定期刊行物

Yano E plus

Yano E plus

エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約100~130ページ
  • 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
  • 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円

※消費税につきましては、法令の改正に則り、適正な税額を申し受けいたします。

年間購読をお申し込みの方へバックナンバー2冊無料プレゼント

年間購読をお申し込みいただきました方に、ご希望のバックナンバー(2008年4月号以降)を2ヶ月分サービスさせていただいております。なお、冊子(紙ベース)の在庫がなくなった場合、PDFでのサービスとさせて頂きます。ご希望がない場合、2008年4月号以降から2ヶ月分お送りさせて頂きます。

Yano E plus に対するご意見

『Yano E plus』へのご意見・ご要望をお聞かせ下さい。
「ご意見」欄に、ご関心のあるテーマ、『Yano E plus』に掲載して欲しいテーマ等、ご記入をお願いいたします。
例)半導体の製造装置(ステッパ市場)に興味がある、ナノインプリント市場がどの程度の市場規模があるのか知りたい、車載向けコネクタ市場の参入メーカを調べたい、等。
ご入力頂きました情報は、テーマ企画策定以外の目的には使用いたしません。
皆様の幅広いご意見・ご要望を頂戴し、誌面の充実に努めてまいります。

最新号

Yano E plus 2013年11月号(No.068)

 トピックス 

《電子部品》
●産業用パワーコネクタ市場

~既存分野では既に必需部品、新たな分野への発展余地も相当数

コネクタとは、ある機能と機能を電気的に接続する為の接続部品の一種で、たとえば、電子部品やケーブルなどを他の部品に簡単に着脱できるなどの機能がある。コネクタは、使われる用途や対象、環境などに応じて、大小様々な形状や種類が存在している。
実際、コネクタは、デジタル家電、自動車、産業機器など、幅広い分野に利用されている。最近では、機器の小型化、高性能化、多機能化、大容量化に伴って、多様なニーズに応えることが求められている。

コネクタの中でも、比較的地味ながら、確実に需要が増えているのが産業用コネクタ分野であり、とりわけ大きな電気容量を取り扱う電源用のパワーコネクタは比較的高い成長を続けている。

産業用パワーコネクタは、太陽光発電分野、半導体製造装置分野、電気溶接機分野、土木・建築機械分野、バッテリフォークリフト分野などの産業用途を中心に増加傾向となっており、単価が比較的大きいので、数量がまとまらないと商売になりにくい他の分野のコネクタとは異なり、サプライヤーとしても魅力のある分野となっている。

一方、ユーザーサイドにおいても、電力接合部をコネクタ化することによって、作業の効率化などが格段に図れることになるため、徐々に浸透してきているという実情がある。

産業用パワーコネクタは、一般に電気容量が大きいほど単価が高くなる傾向にあるため、相対的に売上規模が大きく、市場としての魅力が十分にあるといえる。実際、アンペア別に大きい順番でみると、おおむね土木・建築機械、電気溶接機械などが上位を占めることになる。したがって、こうした分野を中心にした状況を把握することが、この分野の趨勢をみるうえで重要となる。

全体として、産業用パワーコネクタ市場は、従来、半導体製造装置、電気溶接機、半導体製造装置などのボリュームが大きかったが、最近では、太陽光発電向けなどの新規電力分野も急速に増加傾向を強めており、順番が激しく入れ替わってきている。
中には、バッテリフォークリフトのように、市場そのものが成熟市場となっているため、今後、劇的な変化は望めない分野もある。さらに、土木・建築機械分野のように、産業用パワーコネクタの浸透そのものがまだ少なく、これから伸びてゆく市場として、今後の発展が期待できる分野もある。

全体的にみると、総じて着実な伸びが期待できる分野である。

 内容目次 

《次世代ソリューション》

●ジェスチャーコントロール市場(3) (3~16ページ)
  ~モーションセンサと複合センサの利用、そしてNGIへ~
  1.はじめに
  2.モーションセンサの構成要素
  2-1.加速度センサ
  (1)機能、構造
  【図1.加速度センサの検出原理】
  【表1.MEMS型加速度センサの分類】
  【図2.静電容量型加速度センサの検出素子】
  (2)利用分野
  (3)市場規模、生産・消費地域など
  2-2.角速度センサ(ジャイロセンサ)
  (1)機能、構造
  【図3.ジャイロセンサの種類】
  【表2.MEMS型角速度センサの分類】
  【図4.ジャイロセンサの動作例】
  (2)利用分野
  (3)市場規模、生産・消費地域など
  2-3.磁気センサ
  (1)機能、構造
  (2)利用分野
  (3)市場規模、生産・消費地域など
  2-4.その他関連するセンサ
  (1)磁方位センサ
  【図5.真北と磁北の関係】
  (2)赤外線センサ
  【図6.2種類の赤外線センサ】
  2-5.モーションセンサを利用した分野別市場動向
  3.複数のセンサデバイスを組み合わせる
  【表3.センサの違いによるメリット・デメリット】
  【図7.「e-nuvo IMU-Z Driver Motion」の取り付け例(センサー17個)】
  【図8.センサ(e-nuvo IMU-Z)単体】
  4.NUIを目指すモーションコントローラ
  【表4.さまざまなジェスチャーモーションセンサデバイス】

《EMC・ノイズ対策関連シリーズ(8)》

●サージ対策関連市場 (17~44ページ)
  ~回路保護用素子は耐量の増大と小型化、SPDは付帯機能の強化が進められ、
   太陽光発電関連などの成長分野で需要が増大中~

  1.はじめに
  1-1.サージの特徴
  (1)サージとノイズ
  【図1.サージとノイズの特性】
  (2)サージの原因
  1-2.サージ対策製品の特徴
  (1)サージ防護素子
  ①ガス入り放電管(GDT)
  【図2.ガス入り放電管/セラミックGDT】
  ②バリスタ(MOV、MLV)
  (a)ディスク型バリスタ
  【図3.ディスク型バリスタ(MOV)】
  (b)積層チップバリスタ
  ③半導体型サージアブソーバ(ABD、TSS)
  (2)SPD(Surge Protective Device)
  【表1.直撃雷及び誘導雷用SPD(電源用)の規格と用途】
  2.サージ対策関連製品の市場動向
  2-1.サージ防護素子市場
  【図・表1.サージ防護素子のWW市場規模推移と予測・主要3品目(金額:2011-2017年予測)】
  (1)GDT(ガス入り放電管)市場
  【図・表2.GDT(ガス入り放電管)のWW市場規模推移と予測(金額:2011-2017年予測)】
  【図・表3.GDT(ガス入り放電管)のWW市場タイプ別構成比(2012年)】
  (2)バリスタ市場
  【図・表4.MOV(ディスク型バリスタ)のWW市場規模推移と予測(金額:2011-2017年予測)】
  【図・表5.MOVとMLVのWW市場売上比率(2012年)】
  (3)国内のサージ防護素子市場
  【図・表6.サージ防護素子の国内市場規模推移と予測(金額:2011-2017年予測)】
  【図・表7.サージ防護素子国内市場の内訳(2012年)】
  2-2.SPD(Surge Protective Device)市場
  【図・表8.SPD国内市場規模推移と予測(金額:2011-2017年予測)】
  【図・表9.SPDの国内市場種類別構成比(2012年)】
  【図・表10.低圧用SPDの国内市場クラス別内訳(2012年)】
  【図・表11.SPD国内市場のメーカーシェア(2012年)】
  3.注目企業の動向
  3-1.サージ保護素子関連企業
  (1)KOA株式会社
  (2)SEMITEC株式会社
  (3)TDK株式会社
  (4)岡谷電機産業株式会社
  (5)三菱マテリアル株式会社
  3-2.SPD関連企業
  (1)エースライオン株式会社
  (2)株式会社サンコーシヤ
  (3)音羽電機工業株式会社
  (4)株式会社昭電
  (5)株式会社日辰電機製作所

《環境・エネルギー関連》

●常温核融合技術動向 (45~61ページ)
  ~固体中核変換が起きているという証拠は固まりつつある!メカニズムはまだよく分かっていないが
   今後の解明が待たれる~

  1.エネルギー問題の深刻化
  【図1.世界のエネルギー供給内訳の予測】
  2.核融合とは
  【図2.核融合反応の模式図】
  【図3.核融合反応炉の模式図】
  【図4.核融合反応を利用した発電システムの模式図】
  3.常温核融合とは
  4.常温核融合が注目されるようになった経緯
  5.常温核融合のメカニズムに関する考察
  5-1.正四面体凝縮理論
  【図5.正四面体凝縮理論の模式図】
  5-2.捕獲中性子触媒モデル
  5-3.ナットーモデル
  6.常温核融合の国内研究機関の取組動向
  6-1.岩手大学
  6-2.大阪大学
  6-3.常温核融合研究所
  6-4.中部電力株式会社 エネルギー応用研究所
  6-5.株式会社テクノバ
  6-6.東京工業大学 原子炉工学研究
  6-7.東北大学 電子光理学研究センター
  6-8.株式会社豊田中央研究所
  6-9.日本電信電話株式会社 物性科学基礎研究所
  6-10.北海道大学工学部 エネルギー・マテリアル融合領域研究センター
  6-11.三菱重工業株式会社
  7.常温核融合の海外研究機関の取組動向
  7-1.カリフォルニア大学ロサンゼルス校(米国):University of California, Los Angeles
  7-2.国防総省国防高等研究計画局(米国)
  7-3.ブリンガムヤング大学(米国):Brigham Young University
  【図6.ブリンガムヤング大学が行なった常温核融合の実験装置】
  8.常温核融合の将来展望

《電子部品》

●産業用パワーコネクタ市場 (62~78ページ)
  ~既存分野では既に必需部品、新たな分野への発展余地も相当数~
  1.コネクタとは
  2.産業用パワーコネクタとは
  3.産業用パワーコネクタの需要分野別動向
  3-1.太陽光発電分野
  【図1.典型的な太陽光発電用パワーコネクタの外観図】
  3-2.半導体製造装置分野
  【図2.典型的な半導体製造装置用パワーコネクタの外観図】
  3-3.電気溶接機分野
  【図3.典型的な電気溶接機用パワーコネクタの外観図】
  3-4.土木・建築機械分野
  【図4.典型的な土木・建築機械用パワーコネクタの外観図】
  3-5.バッテリフォークリフト分野
  【図5.典型的なバッテリフォークリフト用パワーコネクタの外観図】
  3-6.その他分野
  4.産業用パワーコネクタの市場規模推移と予測
  【図・表1.産業用パワーコネクタの国内市場規模推移と予測(数量、金額:2010-2015年予測)】
  【図・表2.産業用パワーコネクタのWW市場規模推移と予測(数量、金額:2010-2015年予測)】
  【図・表3.産業用パワーコネクタのタイプ別国内市場規模推移と予測(数量:2010-2015年予測)】
  【図・表4.産業用パワーコネクタの需要分野別別国内市場規模推移と予測(数量:2010-2015年予測)】
5.産業用パワーコネクタの企業シェア
  【図・表5.産業用パワーコネクタの国内市場全体における企業シェア(2012年)】
  6.産業用パワーコネクタの主要取組企業の動向
  6-1.アンフェノールジャパン株式会社
  6-2.株式会社ケーメックス
  6-3.株式会社ソルトン
  6-4.ハーティング株式会社
  6-5.古河電工パワーシステムズ株式会社
  6-6.林栄精器株式会社
  7.産業用パワーコネクタの今後の見通し

《製造装置関連》

●産業用ロボット市場(その8)FPD用途ロボット (79~92ページ)
  ~アジア市場を中心に大幅増加基調で推移~
  1.FPD(フラットパネルディスプレイ)用途ロボットとは
  【図1.FDPパネル製造工程】
  【図2.FDP用途ロボット一覧】
  2.市場概況
  2-1.FPD用途ロボット市場概況
  【図・表1.FPD用途ロボット国内及び輸出規模(金額:2008年-2012年)】
  2-2.FPD用途ロボットの2011年及び2012年需要分野別構成比(国内)
  【図・表2.FPD用ロボット国内需要分野別構成比(2011年)】
  【図・表3.FPD用ロボットの国内需要分野別構成比(2012年)】
  2-3.FPD用途ロボットの2011年及び2012年仕向地別出荷額及び構成比
  【図・表4.FPD用ロボットの年間輸出仕向地別シェア(2011年)】
  【図・表5.FPD用ロボットの年間輸出仕向地別シェア(2012年)】
  【図・表6.FPD用ロボットのアジア市場占有率(金額:2008年-2012年)】
  3.主要参入メーカーの動向
  3-1.株式会社安川電機
  【図4.適用事例】
  3-2.株式会社ダイヘン
  3-3.平田機工株式会社
  3-4.ローツェ株式会社
  3-5.株式会社不二越
  3-6.株式会社ジェーイーエル
  4.FPD用途ロボットの国内及び輸出市場規模予測
  【図・表7.FPD用ロボット国内及び市場規模推移と予測(金額:2013年-2020年予測)】

《制御装置関連》

●プログラマブルコントローラ市場 (93~104ページ)
  ~本格的な設備装置機運が高まれば、市場は活性化傾向を~
  1.プログラマブルコントローラ(PLC)とは
  【図1.典型的なPLCの外観図】
  【図2.典型的なPLCの内部構造】
  【図3.典型的なPLCを用いたFAシステムの事例】
  2.PLCの用い方
  2-1.順序制御
  2-2.条件制御
  2-3.時限制御
  2-4.計数制御
  3.PLCの市場規模推移と予測
  【図・表1.PLCの国内市場規模推移と予測(金額2010-2015年予測)】
  【図・表2.PLCのWW市場規模推移と予測(金額2010-2015年予測)】
  【図・表3.PLCの需要分野別国内市場規模推移と予測】
  4.PLCの企業シェア
  【図・表4.PLCの国内市場における企業シェア(2012年)】
  5.PLCの主要取組企業の動向
  5-1.オムロン株式会社
  5-2.シャープマニファクチャリングシステム株式会社
  5-3.東芝機械株式会社
  5-4.株式会社日立産機システム
  5-5.パナソニック株式会社
  5-6.富士電機株式会社
  5-7.三菱電機株式会社
  5-8.横河電機株式会社
  6.PLCの国際規格と日本規格
  7.PLCの今後の見通し

《あとがき》

  新消費税対応、はじまる  (105ページ)