定期刊行物

ヤノ・レポート

ヤノ・レポート

昭和37年の創刊以来、住宅・建材・不動産ビジネス、紙パルプ・化学分野を中心に幅広い視点と深い分析で、各分野の最新状況をレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約80ページ
  • 商品形態:冊子・オンライン
  • 発刊頻度:月2回発刊(年22回)
  • 販売価格(1ヵ年):
    冊子 110,000円(税込) 本体価格 100,000円
    冊子+オンライン 110,000円(税込) 本体価格 100,000円
    オンライン 88,000円(税込) 本体価格 80,000円
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最新号

ヤノ・レポート 2018年3月25日号

 トピックス 

住宅・建材
「木質住機」市場の動向
~省施工やリフォーム、女性目線などの商品開発によりニーズ捉える
  ビルトインによる家具量販店との差別化が課題~

木質住機は、従来、家具、建具製品や大工職人による現場施工によるものが主流であったが、工場生産によるユニット部材化が進行。ユーザーの高機能化、トータルデザイン志向の高まりとともに、総合建材メーカー製品にシフトしほとんどが建材メーカールートになっている。そのことなどから大手建材メーカーへの集中度が高まっている。また、家具からクローゼットへの嗜好の移り変わりなど、すっきりさを求めるライフスタイルの変化とともに家具市場は減少してきている。阪神淡路大震災において睡眠中にタンスの下敷きになった人が多かったことから、安全・安心の観点からも家具は敬遠されつつあるようだ。
最近では、木質住機などに合板やMDFに植林木や国産材、森林認証材などのエコ化が進行している。2017年5月に施行される合法伐採木材の流通を促進する法律「クリーンウッド法」施行により、調達力のある大手建材メーカーの占有率が高まっている。

木質住機は、年々市場での競争が激化する状況にあり、メーカーにとっては新たな需要や付加価値をいかに見出すかが重要なテーマとなっている。
近年では、女性目線や職人不足に対応した省施工の製品開発、リフォーム市場や高齢者市場、非住宅市場への対応など、新しい市場への対応が期待される。その分野での市場は新築向け市場と比較して現在は少ないものの、新築向け市場が伸び悩む中で補完する市場として、同分野での製品開発とビジネスモデル確立が期待される。引き続き、国内市場では、製品開発力、提案力も含め、物件あたりの自社製品のシェアをどれだけ高めていくかが鍵である。

 内容目次  

紙・パルプ

【特別連載】
<製紙メーカーの物流戦略④>
●北越紀州製紙 (2~11ページ)
~本部への独立を機に新潟工場の物流合理化に着手、課題解決に挑む~


物流合理化重視の全社方針の下、2017年6月末に物流企画本部が発足
新潟工場の物流合理化を強化する一方、社内外で協業によるコストダウン目指す
 1)モーダルシフトの推進(継続テーマ)
 2)20フィートコンテナの利用推進(新規テーマ)
 3)製品の流れの最適化(新規テーマ)
物流合理化の基本方針
一次配送費は高水準で推移、直送比率のさらなる上昇を追求
各工場の物流状況(新潟工場、長岡工場、関東工場市川、関東工場勝田、紀州工場)

表.北越紀州製紙 製品物流費推移
表.北越紀州製紙 工場別対製品売上高物流費比率(製品物流費/売上高)
表.北越紀州製紙 工場別仕向け地別比率(2017年度上期実績)
表.北越紀州製紙 全国向け 工場別輸送手段(2017年度上期実績)
表.北越紀州製紙 都内向け 工場別輸送手段(2017年度上期実績)
表.北越紀州製紙 消費地倉庫の保管能力と扱い品種
図.北越紀州製紙 工場別の都内向け輸送経路(主要事例)

【注目市場動向】
●新聞購読数減加速し、抜本的改革迫られる新聞業界・新聞用紙の動向 (12~35ページ)
 ~①総論~


17年度上期用紙需要は過去最悪6.1%減、読者離れと広告減がさらに進行
今後10年で市場規模は40%縮小の可能性、製紙メーカーは大胆なマシン再編不可避
新聞広告は相対的に地位低下、インターネット広告の半分以下の規模に
16年度全国紙の業績は全社営業減益、売上高は日経新聞のみ好調
新聞社は採算改善に向け経費削減を強化、メーカーと共同で用紙値上げの阻止へ
1)人件費の削減
2)新聞用紙メーカーとの協力によるコスト削減
  ①SL紙の減斤化 ②物流合理化 ③印刷損紙の直接売却システムの構築
3)新聞社間の印刷協業、共同設備投資によるコスト削減
4)夕刊廃止、発行エリア見直しによるコスト削減
紙の新聞と電子媒体の両立目指すも、現状では日経新聞のみが事業化に成功
世界規模で新聞用紙需要は縮小、古紙高騰も事業の縮小・撤退を加速
1)北米 2)欧州 3)アジア

表.新聞用紙需給統計
図.新聞用紙 国内需要推移
図.新聞発行部数の推移
図.新聞用紙需要予測1(2016年度~2026年度)
図.新聞用紙需要予測2(2016年度~2026年度)
図.国内製紙メーカー 新聞用紙 生産能力推移
図.国内新聞用紙生産設備 稼働率推移
表.新聞広告費、新聞広告量の推移
表.広告業の業種別売上高推移
図.新聞総段数の推移(2003年~2016年)
図.新聞総広告量の推移(2003年~2016年)
図.新聞広告掲載率の推移(2003年~2016年)
表.新聞の売上高内訳推移
表.主要全国紙の連結業績推移
表.2016年度新聞事業の主要指標(40社)
図.新聞社総売上高、新聞広告費、新聞発行部数などの指数推移(2007年度=100)
図.従来の印刷工場損紙の流通経路
表.読売新聞社 印刷工場損紙のクローズド・ループ 導入状況
図.古紙価格上昇を起点とする悪循環サイクル
図.北米 新聞用紙 生産量推移

住宅・建材

【注目市場動向】
●「木質住機」市場の動向 (36~57ページ)
~省施工やリフォーム、女性目線などの商品開発によりニーズ捉える
 ビルトインによる家具量販店との差別化が課題~


2016年度市場規模は前期比3.3%増の4,312億円に
壁収納は前年比5.1%増の410億円規模に
木製ドアは前年比3.2%増の3,200億円規模に
階段セットは前年比2.0%増の357億円
下駄箱・玄関収納は前年比3.0%増の345億円
メーカー動向(大建工業、永大産業、パナソニックエコソリューションズ社、朝日ウッドテック、ノダ、ウッドワン、住友林業クレスト)

表.主要木質住機の出荷実績推移
図.木質住機市場の推移
表.壁収納・主要メーカー出荷実績
表.木製ドア・主要メーカー出荷実績
表.階段セット・主要メーカー出荷実績
表.下駄箱・玄関収納の主要メーカー出荷実績

【注目企業分析】
●不動産と建設の両輪で経営強化に取り組む「細田工務店」の事業展開 (58~70ページ)


18/3期売上高は12%増の221億円(見) 創業70周年を迎え新規事業に進出
建設と分譲の均衡化を図る 都市部回帰で単価はアップ
都市型スマートハウスもラインアップ リフォーム拠点を拡充
友の会メンバーは1万人超に 35年の長期保証制度を導入

表.細田工務店の業績推移(連結)
表.細田工務店の事業別販売実績推移
表.細田工務店の主要分譲物件一覧(2017年度~)
表.主要法人受注先
図.細田工務店の事業系統図
表.細田工務店の資材調達概況
表.細田工務店の沿革
図.細田工務店の組織概要

物流

【業界リサーチ】
●物流市場実態シリーズ PART1
 特別積合せ輸送市場の実態 (71~79ページ)


事業概要と参入企業の動向
最新トレンドと有力企業にみる注力施策
課題・問題点
市場規模の動向と見通し

図.特別積み合わせ事業者の推移
図.トラック事業者のタイプ別・資本金別事業者数の構成比(2015年度)
表.特別積み合わせ運送事業の主たる有力企業
表.特別積み合わせ運送事業者に関する近年の主たる業務・資本提携
図.自動車による陸上輸送の輸送量の推移(営業用)
図表.特別積み合わせ運送事業における市場規模の推移と予測(金額ベース)
図表.有力な特別積み合わせ運送事業者の市場占有率(2015年度、金額ベース)