定期刊行物

ヤノ・レポート

ヤノ・レポート

昭和37年の創刊以来、住宅・建材・不動産ビジネス、紙パルプ・化学分野を中心に幅広い視点と深い分析で、各分野の最新状況をレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約80ページ
  • 発刊頻度:月2回発刊(年22回)
  • 販売価格(1ヵ年):88,000円(税込) 本体価格 80,000円

※消費税につきましては、法令の改正に則り、適正な税額を申し受けいたします。

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最新号

ヤノ・レポート 2018年9月10日号

 トピックス 

次の飛躍に向けて経営基盤強化を図る「エー・ディー・ワークス」の事業展開

エー・ディー・ワークスは、1886年(明治19年)に染色業として創業、1976年(昭和51年)には不動産取引業務を開始している。現在の事業形態は、1999年(平成11年)3月に事業の目的を染色業から不動産の売買・仲介、賃貸管理、鑑定、コンサルティング、投資顧問などに転換したことからスタート、中古マンションの1棟まるごとバリューアップ再生販売事業をコアに業績を伸ばし、2007年10月にJSDAQ市場に株式上場している。その後も、リーマンショック後の不動産業者の倒産や赤字決算が続出するなかでも分相応の事業展開で黒字をキープ、2015年4月に東証2部へ株式を上場、10月には東証1部への鞍替えを果たしている。

現在は、収益不動産販売事業とストック型フィービジネスを両輪に、建設事業を展開する「(株)エー・ディー・デザインビルド(旧エー・ディー・エステート)」、プロパティマネジメント事業を展開する「(株)エー・ディー・パートナーズ」、小口化投資商品等を販売する「(株)スマートマネー・インベストメント」の国内連結子会社3社及びアメリカで収益不動産販売事業を展開する「ADW・No. 1LLC」、プロパティマネジメント事業を展開する「ADW Management USA,Inc.」、米国事業を統括する「A.D.Works USA,Inc.」の海外連結子会社3社によりグループを形成している。

 内容目次 

住宅・建材

【注目市場動向】
●住宅リフォーム市場の動向 (2~11ページ)
~2017年の住宅リフォーム市場の市場規模は、前年比1.3%増の約6.3兆円~

2017年の市場規模は、前年比1.3%増の約6.3兆円
住宅リフォーム市場規模予測3モデル
 ~2020年の市場規模予測はポテンシャルモデルで6.7兆円(2010年比11.7%増)~
有力事業者の動向
 ~着実に確実にシェアを拡大トップは積水ハウスグループで定着
 大和ハウス工業グループは2位に躍進初の1,000億円台に~
2030年までの長期市場予測 ~2025年頃にピークアウト~
図.住宅リフォーム市場規模の推移
図.住宅リフォーム市場規模予測(A案)
図.住宅リフォーム市場規模予測(B案)
図.住宅リフォーム市場規模予測(C案)
図.売上高上位10社の状況
図.大手ハウスメーカー系リフォーム会社8社売上高合計 推移
図.売上高上位10社の状況
図.2030年までの長期予測

●住宅リフォーム市場の2018年2Qは前年同期比0.2%増 (12~13ページ)
~2四半期ぶりに前年同期比増~

2018年第2四半期 前年同期比0.2%増
2018年上半期2.9兆円(前年度比2.8%減)
図.住宅リフォーム市場の市場規模の推移(四半期)
図.市場の四半期ベースの推移(前年同期比)

●「塩ビ床材」の動向 (14~32ページ)
~非住宅分野の回復傾向により市場を下支える
 汎用品など安値受注が課題 高級品の開発・展開に期待~

2017年塩ビ系床材市場 2.2%増の8,653万㎡に
クッションフロア1.0%増の3,495万㎡ 新築住宅は微減も、賃貸住宅が底支え
ホモジニアスタイル1.2%増 コンポジションタイル10.0%増に
長尺塩ビシートは、1.5%増の2,555万㎡ インレイドシートは、9.2%増の391万㎡
メーカー動向(東リ、田島ルーフィング、フクビ化学工業、アキレス、ロンシール工業、サンゲツ、リリカラ、エービーシー商会)
表.着工建築物(住宅除く)使途別床面積の推移
表.塩ビ床材の出荷統計(国内生産)
表.塩ビ系床材(輸入品含む)の市場推移
図.クッションフロアのメーカーシェア(OEM分除く)
図.ホモジニアスタイルのメーカーシェア(OEM分除く)
図.コンポジションタイルのメーカーシェア(OEM分除く)
図.長尺塩ビシートのメーカーシェア(OEM分除く)
図.インレイドシートのメーカーシェア(OEM分除く)
図.塩ビ系床材の製品別構成比
表.2017年塩ビ床材・メーカー別販売実績
図.2017年塩ビ床材市場のメーカーシェア
表.塩ビ床材のメーカー別出荷推移

【注目企業分析】
●次の飛躍に向けて経営基盤強化を図る
「エー・ディー・ワークス」の事業展開 (33~41ページ)

19/3期売上高は240億円(見) 上場以来の最高益を更新中
海外事業は高成長をキープ オーナーズクラブは200名規模に
「A・D・デザインビルド」が一括監理 1年目の定期点検制度を導入
表.エー・ディー・ワークスの業績推移(連結)
図.エー・ディー・ワークスの売上高推移
表.エー・ディー・ワークスの部門別売上高推移
図.エー・ディー・ワークスの事業系統図
表.エー・ディー・ワークスの沿革

紙・パルプ、ケミカル

【注目市場動向】
●特殊紙 品種別市場動向⑥
ライスペーパー (42~44ページ)
~国内市場の縮小が続くなか、海外向け輸出の拡大も課題に~

国内向け需要は厳しい市場環境続く JTの海外事業強化に伴う需要に期待
図.ライスペーパー 国内メーカー販売量推移
表.国内紙巻きたばこ 販売数量推移
表.喫煙者率の推移

●製紙用薬品シリーズ②
バインダー薬品 (45~53ページ)
~ラテックス、でん粉、ポバール~

コート紙の低迷で頭打ち 各社とも収益確保にスタンス
1.ラテックス メーカー間で明暗 値上げを打ち出す
メーカー動向(日本エイアンドエル、旭化成ケミカルズ)
2.でん粉 市場は成熟化進む マシンの停止で影響も懸念
日本食品化工、王子コーンスターチ
3.ポバール タイトな状況も懸念 量から質にスタンス
クラレ
表.バインダー薬品の市場推移
表.ラテックス・メーカー別販売推移
表.製紙メーカー別ラテックス使用量及びメーカー納入数量(2017年)
表.でん粉・メーカー別販売推移
表.でん粉・用途別構成
表.でん粉・形態別構成
表.ポバール・メーカー別販売推移

【特別連載】
●バイオプラスチック市場の動向⑧
NEC、帝人 (54~68ページ)
~エンプラ領域へ植物原料由来の樹脂を投入、高機能で差別化目指す~

【日本電気(NEC)】
気候変動対策を強化する方針の下、独自開発のバイオプラの実用化目指す
難燃性ポリ乳酸複合材の研究開発ほぼ終了、非可食のセルロース系2種類に注力
1)ポリ乳酸系(難燃性ポリ乳酸複合材)
耐久材としての付加価値をアピール、自社製品への採用に加え外販の可能性探る
2-1) セルロース系(カルダノール付加セルロース樹脂)
半不均一系合成プロセスを開発、省エネ性と物性を両立
2-2)セルロース系(漆器調〈漆ブラック調〉セルロース樹脂)
2018年2月、物性と装飾性を向上、高級装飾用途での実用化に前進
1)耐傷性と光学特性の両立
2)蒔絵調印刷の実現
【帝人】
1.バイオPC「プラネクスト」
耐ガソリン性と成形性を両立したフィルム開発、自動車ドアハンドルに初採用
2.バイオPET「プラントペット」
繊維用途で部分バイオPETを展開、自動車内装材などで実績
3.耐熱性ポリ乳酸「バイオフロント」
高耐熱を武器に繊維用途中心に開拓、トタルコービオンに技術を期間限定で供与
図.NEC 2050年に向けた気候変動対策指針
表.難燃性ポリ乳酸複合材の物性
表.難燃性ポリ乳酸複合材の新しい付加価値
図.カルダノール付加セルロース樹脂の特性の比較(強度特性(曲げ強度:MPa)
図.カルダノール付加セルロース樹脂の特性の比較(耐熱性(ガラス転移温度(Tg):℃)
図.カルダノール付加セルロース樹脂の特性の比較(耐水性(吸水率:wt% 常温24時間)
図.カルダノール付加セルロース樹脂の特性の比較(植物率:wt%)
表.不均一合成のカルダノール付加セルロース樹脂と添加剤利用後の物性
表.漆器調セルロース樹脂と漆器モデルの外観・光学特性の比較
表.漆ブラック調バイオプラスチック(耐傷性改良品)特性表