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Yano E plus

Yano E plus

エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約100~130ページ
  • 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
  • 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円

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皆様の幅広いご意見・ご要望を頂戴し、誌面の充実に努めてまいります。

最新号

Yano E plus 2017年10月号(No.115)

 トピックス 

《注目市場フォーカス》
●希土類(レアアース)磁石市場

希土類(レアアース)磁石とは、強磁性体の鉄(Fe)やコバルト(Co)がベースとなり、希土類元素すなわちアクチニウムを除く第3族元素やランタノイドなどを成分として比較的多く含む永久磁石の総称である。
希土類磁石に用いられる希土類元素は、ある程度限定されており、現在実用化されている希土類磁石の代表格としては、ネオジム(Nd)・Fe・ボロン(B)磁石〔ネオジム磁石〕、サマリウム(Sm)・Co磁石(サマコバ磁石)、サマリウム(Sm)・Fe・窒素(N)磁石(サマ鉄磁石)などがある。
希土類磁石は、希土類磁性粉末を焼き固めた焼結磁石や、希土類磁性粉末に樹脂を混合して成型したボンド磁石などがある。
希土類磁石の中でも最も早く実用化された磁石はサマコバ磁石で、磁気特性はもとより、耐熱性や耐食性に優れるという特徴がある。サマコバ磁石には、SmとCoの組成比が異なるSmCo5(1-5系)とSm2Co17(2-17系)がある。最近では、これまで知られていなかった、SmをベースにCoの一部をFeに置き換えたSm(Fe1-xCox)12(1-12系)についても研究されている。この1-12系は、現在最強とされているネオジム磁石以上の磁気特性を示しており、注目を集めている。

 内容目次 

《産業用センサーシリーズ》
●産業用センサーの動向 内界用③:歪みセンサー関連市場 (3~29ページ)
  ~従来の歪みゲージは強度試験の需要が増して堅調に推移するが、
   今後は大変形を計測できる新型センサーの需要開拓も進む~

  1.はじめに
  1-1.歪みと応力測定の役割
  【図1.歪みゲージによる強度試験・残留応力測定の事例】
  1-2.歪みセンサーの種類と特徴
  (1)電気抵抗方式
  ①金属抵抗式歪みゲージ
  【図2.金属箔型歪みゲージの構造(左)とブリッジ回路の基本構成(右)】
  ②半導体歪みゲージ
  ③その他の抵抗式製品
  【図3.CNT歪みセンサーのナノ構造変化と歪み(伸縮)による抵抗変化】
  (2)光ファイバー方式
  【図4.光ファイバー方式の製品事例(左)/ 同ファイバーと歪みゲージ(右)】
  (3)圧電方式
  【図5.圧電式歪みセンサー(左)と静電容量式歪みセンサーの構造(右)】
  (4)静電容量方式
  1-3.歪みゲージ式変換器の特徴
  【図6.歪みゲージ式変換器の圧力センサー(構造図:左 / 製品事例:右)】
  2.歪みセンサー関連市場の最近の動向
  2-1.金属抵抗式歪みゲージの市場予測
  【図・表1.金属抵抗式歪みゲージの市場規模推移・予測(数量:2016-2021年予測)】
  【図・表2.金属抵抗式歪みゲージの市場規模推移・予測(金額:2016-2021年予測)】
  2-2.歪み測定用端末の市場構成
  【図・表3.金属抵抗式歪みゲージの国内需要先(金額:2016年)】
  【図・表4.歪み計測用センサー端末の国内内訳(金額:2016年)】
  2-3.歪みゲージ式変換器関連市場の動向
  【図・表5.歪み計測関連総市場の国内内訳(金額:2016年)】
  【図・表6.歪みゲージ式変換器の種類別売上構成(金額:2016年)】
  【図・表7.歪みゲージ式変換器とその競合製品の市場規模(金額:2016年)】
  3.注目企業・研究機関の最新動向
  3-1.株式会社共和電業
  【図7.共和電業のひずみゲージの製品事例】
  【図8.共和電業のひずみゲージ式センサ/変換器の製品事例】
  3-2.トルーソルテック株式会社
  【図9.高感度半導体歪みセンサ(左:Pn2層構造/右:PST-01)】
  3-3.株式会社富士テクニカルリサーチ
  【表1.FBI-Gaugeの主な利点と計測事案】
  【表2.自動車業界におけるFBI-Gaugeシステムの主要事例】
  3-4.株式会社東陽テクニカ
  【図10.Magtrol社の歪みゲージ関連製品(事例)】
  3-5.バンドー化学株式会社
  【図11.伸縮性ひずみセンサ C-STRETCH®の構造】
  【図12.伸縮状態のC-STRETCH®(ひずみセンサ)】
  3-6.国立大学法人静岡大学工学部 井上研究室/ヤマハ株式会社
  【図13.CNTアレイから引き出されるCNTウェブ(連続構造体)】
  【図14.CNT伸縮性ひずみセンサとその応用事例】

《注目市場フォーカス》
●希土類(レアアース)磁石市場 (30~53ページ)
  ~自動車先進国による化石燃料自動車排除の動きが加速し、
   EV用高性能モーターの不可欠部品として特大の追い風に!~

  1.希土類磁石の現状俯瞰
  2.希土類磁石の重希土類代替戦略の成功
  3.化石燃料自動車の終焉が希土類磁石の爆発的需要を生み出す
  4.希土類磁石の市場規模推移と予測
  【図・表1.希土類磁石の国内およびWW市場規模推移と予測(数量:2015-2040年予測)】
  【図・表2.希土類磁石の国内市場規模推移と予測(数量・金額:2015-2040年予測)】
  【図・表3.希土類磁石の種類別国内市場規模推移と予測(金額:2015-2040年予測)】
  【図・表4.希土類磁石の需要分野別国内市場規模推移と予測(金額:2015-2040年予測)】
  5.希土類磁石の市場シェア
  【図・表5.希土類磁石全体の国内市場における企業シェア(金額:2016年)】
  【図・表6.希土類焼結磁石の国内市場における企業シェア(金額:2016年)】
  【図・表7.希土類ボンド磁石の国内市場における企業シェア(金額:2016年)】
  6.希土類磁石に係わる主要取組企業・団体の動向
  6-1.国立大学法人大阪大学
  6-2.国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)
  6-3.信越化学工業株式会社
  【図1.粒界拡散合金法の原理を示した模式図と典型的な組織写真例】
  【図2.直角磁場プレスの「Nシリーズ」磁石の特性図】
  【図3.粒界拡散合金法を駆使した高特性グレード「Nシリーズ」磁石の特性図】
  6-4.住友金属鉱山株式会社
  6-5.セイコーインスツル株式会社
  6-6.ダイドー電子株式会社
  6-7.TDK株式会社
  6-8.国立大学法人電気通信大学
  6-9.国立大学法人東京工業大学
  【図4.薄膜ネオジム磁石を用いたMEMSリニアモーターの模式図と試作写真】
  【図5.多極磁石を用いた2自由度駆動アクチュエーターの模式図と試作写真】
  6-10.国立大学法人東北大学
  6-11.日亜化学工業株式会社
  6-12.日立金属株式会社
  6-13.国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)
  7.希土類磁石の今後の見通し

《次世代市場トレンド》
●先進コーティング技術動向 (54~76ページ)
  ~自動車、エネルギー、航空・宇宙、医療など
   幅広い分野に新たな高機能性付与という面でインパクトを与える!~

  1.コーティング技術の進歩は新しい材料の創製である
  2.コーティングのカテゴリー
  2-1.塗装コーティング
  2-2.めっきコーティング
  2-3.セラミックスコーティング
  2-4.樹脂コーティング
  2-5.ハイブリッドコーティング
  3.代表的なコーティング方法
  3-1.化学気相成長(CVD:Chemical Vapor Deposition)法
  3-2.物理気相成長(PVD:Physical Vapor Deposition)法
  3-3.溶射法
  4.コーティングの市場規模推移と予測
  【図・表1.セラミックスコーティングの国内およびWW市場規模推移と予測
  (金額:2015-2020年予測)】
  【図・表2.セラミックスコーティングの用途分野別国内市場規模推移と予測
  (金額:2015-2020年予測)】
  5.戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)
  5-1.耐環境セラミックスコーティングの構造最適化及び信頼性向上
  5-2.高付加価値設計・製造を実現するレーザーコーティング技術
  6.先進コーティング技術に関する企業・団体の取組動向事例
  6-1.荒川化学工業株式会社
  6-2.大阪富士工業株式会社
  6-3.国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)
  【図1.AD法の装置の基本構成を示す模式図】
  【図2.光MOD法の原理を示す模式図】
  【図3.AD法で積層した全固体電池の模式図】
  6-4.千代田交易株式会社
  6-5.帝人株式会社
  6-6.日鉄住金鋼板株式会社
  【図4.「エスジーエル®」のめっき構造を示す組織図】
  6-7.日本コーティング工業株式会社
  6-8.国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)
  【図5.ZnOコーティングに用いたスパッタリング・コーティング装置の模式図】
  【図6.ZnOコーティングしたベアリングの外観と組織写真】
  【図7.ZnOコーティングしたベアリングを用いた小型ジェットエンジン発電機】
  6-9.三菱重工業株式会社
  7.技術革新の著しい先進コーティング技術

●VPP/ブロックチェーンの市場動向(1) (77~85ページ)
  ~電力の自由化/分散化により電力小売市場はVPPとブロックチェーンで動く~

  1.VPP(仮想発電所)の仕組み
  1-1.国の電力政策
  1-2.VPP(バーチャルパワープラント)の技術実証
  (1)VPPとは
  【図1.VPP全体イメージとブロックチェーン】
  (2)VPPの必要性
  【図2.2017年4月30日のドイツの電力供給状況】
  (3)VPPの課題
  2.ブロックチェーンの仕組み
  2-1.ブロックチェーンとは
  (1)ネットワーク
  (2)共有台帳
  (3)スマート・コントラクト
  (4)合意
  (5)プライバシーと機密保持
  3.ブロックチェーンとVPPの関係
  3-1.取引関係の変革
  3-2.垂直統合から水平分散へ

●波力発電事業の現状と将来展望 (86~101ページ)
  ~国内大手電力10社の総発電容量に匹敵する賦存量実用化に向け確かな胎動あり~

  1.波力発電とは
  2.波力発電の利点と課題
  3.波力発電の種類
  3-1.振動水柱型(OWC)
  3-2.越波型
  3-3.可動物体型
  4.波力発電の出力規模予測
  【図・表1.波力発電事業の国内およびWWは市場規模予測(定格出力:2017-2037年予測)】
  5.波力発電市場のワールドワイド研究開発動向
  5-1.欧州
  【表1.Horizon 2020支援対象の波力発電事業一覧】
  5-2.北米
  5-3.その他
  6.波力発電に係わる企業・団体の取組動向
  6-1.国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
  6-2.エム・エムブリッジ株式会社
  【図1.プロジェクティングウォールコンセプト図】
  【図2.単一OWC&PW-OWCの一次変換効率特性】
  6-3.国立大学法人東京大学
  【図3.波力発電装置の構成】
  6-4.Wave Energy Technology株式会社
  【図4.GPI構造】
  6-5.三井造船株式会社
  6-6.公益財団法人釜石・大槌地域産業育成センター
  7.波力発電の展望

《あとがき》
読者アンケート「興味を持ったレポート」トップ3 予想 (102ページ)