(C)WL方向の断面図〕】
  7-2.学校法人中央大学
  7-3.東京エレクトロンデバイス株式会社
  【図2.MRAMにおける従来技術(Toggle Write)およびEverspin Technologies社最新技術
  (Spin-Torque Write)の差異を示した模式図】
  7-4.学校法人東京理科大学
  【図3.STT-MRAMにおけるSTTおよび熱活性による磁化反転過程の模式図】
  7-5.株式会社東芝
  7-6.国立大学法人東北大学
  7-7.株式会社富士通研究所
  7-8.パナソニック株式会社
  7-9.株式会社日立製作所
  7-10.マイクロンメモリジャパン株式会社
  7-11.Freescale Semiconductor(米国)
  7-12.Infineon Technologies(ドイツ)
  7-13.Karlsruher Institut für Technologie(ドイツ)
  7-14.Nantero Inc.(米国)
  7-15.Samsung Electronics(韓国)
  8.次世代メモリの将来展望

●多機能型デバイス技術動向 (48~65ページ)
  ~オンデマンド型デバイスや動的リコンフィギャラブルデバイス、
  ハイブリッドデバイスなど、多機能型デバイスのバリエーションが増加~

  1.強力なデバイスとして発展しつつあるFPGA
  2.多機能型デバイスへの期待
  2-1.オンデマンド型デバイス
  2-2.動的リコンフィギャラブルデバイス
  2-3.ハイブリッドデバイス
  3.多機能型デバイスの市場規模予測
  【図・表1.多機能型デバイスの国内およびWW市場規模予測(金額:2016年-2021年予測)】
  【図・表2.多機能型デバイスのタイプ別国内市場規模予測(金額:2016年-2021年予測)】
  4.多機能型デバイス関連企業および団体の取組状況
  4-1.公立大学法人大阪府立大学
  4-2.大学法人金沢工業大学
  4-3.国立大学法人岐阜大学
  4-4.大学法人慶応義塾大学
  【図1.CMA-SOTBデバイスの断面図】
  4-5.独立行政法人産業技術総合研究所
  4-6.公益財団法人電磁材料研究所
  4-7.国立大学法人東京工業大学大学院理工学研究科
  【図2.多機能二量子ビット演算デバイスの構造概念図と電子顕微鏡写真】
  4-8.国立大学法人東京工業大学フロンティア研究機構
  4-9.日本電信電話株式会社
  【図3.超伝導-ダイヤモンド複合デバイスの模式図】
  4-10.独立行政法人物質・材料研究機構
  4-11.学校法人立命館大学
  4-12.学校法人早稲田大学
  5.多機能型デバイスの課題と今後の見通し

《注目市場&技術》
●遠赤外線カメラの市場動向(1) (66~78ページ)
  ~価格低減の期待、開発が進みキーデバイスとして存在感~

  1.はじめに
  2.遠赤外線カメラとは
  2-1.冷却型と非冷却型赤外線カメラ
  【図1.赤外線の区分】
  2-2.遠赤外線カメラ
  2-3.軍需・研究用途から民間利用へ
  【図2.赤外線センサ・カメラの変遷】
  3.カメラの部材
  3-1.非冷却型赤外線カメラの構造
  3-2.可視光用カメラとの違い
  3-3.撮像素子(熱型赤外線センサ)
  【表1.量子型赤外センサデバイス・素材の種類】
  【表2.熱型赤外センサデバイス・素材の種類】
  3-4.マイクロボロメータ
  【図3.マイクロボロメータの構造(例)】
  3-5.赤外線用レンズの種類
  3-6.製造方法(球面、非球面)
  3-7.非球面のカルコゲナイト
  4.利用分野
  4-1.自動車のナイトビジョン・システム
  (1)GMのナイトビジョン
  (2)FORD
  (3)Chrysler
  (4)BMWナイト・ビジョン
  (5)Mercedes-Benzのナイトビューアシストプラス
  (6)Audiのナイトビジョン・システム
  (7)Rolls-Royceのナイトビジョン・システム
  (8)トヨタのナイトビュー
  (9)ホンダのインテリジェント・ナイトビジョンシステム
  (10)日産
  【表3.主要自動車会社各社のナイトビジョンシステム】

●磁性体粉末市場 (79~87ページ)
  ~自動車のインテリジェント化や通信製品小型化により市場は拡大~

  1.磁性体粉末とその需要分野
  【図1.磁性体粉末概要】
  【図2.磁性体粉末を利用した材料】
  【図3.粉末外観】
  【表1.最終製品と利用シーン】
  2.市場構造と市場規模
  【図・表1.磁性体粉末市場規模推移(国内及び国外輸出)(数量・金額:2012-2014年)】
  3.主要各社の動向
  3-1.エプソンアトミックス株式会社
  3-2.三菱製鋼株式会社
  3-3.大同特殊鋼株式会社
  【表2.磁性材料および電子材料の動向】
  3-4.その他
  4.今後の市場動向
  【図・表2.磁性体粉末市場規模推移予測(国内及び国外輸出)(数量・金額:2015-2020年予測)】
  【表3.カーインテリジェント装置】
  【表4.有力メーカー取組動向(自動車関連)】

《タイムリーレポート》
●「オートモーティブワールド2015」レポート (88~96ページ)
  ~自動運転、テレマティクス/コネクテッドカー、組込みソフトなど
  自動車産業の未来を担う展示と講演に636社が集結~

  1.全体
  【写真1.「オートモーティブワールド2015」】
  2.各社の展示状況
  2-1.株式会社ZMP
  【写真2、3.自動運転開発用プラットフォーム「RoBoCar PHV/HV」】
  2-2.ボッシュ株式会社(Robert Bosch GmbH)
  【写真4、5.欧州eCALL6つの機能と試作品】
  2-3.QNXソフトウエアシステムズ株式会社
  【写真6.コネクテッドカー向け開発ツール】
  2-4.イータス株式会社
  【広報資料1.AUTOSAR対応モデルベース開発ソリューション「ASCET」】
  2-5.トヨタメディアサービス株式会社
  【写真7.コネクテッド・クラウド】
  3.専門技術セミナー
  3-1.テレマティクス/コネクテッドカー
  3-2.自動運転

《あとがき》
読者アンケート「興味を持ったレポート」トップ3予想 (97ページ)

Yano E plus 2015年1月号(No.082)

 トピックス 

《次世代ソリューション・デバイス・マテリアル》
ウェアラブル生体センサ市場
 ~センサを活かすビジネスモデルの確立が大きな可能性につながる

日本は、世界でも類をみない高齢化社会を迎えようとしている。もとより、健康問題は、高齢者に限ったものではないが、とりわけ、そのような高齢化社会においては、あらかじめ発症しやすい病気を予防したり、健康を維持することによって、社会が負担する医療費を抑制することは、重要な課題となっている。

体温・脈拍・心拍、血圧などの生体情報の検知は、これまでは、医師あるいは看護師などが、患者の身体に何らかのセンサを接触させて行なうのが通常であった。しかし、こうした検査方法によって入手できる一時的な生体情報の検知だけでは、人々の健康状況などを十分に把握できない恐れがある。

たとえば、人が日常生活の中で、なんらかの異常な自覚症状があったとしても、医師や看護師が生体情報の検知を行なう際には、すでにその異常が隠れてしまって、正確な診断が下されないというケースは多い。

実際、不整脈や心拍異常などは、常時現われるとは限らないため、短時間の観察では、被検査者の心理状態や検査の時間帯などの影響もあって、正しく認識されない可能性がある。

そこで、身体の異常が疑われる被検査者に対して、就寝中を含む長時間にわたって、継続的に生体情報の測定を行なう方法が提案されている。

その場合、被検査者の身体に装着された小型軽量の生体情報センサから、生体情報を検知し、さらに検知したデータを無線でデータ分析手段に送って異常判定などを行なう方法などが提案されている。

ウェアラブル生体センサは、こうした要望に応えるもので、通常、身体や衣服など身につけているものに装着して、体温・脈拍・心拍・体動・脳波等の生体情報を取得・記録・解析できるウェアラブルなセンサのことである。日常的に手軽に生体をモニタリングするウェアラブルな生体センサシステムが、今、求められている。

 内容目次 

《トップ年頭所感》
●~2015年「第3の矢」は、企業自身が自らの手から放て~ (3~5ページ)

 株式会社矢野経済研究所 代表取締役社長 水越 孝

《次世代二次電池シリーズ》
●金属-空気電池の現状と見通し~市場動向編~ (6~19ページ)
  ~二次電池化の研究開発が加速し、一部は数年で実用化の可能性~

  1.はじめに
  1-1.燃料電池と金属-空気電池
  1-2.リチウム-空気電池の理論値が突出
  【表1.金属-空気電池の主な負極金属と諸特性】
  【図1.金属-空気電池と既存電池のエネルギー密度の比較】
  1-3.金属-空気一次電池と二次電池化
  (1)亜鉛-空気一次電池
  【図2.ボタン形亜鉛-空気一次電池の構造】
  (2)二次電池化の取り組み
  1-4.リチウム-空気電池(LAB)の4タイプ
  (1)非水系電解液型
  【図3.LABの基本構造(非水系電解液型】
  (2)水系電解液型
  (3)ハイブリッド型
  (4)全固体型
  1-5.金属-空気電池市場の現状と今後の展開
  (1)金属-空気一次電池の市場動向
  【図・表1.金属-空気一次電池のWW市場規模推移・予測(金額:2014-2025年予測)】
  (2)金属-空気二次電池の市場化予測
  ①LABの実用化時期
  【図・表2.金属-空気二次電池のWW市場化予測((金額:2014-2025年予測)】
  【図・表3.2025年の金属-空気電池WW市場の構成予測】
  ②アルカリ系空気二次電池の実用化時期

《次世代ソリューション・デバイス・マテリアル》
●オープンソース・ハードウエア市場 (20~33ページ)
  ~趣味の世界から商用製品に離陸。3Dプリンタの普及で加速化~

  1.はじめに
  1-1.ハードウエアは使い捨て?
  1-2.ソフトウエア隆盛の要因の1つ、OSS
  1-3.スマートフォンは十全か?
  1-4.ハードウエアにもオープンな環境を求めている
  2.フィジカル・コンピューティング
  2-1.フィジカル・コンピューティングとは
  2-2.OSHW(Open Source Hardware)の定義と過去の事例
  3.共通なプラットフォーム(PF)
  3-1.小規模なコンピューター基板
  (1)GAINER(http://gainer.cc/
  (2)Arduino(http://www.arduino.cc/
  (3)konashi(http://konashi.ux-xu.com/
  (4)Beagle Bone Black(http://jp.rs-online.com/web/generalDisplay.html?id=raspberrypi
  (5)SAKURAボード(http://sakuraboard.net/
  (6)mbed(http://developer.mbed.org/handbook/SerialPC
  (7)Galileo
  (http://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/do-it-yourself/galileo-maker-quark-board.html
  3-2.開発の実際、商用利用への布石
  3-3.さらに広がる世界
  4.市場規模と今後の動き
  【図・表1.オープンソース・ハードウエア関連WW市場規模推移(金額:2014-2020年予測)】

●ウェアラブル生体センサ市場 (34~50ページ)
  ~センサを活かすビジネスモデルの確立が大きな可能性につながる~

  1.なぜ、いま、ウェアラブル生体センサか!
  2.ウェアラブル生体センサに必要な無線技術
  3.ウェアラブル生体センサの種類
  【図1.ウェアラブル生体センサによって得られる生体現象の計測と医学的データ】
  3-1.体温
  3-2.脈拍・心拍
  3-3.血圧
  3-4.呼吸数
  3-5.位置・加速度
  3-6.血中酸素濃度
  3-7.眼球運動
  4.ウェアラブル生体センサの市場概況
  5.ウェアラブル生体センサ関連企業および団体の取組状況
  5-1.あいち産業科学技術総合センター
  5-2.アフォードセンス株式会社
  【図2.アフォードセンスが開発したウェアラブル生体センサ「Vitalgram®」の基板回路】
  5-3.株式会社アール・アイ・イー
  5-4.WINフロンティア株式会社
  【図3.WINフロンティアの「Lifescoreサービス」の評価項目】
  5-5.株式会社NTTドコモ
  5-6.国立大学法人九州大学
  5-7.株式会社クレアクト
  【図4.「バイオシグナルplux」の構成】
  5-8.国立大学法人千葉大学
  5-9.国立大学法人東京大学
  5-10.株式会社東芝
  5-11.ユニオンツール株式会社
  【図5.心拍周期(RRI)、3軸加速度、体表温を測定することができる「WHS-2」の外観写真】
  5-12.ローム株式会社
  5-13.Case Western Reserve University(米国)
  5-14.Maxim Integrated Products, Inc.(米国)
  6.ウェアラブル生体センサの将来展望

●GaN単結晶市場 (51~70ページ)
  ~助走のままかテイクオフか、次期ホモGaNLEDのパフォーマンスでその剣ヶ峰に立つ~

  1.GaN単結晶市場概況
  【図1.プレイステーション3、4の全世界販売台数推移と予測
  (数量、前年比:2007-2014年予測)】
  【図2.ブルーレイディスクレコーダーとプレーヤーの国内出荷台数推移
  (数量、前年比:2009年-2013年)】
  2.GaN単結晶市場の企業動向
  【表1.GaN単結晶ウエハー市場参入メーカーの主な動向(または概要)】
  3.GaN単結晶市場規模推移と予測
  【表2.GaN単結晶ウエハーの市場価格動向(現在状況、2012年状況)】
  【図3.GaN単結晶市場規模推移と予測(金額、数量:2006-2020年予測)】
  【図4.口径別GaN単結晶市場規模推移と予測(面積ベース:2006-2020年予測)】

《注目市場&技術》
●除染用ゼオライト(農地用途)市場 (71~79ページ)
  
~営農復活に向けた本格的な除染活動に伴い拡大基調に国内産品が中核を占める~

  1.ゼオライトの機能と用途
  【図1.天然ゼオライトの走査電子顕微鏡写真(×5,000)】
  【図2.ゼオライト用途分野一覧】
  【図・表1.天然ゼオライト需要分野別構成比(2013年)】
  2.除染用ゼオライト市場について
  【図3.陽イオン交換容量(CEC)地区別分布】
  【図・表2.除染用ゼオライト市場推移(2011年-2014年見込)】
  3.主要参入企業動向
  3-1.ジークライト株式会社
  3-2.日東粉化工業株式会社
  3-3.三井金属資源開発株式会社
  4.除染用ゼオライト今後の市場動向
  【表1.平成26年度の実証研究状況(福島県)】
  【図・表3.除染用ゼオライト今後の市場推移(2015年-2020年予測)】

●光学部材の屈折率制御技術動向 (80~97ページ)
  ~光学部材にとって不可欠の技術、ナノテクによって進歩が続く~

  1.光学部材と屈折率制御
  2.光学部材の屈折率制御方法
  2-1.ドーピング
  2-2.無機・有機ハイブリッド化
  2-3.分子設計・構造制御
  3.屈折率制御光学部材の用途
  3-1.光学レンズ
  3-2.光学フィルム
  3-3.LED
  3-4.光通信デバイス
  4.屈折率制御光学部材の市場規模推移と予測
  【図・表1.屈折率制御光学部材の国内およびWW市場規模推移と予測
  (金額:2011-2016年予測)】
  【図・表2.屈折率制御光学部材の需要分野別国内市場規模推移と予測
  (金額:2011-2016年予測)】
  5.光学部材の屈折率制御技術に関連した企業および団体の最新動向
  5-1.NTTアドバンステクノロジ株式会社
  5-2.大阪ガスケミカル株式会社
  5-3.独立行政法人産業技術総合研究所
  5-4.JSR株式会社
  5-5.新日鉄住金化学株式会社
  5-6.住友大阪セメント株式会社
  5-7.帝人株式会社
  5-8.DIC株式会社
  5-9.国立大学法人東京工業大学
  5-10.東亞合成株式会社
  5-11.日産化学工業株式会社
  5-12.日東電工株式会社
  5-13.日本ゼオン株式会社
  5-14.学校法人日本大学
  【図1.PMMA/球状ナノSiO2ハイブリッドフィルムにおけるポリマーの凝集状態の
  違いを示したTEM写真】
  5-15.富士フイルム株式会社
  5-16.国立大学法人北海道大学
  【図2.液中レーザー溶融法により得られたTiO2サブミクロン球状粒子のSEM写真】
  【図3.サブミクロン球状粒子を光散乱体として利用した湿式太陽電池の構成図】
  5-17.三菱レイヨン株式会社
  5-18.独立行政法人理化学研究所
  6.光学部材の屈折率制御技術の継承・発展

《あとがき》
読者アンケート「興味を持ったレポート」トップ3予想 (98ページ)

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