定期刊行物

Yano E plus

Yano E plus

エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約100~130ページ
  • 商品形態:冊子
  • 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
  • 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円

※消費税につきましては、法令の改正に則り、適正な税額を申し受けいたします。

年間購読をお申し込みの方へバックナンバー2冊無料プレゼント

年間購読をお申し込みいただきました方に、ご希望のバックナンバー(2008年4月号以降)を2ヶ月分サービスさせていただいております。なお、冊子(紙ベース)の在庫がなくなった場合、PDFでのサービスとさせて頂きます。ご希望がない場合、2008年4月号以降から2ヶ月分お送りさせて頂きます。

Yano E plus に対するご意見

『Yano E plus』へのご意見・ご要望をお聞かせ下さい。
「ご意見」欄に、ご関心のあるテーマ、『Yano E plus』に掲載して欲しいテーマ等、ご記入をお願いいたします。
例)半導体の製造装置(ステッパ市場)に興味がある、ナノインプリント市場がどの程度の市場規模があるのか知りたい、車載向けコネクタ市場の参入メーカを調べたい、等。
ご入力頂きました情報は、テーマ企画策定以外の目的には使用いたしません。
皆様の幅広いご意見・ご要望を頂戴し、誌面の充実に努めてまいります。

最新号

Yano E plus 2013年12月号(No.069)

 トピックス 

《EMC・ノイズ対策関連シリーズ(9)》
●ESD(静電気放電)対策関連市場
~MLCV(チップ形積層バリスタ)とZD(ツェナーダイオード)を中心に金額ベースでは安定成長

近年、各種電子機器の小型・薄型化や自動車の電子化・軽量化の進展と連動し、半導体デバイスの微細化や多機能化・高集積化が進められてきた。しかし、その影響でデバイスのESD(Electro Static Discharge:静電気放電)耐性が低下したことが指摘されるようになり、その対策への注目度が高まっている。

ESDによる半導体デバイスのトラブルは30年以上前から製造ラインで多発するようになり、様々なESD対策が行われてきた。半導体デバイス自体にESD保護回路を組み込むこともそのひとつで、やがて大部分のデバイスに保護回路が組み込まれるようになった。また、工場側のESD対策も向上したため、一時はESD問題への注目度が低下したが、上記のようにデバイスの微細化が進むと保護回路の設計が困難化し、ESD に対する耐性が低下した。

そのため再びESD対策の重要性が高まり、「古くて新しい問題」と言われるようになっている。今後はデバイス内の保護回路だけでなく、バリスタやツェナーダイオードをはじめとする本格的なESD保護素子が必要になるケースが増加する見通しで、それらの専用保護素子の市場拡大が続く可能性が強い。

ESD保護素子は、以前ZDを中心に使われていたが、2000年頃から小型化とコスト面で利点があるMLCVが携帯端末のESD対策に多用されるようになり、携帯端末の販売台数の伸びと連動してその市場規模が拡大した。また、ZDからMLCVへの代替も進み、MLCVの市場規模が最大化した。しかし、2007~2008年頃から韓国系メーカー等の価格攻勢もあり市場価格が急落し始め、一時期はMLCVの出荷量が拡大しながら金額ベースの市場規模が徐々に縮小するという状況に陥った。その影響でESD保護素子全体の市場規模も伸び悩んだが、2010~2011年頃からスマホを主体とする高機能モバイル端末が急伸してきたため、MLCVの新規需要が発生して以前より価格下落が鈍化している。

ESD保護目的のZDは、以前から多かった車載用の一部でMLCVの進出があるものの、HEV等でも多用されるようになり、堅調で、現在もMLCVに次ぐ市場規模を持つ。また、高機能端末/IT機器等では静電容量の大きなMLCVが対応しにくい高速インターフェースなどが増えたため、ZD系の新規需要も増加した。

このような状況に加えて、前述したように半導体デバイスのESD耐性が低下してオンボードEMC対策の必要性が一段と拡大する方向になっているため、2010~2011年以降はESD保護素子のトータルマーケットも再び増加傾向に転じた。

その結果、2012年にはMLCVとSMD形MOV、定電圧用を除くZD、ギャップ式、その他(ABD、TSS、SMD形セラミックGDT)を合計したESD保護素子全体のワールドワイド市場規模が前年比102.4に%拡大し、2013年も同103.1%になる見通しである。今後は数量ベースではさらに大きな伸びになる可能性が強いが、金額ベースでは緩やかな伸びを続けると予想される。

 内容目次 

《次世代ソリューション

●ジェスチャーコントロール市場(4) (3~14ページ)
  ~ここ数年でNGIは入力デバイスの本流となるが、方式は様々~
  1.モーションコントロールの現在の概況
  【表1.ベアハンズのメリット・デメリット】
  【表2.ウエアラブルのメリット・デメリット】
  2.ベアハンズ
  2-1.自動車分野
  2-2.PC・スマートフォン分野
  2-3.その他産業用分野
  3.ウエアラブル
  4.ジェスチャーコントローラ製品の特徴
  5.市場規模予測
  【図・表1.ジェスチャーコントロール世界市場規模推移(金額:2013-2018年予測)】
  6.まとめ

《EMC・ノイズ対策関連シリーズ(9)》

●ESD対策関連市場(1) (15~24ページ)
  ~MLCVと ZDを中心に金額ベースでは安定成長 2017年には1,500億円規模に~
  1.はじめに
  1-1.静電気放電とその対策
  (1)サージと静電気放電
  (2)直接ESDと間接ESD
  【表1.直接ESDと間接ESDの違い】
  (3)部品レベルESD試験
  (4)システムレベルESD試験
  【表2.部品レベルとシステムレベルのESD.試験】
  (5)オンボードESD対策用保護素子
  ①チップ形積層バリスタ(MLCV)
  ②SMD形単板バリスタ(SMD形MOV)
  ③ツェナーダイオード(ZD)
  ④ギャップ式ESD保護素子
  ⑤アバランシェダイオード(ABD)
  ⑥サイリスタ型サージ防護素子(TSS)
  ⑦SMD形セラミックGDT
  1-2.ESD保護素子の市場動向
  (1)ESD保護素子の総市場規模
  【図・表1.ESD保護素子のWW総市場規模推移・予測(金額:2011-2017年予測)】
  【図・表2.ESD保護素子の種類別WW市場規模(2012年)】

《自動車関連》

●先進車載予防安全システム市場 (25~45ページ)
  ~進化する車載予防安全システムの現状と展望 2017年には1,500億円規模に~
  1.車載予防安全システムとは
  2.車載予防安全システムの種類
  2-1.自動車の運動性能改善のための車載予防安全システム
  (1)アンチロックブレーキシステム(ABS:Anti-lock Brake System)
  (2)電子制御制動力配分装置(EBD:Electronic Brake force Distribution)
  (3)横滑り防止装置(ESC:Electronic Stability Control)
  (4)トラクションコントロールシステム(TCS:Traction Control System)
  (5)タイヤ空気圧警報システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)
  (6)統合システム(VDIM:Vehicle Dynamics Integrated Management)
  2-2.自動車運転支援のための車載予防安全システム
  (1)定速走行・車間距離制御装置(ACC:Adaptive Cruise Control)
  【図1.ACCの原理を示した模式図】
  (2)車線維持支援装置(LKA:Lane Keep Assist system)
  【図2.LKAの原理を示した模式図】
  (3)プリクラッシュセーフティシステム(PCS:Pre-Crash Safety system)
  【図3.PCSの原理を示した模式図】
  (4)ふらつき運転検知機能
  2-3.運転者の視界支援のための車載予防安全システム
  (1)配光可変型前照灯システム(AFS:Adaptive Front lighting System)
  【図4.AFSの原理を示した模式図】
  (2)IHS(Intelligent Headlamp control System)
  (3)夜間暗視システム(NVS:Night Vision System)
  【図5.NVSを装着した自動車の前方視界状況を模式的に示した図】
  (4)ドライバモニタ
  2-4.その他の車載予防安全システム
  (1)車両接近通報装置
  3.先進車載予防安全システムの市場規模推移と予測
  【図・表1.先進車載予防安全システムの国内市場規模推移と予測
  (数量・金額:2010-2015年予測)】
  【図・表2.先進車載予防安全システムのWW市場規模推移と予測
  (数量・金額:2010-2015年予測)】
  【図・表3.先進車載予防安全システムの種類別国内市場規模推移と予測
  (数量:2010-2015年予測)】
  【図・表4.先進車載予防安全システムの種類別国内市場規模推移と予測
  (金額:2010-2015年予測)】
  4.先進車載予防安全システムの企業シェア
  【図・表5.先進車載予防安全システムの国内市場における企業シェア(2012年:全体)】
  【図・表6.先進車載予防安全システムの国内市場における企業シェア(2012年:AFS)】
  【図・表7.先進車載予防安全システムの国内市場における企業シェア(2012年:ACC)】
  【図・表8.先進車載予防安全システムの国内市場における企業シェア(2012年:PCS)】
  【図・表9.先進車載予防安全システムの国内市場における企業シェア(2012年:LKA)】
  【図・表10.先進車載予防安全システムの国内市場における企業シェア(2012年:NVS)】
  5.先進車載予防安全システムの主要取組企業の動向
  5-1.アイシン精機株式会社
  5-2.市光工業株式会社
  5-3.株式会社小糸製作所
  5-4.スタンレー電気株式会社
  5-5.株式会社デンソー
  5-6.日立オートモティブシステムズ株式会社
  5-7.株式会社ホンダエレシス
  6.先進車載予防安全システムの今後の見通し

《照明関連》

●特殊照明・照射市場 (46~71ページ)
  ~根強い需要に支えられて堅調に推移する特殊照明・照射市場!~
  1.照明・照射とは
  2.特殊照明・照射とは
  3.特殊照明・照射の種類
  3-1.赤外線
  【図1.特殊照明・照射に用いられる光源の波長域】
  【図2.典型的な赤外線照明・照射装置の外観図】
  3-2.紫外線
  【図3.典型的な紫外線照明・照射装置の外観図】
  3-3.X線
  【図4.典型的なX線照明・照射装置の概観図】
  3-4.γ線
  【図5.典型的なγ線照明・照射装置の概観図】
  3-5.電子線
  【図6.典型的な電子線照明・照射装置の概観図】
  4.特殊照明・照射の用途
  4-1.加熱
  4-2.殺菌
  4-3.セキュリティ
  4-4.キュアリング
  4-5.リソグラフィ
  4-6.X線検査
  4-7.滅菌
  5.特殊照明・照射の市場規模推移と予測
  【図・表1.特殊照明・照射の国内市場規模推移と予測(数量・金額:2010-2015年予測)】
  【図・表2.特殊照明・照射のWW市場規模推移と予測(数量・金額:2010-2015年予測)】
  【図・表3.特殊照明・照射の光源別国内市場規模推移と予測(数量:2010-2015年予測)】
  【図・表4.特殊照明・照射の光源別国内市場規模推移と予測(金額:2010-2015年予測)】
  【図・表5.特殊照明・照射の用途別国内市場規模推移と予測(数量:2010-2015年予測)】
  【図・表6.特殊照明・照射の用途別国内市場規模推移と予測(金額:2010-2015年予測)】
  6.特殊照明装置の企業シェア
  【図・表7.特殊照明・照射の国内市場における企業シェア(2012年:全体)】
  【図・表8.特殊照明・照射の国内市場における企業シェア(2012年:赤外線)】
  【図・表9.特殊照明・照射の国内市場における企業シェア(2012年:紫外線)】
  【図・表10.特殊照明・照射の国内市場における企業シェア(2012年:X線)】
  【図・表11.特殊照明・照射の国内市場における企業シェア(2012年:電子線)】
  【図・表12.特殊照明・照射の国内市場における企業シェア(2012年:γ線)】    
  7.特殊照明・照射の主要取組企業の動向
  7-1.岩崎電気株式会社
  7-2.ウシオ電機株式会社
  7-3.エクスロン・インターナショナル株式会社
  7-4.関西電子ビーム株式会社
  7-5.原子燃料工業株式会社
  7-6.株式会社コーガアイソトープ
  7-7.株式会社島津製作所
  7-8.GEセンシング&インスペクション・テクノロジーズ株式会社
  7-9.東芝ITコントロールシステム株式会社
  7-10.東芝ライテック株式会社
  7-11.日本照射サービス株式会社
  7-12.日本電子照射サービス株式会社
  7-13.パナソニック株式会社
  7-14.浜松ホトニクス株式会社
  7-15.株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパン
  7-16.HOYA CANDEO OPTRONICS株式会社
  7-17.ラジエ工業株式会社
  8.特殊照明・照射の今後の見通し

《製造装置関連》

●産業用ロボット市場(その9)半導体用途ロボット (72~82ページ)
  ~2013年は低迷。今後の設備投資動向が鍵を握る~
  1.半導体用途ロボットとは
  【図1.半導体製造プロセス】
  【図2.半導体用とロボット一覧】
  2.市場概況
  2-1.半導体用途ロボット市場概況
  【図3.JEITA半導体部会の世界地域別市場予測】
  【図・表1.半導体用途ロボット国内及び輸出規模(金額:2008-2012年)】
  2-2.半導体用途ロボットの2011年及び2012年需要分野別構成比(国内)
  【表1.半導体需要分野アプリケーション】
  【図・表2.半導体用途ロボットの国内需要分野別構成比(2011年)】
  【図・表3.半導体用途ロボットの国内需要分野別構成比(2012年)】
  2-3.半導体用途ロボットの2011年及び2012年仕向地別出荷額及び構成比
  【図・表4.半導体用途ロボットの仕向地別出荷額及び構成比(2011年)】
  【図・表5.半導体用途ロボットの仕向地別出荷額及び構成比(2012年)】
  3.主要参入メーカーの動向
  3-1.株式会社安川電機
  【図4.適用事例】
  3-2.株式会社ダイヘン
  3-3.平田機工株式会社
  3-4.ローツェ株式会社
  3-5.株式会社ジェーイーエル
  4.半導体用途ロボットの国内及び輸出市場規模予測
  【表2.スマート社会の広がり】
  【図・表6.半導体用ロボットの国内及び輸出市場規模予測(金額:2013-2020年予測)】

《電子デバイス》

●非接触ICカード市場 (83~89ページ)
  ~価格の低下と互換性の拡大によりさらなる普及へ~
  1.市場概況
  2.市場規模の推移とシェア
  2-1.市場規模の推移
  【図・表1.非接触ICカード WW市場規模推移(数量:2009-2013年見込)】
  2-2.市場シェア(全世界)
  【図・表2.非接触ICカードWW市場のシェア推移(数量:2011-2013年見込)】
  3.製品動向
  3-1.TypeAが全世界の主流に
  3-2.NFCフォーラムの発足
  4.各社の動向
  4-1.NXPセミコンダクターズ(NXP Semiconductors)
  4-2.ソニー株式会社
  5.今後の見通し

《あとがき》

リクエストテーマへの対応率(件数)アップが目標 (90ページ)