定期刊行物

Yano E plus

Yano E plus

エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約100~130ページ
  • 商品形態:冊子
  • 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
  • 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円

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皆様の幅広いご意見・ご要望を頂戴し、誌面の充実に努めてまいります。

最新号

Yano E plus 2017年12月号(No.117)

 トピックス 

《注目市場フォーカス》
●プロトタイピング用デバイスの動向
~センサー類などのインプット情報から、さまざまなアウトプットを可能にするIoTに欠かせないツールとして、世界中に広まりつつある!

プロトタイピング用デバイスとは、文字通り、ある程度の標準的な機能を搭載したデバイスであり、そこに付加的な機能を付加することで、比較的短時間で容易に、さまざまなバリエーションを加えることができるデバイスである。
代表的なプロトタイピング用デバイスとして、初心者でも簡単に扱えるマイコンボードであるArduinoがある。Arduinoは、
・AVRマイコン(ATMEL社がリリースしているマイクロコントローラー)
・I/Oポートを備えた基板
・C言語風のArduino言語による統合開発環境(IDE:Integrated Development Environment)から構成されたシステムを搭載したデバイスである。

現在、Arduinoをベースとしたさまざまな製品が生み出されている。たとえば、Bluetoothモジュール、イーサネットシールド、Wi-Fiシールド、赤外線センサー、温度センサー、超音波距離センサーなどからのインプット情報をもとに、モーターを動かしたり、音声を出力したり、Twitterに投稿したりするなど、多様なアウトプットを可能にする便利なデバイスである。
実際、さまざまなセンサーからの信号を受け取って周囲の環境を感知したり、光やモーターなどのアクチュエーターを使って、現実環境におけるモノを動かしたりといったことを実現するためのIoTプロトタイピング用デバイスに、ArduinoやRaspberry Piがある。
最近では、Arduino、Raspberry Pi以外にも、tessel、Edison、mbedなど、さまざまなバリエーションが登場してきている。

これらは、どれも、所詮プロトタイピングではある。しかし、プロトタイピングとはいえ、一昔前のパソコンよりも、はるかに性能も品質も優れたものが出現しているのも事実である。
もちろん、電子回路の大量生産用として利用するには、価格が高過ぎる場合もあるが、少量生産でソフトウェアカスタマイズできることを前提としたものであれば、十分に商用利用も可能である。
多くの場合、ハードウエアよりもソフトウエア開発費の方が高い。そのプロセスを短縮化することができる有用なツールとしてのプロトタイピング用デバイスの活躍する場面は、ますます拡大している。
なお、プロトタイピング用デバイスには、すでにArduino、Raspberry Piなどと命名されて標準化が進み、なじみ深いものもあるが、最近では、IoT環境を比較的容易に構築できるIoTプロトタイピング用デバイスが無数に出現してきている。

 内容目次 

《産業用センサーシリーズ》
●産業用センサーの動向 内界用④:振動計測関連市場-2 (3~21ページ)
  ~機械設備振動監視・振動診断関連と各種振動センサー関連
   特徴的な注目製品にもフォーカス~

  1.はじめに
  2.注目企業・機関の最新動向
  2-1.機械設備振動監視・振動診断関連
  (1)新川電機株式会社
  【図1.新川電機/「FKシリーズ」のシステム構成】
  【図2.新川電機のトランスデューサーと状態監視モニターの製品事例】
  (2)カナガワ電子技研株式会社
  【図3.新タイプの多チャネル同時加速度計測システム(MODEL-1100USB)】
  (3)一般社団法人日本機械学会
  【図・表1.機械状態監視診断技術者(振動)の資格取得者の累積数の推移
  (数量:2006-2016年度)】
  【図4.機械状態監視診断技術者(振動)の資格認証試験申請者の所属分野】
  2-2.各種振動センサー関連
  (1)JFE商事エレクトロニクス株式会社
  【図5.ウエハーセンスAVSの対象装置(中)と代表的事例(右)】
  (2)株式会社ジーデバイス
  【図6.導電ボール接点式のSMD形超小型振動センサー】
  (3)パシコ貿易株式会社
  【図7.GoespaceTechnologiesの動電式振動センサー(製品事例)】
  (4)株式会社小野測器
  【図8.リアルタイム音響振動解析システム「ESUFEEL」(中)の使用例】
  【図9.小野測器の振動コンパレータ】
  (5)電子技研工業株式会社
  【図10.回転体レーザードップラー振動計による計測(イメージ図)】
  【図11.レーザードップラー振動計V100(左)とHDDの振動計測事例(右)】

《注目市場フォーカス》
●プロトタイピング用デバイスの動向 (22~39ページ)
  ~センサー類などのインプット情報から、さまざまなアウトプットを可能にする
   IoTに欠かせないツールとして、世界中に広まりつつある!~

  1.プロトタイピング用デバイスとは
  2.代表的なプロトタイピング用デバイスの特徴
  2-1.Arduino
  2-2.Raspberry Pi
  2-3.Mbed
  2-4.Tessel
  2-5.Edison
  2-6.Electron
  2-7.BeagleBone(BeagleBoard)
  3.プロトタイピング用デバイスのIoT活用イメージ
  4.プロトタイピング用デバイスの市場規模推移と予測
  【図・表1.プロトタイピング用デバイスの国内およびWW市場規模推移と予測
  (金額:2016-2021年予測)】
  【図・表2.プロトタイピング用デバイスの需要分野別WW市場規模推移と予測
  (金額:2016-2021年予測)】
  5.プロトタイピング用デバイスの市場シェア
  【図・表3.プロトタイピング用デバイスのWW市場における企業シェア(金額:2016年)】
  6.プロトタイピング用デバイスに係わる主要取組企業・団体の動向
  6-1.アールエスコンポーネンツ株式会社(RSコンポーネンツ)
  6-2.スイッチサイエンス株式会社
  6-3.TechShare株式会社
  6-4.東京エレクトロンデバイス株式会社(TED)
  【図1.「Azure IoT PoCキット1」を構成するシステムの模式図】
  6-5.株式会社バニーホップ
  【図2.「IoTコネクター」の外観(左)と内部基板(右)】
  【図3.ビルメディカルシステム「ユレかんち」の外観】
  6-6.株式会社ゆめみ
  【図4.「エッグカウンター」の外観(左)と内部基板Arduino(互換ボード)(右)】
  【図5.「Smart button」の外観(左)と内部構造(右)】
  6-7.Arduino Holdings Ltd.
  6-8.ARM Holdings plc
  6-9.Intel
  6-10.Raspberry Pi Foundation
  7.IoT開発に欠かせないプロトタイピング用デバイス

●車載電子機器およびワイヤーハーネスのEMC対策 (40~59ページ)
  ~自動車のEV化や自動運転の進展によって焦眉の課題に~

  1.ますます電子化が進む自動車
  【図1.主な車載電子機器・装置の概観】
  2.車載電子機器を支えるワイヤーハーネスとEMC対策
  3.車載電子機器およびワイヤーハーネスのEMC対策に関する市場規模推移と予測
  【図・表1.車載電子機器およびワイヤーハーネスのEMC対策に係わる
  国内およびWW市場規模推移と予測(金額:2016-2021年予測)】
  【図・表2.車載電子機器およびワイヤーハーネスのEMC対策機器別国内市場規模推移と予測
  (金額:2016-2021年予測)】
  4.車載電子機器およびワイヤーハーネスのEMC対策に係わる市場シェア
  【図・表3.車載電子機器およびワイヤーハーネスのEMC対策国内市場における
  企業シェア(2016年)】
  5.車載電子機器およびワイヤーハーネスのEMC対策に係わる企業・団体の取組事例
  5-1.イノテック株式会社
  5-2.ASTI株式会社
  5-3.サンデルタ株式会社
  5-4.株式会社JSOL
  5-5.住友電気工業株式会社/住友電装株式会社
  5-6.セーレン株式会社
  5-7.帝人フロンティア株式会社
  5-8.TDK株式会社
  5-9.デンカエレクトロン株式会社
  5-10.株式会社デンソーEMCエンジニアリングサービス(デンソーEMCES)
  5-11.東京計器アビエーション株式会社
  【図2.簡易組立式電波暗室「RABシリーズ」の外観】
  5-12.トーヨーケム株式会社
  【図3.磁界シールド材と電磁波シールド材のメカニズムの違いを示した模式図】
  5-13.トヨタ自動車株式会社
  5-14.日本板硝子環境アメニティ株式会社
  5-15.日立金属株式会社
  5-16.株式会社日立製作所
  5-17.藤倉化成株式会社
  5-18.古河電気工業株式会社/古河AS株式会社
  5-19.矢崎総業株式会社
  6.自動車のEMC対策は進化する

《次世代市場トレンド》
●車載エッジ・コンピューティングと市場動向(1) (60~68ページ)
  ~自動車のエッジ・コンピューティング「セントラル・ゲートウェイ」は
   コネクテッドカーの進展とともに成長する核心の技術になる~

  1.エッジ・コンピューティングとは
  1-1.エッジ・コンピューティングの概要
  1-2.エッジ・コンピューティングユニットの主な機能
  (1)一次データの処理をエッジ側が担う
  (2)セキュリティ対応
  (3)ローカルネットワーク機能
  【図1.エッジ・コンピューティングの概念】
  2.セントラル・ゲートウェイ
  2-1.セントラル・ゲートウェイの特徴
  2-2.セントラル・ゲートウェイへの期待
  2-3.セントラル・ゲートウェイへの概要
  【図2.セントラル・ゲートウェイの概念】
  3.ハードウエアを中心とした各社の製品
  3-1.Bosch(ボッシュ)
  【図3.Boschが提案しているセントラル・ゲートウェイ】
  3-2.株式会社日立製作所
  【図4.日立製作所のセントラル・ゲートウェイ】

●GaN単結晶市場 (69~81ページ)
  ~表面欠陥を104/cm2まで改善可能なプレーヤーも出現
   着実な成長で2023年に47億円市場へ~

  1.GaN単結晶市場概況
  【図1.プレイステーション3、4の全世界販売台数推移と見込(数量2010-2017年見込)】
  【図2.ブルーレイディスクレコーダーとプレーヤーの世界出荷台数推移と見込
  (数量:2010~2017 年見込)】
  【図3.GaN単結晶の用途一覧イメージ】
  2.GaN単結晶市場の企業動向
  【表1.GaN単結晶ウエハー市場参入メーカーの主な動向(または概要)】
  3.GaN単結晶市場規模推移と予測
  【図4.GaN単結晶市場規模推移と予測(金額、数量、2010~2023年予測)】
  【図5.口径別GaN単結晶市場規模推移と予測(面積ベース、2010~2023年予測)】

《あとがき》
読者アンケート「興味を持ったレポート」トップ3 予想 (82ページ)

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