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Yano E plus

Yano E plus

エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約100~130ページ
  • 商品形態:冊子
  • 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
  • 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円

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最新号

Yano E plus 2021年8月号(No.161)

 内容目次 
 
≪次世代市場トレンド≫
次世代量子技術シリーズ(4)~量子暗号通信~ (3~38ページ)
~量子コンピューター時代においても、情報を安全に送受信可能になるよう、
 量子暗号通信のネットワーク技術を確立することが急務~
 
1.量子暗号通信とは
2.広域量子暗号通信ネットワークの確立
3.量子暗号通信の技術課題
3-1.量子鍵配信(QKD)
3-2.トラステッドノード技術
3-3.量子暗号通信リンク技術
3-4.量子中継技術
3-5.広域ネットワーク関連技術
4.量子暗号通信の市場規模予測
【図・表1.量子暗号通信の国内およびWW市場規模予測(金額:2025-2050年予測)】
5.量子暗号通信に関連する企業・研究機関の取組動向
5-1.国立大学法人 大阪大学
(1)「全光」で量子中継の原理検証実験に成功~究極の情報処理ネットワーク「量子インターネット」実現への第一歩~
【図1.全光量子中継の実験装置】
【図2.全光量子中継の概念図】
【図3.今回の実験概要:生存した光子の量子状態が3光子グラフ状態の残りの光子に量子テレポーテーションされることにより損失耐性付量子テレポーテーションが実現】
(2)単一共鳴構成の二次非線形光導波路共振器からの1,000モードを超える周波数多重光子対の形成
(3)ムーンショット型研究開発事業「ネットワーク型量子コンピュータによる量子サイバースペース」
5-2.国立大学法人 静岡大学
(1)セキュアな量子ネットワーク符号の特長
(2)マルチプル・ユニキャスト方式としての量子ネットワーク符号
【図4.通信プロトコルの種類 (左)ユニキャスト(1:1)方式、(中)マルチキャスト(1:複数)方式、(右)マルチプル・ユニキャスト(複数:複数)方式】
【図5.(左)秘匿性を持たない量子ネットワーク符号 (右)秘匿性を持つ2つの量子ネットワーク符号、c,dは古典的な秘密鍵、古典ネットワークではb0, b1が入力であるのに対し、量子ネットワークでは異なるb0, b1の値に対する任意の重ね合わせ状態が入力となる】
(3)量子ネットワーク符号とQKDとの比較
【図6.任意の1つのエッジに対する攻撃に対して秘匿性を持つ量子ネットワーク符号の例、sは古典的な秘密鍵、量子ネットワークへの入力はi1, i2,…,in-1,inに対する任意の重ね合わせ状態である】
5-3.学校法人 玉川学園/玉川大学
【図7.Y-00暗号トランシーバー(強度変調方式)を用いた1,000km伝送実験、
(上)実験構成、(下)伝送前と1,000km伝送後のY-00暗号信号の波形】
【図8.Y-00暗号トランシーバー応用:セキュア光無線通信】
【図9.40Gbpsデジタルコヒーレント位相変調Y-00暗号の10,118km伝送の実験構成】
【図10.粗密光位相ランダマイズ法を実現するIQ変調器の構成】
5-4.国立大学法人 富山大学
(1)量子暗号の安全性に関する考え方
(2) QKDの不完全による通信距離減少を防ぐ新理論を提案
【図11.QKD送受信システム例】
【図12.変調エラーδの値に対する鍵生成率の距離依存性 (左)従来の安全性理論(GLLP)による鍵生成率、 (右)玉木研究室らが考案した新安全性理論による鍵生成率】
(3) QKDの安全性の穴を塞ぐ包括的理論を確立
【図13.任意の情報漏れが存在する下での暗号鍵生成率の減衰率依存性】
5-5.日本電気株式会社(NEC)
(1)量子暗号技術に関するNECの取組
①量子暗号技術の必要性とNECの取組
②量子暗号のしくみ
【図14.量子暗号の仕組み】
③広域での鍵共有ネットワーク
【図15.広域での鍵共有ネットワークの模式図】
(2) NECのQKD方式
①BB84方式
【図16.一般的なQKD方式:BB84方式】
②CV-QKD方式
【図17.NECが学習院大学と共同で研究開発を進めているCV-QKD方式】
(3)実証事例
①有線暗号通信への適用
【図18.有線暗号通信への適用】
②暗号化通信ネットワーク
【図19.暗号化通信ネットワーク】
③生体認証データの秘匿伝送システム
【図20.生体認証データの秘匿伝送システム】
④医療分野向けの実証検証  
【図21.医療分野向けの実証検証】
⑤金融分野向けの実証検証   
【図22.金融分野向けの実証検証】
5-6.古河電気工業株式会社(古河電工)
【図23.多ノード一括接続中継の模式図】
【図24.ダイヤモンドNVセンターを用いた複数回可能な量子中継の模式図】
5-7.国立大学法人 北海道大学
(1)SIP:「光・量子を活用したSociety 5.0 実現化技術」のうちの「光・量子通信」(2018-2022年)
【図25.デバイスの特性検証における主要チェックポイント】
(2)科研費:「百年以上の超長期秘匿性を保証する情報通信ネットワーク基盤技術」(2018-2022年)
【図26.長距離QKDのシミュレーション結果】
(3)総務省:「グローバル量子暗号通信網構築のための研究開発」(2020-2024年)
①量子暗号通信の高性能化技術
6.量子版サイバースペースの出現
 
スマートセンシングシリーズ(7)ロボット用センサー市場の動向~市場編~ (39~52ページ)
~今後は一般的な産業ロボットよりセンサー搭載数が圧倒的に多い
 協働ロボットがロボット用センサー市場を牽引する~
 
1.はじめに
1-1.産業用ロボットと協働ロボットの概要
(1)産業用ロボットの特徴
【図1.産業用ロボットの主要タイプ(イメージ図)】
(2)協働ロボットの概要
①基本コンセプトと注目機能
【図2.通常の産業用ロボット(左)と協働ロボット(右)の利用形態】
②協働ロボットの業界動向
【図3.協働ロボットの製品例】
【図4.協働ロボットの配置事例】
1-2.産業ロボット・協働ロボット用センサーの概要
(1)内界センサーの特徴
【図5.ロボットアームの構造(左)と同アームのアクチュエータの構造】
(2)外界センサーの特徴
【図6.ビジョンセンサーと協働ロボットによる「ばら積みピッキング」】
(3)協働ロボット用センサーの特徴
【図7.協働ロボットの関節用安全トルクセンサー配置例と利用例】
2.産業用ロボットとロボット用センサーの市場概況
2-1.産業用ロボットの需要見通し
【図・表1.産業用ロボットとサービスロボットのWW市場規模(金額:2020年)】
【図・表2.産業用ロボットのWW市場規模予測(金額:2020-2025年予測)】
【図・表3.協働ロボットの市場規模予測(金額:2020、2028年)】
2-2.ロボット用センサー市場の現状と見通し
(1)ロボット用センサーの市場規模予測
【図・表4.産業ロボット用センサーのWW市場規模予測(金額:2020-2025年予測)】
(2)内界センサーと外界センサーの市場規模
【図・表5.産業ロボット用内界/外界センサーのWW市場規模(金額:2020年)】
(3)ロボット用内界センサー市場の内訳
【図・表6.産業ロボット用内界センサーの種類別構成比(金額ベース:2020年)】
(4)ロボット用外界センサー市場の内訳
【図・表7.産業ロボット外界センサーの種類別構成比(金額ベース:2020年)】
 
日本の環境対策車の動向と今後の展望(2) (53~61ページ)
~国内の環境対策車は普通乗用車のHEV/PHEVが主体となる~
 
1.世界と日本の自動車生産と国内販売/所有状況の特徴
1-1.国内の自動車販売/所有の特徴
(1)国内の自動車販売台数の特徴
(2)国内の自動車所有台数の特徴
(3)国内の環境対策車の実績と予測
①国内の環境対策車の実績
【表1.HEV/PHEVの保有台数推移(数量:2017-2020年)】
【図1.HEV/PHEVの保有台数推移(数量:2017-2020年)】
【表2.BEVの保有台数推移(数量:2017-2020年)】
【図2.BEVの保有台数推移(数量:2017-2020年)】
②国内の環境対策車の予測
【表3.普通自動車環境対策車の保有台数推移予測(数量:2021~2030年予測)】
【図3.普通自動車環境対策車の保有台数推移予測(数量:2021~2030年予測)】
【表4.貨物自動車/バスの環境対策車の保有台数推移予測(数量:2021~2030年予測)】
【図4.貨物自動車/バスの環境対策車の保有台数推移予測(数量:2021~2030年予測)】
2.まとめ
【表5.国内市場と環境対策車の保有台数推移予測(数量:2021-2030年見込)】
3.考察
 
≪注目市場フォーカス≫
垂直共振器面発光レーザー(VCSEL)の動向 (62~99ページ)
~高い技術を認められていたが、多くの人が予想しなかった
 スマートフォンの顔認証システムに採用され一気にブレイク~
 
1.垂直共振器面発光レーザー(VCSEL)とは
2.VCSELの発展経緯
3.VCSELの特長と有望アプリケーション
3-1.通信
3-2.センシング
(1)ジェスチャー認識
(2)顔認証
(3)その他のセンシング用途
3-3.イメージング
3-4.ハイパワー応用
3-5.自動車用電子機器
3-6.医療アプリケーション
4.VCSELの市場規模予測
【図・表1.VCSELのWW市場規模推移と予測(金額:2019-2024年予測)】
【図・表2.VCSELの需要分野別WW市場規模推移と予測(金額:2019-2024年予測)】
【図・表3.VCSELのWW市場における企業シェア(金額:2019年)】
【図・表4.VCSELのセンシング分野におけるWW市場における企業シェア(金額:2019年)】
【図・表5.VCSELの通信分野におけるWW市場における企業シェア(金額:2019年)】
5.VCSELおよび面発光レーザー関連技術に関する企業・研究機関の取組動向
5-1.株式会社シルバコ・ジャパン
(1)TCAD
(2)面発光型半導体レーザー用シミュレーション・モジュール「VCSEL™」
【図1.一般的なVCSELデバイスの断面図 (左)上部DBR層、下部DBR層、活性層を示した全体の断面図 (右)活性層部分を拡大した断面図で、6層の多重量子井戸が含まれている】
【図2.(左)主縦/横モードにおける光強度 (右)量子井戸部分を拡大した断面図で、井戸における放射再結合率を示している】
【図3. (左)印加電圧の関数としての出力光強度 (右)最大温度対デバイス電流】
【図4.(左)発光時のVCSEL内部の格子温度コンター図 (右)一般的なVCSELの主要な4つの横モードにおける光強度分布】
5-2.国立大学法人 東京工業大学
(1) VCSELの特長
【図5.2次元アレイ面発光レーザー】
(2) VCSELの構造
【図6.端面出射レーザー(左)と面発光レーザー(右)の構造】
【図7.初期のVCSELのしきい値電流推移】
【図8.端面出射レーザーと面発光レーザーの反射率の違い】
【図9.VCSEL の断面構造 (上)電流狭窄がない場合、(下)電流狭窄がある場合】
5-3.国立大学法人 東京大学
(1)誘電体ナノメンブレンを用いた真空紫外波長変換
【図10.コヒーレントVUV発生の実験系の模式図】
【図11.誘電体ナノメンブレンから発生するVUV-THGの励起強度依存性】
(2)誘電体フォトニック結晶を用いた円偏光真空紫外コヒーレント光発生
【図12.開発したVUVコヒーレント円偏光発生法の概念図】
【図13.作製したフォトニック結晶ナノメンブレンの模式図とSEM像、スケールバーの長さは1μm】
【図14.フォトニック結晶ナノメンブレンに円偏光フェムト秒レーザーを入射した場合に生じるVUV THGスペクトル (a)右回り円偏光入射、(b)左回り円偏光入射】
5-4.学校法人 名城大学
(1)量子殻(MQS)のコンセプト
【図15.(左)MQS構造の模式図 (右)実際に作製したMQSのSEM像】
【図16.MQSの発光デバイスへの応用】
【図17.本研究で開発したMQS (3D) と一般的なMQW (2D)のモード利得】
(2)GaNナノワイヤの成長
【図18.典型的なGaNナノワイヤのSEM像】
(3)MQSおよびp型殻の成長とMQSの発光特性
【図19.量子殻の面発光デバイスへの展開 (左)量子殻VCSEL、(右)量子殻フォトニック結晶レーザー】
5-5.株式会社リコー
(1)高速レーザープリンター向けVCSELの開発
【図20.VCSELのプリンターへの応用 (左)VCSELと使用箇所、(右)VCSELを搭載した高速プリンター】
【図21.リコーVCSEL単素子の断面構造】
【図22.リコーVCSELの特長:高出力まで単峰性で狭いビーム放射角を実現】
【図23.リコーVCSELの特長:一方向に制御された偏光特性を実現】
(2)新規応用に向けた波長範囲拡大と高出力化の取り組み
【図24.多波長VCSELアレイ】
【図25.多波長VCSELアレイを用いた3次元計測システムへの応用】
【図26.高出力VCSELアレイのTOF照明モジュールへの応用】
5-6.株式会社ローム
(1)ロームの半導体レーザーに対する取組
【図27.3D距離測定を行なうレーザー光源の種類と特徴】
【図28.ロームの半導体レーザー開発戦略】
(2)駆動方式の推移と製品の狙い
【図29.3DTOF発光デバイス駆動方式の比較】
【図30.VCSELモジュール技術①:駆動方式の推移と製品の狙い】
(3) VCSELの構造と技術のポイント
【図31.FPLDとVCSELの導波経路の違い】
(4) 1パッケージ化による高出力化
【図32.VCSELモジュール技術②:1パッケージ化による高出力化】
(5)今後の展開
6.VCSELの将来展望
 
≪タイムリーコンパクトレポート≫
車載用CFRPの世界需要予測 (100~103ページ)
~CASEから軽量化へのゲームチェンジを見据え
 CFRPの要素技術確立が急がれる ~
 
はじめに
1.市場概況
2.セグメント別動向
3.注目トピック
3-1.エリア別の車載用CFRP需要量(2020年)
3-2.採用部位別の車載用CFRP需要量(2020年)
4.将来展望
【図1.車載用CFRP世界市場規模推移・予測(金額:2019-2030年予測)】
【図2.車載用CFRP採用部位別構成比(重量ベース:2020年)】

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