定期刊行物

Yano E plus

Yano E plus

エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約100~130ページ
  • 商品形態:冊子
  • 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
  • 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円

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皆様の幅広いご意見・ご要望を頂戴し、誌面の充実に努めてまいります。

最新号

Yano E plus 2018年8月号(No.125)

 トピックス 

3Dプロジェクションマッピング市場
これまではコンテンツ鑑賞型が多かったが、今後は幅広い分野でのダイナミックな展開へ!

プロジェクションマッピング(3D-PM)とは
プロジェクションマッピング(PM)とは、英語のProjection(投影)とMapping(対応付け)という単語を合成した造語である。したがって単に映像をスクリーンとなる立体物に投影するだけにとどまらず、立体物と映像の対応付けが重要となる。
PMは、プロジェクターを用いて空間と映像を合成し、空間演出するものである。
その際、映像や音を投影物と合成・同期させ、商業施設・イベントなどの空間演出や、インフォメーション・コマーシャルなど、さまざまな用途に高い演出性とインパクトを与える。
スクリーンとなる物体は、さまざまな材質の建築物から、家具や自動車などはもとより、水や植物、人間に至るまで、従来、映像コンテンツとの融合が想定されていなかったものにまで及ぶようになってきている。
これまでのPM は、映画や演劇のように観客を会場に集めてコンテンツを見せる鑑賞型のものが多かったが、PM の本質を考えると、その応用範囲は無限にあり、今後、幅広い分野での展開が想定される。
今回は、PM の冠に3D を付けているが、実際には、3D を付けても付けなくても、その意味するところはそれほど変わらない。ここでは、立体対象物に投影するというニュアンスを強調するために、3D という冠を付けて、3D-PM と表現することにした。実際、映像を対象物の表面にある凹凸などに対し投影することで、光とその陰影による立体感が、より一層際立ち、高品質で完成度の高い映像表現が可能となる。

 内容目次 

《産業用センサーシリーズ》
●産業用センサーの動向 外界用④:画像センサー関連市場 (3~25ページ)
~産業用カメラの市場状況が大きく変動する中で、画像検査の
 総需が拡大して外観検査の自動化が進行し、今後も導入が進む

1.はじめに
1-1.マシンビジョン用ハード機器の注目ポイント
(1)マシンビジョン用カメラ
①エリアスキャンカメラ
【図1.エリアスキャンカメラ(左)とラインスキャンカメラ(右)の製品事例】
②ラインスキャンカメラ
③CMOS素子とデジタルインターフェース
【表1.マシンビジョン用カメラの主なインターフェース規格】
(2)マシンビジョン用画像処理機器
①汎用タイプ
②専用/高機能
1-2.工業用マシンビジョンの注目機能
(1)位置決め機能
(2)検査機能
(3)寸法計測機能
(4)識別機能
2.画像センサー/マシンビジョン関連市場の動向
2-1.グローバル市場の概況
(1)総市場規模の推移と内訳
【図・表1.工業用マシンビジョン関連製品のWW市場規模推移・予測(金額:2017-2022年予測)】
【図・表2.工業用マシンビジョン関連WW市場の内訳(金額:2017年)】
(2)マシンビジョン用カメラ市場の動向
【図・表3.マシンビジョン用カメラのWW市場規模推移・予測(数量・金額:2017-2022年予測)】
(3)マシンビジョンの利用形態
【図・表4.工業用マシンビジョンのWW市場利用分野(金額:2017年)】
【図・表5.工業用マシンビジョンのWW市場利用目的(数量:2017年)】
2-2.国内市場の概況
【図・表6.工業用マシンビジョン関連製品の国内市場規模推移・予測(金額:2017-2022年予測)】
【図・表7.マシンビジョン用画像処理装置の国内市場内訳(金額:2017年)】
3.注目企業の最新動向
3-1.画像センサー・外観検査装置関連
(1)AIC-VISION株式会社
【図2.ラインカメラ用CMOS(左)とマシンビジョンカメラ(右)】
(2)株式会社テクノス
【図3.スーパー5000K】
(3)株式会社マイクロ・テクニカ
【図4.マイクロ・テクニカの画像検査装置(事例)と新型カメラ「SimPrun」】
3-2.汎用画像処理製品・ソフトウェア関連
(1)株式会社アバールデータ
【図5.アバールデータの画像関連新製品(概観)】
(2)キヤノンITソリューションズ株式会社
【図6.キヤノンITソリューションズが扱う画像製品(概観)】
(3)株式会社ファースト
【図7.ファーストの汎用画像処理装置(左)と画像入力ボード(右):概観】

《次世代市場トレンド》
●最新量子技術シリーズ(2)量子計測・センシング (26~53ページ)
~量子力学的な効果を利用することで、従来技術を凌駕する高感度な
 計測・センシング技術が得られ、幅広い用途への応用展開が想定!~


1.量子計測・センシングとは
2.量子計測・センシングはハイブリッド科学である!
3.量子計測・センシングとIoTスマート社会
4.量子計測・センシングの個別動向
4-1.ダイヤモンドNVセンター
4-2.量子慣性センサー
4-3.量子レーダー
4-4.量子コンパス
4-5.光格子時計
4-6.量子画像センサー
5.量子計測・センシングの市場規模予測
【図・表1.量子計測・センシングの国内およびWW市場規模予測(金額:2020-2045年予測)】
【図・表2.量子計測・センシングの需要分野別国内市場規模予測(金額:2020-2025年予測)】
6.量子計測・センシングに関する企業・研究機関の取組動向
6-1.国立大学法人京都大学
6-2.国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)
6-3.学校法人玉川学園玉川大学/光・量子情報技術研究所
【図1.量子レーダーカメラの構成モデル】
【図2.エラーなし超高感度位相シフトセンサーの模式図】
6-4.国立大学法人筑波大学
6-5.TDK株式会社
6-6.国立大学法人電気通信大学
【図3.アトムチップとアトムチップを用いた原子導波路の模式図】
【図4.光パルスを用いたAIの模式図】
6-7.国立大学法人東京工業大学
6-8.国立大学法人東京大学
6-9.国立大学法人東北大学
6-10.日本電信電話株式会社(NTT)
【図5.NTTが作製した超伝導磁束量子ビットの構造】
【図6.NTTが作製した超伝導量子回路を用いた局所ESR測定の模式図】
【図7.ESRスペクトルのシミュレーションと実験結果】
6-11.国立研究開発法人理化学研究所
7.量子計測・センシングの将来展望

《注目市場フォーカス》
●3Dプロジェクションマッピング市場 (54~80ページ)
~これまではコンテンツ鑑賞型が多かったが、
 今後は幅広い分野でのダイナミックな展開へ!~


1.3Dプロジェクションマッピング(3D-PM)とは
2.3D-PMの最新動向
3.3D-PMのソリューション構成と業界構造
3-1.イベント/レンタル事業の動向
3-2.映像コンテンツビジネスの動向
3-3.高輝度プロジェクターの動向
3-4.ソフトウェアの動向
3-5.周辺機材の動向
3-6.その他関連する業界の動向
4.3D-PMに関する市場規模推移と予測
【図・表1.3D-PMのカテゴリー別国内市場規模推移と予測(数量:2015-2020年予測)】
【図・表2.3D-PM用プロジェクターの国内市場規模推移と予測(数量・金額:2015-2020年予測)】
5.3D-PMに関するシェア
【図・表3.3D-PM用プロジェクターの国内市場における企業シェア(金額:2017年)】
6.3D-PMに関連した企業・団体の取組動向
6-1.株式会社アシュラスコープインスタレーション
【図1.イタリアンレストラン「太陽の娘FAVETTA(東京・新宿)」店内PM】
【図2.スパニッシュバル「CASA AfeliZ GINZA(東京・銀座)」店内PM】
【図3.プラネタリウム施設「さいたま市宇宙劇場(埼玉・さいたま市)」エントランスPM】
6-2.株式会社NHKエンタープライズ/株式会社エス・シー・アライアンス
【図4.PM「はるか」の一場面】
6-3.株式会社オリハルコンテクノロジーズ
【図5.プラネタリウムにおけるPMの事例】
【図6.開放型ドームスクリーンを用いたPMの事例】
【図7.「DYG」PMの事例】
【図8.「Sapporo City Jazz」PMの事例】
6-4.株式会社シネ・フォーカス
6-5.セイコーエプソン株式会社
【図9.レーザー光源プロジェクター「EB-L1100U」シリーズ】
【図10.超短焦点ゼロオフセットレンズ「ELPLX01」】
6-6.株式会社タケナカ
6-7.国立大学法人千葉大学
6-8.国立大学法人東京農工大学
6-9.株式会社ネイキッド(NAKED)
【図11.「東京ミチテラス2012 3DプロジェクションマッピングTOKYO HIKARI VISION」(2012年)】
【図12.左:新江の島水族館「ナイトアクアリウム」(2014年)右:あべのハルカス展望台「CITY LIGHT FANTASIA by NAKED-NEW WORLD」(2015年)】
【図13.左:長野県・阿智村「STAR VILLAGE CAFE」右:同「Winter Night Tour」(2018年)】
【図14.「FLOWERS by NAKED」(2016年~2018年)】
【図15.「TOKYO ART CITY by NAKED」(2016年~2018年)】
6-10.パナソニック株式会社
6-11.メディアフロント・ジャパン株式会社
6-12.Christie Digital Systems USA,Inc.(米国)
7.次々と登場する次世代映像技術

●MaaS市場の最新市場動向(2) (81~90ページ)
~各社各様の取り組み状況で事業化への模索が続く
 キーとなるのはサービス利用者の取り込み~

1.各事業者の動き
【表1.MaaSビジネスの4要素】
【図1.MaaSで求められる4種類のデータ】
1-1.DeNA
【表2.各サービスの概要】
(1)Easy Ride
【図2.Easy Ride概念図】
①MaaSにおける“もの”、“コト”、“協業”
②MaaSにおけるデータ4要素の取得
③Easy Rideのパートナー企業
(2)Robot Shuttle(ロボットシャトル)
【図3.Robot Shuttle概念図】
①MaaSにおける“もの”、“コト”、“協業”
②MaaSにおけるデータ4要素の取得
③Robot Shuttledのパートナー企業
(3)ロボネコヤマト
【図4.ロボネコヤマト(有人配送)概念図】
【図5.ロボネコヤマト(自動運転カーによる配送)概念図】
①MaaSにおける“もの”、“コト”、“協業”
②MaaSにおけるデータ4要素の取得
③ロボネコヤマトのパートナー企業
(4)タクベル
【図6.タクベル概念図】
①MaaSにおける“もの”、“コト”、“協業”
②MaaSにおけるデータ4要素の取得
③タクベルのパートナー企業
(5)Anyca(エニカ)
【図7.Anyca(エニカ)概念図】
①MaaSにおける“もの”、“コト”、“協業”
②MaaSにおけるデータ4要素の取得
③Anyca(エニカ)のパートナー企業

●MEMSマイクロフォンの市場動向 (91~102ページ)
~スマートフォンで生き残った各メーカーは、
 次期IoTデバイスとしての戦略を着々と進める~

1.MEMSマイクロフォンの概要
1-1.MEMSマイクロフォンの市場
【図・表1.MEMSマイクのWW市場規模推移と予測(2017-2022年予測)】
1-2.MEMSマイクロフォンからIoTデバイスへ
【図1.MEMSマイクロフォンからIoTデバイスへのイメージ(3要素)】
1-3.MEMSマイクロフォンメーカーのメーカーシェア
【図・表2.MEMSマイクのパッケージメーカーシェア(2017年実績)】
【図・表3.MEMSマイクのダイメーカーシェア(2017年実績)】
1-4.TDK、InvenSense買収へ
(1)TDK、InvenSenseを買収
(2)買収前のInvenSenseについて
(3)InvenSenseのMEMSマイクロフォンの状況
【図・表4.InvenSenseのアプリケーション別売上高比率(2016年4Q)】
2.メーカーの概要
2-1.Knowles Corporation
(1)企業の沿革
【図2.KnowlesのMEMSマイクロフォン】
(2)MEMSマイクロフォンの技術概要
(3)トップを継続している理由
(4)今後の技術開発のテーマ
2-2.Infineon Technologies
(1)企業の沿革
(2)MEMSマイクについて
(3)MEMSマイクロフォンのIoTデバイス製品について
2-3.新日本無線株式会社
(1)企業の沿革
(2)MEMSマイクの特徴
(3)MEMSマイクの売上高推移
【図・表5.MEMSトランスデューサの年度別出荷数量(数量:2013-2017年見込)】
(4)今後のビジネス戦略の現状と予測
①高性能」への対応
(a)高SNR・小型化・高信頼性への要求
(b)感度マッチングヘの対応
(c)高AOP(Acoustic Overload Point)への対応
②「低価格」への対応

《あとがき》
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