定期刊行物

Yano E plus

Yano E plus

エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約100~130ページ
  • 商品形態:冊子
  • 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
  • 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円

※消費税につきましては、法令の改正に則り、適正な税額を申し受けいたします。

年間購読をお申し込みの方へバックナンバー2冊無料プレゼント

年間購読をお申し込みいただきました方に、ご希望のバックナンバー(2008年4月号以降)を2ヶ月分サービスさせていただいております。なお、冊子(紙ベース)の在庫がなくなった場合、PDFでのサービスとさせて頂きます。ご希望がない場合、2008年4月号以降から2ヶ月分お送りさせて頂きます。

Yano E plus に対するご意見

『Yano E plus』へのご意見・ご要望をお聞かせ下さい。
「ご意見」欄に、ご関心のあるテーマ、『Yano E plus』に掲載して欲しいテーマ等、ご記入をお願いいたします。
例)半導体の製造装置(ステッパ市場)に興味がある、ナノインプリント市場がどの程度の市場規模があるのか知りたい、車載向けコネクタ市場の参入メーカを調べたい、等。
ご入力頂きました情報は、テーマ企画策定以外の目的には使用いたしません。
皆様の幅広いご意見・ご要望を頂戴し、誌面の充実に努めてまいります。

最新号

Yano E plus 2015年1月号(No.082)

 トピックス 

《次世代ソリューション・デバイス・マテリアル》
ウェアラブル生体センサ市場
 ~センサを活かすビジネスモデルの確立が大きな可能性につながる

日本は、世界でも類をみない高齢化社会を迎えようとしている。もとより、健康問題は、高齢者に限ったものではないが、とりわけ、そのような高齢化社会においては、あらかじめ発症しやすい病気を予防したり、健康を維持することによって、社会が負担する医療費を抑制することは、重要な課題となっている。

体温・脈拍・心拍、血圧などの生体情報の検知は、これまでは、医師あるいは看護師などが、患者の身体に何らかのセンサを接触させて行なうのが通常であった。しかし、こうした検査方法によって入手できる一時的な生体情報の検知だけでは、人々の健康状況などを十分に把握できない恐れがある。

たとえば、人が日常生活の中で、なんらかの異常な自覚症状があったとしても、医師や看護師が生体情報の検知を行なう際には、すでにその異常が隠れてしまって、正確な診断が下されないというケースは多い。

実際、不整脈や心拍異常などは、常時現われるとは限らないため、短時間の観察では、被検査者の心理状態や検査の時間帯などの影響もあって、正しく認識されない可能性がある。

そこで、身体の異常が疑われる被検査者に対して、就寝中を含む長時間にわたって、継続的に生体情報の測定を行なう方法が提案されている。

その場合、被検査者の身体に装着された小型軽量の生体情報センサから、生体情報を検知し、さらに検知したデータを無線でデータ分析手段に送って異常判定などを行なう方法などが提案されている。

ウェアラブル生体センサは、こうした要望に応えるもので、通常、身体や衣服など身につけているものに装着して、体温・脈拍・心拍・体動・脳波等の生体情報を取得・記録・解析できるウェアラブルなセンサのことである。日常的に手軽に生体をモニタリングするウェアラブルな生体センサシステムが、今、求められている。

 内容目次 

《トップ年頭所感》
●~2015年「第3の矢」は、企業自身が自らの手から放て~ (3~5ページ)

 株式会社矢野経済研究所 代表取締役社長 水越 孝

《次世代二次電池シリーズ》
●金属-空気電池の現状と見通し~市場動向編~ (6~19ページ)
  ~二次電池化の研究開発が加速し、一部は数年で実用化の可能性~

  1.はじめに
  1-1.燃料電池と金属-空気電池
  1-2.リチウム-空気電池の理論値が突出
  【表1.金属-空気電池の主な負極金属と諸特性】
  【図1.金属-空気電池と既存電池のエネルギー密度の比較】
  1-3.金属-空気一次電池と二次電池化
  (1)亜鉛-空気一次電池
  【図2.ボタン形亜鉛-空気一次電池の構造】
  (2)二次電池化の取り組み
  1-4.リチウム-空気電池(LAB)の4タイプ
  (1)非水系電解液型
  【図3.LABの基本構造(非水系電解液型】
  (2)水系電解液型
  (3)ハイブリッド型
  (4)全固体型
  1-5.金属-空気電池市場の現状と今後の展開
  (1)金属-空気一次電池の市場動向
  【図・表1.金属-空気一次電池のWW市場規模推移・予測(金額:2014-2025年予測)】
  (2)金属-空気二次電池の市場化予測
  ①LABの実用化時期
  【図・表2.金属-空気二次電池のWW市場化予測((金額:2014-2025年予測)】
  【図・表3.2025年の金属-空気電池WW市場の構成予測】
  ②アルカリ系空気二次電池の実用化時期

《次世代ソリューション・デバイス・マテリアル》
●オープンソース・ハードウエア市場 (20~33ページ)
  ~趣味の世界から商用製品に離陸。3Dプリンタの普及で加速化~

  1.はじめに
  1-1.ハードウエアは使い捨て?
  1-2.ソフトウエア隆盛の要因の1つ、OSS
  1-3.スマートフォンは十全か?
  1-4.ハードウエアにもオープンな環境を求めている
  2.フィジカル・コンピューティング
  2-1.フィジカル・コンピューティングとは
  2-2.OSHW(Open Source Hardware)の定義と過去の事例
  3.共通なプラットフォーム(PF)
  3-1.小規模なコンピューター基板
  (1)GAINER(http://gainer.cc/
  (2)Arduino(http://www.arduino.cc/
  (3)konashi(http://konashi.ux-xu.com/
  (4)Beagle Bone Black(http://jp.rs-online.com/web/generalDisplay.html?id=raspberrypi
  (5)SAKURAボード(http://sakuraboard.net/
  (6)mbed(http://developer.mbed.org/handbook/SerialPC
  (7)Galileo
  (http://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/do-it-yourself/galileo-maker-quark-board.html
  3-2.開発の実際、商用利用への布石
  3-3.さらに広がる世界
  4.市場規模と今後の動き
  【図・表1.オープンソース・ハードウエア関連WW市場規模推移(金額:2014-2020年予測)】

●ウェアラブル生体センサ市場 (34~50ページ)
  ~センサを活かすビジネスモデルの確立が大きな可能性につながる~

  1.なぜ、いま、ウェアラブル生体センサか!
  2.ウェアラブル生体センサに必要な無線技術
  3.ウェアラブル生体センサの種類
  【図1.ウェアラブル生体センサによって得られる生体現象の計測と医学的データ】
  3-1.体温
  3-2.脈拍・心拍
  3-3.血圧
  3-4.呼吸数
  3-5.位置・加速度
  3-6.血中酸素濃度
  3-7.眼球運動
  4.ウェアラブル生体センサの市場概況
  5.ウェアラブル生体センサ関連企業および団体の取組状況
  5-1.あいち産業科学技術総合センター
  5-2.アフォードセンス株式会社
  【図2.アフォードセンスが開発したウェアラブル生体センサ「Vitalgram®」の基板回路】
  5-3.株式会社アール・アイ・イー
  5-4.WINフロンティア株式会社
  【図3.WINフロンティアの「Lifescoreサービス」の評価項目】
  5-5.株式会社NTTドコモ
  5-6.国立大学法人九州大学
  5-7.株式会社クレアクト
  【図4.「バイオシグナルplux」の構成】
  5-8.国立大学法人千葉大学
  5-9.国立大学法人東京大学
  5-10.株式会社東芝
  5-11.ユニオンツール株式会社
  【図5.心拍周期(RRI)、3軸加速度、体表温を測定することができる「WHS-2」の外観写真】
  5-12.ローム株式会社
  5-13.Case Western Reserve University(米国)
  5-14.Maxim Integrated Products, Inc.(米国)
  6.ウェアラブル生体センサの将来展望

●GaN単結晶市場 (51~70ページ)
  ~助走のままかテイクオフか、次期ホモGaNLEDのパフォーマンスでその剣ヶ峰に立つ~

  1.GaN単結晶市場概況
  【図1.プレイステーション3、4の全世界販売台数推移と予測
  (数量、前年比:2007-2014年予測)】
  【図2.ブルーレイディスクレコーダーとプレーヤーの国内出荷台数推移
  (数量、前年比:2009年-2013年)】
  2.GaN単結晶市場の企業動向
  【表1.GaN単結晶ウエハー市場参入メーカーの主な動向(または概要)】
  3.GaN単結晶市場規模推移と予測
  【表2.GaN単結晶ウエハーの市場価格動向(現在状況、2012年状況)】
  【図3.GaN単結晶市場規模推移と予測(金額、数量:2006-2020年予測)】
  【図4.口径別GaN単結晶市場規模推移と予測(面積ベース:2006-2020年予測)】

《注目市場&技術》
●除染用ゼオライト(農地用途)市場 (71~79ページ)
  
~営農復活に向けた本格的な除染活動に伴い拡大基調に国内産品が中核を占める~

  1.ゼオライトの機能と用途
  【図1.天然ゼオライトの走査電子顕微鏡写真(×5,000)】
  【図2.ゼオライト用途分野一覧】
  【図・表1.天然ゼオライト需要分野別構成比(2013年)】
  2.除染用ゼオライト市場について
  【図3.陽イオン交換容量(CEC)地区別分布】
  【図・表2.除染用ゼオライト市場推移(2011年-2014年見込)】
  3.主要参入企業動向
  3-1.ジークライト株式会社
  3-2.日東粉化工業株式会社
  3-3.三井金属資源開発株式会社
  4.除染用ゼオライト今後の市場動向
  【表1.平成26年度の実証研究状況(福島県)】
  【図・表3.除染用ゼオライト今後の市場推移(2015年-2020年予測)】

●光学部材の屈折率制御技術動向 (80~97ページ)
  ~光学部材にとって不可欠の技術、ナノテクによって進歩が続く~

  1.光学部材と屈折率制御
  2.光学部材の屈折率制御方法
  2-1.ドーピング
  2-2.無機・有機ハイブリッド化
  2-3.分子設計・構造制御
  3.屈折率制御光学部材の用途
  3-1.光学レンズ
  3-2.光学フィルム
  3-3.LED
  3-4.光通信デバイス
  4.屈折率制御光学部材の市場規模推移と予測
  【図・表1.屈折率制御光学部材の国内およびWW市場規模推移と予測
  (金額:2011-2016年予測)】
  【図・表2.屈折率制御光学部材の需要分野別国内市場規模推移と予測
  (金額:2011-2016年予測)】
  5.光学部材の屈折率制御技術に関連した企業および団体の最新動向
  5-1.NTTアドバンステクノロジ株式会社
  5-2.大阪ガスケミカル株式会社
  5-3.独立行政法人産業技術総合研究所
  5-4.JSR株式会社
  5-5.新日鉄住金化学株式会社
  5-6.住友大阪セメント株式会社
  5-7.帝人株式会社
  5-8.DIC株式会社
  5-9.国立大学法人東京工業大学
  5-10.東亞合成株式会社
  5-11.日産化学工業株式会社
  5-12.日東電工株式会社
  5-13.日本ゼオン株式会社
  5-14.学校法人日本大学
  【図1.PMMA/球状ナノSiO2ハイブリッドフィルムにおけるポリマーの凝集状態の
  違いを示したTEM写真】
  5-15.富士フイルム株式会社
  5-16.国立大学法人北海道大学
  【図2.液中レーザー溶融法により得られたTiO2サブミクロン球状粒子のSEM写真】
  【図3.サブミクロン球状粒子を光散乱体として利用した湿式太陽電池の構成図】
  5-17.三菱レイヨン株式会社
  5-18.独立行政法人理化学研究所
  6.光学部材の屈折率制御技術の継承・発展

《あとがき》
読者アンケート「興味を持ったレポート」トップ3予想 (98ページ)

関連マーケットレポート