定期刊行物

Yano E plus

Yano E plus

エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約100~130ページ
  • 商品形態:冊子
  • 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
  • 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円

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最新号

Yano E plus 2019年10月号(No.139)

 トピックス 

RFID市場
~国内はアパレルの他、高付加価値の新市場確保へ
 中国は生産能力を武器にさらなるコストダウンが始まる

RFID(Radio Frequency Identification)は、高度情報サービスのツールとして期待される自動認識技術の1 つである。RFIDの本格的な応用開発が始まったのは、IC メモリーの改良や低コスト化、及びバッテリーレス化が進んだ1990 年代後半以降で1999 年にはRFID 技術の標準化の取り組みも始まった。
海外市場はアパレル業界向けのRFID タグが先行してRFID サプライ品の数量規模が急速に拡大した。一方で、その平均単価が年々急落しており金額ベースの市場規模は数量ベースの成長率に追い付いていない状況である。
一方、国内市場はまだタグの需要量が限られることもあり、タグ/インレイの専業系メーカーは例外的な存在で、大部分の企業がソリューションビジネスを展開して一定の売上を確保している。国内のRFID 市場はタグの価格が大幅に下落したにも関わらず、アパレル以外はRFID の導入ハードルが依然として高いのが実状で、物流業界でもRFID 導入の動きはまだ鈍いと思われる。

 内容目次 

《EMC・ノイズ対策シリーズ》
●EMC・ノイズ対策シリーズ(1)電波暗室・電波吸収体の新展開 (3~25ページ)
~5G・車載・IoT関連の開発が加速してマイクロ波・ミリ波帯の新しい
 EMC/電波対策の需要が増大し、電波暗室市場が高成長期を迎える~

1.はじめに
1-1.車載機器用電波暗室が急増している
【表1.電波暗室の測定目的別の種類】
1-2.5G製品のOTA試験用次世代装置も登場
【図1.OTA 試験暗室(6GHz以下)とリバブレーションチャンバーの事例】
2.電波吸収体の最近の動向
2-1.吸収原理が違う3タイプを使用
【表2.電波吸収体の主要材料と吸収原理】
2-2.マイクロ波・ミリ波帯用が成長分野
【図2.電波吸収体の事例(左:屋外アンテナ、中:UHF-RFID、右:ミリ波レーダー)】
3.電波暗室と電波吸収体の市場概況
3-1.海外市場の動向
【図・表1.電波暗室のWW市場規模推移・予測(金額:2018-2023年予測)】
3-2.国内市場の動向
①電波暗室市場
【図・表2.電波暗室の国内市場規模推移・予測(金額:2018-2023年度予測)】
【図・表3.国内の電波暗室市場のマーケットシェア(金額:2018年度)】
②電波吸収体場
【図・表4.電波吸収体の国内利用分野(金額:2018年度)】
4.電波暗室・電波吸収体関連注目企業の最新動向
4-1.マイクロウェーブファクトリー株式会社
【図3.マイクロウェーブファクトリーの電波暗室とミリ波計測システム(事例)】
【図4.マイクロウェーブファクトリーのミリ波帯用電波吸収体(MA-3SP)】
4-2.株式会社リケン環境システム
【図5.リケン環境システムの10m法電波暗室とシャーシダイナモ付電波暗室】
【図6.リケン環境システムの電波吸収体(左:RCシリーズ、中・右:RHFFPシリーズ)】
4-3.日本イーティーエス・リンドグレン株式会社
【図7.ETS-Lindgrenの5Gテスト用製品とインダイレクト法の模型図(右)】
4-4.株式会社新日本電波吸収体
【表3.新日本電波吸収体の電波吸収・電磁波シールド関連製品】
4-5.東北化工株式会社
【図8.東北化工のゴムシート型電波吸収体によるレーダー偽像対策の事例】
【図9.東北化工の電波暗室用吸収体の事例(左:UP/中:PPF/左:UFSシリーズ)】
【図10.東北化工の屋外用電波吸収体の事例(左:RS/中:OUF/右:RFシリーズ)】

《次世代市場トレンド》
●次世代先端デバイス動向(6) 超伝導デバイス (26~54ページ)
~ジョセフソン接合を結晶構造に内包、均一な電気接合を容易に
 得られることから、新たな電子デバイスとして注目されている!~


1.超伝導とは
2.SCエレクトロニクスは次世代先端デバイスのホープ!
3.SCデバイスの代表的応用事例
3-1.超伝導量子干渉デバイス(SQUID)
3-2.テラヘルツ波発振・受信デバイス
3-3.単一磁束量子(SFQ)デバイス
3-4.レーザーデバイス
4.SCデバイスの市場規模予測
【図・表1.SCデバイスの国内およびWW市場規模予測(金額:220-2040年予測)】
【図・表2.SCデバイスの用途分野別WW市場規模予測(金額:220-2040年予測)】
5.SCデバイスに関連する企業・研究機関の取組動向
5-1.国立大学法人大阪大学
(1)テラヘルツナノ科学研究分野の創製
【図1.テラヘルツ科学とナノ科学の融合イメージ(HFD:Hierarchic Functional Development、SCF:Stimulated Cooperative Function、SC:Superconductor、QW:Quantum Well、NC:Nanocarbon)】
(2)ナノ材料の光・テラヘルツ科学
【図2.(左)グラフェンのテラヘルツ導電率、(中)マルチフェロイック(BiFeO3)の光応答、(右)メタマテリアルのテラヘルツ電磁応答】
(3)テラヘルツバイオ科学
【図3.テラヘルツバイオチップ】
5-2.国立大学法人京都大学
【図4.BSCCOテラヘルツ光源の(a)概念図と(b)顕微鏡写真】
5-3.国立研究開発情報通信研究機構(NICT)
5-4.国立大学法人電気通信大学
【図5.(上)9ビットDAC回路、(下)周波数変調結果】
【図6.(上)FM-SC-FM SETと外部バイアス電源の構成、(下)4つの状態に対するI/V特性比較】
5-5.国立大学法人東京工業大学
5-6.国立大学法人東北大学
5-7.国立大学法人名古屋大学
(1)SFQ回路による超高速超低消費電力情報処理
【図7.スーパーコンピューターのアクセラレーター用に試作した演算器アレイ(チップ試作:産業技術総合研究所)】
(2)磁性ジョセフソン素子を用いた次世代量子デバイスの実現
【図8.磁性ジョセフソン素子を利用したSC量子コンピューター素子(共同試作:情報通信研究機構)】
(3)SCセンサーシステムによる中性子を用いたイメージング
【図9.100万画素中性子イメージング用プロトタイプチップ(左)と実装システム(右)】
(4)高性能・新機能デバイスの創出
【図10.高温超伝導体による500GHz 1/2分周回路(左)とマイクロ波ナノ構造理想整流素子(右)】
5-8.日本電信電話株式会社(NTT)
【図11.SCFQの電子顕微鏡写真】
【図12.ESRの概念図】
【図13.SCFQのアレイ化の概念図】
5-9.国立開発法人物質・材料研究機構(NIMS)
5-10.国立大学法人山梨大学
(1)SCマルチバンド帯域通過フィルターの研究
【図14.3つの帯域通過フィルターを持つトリバンド帯域通過フィルター】
(2)送信用SCフィルターの研究
【図15.新しいフィルター構造】
(3)高周波用超伝導線材の開発とその応用研究
【図16.超伝導体の応用分野】
5-11.国立大学法人横浜国立大学
【図17.SCSFQ回路の構造】
5-12.国立研究開発法人理化学研究所
6.SCデバイスの将来展望

●期待されるDX市場の課題と動向(1) (55~63ページ)
~「2025年の崖」に対処し、
 ビジネスモデルの刷新を図る動きが加速している~

1.はじめに
1-1.いわゆるDXとは
1-2.「2025年の崖」とよばれるもの
【表1.既存システムの刷新、2030年までに望まれる対応】
【表2.経営面での2030年までに望まれる対応】
2.既存の要素技術手法とDXの関係
2-1.“見える化”とDXの関係
2-2.PLMとDXの関係
2-3.SCMとDXの関係
3.レガシーマイグレーション、ERPとDXの関係
3-1.レガシーマイグレーションとDXの関係
【表3.レガシーマイグレーションからDXへ】

《注目市場フォーカス》
●SAW・BAWデバイス市場 (64~84ページ)
~通信機器の高周波化やバンド近接化が進むと、BAWデバイスが
 有利とされる一方、SAWデバイスも、構造を見直す対応が進む!~

1.SAW・BAWデバイスは携帯通信機器の隠れた主役
2.SAW・BAWデバイスの特徴
2-1.SAWデバイス
【図1.SAW共振子の基本構造】
2-2.BAWデバイス
【表1.SAW・BAWデバイスの特徴比較】
3.SAW・BAWデバイスの主な応用分野
3-1.4Gに対応するSAW・BAWデバイス
3-2.5Gに対応するSAW・BAWデバイス
4.SAW・BAWデバイスの市場規模推移と予測
【図・表1.SAW・BAWデバイスの国内およびWW市場規模推移と予測(金額:2018-2022年予測)】
【図・表2.SAW・BAWデバイスのタイプ別WW市場規模推移と予測(金額:2018-2022年予測)】
5.SAW・BAWデバイスのメーカーシェア
【図・表3.SAW・BAWデバイスのWW市場における企業シェア(金額:2018年)】
6.SAW・BAWデバイスに関連する企業・研究機関の取組動向
6-1.アスニクス株式会社
【図2.アスニクスのSAW・BAWデバイスの代表的ラインナップ】
6-2.新日本無線株式会社
6-3.太陽誘電株式会社
6-4.国立大学法人千葉大学
【図3.RF BAWデバイスにおける振動分布の観測例 (a)観測試料(薄膜バルク波共振子)の表面写真 (b)光プローブによる観測結果(振動分布)】
6-5.国立大学法人東京工業大学(1)
【図4.AlGaAs/GaAsヘテロ構造の表面金属パターンにより、二重量子ドットとSAWモードが結合した系】
6-6.国立大学法人東京工業大学(2)
【図5.SAWデバイスを用いた匂いの濃縮と霧化による検出原理:応用物理Vol.83, No.1, 2014】
【図6.SAW濃縮デバイスを用いた場合のセンサー応答の例(1-ヘキサノールの場合):応用物理Vol.83, No.1, 2014】
6-7.株式会社村田製作所
6-8.国立大学法人山梨大学
6-9.学校法人早稲田大学
(1)抗原抗体反応センサー
(2)微小粘度センサー
(3)超高感度超音波プローブ
6-10.Qorvo(米国)
6-11.RF360 Holdings Singapore(RF360)(シンガポール)
6-12.Skyworks Solutions, Inc.(Skyworks)(米国)
7.SAW・BAWデバイスの将来展望

《タイムリーコンパクトレポート》
●RFID市場 (85~90ページ)
~国内はアパレルの他、高付加価値の新市場確保へ
 中国は生産能力を武器にさらなるコストダウンが始まる​~

1.市場概況
2.セグメント別動向
2-1.RFIDソリューション市場
2-2.RFIDサプライ品市場
2-3.リーダー・ライター市場
3.注目トピック
3-1.国内市場は高機能型で新タイプの高額品への期待度高
3-2.国内のUHFタグは「2020年:5円」は達成見込み、しかし「2025円:1円」は不透明
3-3.小売・流通関連、資産管理用途など新規導入分はUHF帯リーダー・ライターが主体
4.将来展望
【図1.RFIDソリューションの国内市場規模予測(金額:2017-2023年予測)】
【図・表1.RFIDサプライ品の国内市場規模予測(金額:2017-2023年予測)】
【図・表2.RFIDタグ用リーダー・ライターの国内市場規模予測(金額:2017-2023年予測)】

《あとがき》
読者アンケート「興味を持ったレポート」トップ3 予想 (91ページ)

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